皆様、おはようございます。
ロシアカップ第1戦シズラニ大会が終わり、女子シングルではアンナ・シェルバコワが246.40点で圧巻のV。
このハイスコアが妥当なものだったのか、昨季のGPFスコアと少し比較してみましょう。
そして彼女のスコアよりも衝撃だったのが、会場の感染対策皆無の無法地帯状態だったのよ!
【プロトコル】
冒頭の4F、昨季はなかなか決まらなかったジャンプを決めてきたのは、凄いなと思ったわ。
2Aでのミスは非常に珍しかったし、中盤からスタミナが持たずに、足に来ているなって。
どうしても彼女に対してはレベルの高いものを要求してしまうから、出来て当たり前的な目線になってしまうけれど、
この状況下で、いつもより氷上で練習できる時間が短く、そしてまだ初戦、しかもローカルな国内大会なのよね、、、
自分の関係のないところでの移籍劇が相次いで、メディアにも執拗に追い回されたでしょうに、
限られた時間の中でここまで出来たことは、彼女の底力を見せつけられたわよね。
一方で、ジャッジは相変わらずよね~。
4FはジャッジのGOEが「-1」~「+5」と評価の幅がぐちゃぐちゃ笑
2Aのステップアウトに対して、J7がたった一人GOE「+3」付けてるし。
バコ美はとてもクレバーなので、自分のジャンプが回り切っていないとか、
ジャッジのスコアにもきちんと冷静に対処できるはずだから、自己分析をきちんとして、次に繋げていけるはずよね。
シェルバコワ、圧勝V 4回転フリップ成功で衝撃246・40点 ロシアカップ第1戦
フィギュアスケートの「ロシア・カップ」第1戦がシズラニで行われ、20日の女子フリーではショートプログラム(SP)首位のアンナ・シェルバコワ(16)が全体トップの164・27点を叩き出し、合計246・40点で優勝した。SP3位のアンナ・フロロワ(15)がフリー137・82点、合計206・01点で2位に入った。
紫の衣装で舞ったシェルバコワは、冒頭に最大の武器である4回転ルッツでなく、同じく大技の4回転フリップに成功。13・86点の高得点を引き出して流れに乗ると、後半のルッツ―ループの連続3回転のコンビネーションなども決めた。シニア1年目の昨季より大人びた演技で、演技構成点は全て9点台でそろえた。国内大会ながら衝撃の得点に、キス&クライでも笑顔を見せていた。
「ロシア・カップ」は9~12月にかけて全5戦を行う国内競技会。各選手が2大会に出場し、ロシア選手権の出場権を争う。10月10日からモスクワで開催される第2戦にはアレクサンドラ・トルソワ(16)、エフゲニア・メドベージェワ(20)、カミラ・ワリエワ(14)らが出場を予定している。
※スポニチより一部引用
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2020/09/20/kiji/20200920s00079000395000c.html
ロシアの国内競技会が日本でも大きく報じられるだなんて、ひと昔前では考えられなかったことよね、、、
フリー164.27点でトータル246.60点か!
実際このスコアに皆様はどう思われたかしら?
彼女が昨季2位に入ったISUグランプリファイナルのスコアが240.92点。
スコアだけを見ると、ほぼ近しいので、国内大会とISU国際大会のジャッジの差がそれほどないのでは?と思いがちだけど、
プロトコルのジャンプ構成、そして演技構成点を見ると、その違いに気付くのよね。
今回はクワド1本4F構成に対して、昨季のファイナルでは4Lz、4Fの計3本構成。
シェルバコワやコーチのグレイヘンガウスは、昨季と同じクワド3本構成を今後は入れていくと話しているし、
これが全部入った時こそ、メディアが言う「衝撃」の点数が出てくるんじゃないかしら?笑
演技構成点を単純に比較すると、国内大会だなあというのは一目でわかるわね。
シェルバコワ自身のインタビューをまとめたので、ご紹介するわね。
今回フリーの曲、一部を変更した理由については、
「フリープログラムの後半は悲観的だという意見を多くのファンから聞いた。連盟、コーチが話し合った結果、変えることになりました」
とファンの期待する意見も積極的に取り入れる姿勢。
クワドなしのプログラムは全く考えていません
「クワドでルッツでなく、フリップを跳んだのは練習の状態が良かったからです。エテリコーチが提案しました。最も点の高い要素は上手くいったが後半は何が起きたのかさえも覚えていませんでした。演技をダメにしたくなかったので、全てのジャンプを持ち堪えたかったです。次の大会ではもっとクワドを跳びたいです。次戦までは時間が十分にありますし、グランプリシリーズも開催されることを願っています」
※参照:TASS通信
バコ美のロシアカップ次戦は、10月23日から始まる第3戦ソチ大会。
エロスやカルーセル麻紀率いるミーシン軍との戦いね。
【女子順位】
1位 シェルバコワ246.40点(SP82.13、FP164.27)
2位 フロロワ206.01点(SP68.19、FP137.82)
3位 フロミフ192.62点(SP69.28、FP123.34)
【男子順位】
1位 コバリョフ229.39点(SP84.87、FP144.52)
2位 サヴォシン224.40点(SP76.68、FP147.72)
3位 イグナトフ217.46点(SP81.82、FP135.64)
そして本日はロシアカップJr女子で、期待のアカチエワが登場するわよ~。
こちらも楽しみよね。
☆合わせてお読み頂きたい☆
バコ美が演技を終え、キスクラに向かう途中の観客席から、マスクもせずに身を乗り出しサインを求めるファン達がカオスすぎない!?
選手に何かあったらどうするの?なぜ放置!?
これ密とかのレベルじゃないわよ、もはやただ無法地帯ね。
プレゼント投げ込みもOK、相変わらずのフラワーガールズ達の密。
お国柄の問題なのかしらね?
この感覚を国際大会に持ち込んでほしくないわ。
ロシアでは2日連続で6000人越えだものね。フィギュア会場で何かあったら、どうするの!?
ISUもロシアスケ連に対しては放置でやらせたい放題だものね。
ロシアこそ、無観客にするべきよ!!!
それでは皆様、本日もどうか良い1日を!
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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View Comments
いくら何でも高得点を連発し過ぎではと思います。。審判員は細かいところまでちゃんと見ているのでしょうか?今もカメラは一台だけですよね。
感染対策もゆる過ぎなのにISUはみて見ぬふり。国際大会は大丈夫でしょうか?
>miyu様
素晴らしい演技なのですが、それに見合うかどうか、
ましてや国際基準で考えた時に高すぎますよね。
スコアもそうですけど、あのお粗末な感染対策、観客のマナーに
ダンマリなのが理解できないですね。
シェルバコワ、直前の6分間練習では4Fこけまくっていたのに本番では成功させ、途中危ないところがいくつかありましたが最後まで滑り切りましたね。感心しました。
後半の曲の変更はとってつけたような感じの部分があり賛成できません。もっとこなれた曲に作り直してほしいものです。
>mm66様
mm66さん、こんばんは。
直前練習の不調から、よく本番決めましたよね。
あれは凄いなと思いました。後半の変更部分、確かに。
ファンからの要望があってのことのようですが、今後また曲の手直しはあるのでしょうかね?
ロシアの感染対策はダメですね!
もちろんアメリカもダメ!
結果、渡航制限が解除されずにグランプリシリーズは中止じゃないでしょうか?
もちろん世界選手権も中止になるかな?
危なくて日本人選手を海外に送り込めませんよ!!
コロナばかりかインフルエンザも染されそうです。
>燦太様
燦太さん、こんばんは。
ロシアの感染対策もそうですけど、観客のガイドラインを守らない危機感のなさ!
そしてそれを放置するスケ連とISU!
こんな調子じゃ国際大会はやめてほしいですね。
アンナ・シェルバコワ衣装は美しく演技はエレガント。穏やかなお顔ですが彼女はとても芯が強いのでしょうね。
私は、何故かサーシャ・トルソワが愛しくてたまりませんが素晴らしい技術や演技を魅せてくれるロシア女子は何人も注目し応援しています。
でも、ほんとは日本人選手をわくわく応援したいですね。
>ミモザ様
バコ美はエレガントで品がありますよね。
日本人選手もブロック大会が始まり、中部選手権のフリーでは山下真瑚がクワドに
チャレンジしましたよね。