皆様、おはようございます。
先日ISU公式YouTubeで配信された世界フィギュア2017ヘルシンキ大会。
羽生結弦のフリー「Hope&Legacy」の得点について、ユーロスポーツ解説者のマッシミリアーノ・アンベーシ氏が、
フィギュアスケート史上、最も過小評価された採点だった!と再びその悲しみをあらわにしたのよね。
この時はGOEシステムが「-3」~「+3」の7段階評価。早速見ていきましょ!
2019年に、ジャッジ採点の分析が完全に説明していることを確認しました。
2017年の世界フィギュアヘルシンキ大会、羽生結弦の「Hope&Legacy」はフィギュアスケート史上、最も過小評価された採点として永遠に刻まれるでしょう。とても悲しいことだ。
それでは早速、この時のジャッジ採点の分析を映像と共に見てみましょう。
分析では技術要素が表示されており、どの項目を満たして、本来GOEが何点であるべきなのかを示しているのよ。
【ジャッジと分析後GOE比較】
Elements | GOE(ジャッジ) | GOE(分析後) |
4Lo | 2.43 | 2+ |
4S | 2.71 | 3.00 |
FCCoSp4 | 0.86 | 1.00 |
StSq4 | 1.50 | 2.10 |
3F | 1.50 | 2.10 |
4S+3T | 2.43 | 3.00 |
4T | 2.43 | 3.00 |
3A+2T | 2.00 | 3.00 |
3A+1Lo+3S | 2.14 | 3.00 |
FCSSp4 | 0.79 | 1.50 |
ChSq1 | 1.40 | ー |
3Lz | 1.50 | 2.10 |
CCoSp4 | 1.00 | 1.00~1.50 |
【実際のプロトコル】
特にJ5が酷いわね。演技構成点でも平均して低いわ。
この採点の低さについて言えることは、最終滑走の1番で滑ったことも少なからず影響していると思うのよね。
まあ、旧採点の時は露骨でどんなに良い演技をしても最終グループ前に演技をしても、点数の上限は決められていたのよね。
それをなくすためにスコア制にしたはずなのに、最終グループでも後に滑る5人がいることを加味して、1番滑走は不利な傾向にあるわ。
羽生結弦は本当に難しいことをいとも簡単に見せてしまうのよ。
この分析動画を見ると、いかにジャンプの前後、繋ぎの部分に技術的テクニックを多彩に盛り込んでいるのかが良くわかるもの。
ジャッジはその難しさの本質を果たしてきちんと理解しているのかしらね?
GOE低過ぎよ!ジャッジの真実の目は節穴なの!?
マッシ氏曰く、フィギュアスケート史上最も過小評価された採点でも、
ショート5位からの大逆転で自力で勝ってしまう底力は本物よ。
はっきり言って、この演技に対して点数で計ることの方がおこがましいぐらいだわ。
手に汗を握っていつもは正座して見るのだけど、この時だけは不思議と最後までミスする気がしなくて、
どこか久石氏の音色で舞う羽生結弦が心地良くてね。
記録よりもまさに記憶に残る伝説の演技だわ。
さあ、では気を取り直して、マッシ&アンジェロ氏コンビニよる実況解説を見ましょう!
ハンケチを用意するのよ涙
マッシ氏が演技中発した言葉は最初の4Loの「GOE満点だ!」のみ。
後半の3Aから鼻をすする音しか聴こえてこないわ。マッシ氏泣いてるわよ。
演技終わると一気に大興奮よね笑
「この演技に演技構成点で100点を与えないなんてありえないだろう!すべての項目で10点満点を与えるべきだ!!!」
って鼻息荒くユヅ愛を語るところ大好きよ。
日本の実況解説は、演技中ベラベラと喋って(仕事だから仕方がない部分はあるけれど)、
うるさいわよ、お黙り!!!
って思う時が多々あってね、喋るだけが仕事じゃないのよね。
演技をただ純粋に静かに見守るということも、このような神演技には必要なことよ。
キスクラでオーサーとユヅの会話が聞こえてきて、
オーサー「ショートよりも落ち着いてできたね」
ユヅ「だって僕はたくさん練習してきたし。たくさん頑張ってきたんだから」
オーサー「そうだよ、自分の練習を信じるんだよ。ただ美しい演技だったよ」
そしてスコア発表の後のトレーシーママの反応の遅さ笑
ユヅは驚愕した表情して、オーサーパパはほら言っただろ、練習は裏切らないだろ~!的な得意げな笑み。
トレーシーママ、全然気づいてないじゃない笑
フリーの点数を、ショートとの合計点と数秒間勘違いしたに違いないわ笑
数秒後、ようやく事の重大さに気付き笑、オーマイガー!
こっちがオーマイガーよ!ってもう嬉し泣きしながら、TV越しに勝手にトレーシーママに言ってたの思い出したわ笑
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コストルナヤが、ロシア版フォーブス誌の「30 UNDER 30」、次世代を担う30歳未満の30人の一人に選ばれたわよ。
【2019ロシアジュニアナショナル】
あたしがコストルナヤのフリーで好きなのが、2018-19の「ロミジュリ」なのよね。
まだ3A装備してないけど、余裕あり余ったダイナミックな2Aに必ずや2本入れてくると確信していたもの。
そしてどこまでも美しい3F-3Tのコンビネーション。
グレイヘンガウスのあわただしい振り付けも一切そうは見せずに、繋ぎ、動きのひとつひとつを優雅に魅せる美美美。
フィギュアスケートは美しい!まさに美しいは正義!を体現できるもうひとりのスケーターよね。
美って、見た目だけじゃなくて、スケートに取り組む姿勢とか、一切ブレない信念を持っているからこそなのよ。
こんなに完璧美を見せても2位だなんて、どんだけ~!笑
彼女は紛れもなく、北京五輪の金メダル候補よ。
ただ欲を言うと、ロック調の曲じゃなくて、やっぱりクラシックの王道で五輪シーズンは来て欲しいわ。
それでは皆様、「美は正義」を胸に良い一日を!
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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おはようございます。
この演技の評価には、杉爺もブラジルの解説者も「モット点数を上げてもいいのではないか」とコメントしています。信じられないと~。
J1,5,9ジャッジの1と2の多さにはびっくりしています。
以前、ロシアのジャッジが「羽生の点数を下げて、その分他の日本選手に加点して欲しい」と日本スケ連サイドから依頼がありビックリしたと母国のメディアにコメントしたことが記事になりました。
読売新聞コラムには荒川さんが「ベテランになればジャッジも厳しい評価になってくる」という記事が載っていました。
ジャッジにベテランとか新人とか現役期間も関係されるなんて可笑しいと思いますけど。
羽生選手がちょっとミスをすればがっちり減点、でもほかの選手なら多少のミスは見逃しとか。
羽生選手のジャッジでは、何処か減点するところがないかと粗探しをしているようにも思えてなりません。
本当に理不尽なことだと思います。
他の選手とあまりにも点数の差をつけるのは、ISUにとって不味いことなのでしょうか.最高点が決まっている為羽生選手には抑えているのでしょうか。でも演技に見合った点数をつけるのが競技会と言うものだと思いますが。
>マカロン様
ベテランになればジャッジが厳しい評価になるって意味がわかりませんね。
どの選手に対しても、その演技に対して公正な評価がされるべきなのに、
スケ連がこういう考え方であること自体問題なのでは?
オネエさま こんにちは
マカロンさんのロシアジャッジ話も驚驚愕‥‥しーちゃんもサラッと言ってんじゃねぇよ!そうなんでしょうね(涙)
17年当時は感動と感銘の嵐で頭フワフワ、涙ボロボロ、優勝!で、後でチェックした時なんでや?なんやこのGOEとPCSはよ!
このプログラム構成課題にして滑らせてみ?脚もつれて倒れるで(`_´)憤慨。
エレメンツの動画も凄いですね!何度もみてみます(^。^)/
選手は何も言わないけど、記憶にも記録にも残る至高の演技。
正しいジャッジがフィギュアが発展する為になるとどうして分からないのか不思議です。
技術に正当な評価が付き、見る心に感動を与える芸術性の二翼があってこそのフィギュアスケート。
コス美もオネエさまの以前の記事で拝見してから、もうズーッと観てますよ。
余裕のあるステップ、美しい背中、指先まで常に神経が行き届いて、スピードに乗った高いジャンプ、に着氷からの流れ‥‥褒めたりないわ(笑)ほんとコス姐みたく続けて欲しいわ。
>おばちゃん様
おばちゃんさん、こんばんは。
ユヅが難しいことをいとも簡単にやってのけてしまうので、
ジャッジはその難しさに気付いているのでしょうか?
あんなにチェック項目増やして、きちんとそれが評価されているのかも謎なのに、
トドメはベテランだから評価が厳しいという理解し難いコメント。おかしいですね。
こんばんわ!
すごい動画!目が着いて行けないし、文字もほとんど読めないけど(笑)ゾクゾクって来ますね。
当時はただただ感動に浸ってしまって、点数がもっと出てもいいんじゃないかなんて、誰かに言われるまでわからなかったです。羽生結弦っていうエレメンツで基礎点とGOEくださいとは思いましたf(^_^;美しさは正義。。。確かに!
4回転の点数、もう一度審議してほしいです。やっぱりおかしい!!
>マシュウ様
マシュウさん、ニコニコ動画は、
皆様のコメントをオフにすることができますよ。
マッシさん達の実況解説だけの訳を追うとスムーズに見れるかもです。
ISUって決して誤採点を訂正しませんよね、昨シーズンでも優真やテネルの採点でも
ありましたから。
オネエさま
凄い動画ありがとうございます。
当時、最初の4loは、あらずいぶん出たわねと思いましたが、次からは出ない!
そして、3A の美しいコンビの時は、演技の美しにひたりつつも、
「えー!何なのこのGOEは!ふざけるなー。いくら第一滑走とはいえ」と怒りくるってもいました。
本当に最大の汚点ですね。
羽生くんの最高の演技に、まあよくもこんな点数つけられるなと、また怒り爆発してます。
美しさは正義です。
>杉姉様
杉姉さん、こんばんは。
本当にジャッジはジャンプひとつとっても細かい要素をいくつ満たしているかを
きちんと正確にジャッジしているのでしょうか?
ますます複雑化していくルールで、ジャッジの質はさらにいい加減になることに
危機感しかないですね。