皆様、こんばんは。
ロシアスケ連会長ゴルシコフ氏より、カミラ・ワリエワはシニアテストスケート参加へのオプションもあるという報道があり、
その後ロシアメディアによると、ワリエワがジュニアテストスケート参加者リストから名前が消えたと!やっはり9月12~13日のシニアテストスケートに参戦なのね。
ISUの過去の年齢制限引き上げを少し振り返って、年齢制限問題について、一緒に見ていきましょうよ。
ロシアのフィギュアスケーター、カミラ・ワリエワが、チャネルワンのウェブサイトにあるジュニアスケートの参加者リストから姿を消しました。
ジュニアテストスケートは8月18日と19日にスケートされます。当初、選手は参加者の中にリストされていました。
前日、ワリエワがロシア代表チームのシニアテストスケートで実行できるという情報があり、このオプションは彼女だけに考慮されています。
シニアロシア代表チームは、9月12〜13日、メガスポーツスポーツパレスでスケートを行います。
参照:soprts.ru
予想していた通り、ワリエワはジュニアテストスケートの参加者リストから消え、9月に行われるシニアへの参加となったということね。
これでますます、来月のシニアテストスケートが楽しみになってきたわ。
プルシェンコ氏へ移籍し、フリーでは「ロミオとジュリエット」の演目を発表したトゥルソワ。
リンクでは別々のコーチに師事し、練習を分け新プログラムを一からやり直しているコストルナヤ。
そしてエテリ氏の元に残ったシェルバコワ、北京五輪金メダル最有力候補とエテリが太鼓判を押すワリエワ。
この四つ巴に、エロス(トゥクタミシェワ)やカルーセル麻紀(名前だけはベテランになるわね笑)のベテラン勢がどのような戦いを見せるのか?
※カルーセル麻紀、、、サモデュロワ
ロシア国内のファンの間では、ワリエワの特別待遇に対する不満の声も多く出ているけれど、あたしは全然ありだと思うわよ!
ジャンプだけクワドをポンポン跳ぶのなら、シニアへの参戦はどうなのかな?になるけれど、彼女は演技全体の総合力が高いもの。
そこに年齢制限を当てはめ、批判するのは酷よ。
ロシアの歴代メダリストはこの決定をどう見ているのか?
ソチ五輪ペア金メダリスト・マキシム・トランコフ氏
「ワリエワがシニアトーナメントに参加する準備ができている場合、コーチングスタッフと連盟は欲望を持っています、それならなぜですか?カミラはジュニアチャンピオンです。ここでは特定のカードが可能です。おそらく、ロシアのトーナメントでのワリエワのパフォーマンスはかなり適切な決定です。カミラは技術的な基盤があり、彼女はクワドジャンプを持っています。トレーニングを開始するのが早ければ早いほど、それは容易になります」
リレハンメル五輪アイスダンス銀メダリスト・アレクサンドル・ズーリン氏
「もちろん、ワリエワが大人のトーナメントでパフォーマンスを開始することは適切です。彼女はとてもよくスケートします。これは、ソトニコワが13歳でロシア選手権を獲得した方法です。ロシアで最高のスケーターの中でのひとりであるワリエワ。15歳になるまで国際大会でプレーできないというだけのことです。これは、ワリエワが大人のトーナメントでパフォーマンスを行う場合は正しいです。彼女は他の誰よりもスケートが上手だ」
国際大会では15歳までシニアへ参戦できないという年齢制限があるけれど、
ロシア国内の大会やテストスケートなどでは、どんどんシニアへ参加させて、そこで競わせ力を磨いていくというのは理にかなってるわ。
「年齢制限」という問題はいつの時代もフィギュアスケートでは論争を繰り返されてきたわよね。
簡単に女子シングルの歴史を少しだけ振り返っていきましょう。
アメリカのタラ江こと、タラ・リピンスキーが長野五輪において、史上最年少で金メダルを手にした後、
ISU従来の特例措置(ジュニアで好成績をあげれば年齢制限が適用されない)が撤廃になったのは覚えているかしら?
オクサナ・バイウルもリレハンメル五輪で金メダルを獲得した後に、あっさりと現役引退をし、プロへ転向しているのよね。
ISUが年齢制限を設けたのには、表向きは、選手の健康面への配慮。どんどん技が複雑化し、世界最高レベルの大会に成長途上の選手が出場し、トリプルアクセルなどの危険な技を連発すれば、怪我などで選手寿命をも縮めてしまうことになりかねないとしたのよね。
でも実際のところの狙いは違うと思うわ。
その前に一言いいかしら?
だったら一人時代の最先端を突っ走った伊藤みどりはなんだったのよ!!!笑
ISUは1995年にグランプリシリーズをスタートさせ、テレビ放映権などの大きな契約も結び、まとまった収入を得ることを画策してきたのよ。
けれども当時アメリカを中心にプロフィギュアスケートが絶大な人気を誇っていて、金メダルという確かな実績を得た途端に、人気選手がプロに転向し、アマチュア競技から居なくなってしまうことをISUは危惧したのよね。
人気プロスケーターになって絶大な収入を得るには、「元世界選手権女王」や「五輪金メダリスト」といった肩書きが重要であるのよ。だからISUは、世界選手権と五輪にだけ、厳しい年齢制限を設定しているのよ。
「プロフィギュアスケート」の絶大な人気に対抗する、「競技(アマチュア)人気スケーターの囲い込み」がISU本当の狙いだったというわけよ。
浅田真央がトリノ五輪へ88日足りない時は、なんとか特例で出場を認めてほしいという声が日本中からも多く上がったのよね。
グランプリシリーズと、五輪とで年齢制限の違いがあるのがおかしいと当時、城田氏が訴えていたけれど、
ISUの年齢制限の本当の狙いを考えると、微動だにしてISUが対応しなかったはある意味納得よね。
純粋に上を目指す選手があんまりよ、ISUの利益至上主義に巻き込まれちゃうんだもの。
☆合わせてお読み頂きたい☆
その後、どんどん女子フィギュアは時代と共に、ジャンプが高難度化していき、ついにはクワド全盛期となり、
もうこれはISUの表向き、選手の健康面での配慮がいよいよ切実に心配になってきて、
ポンポンクワドを跳ぶだけなら、年齢制限をもっと引き上げるべきとの声も多くでるようになったわよね。
これにはロシアのトップスケーター達の短命問題がひとつあるし、
なによりも今のISUのジャンプ偏重ルール。プレロテ、フルブレでも、なんでも高難度跳んじゃえば得点出しますよ!ルールが大きな問題のひとつなのよね。
だから、今季ISUがプレロテも審査対象にするって発表があった時に、ついに来たか!!!と思っていたら、
あっさり覆して、周りからの批判の声に耐え切れず、やっぱりや~めた!!!状態になったのよ笑
こんなおかしな話ある!?
ISUの利益至上主義は変わっていないし、選手の健康なんて二の次なのよね。
またいろいろ思い出したら、腹立ってきたわ。そして腹も減ってきたわ、、、
なので、何か食って、、いた、頂いてくるわ!笑
このお話の続きはまた今度よ。
暑い日が続くけど、皆様一緒にしぶとくいきましょうね!
最後までお読み頂きありがとうございます。
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View Comments
プレロテやフルブレードなどの癖がそんなに悪いものなのか素人にはよくわかりません。程度や動き全体とのバランスの問題ではないでしょうか。
フィギュアスケートは、決められた時間内での演技内容全体を総合的に評価するものだと思います。ジャンプ偏重もおかしいなら、表現力のみ重視ジャンプ力軽視の以前のルールもおかしい。なぜ急に全く反対の方向へ変わったのか、そちらの方が気になります。ISUはちゃんと説明してほしい。整合性がなさ過ぎです。癖や苦手は誰にでもあるのに、選手によって評価が違うのはなぜでしょうか。選手が悪いわけではないとわかっていても、腹立たしさを感じてしまいます。
>miyu様
ISUのルールがコロコロ変わることに、一貫性がなく、
その都度誰かを勝たせたいルールを敷いているようにしか思えません。
仰られる通り、選手によるジャッジのバラつき本当におかしいですよね。
またこの問題は記事に取り上げたいです。
ワリエフは技術というか芸術面もすぐれてますから、プル様に移籍したコス姫と宇宙人も含めテススケはもう楽しみでしかたありません。
さて、オネエさまが言われるとおりプレロテ、フルブレが結局見逃されされ、正しいエッジで飛ぶジャンプと同じか、もしくは高い点が出てしまうのは、もう嘆きの極まりです。
あたしは、プレロテとかは「ずる」だと思ってます。だって羽生くんのループなんか捻挫が怖くなる位アウトエッジに体重乗ってて、あそこから飛ぶんけ!みたいなものですよね。全部決まりがあるわけで、フルブレで飛んだら、「それは何てジャンプですか?」ってなるのが本当だと思ってます。
何でも、ずるはいかん。美しくない。
婆さんの愚痴でした。
>杉姉様
杉姉さん、おはようございます!
同じジャンプでも正しい技術を跳んでいるのとそうでないのとで差が出ないのは
おかしいと思います。
ジャンプの入り方にしてもそうですし、単調に跳ぶだけでもGOE満点とか、GOE加点のISUが決めた基準をきちんとみたして
いるのかそうでないのかも、もう曖昧ですよね。
オネエさま
長い助走から単にジャンプするだけのジャンプと、ステップからのジャンプが全く区別されてないですよね。
ISU はどこを基準にしてるのでしょうか?
プログラムの振り付けの一部にジャンプがあるのを目指してる羽生くんがきちんと評価されないのは悲しいです。
>杉姉様
ISUはGOE加点の基準を明確にいくつか項目を作っていますけど、
それにきちんと準じたジャッジを毎回しているわけではなく、
選手によってバラツキがあります。そこが毎回物議を醸すところですし、
正当に評価されない選手が出てくるんですよね。
エテリ側はトゥルコス移籍されたので、新しい候補立てて新エース体制を築き、北京金メダルに照準を合わせなければなりませんね。ロシアのスケ連も目的一致とエテリ側に配慮したのかと思います。
とにかく国をあげて最大級の効果を狙ってくるロシアは脅威です。
ISUのルール改正についてはロシア女子メダル独占を懸念したものとは思いますが、プレロテ取り締まりというには定義が曖昧ですね。観る側は自分の解釈で「こうであろう」と捉えている感じなので、試合で導入されてみないことには意味がわからない。q?でしたっけ?これは導入するという事なので意味を確かめたいです。
プレロテに関しては、私はどの選手もしている(少ないにこした事はないが、ブレードで踏み切る以上0では跳べない)と思います。角度の問題で、90度なのか180度なのかって感じ。ここまでが理想というのを経験者に意見とデータとって提示して欲しい。例えば4回転ジャンプの軸足のベッタリから爪先が離れる時には皆さんだいたい180度位に見えます。
素人にはわからないジャンプの細かい部分が知りたいです。
>ジゼル様
エテリはワリエワとシェルバコワの二枚看板で来ますね。
国際大会のシニアデビューは五輪シーズンになりますから、
このあたりはザギトワの時のように、どのような戦略でいくかというのはエテリ陣営は
熟知していると思います。
プレロテ問題はすべてルールにあるのではと感じています。