皆様、こんばんは。
世界フィギュア2017年ヘルシンキ大会、羽生結弦の「ホプレガ」にまた感動よ!
そして先日お話した来年世界フィギュアが予定されているスウェーデンの現状を踏まえて、
今季のフィギュア観戦は一体どう変わっていくのかを、一緒に考えていきたいわ。
皆様、突然ですが、この球体なんだと思われます!?
フロリダのウォルトディズニーワールドにあるエプコット!
巨大なゴルフボール!!
マハラジャ六本木の電源落とした時のミラーボール!!!
全部外れですわよ笑
実はこの球体こそが、
2021年世界フィギュアストックホルム大会が行われる会場である、「エリクソングローブアリーナ」なのよ。
会場内はと言うと、赤色の座席が鮮やかでね。
以前マライアキャリーもライブツアーをここで開催したことがあるのよ。
オネエ友達が会場で見て来たのよっ~って散々自慢されたもの笑
会場の座席同士の間隔が日本の会場に比べて、より密接しているような印象もあるわよね。
このオネエ友にどうだったのよ?って聞いたら、
「そんなの忘れたわよ、おマラしか覚えてないわ。そんなのあんたが会場に今度行って確かめればいいじゃない。」だって笑
ま、そりゃそうよね汗
もし今季グランプリシリーズが全滅で、各国のナショナルからスタートした場合は、来年の世界フィギュアは行われる可能性は高いと思うのよ。
日本政府が言う、「三密」のどの条件にも当てはまるこのフィギュアスケート会場。
もしこの「三密」を避けようとすると、どのようなことが起きるのかしら?
・換気をし続けると、室内の温度が変わり、リンクの状態に影響が出るかもしれない。→選手への影響
・狭い座席間隔のスペースを空けたとしても、収容できる人数は最大でも約半数以下になってしまい収益が下がってしまう。→主催者への影響
・近距離での密接した会話がなくともせきくしゃみ、そして声援などは必然と起きてしまう。→観客への影響
あたし今思うとISUは世界ジュニアをよく強行したなって。
大前提の話として、感染の疑いのある方を会場内に入れないことは、
どんなにサーモグラフーで体温を計っても無症状の場合もあるわけだし、不可能よ。
そして危惧されているのが、もし座席の間隔を開けるのなら、日本の大会などではこれまで以上にチケットがプラチナ化して、
入手が困難になってしまう。またそこに転売が横行するという悪循環もあるのよ。
幸運なことにプラチナチケットを手に入れても、やはりリスクは背負った上での観戦となってしまう。
読者様のコメントでも頂いたけれども、
様々な条件を考えると、無観客試合が一番好ましいわよね。
ただ無観客にした場合はこれまでの大きな会場が適切なのか?という問題も出てくるわよね、お客様ありきの大きな会場でしょうから。
選手もコーチとのソーシャルディスタンスを守らなければいけないし、ハグはできない、
キスクラではすぐ隣に座れない。
これを機に6分練習の人数も制限してほしいわ。元々怪我のリスクが大きかったのだしね。半分にするとかね。
ソーシャルディスタンスの「距離」と共に、「時間も」これまで以上にかけていかないと。それとも万全とは言えないけれど。
時間をかける分、ジャッジの採点ももっとじっくりできるでしょうから、ISUはいろいろと今後の大会の在り方を、
理事会でじっくり話し合ってほしいわよね。
あたしが一番危惧しているのが、スウェーデンのマスクをせずに集団免疫を獲得しようという今の対策。
この対策がもし世界フィギュアでも適用されてしまったらと考えると恐ろしいわ。
ISUの判断にすべては委ねられるわね。
無観客にしてもTVやネットで声援を送ることができるわけだし、まずは選手や見に行く方々、大会に関わる方々への安全を確保した上で、
選手がモチベーションを保てるような、競技の在り方をしばらくは考えて実行していくしかないのよね。
皆様はどのようにお考えかしら?
☆合わせてお読み頂きたい☆
【プロトコル】
もう言葉が見つからないわ。
ただ美しい。
美は正義!
そしてこれぞフィギュアスケートというものを見せてくれたわ。
感性に訴えかけ、心震える演技をありがとう!
皆様の「ホプレガ」をご覧頂いた感想も、改めて聞かせて頂戴ね。
羽生結弦が自らのスケート人生を投影した『Hope & Legacy』
杜の都の伝承
七北田川は、北西部にそびえる「泉ケ岳」を水源とする。山中に湧き出す美しい水は、多くの細流と合流しながら蛇行し、西から東へ、やがて仙台湾へと達する。この川にはいくつかの逸話がある。その一つが、七北田川の旧名「神降川(かみふりがわ)」、あるいは「冠川(かむりがわ)」にまつわるものだ。
神降(かみふり)の名は、農業の守り神「志波彦(しわひこ)神」がこの地に降りてきたことに由来する。冠(かむり)については、やはり志波彦神が白馬で川を渡ろうとして石につまずき、頭の冠を川の中に落としてしまったという伝承から来た名前だ。その志波彦神だが、一説によればスサノオであるとか。なかなか神さびた土地である。
泉ケ岳は、四季を通じて様々な表情を見せてくれる。仙台市内の多くの学校が、この山を林間学校に指定しているので、羽生にとっても思い出のある山かもしれない。広大な山林には、ブナの原生林も残されている。これら手つかずの自然も、低地に広がる田畑も飲み水も、すべて泉ケ岳が生み出す豊かな水に支えられているのだ。このことから、泉ケ岳は古来より「水神」を祀る霊山として人々に崇拝されている。
水神……羽生はまさにそんな装いである。
煌めくピアノのアルペジオは、止めどなく溢れ出す湧水を想起させる。羽生はかすかな音を立てながら、滑走を始める。
生まれたばかりの湧水は、岩の隙間を走りぬけ、時おり四方に砕け散る。そのしぶきは、大地や草木に潤いをもたらす命の源だ。
緩やかに流れるストリングスは、巨木をぬって吹く風。目をつむると、そこに二百余年のブナの木が揺れる。
見渡せば、群生する森の花々が、樹間から漏れる陽光に手を伸ばしている。
羽生が光の輪を描く。
森に生まれた七つの泉は、水神の指先が瑠璃色に染めたもの。底をのぞけば、深い碧に遠いむかしの自分が映し出される。
(流れを止めるな、先に進め)
七つの森を超え、小川はいつしか大河になる。そして、長い旅路の果てに大海に流れ込むのだ。
やがて海が雲を作り、風が霧を運び、森に恵みの雨をもたらす時、大地はふたたび地中に命の水を抱く。
何億年も昔から、繰り返し、繰り返し……。
超えるもの
Hope & Legacy(希望と遺産)というコンセプチュアルワードは、作曲家・久石譲氏が長野パラリンピックのフィナーレをプロデュースした際に生まれたものだ。みなで共有するテーマを久石氏が提案したのである。
「障害があっても希望(ホープ)を持って生きること。希望を持てば、必ず乗り越えられること。アスリートとしての姿を見せ、障害者も健常者も共に生きられる世界、その新しい価値観を作り出すことがレガシィ(遺産)になる」
こうして生まれたのが、テーマソング『旅立ちの時~Asian Dream Song~』である。すでに発表されていた曲だが、ドリアン助川氏の作詞で合唱曲に生まれ変わった。
「今地球に生きる者よ、旅立ちの勇気を」
「夢をつかむ者たちよ、君だけの花を咲かせよう」
厳しくも、深い絶対的な愛は、大自然そのものだ。羽生は長野五輪・パラリンピックが開催された1998年にフィギュアスケートを始めたという。青年になった今、この曲に何か運命的なものを感じたのかもしれない。プログラムは、『Asian Dream Song』を挟むように、久石氏の代表曲『View of Silence』がアレンジされている。題名は、久石氏がフィナーレのテーマにした『Hope & Legacy』が踏襲された。
久石氏は著書でこんなことを書いている。ある映画監督からの曲依頼についての話だ。
「映画を作ろう、監督をやろうという人は、想像力にあふれている。自分の持てるすべてを投入して映画を撮っている。こちらもそれに太刀打ちできるだけのもので応えなければならない。監督は、実は自分の要求したイメージの殻を突き破るような新鮮味のある音楽を求めているのだ」
コーチと選手、振付師と選手は、映画監督と音楽家の関係によく似ている。互いにすり合わせ、ぶつかり合いながら、さらなる上を懸命に模索する。“要求したイメージの殻を突き破るような”羽生の進化はつづいてゆく。その中にこそ、「希望と遺産」が生まれるのだ。
※Victoryより一部引用
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View Comments
オネエさま☆こんにちは!
2017フリー☆おいそれとYoutubeつけまして。
先に見えた『観戦者数』の多さに嫌な予感がしたのですが、案の定ちょう~ど羽生さんの演技が終わったところでした(´;ω;`)ドーン
い、1番滑走でしたから・・・
なので追っかけ再生~。はいっビューティフル!
そしてボーヤンのルッツを堪能☆
表彰式の照明がちょいと暗いですが、この時も羽生さん美~、
輝いてる~°˖キラ✧◝(^▿^)◜✧キラ˖°☆
明日のエキシもまた美な白鳥さんですか…♡
ストックホルムのアリーナ("マハラジャのミラーボール"に爆笑です(笑))は、球体なのが余計どん密になりそうな感じ。。空気循環も悪そう。。
上半分、かぱっと開けたい。
でもって、オネエさま、おマラ(ノ≧∀)ノキャ。
・・・邪念を振り払いに、もう一度hope&legacyで清めて参りますゥ~!
>こけもも様
こけももさんこんにちは。
ヘルシンキ大会素晴らしかったですよね~、久しぶりに興奮しました。
ストックホルムのアリーナは球体なので、さらに過密な感じがしますよね。
スウェーデンの集団免疫を獲得といった施策なども不安ですし、
状況によっては開催国の変更をISUは余儀なくされるかもしれませんね。
オネエ様
こんばんは。
言葉が見つかりません…美しかったの一言かな。
ノブ君が言った「生まれてくれて、スケートをやってくれてありがとう」をそのまま言います。SEIMEIもそうですが、日本由来の曲で神演技出ちゃうと、もう感慨ひとしおですね〜。昨日はパープル兄さんで今日は森の精霊ってその振り幅はジョニー・デップを凌駕してます。
そしてやっぱり加点少な!もっと出ても良かった。PCS97はマッシさん叫んだ通り、スキャンダルですね。滑走順で点数に出し惜しみがあるなら、グループごとに6人終わった時点で採点しようよー。流し目もダッタン人までは繋ぎ入れようとしてたのね〜。
パトリックやハビがいると、試合!って感じがムンムンして良い!
興奮して支離滅裂であることご理解くださいww
>ドングリ様
ドングリさん、ヘルシンキの最終グループは、
まさにこれぞ試合、そして最終グループ!というメンツで盛り上がりましたね。
ユヅが一番滑走で、採点抑えられていたと思いますね。
ホントにISUの悪しき習慣ですよね。
当時見た時もそうなのですが、全く失敗する気がしない。不思議です。たゆたう様な豊穣のメロディに身体を委ねて、日本古来の自然のエナジーというのがこんこんと源泉から湧き出てくる様。ショートの出遅れを背負ってるとか一番滑走であるとかそういうのは超えてしまった次元、そう感じるのはこのホプレガだけ。羽生君のアイデンティティーに合った最も無理のない作品でしょうね…
>ジゼル様
全く失敗する気配すら感じませんでしたよね。
どこか見ていて不思議な感覚になり、彼のゾーンに入ったという
後のインタビューが印象的でした。
ヘルシンキワールドは羽生君、最初から最後まで完全にゾーンに入ってましたよね。
ここまでの集中は現役生活で1回か2回あるかどうかだって、名前忘れちゃったけど解説者のどなたかが仰ってましたね。
でも、このポプレガまでではなくとも、ワールドレコードを更新するのって少なくともノーミスじゃないといけないわけで、19回も更新している事に改めて驚嘆ですよ。
最近は相手が邪なジャッジだし、だから…ちょっと出しのブブカ様と違うってこと(笑)
プレ五輪シーズンだけに、引退してしまった懐かしい顔や、テン君を見るとこみ上げるものがありました。
>てんこ盛りパフェ様
19回も更新していることに驚きました。
ここはあまりメディアでも取り上げられないことですよね。
ジャッジの思惑の中でも、ブレずにこんなにも記録を塗り替えていることが
ただ素晴らしいです。
演技後の羽生君のドヤ顔がたまらないですね。
ショートの悔しさを星飛馬の親父のちゃぶ台返しのごとくひっくり返して。
そのドヤ顔の直前まで天使の演技をしていたなんてね。何回観ても素晴らしい!
見直しながら伊藤さんの衣装の本を開き ホプレガのページをジーっと眺める…グリーンやブルーのグラデーションが流れる清流でラインストーンが水しぶき…
友達からフランス語解説の動画が送信されて来たんですが まるで映画みたい……なんですが 解説者(どなたかわからないけど)の声が渋すぎで何だか笑えました。
私 スウェーデンのコロナに対する考え方が怖すぎるんですが( ; ; )
>あじさい様
あじさいさん、こんにちは。
ホプレガのドヤ顔は、見たか~!というよりは、
後からジワジワと突き上げてくる感じがしませんでしたか?
海外の解説者によっては、演技自体の雰囲気さえも変わってしまうこともありますよね。
リアルタイムで観てるみたいでしたね、イナバウアーで感極まって又涙、なんでしょう?何度観ても感動してしまいます。
心技体、まさに整ってゾーンに入った演技。
ハビエルのほろ苦い挨拶まで懐かしいような、自分の人生も振り返ってしまいました。
>おばちゃん様
まだ3年しか経っていないのに、あまりにも前の大会のことのように
思えました。あのイナバウワーで何かが解放された感があって、
ひときわ感動が押し寄せてきますよね。
オネエ様、こんにちわ。
ホプレガ、やっぱり何度見てもため息ものですね。まるで聖なる森の中で美しい妖精が舞ってるような、ゆづの周りだけ重力を全く感じない…。ゆづが何かを手の中に集めて運んでいるような振り付けが好きで、いつもあの手の中に水晶玉のように丸く水で覆われた光(生命)が見えるんです。風の音も水の音も聞こえるんです。(変な薬飲んでませんよ(笑))。それほどゆづのスケートが素晴しくて、本当にこんなスケーター2度と出て来ないと思う。
他のスケーターさんたちも素晴らしい演技がたくさんありましたね。
ヘルシンキワールドはとてもレベルが高くて見応えある大会だったなぁ。
>ちょび助様
ちょび助さん、こんにちは。
重力を感じられない、そしてちょび助さんのホプレガの解釈とても興味深く、拝読させて頂きました。
自然界を司る精霊のような感じもしましたよね。
こんにちは。ホプレガは皆様が称賛される通り、ジャンプも素晴らしく、日本の情景が眼に浮かんで来るようでした。全てが、一体となっているような演技でした。ショートも振り幅が大きく、新プロで、またリズムの早い演技も観たいと思いました。昌磨もショート、フリーと揃えて満足の出来た演技みたいで良かったです。ニュースを見ると、ブラジルもかなりヤバイ! 指導者によって国民が犠牲にならなきゃいけないと思うと、理不尽です。私も危険領域に入っているので、もしコロナにかかったら、手遅れにならないように診察してもらいたいなぁ。まな板の鯉の心境。(^_^;) 中国製マスクは、思っていたより、ましで良かったです。自給自足を支援しないといけないと思いますが、もう少しお値打ちになればと思います。
>あい様
あいさん、こんばんは。
ヘルシンキ大会はどの選手も見どころがたくさんあり、
結果はわかっていながらも、ドキドキしながら試合を久々に見ているかのような感覚になりました。
ブラジルは深刻な状況ですよね。ワクチンがアメリカで臨床の第一段階を終え、早ければ来年にも
という話を聞きました。
オネエさま
何回見ても、初めてライストで見た時の感動が甦ります。
そして何回見ても、何かに心打たれて理由がわからない涙が溢れてきます。
だいたい3A2Tのエアリーさは何ですか!
3Fくるくる、ステップの一部。
ビールマンのおろし方も、美しさは正義。
羽生くん、スケート続けてくれてありがとう。ホプレガを滑ってくれてありがとう。
何ですが、やはりジャッジ出し渋りひどいです。
美しいものは、美しいのよ!
個人的にヘルシンキワールドは、ここ10年のワールドで一番見ごたえがあった感じします。
そしてスエーデンはやばいですよ。
羽生くんを引き留めたいです。
>杉姉様
杉姉さん、こんばんは!
わたし配信が始まる前からも何度もこのホプレガを見ているのですが、
いつも何度見ても新鮮さがあるんです。
不思議ですよね。
ジャッジの採点なんてもんでは計ることのできない無限の美しさがあります!