皆様、おはようございます。
ロシアカップ第5戦、女子ジュニアのショートではサモデルキナとジリナの一騎打ちに。
ふたりとも3A-3Tを組み込んだ、もはやジュニアの域を超えたジャンプ構成!
それにしても演技構成点で8点台連発って、いくらなんでも出し過ぎでしょ!なぜここまでスコア崩壊が起きているのかしら?
【ソフィア・サモデルキナ】
【プロトコル】
サモデルキナ(13歳)は久々の実戦なんじゃない!?
しばらく見ないうちに、また一回り身長が伸びたような感じがするわ。
冒頭の3A-3T入り方、最初カウンターに見えたけれど、これ実は3ターンなのよね~。
着氷がやや詰まっていたけれど、よくセカンドに3T付けられるわよね笑
演技全体の流れが最後まで止まらずにスムーズなんだけど、その流れのままに見てしまい、振り返ってまた見たいとは思わないのよね。
やはりまだ演技で何かを表現するレベルに達していないような気がするのよ。
一部のジャッジは演技構成点で、曲の解釈が8.75と9点台に迫る勢いだけど、まだノービスですよね!?
【ベロニカ・ジリナ】
【プロトコル】
ジリナは、もうコロナからは完全復帰しているのかしら?
サモデルキナと同じく3A-3T構成。
ふたりのコンボを比較すると、あたしはジリナの方がスピードを活かして高さもあったと思うわ。
それにしてもパワー持て余してる感もあるわよね笑 中盤でバレエジャンプの後に、バランス崩して(1:42秒あたり)しまうぐらい、
まだ自分のパワーをうまくコントロールできていない部分もあるんじゃないかしら?
まだ粗削りなところも多くあって、それだけ可能性を秘めているんでしょうけど、
ジリナの演技構成点もJ4以外、8点台が並んでいるけれど、もう一度繰り返すけどまだノービスよね!?
ジリナに限ったことではないけれど、あまりにも詰め込み過ぎ感があって、全体がわちゃわちゃしているスケーターがあまりに多いのよ。
これはISUの現行ルールに問題があり、ロシア陣営はその利点を最大限に活かそうとしているだけなのでしょうけど。
【ショート順位表】
ジュニアの試合で、シニアよりも難度の高いコンボが連発する恐ロシア。
正直言うと驚きに慣れ過ぎてしまっている自分がいて、逆に感動がないのよ、、、これって贅沢なのかしら?
いくら国内大会とはいえ、爆盛りの度が過ぎてない!?
なぜロシアはここまで次から次へとノ、ービス世代にも高い点数を惜しみなく出すのかを考えてみると、
その大きな理由には、やはり世代交代の速さが大きな一因なんじゃないかしら!?
言い方は悪いけど、もうベルトコンベア式のように次から次へと有力選手が出てきて、
昨季はコストルナヤ、トゥルソワ、シェルバコワのエテリガールズ(当時)が女子フィギュア界を座巻したけど、
もうワリエワが台頭し、彼女達を追い越そうとしているところまで来ている。
そしてその後ろには、アカチエワ、サモデルキナ、そしてジリナとどこまでも厚い層が続いているでしょ。
なんだか、ロシアスケ連が有力選手を絶やさないように、どんどん高い点数を与えて一定のレベルを保っているようにも見えるのよね。
ここまで多くの有力な選手を育てては送り出し続けているのは、
ロシアのフィギュア帝国の威信にかけてといった、国家からの使命でもあるからなんでしょうね。
そして自分達がフィギュア界をリードしていることを世界に向けて、強くアピールする。
TASS通信によると、ロシアスケ連会長ゴルシコフ氏は、ロシアカップシニア女子シングルの表彰式にて、
エテリ、グレイヘンガウス、ドュダコフコーチに、ロシアフィギュアスケートへの大きな貢献として「名誉バッジ」を授与したそうよ。
その年でヒロインになったとしても、もう翌年には世代交代が起き始めているんだからね、まさに恐ロシア!!!
その点、日本のジャッジは国内大会において、全体的には渋めな評価が多い。
だからその弱点を補おうとまんべんなく、バランスよく徐々に成長していけるスケーターが多いようにも感じるのよね。
これはあくまであたしが感じたことだけど、
ジャッジの付ける評価って、やっぱりスケーターの成長の度合いに大きく影響を与えているんじゃないかしら?
☆合わせてお読み頂きたい☆
NEW!12月17日発売
【内容紹介】
美と技を極めた銀盤の女王たちが一冊に!
華麗な演技で数々の記録と記憶を残してきた女子シングル選手たちと、歴史的トピックスをまとめた永久保存版の一冊。
荒川静香、伊藤みどりが伝説の五輪のエピソードを初めて明かす「独占インタビュー」。
女子史上3番目にトリプルアクセルを成功した中野友加里が「ジャンプ、スピン、スパイラル」を解説。
氷上のバレリーナと呼ばれた太田由希奈が、女子選手ならではの「美しい表現」について語ります。
また、Life本誌で好評だった、村主章枝、安藤美姫、鈴木明子が自身の転機になった作品を振り返る「マイ・ターニングポイント・プログラム」を再掲。
現役選手としては、宮原知子選手の最新インタビューを掲載します。
豊富な写真と詳細なデータで、国内外のレジェンドたちを紹介、歴代の五輪および代表の座をめぐる熱い全日本選手権を振り返ります。
↓ご注文はこちら↓
お誕生日おめでとう!
才能豊かで美しい!私たちはあなたが恋しい。
あなたに会うのを楽しみにしています。健康でいてください。
タラソワ女史から、羽生結弦の素敵なお写真と共に温かいメッセージが!
まるで明るい未来を照らすかのような一枚。
またふたりのハグが見たいわよね。
ブリアン氏の眼差しが、女史への嫉妬に一瞬見えてしまったわ、、、笑
「人生において良い事。違った見方からフィギュアスケートの歴史を変えたプログラム。クリエイターと主役、おめでとう。すでに日本では12月7日ということで、ユヅル・ハニュウ誕生日おめでとう。あなたがくれた全てに感謝します!」
マッシ氏は日本時間に合わせてお祝いの言葉を投稿してくださったのね。
世界中の人々から愛され、多くの祝福の言葉。
ブレることなく、いつでもフィギュアスケートに真っ直ぐに向き合い、周りの方々やファンを大事にしてきたからこそよね。
それでは、皆様本日もどうか良い一日を。そして羽生結弦の新たな年の始まりを一緒に噛みしめ、
日々ポジティブに過ごして参りましょうね!
最後までお読み頂きありがとうございます。
ぜひ、下のブログランキングバナーをクリックして下さると励みになります。
View Comments
オネエさま こんにちは☺︎
昨日は羽生くんのバースデイ、お祝いの気持ち、幸せな気持ちだった方が世界中にいらっしゃるって素敵ですね♡
近所のフジヤのショートケーキ頂きました(変わらない味だわ〜笑)
サモデルは急に背も伸びましたね⁉︎ジリナはぶっ飛んでるし、ノービスの3A3Tつったて結構高いし!
記事にお書きになったように以前から気になる、GOEとPCSの謎の連動が納得出来ないですよ。
コレはカテゴリー関係なくですが‥‥
チビちゃん達が2年後3年後にどんな風に成長していくか、そこが楽しみなはずなんですがね。
ただ露女の動きの隙の無さ、背中の綺麗なポーズは日女も目指して欲しいところです。
国内の育成環境の違いが大きいのかなとは思いますが。
ジリナが時々転びそうになるのは可愛い〜
>おばちゃん様
おばちゃんさん、こんばんは。
いや~ん、不二家のショートケーキ大好きです!
リーズナブルだし、チョコケーキも!笑
サモデルキナ、急に身長伸びましたよね。それにしてももうPCSが崩壊していますよね。
フリーについてはまた別記事で少し書きますね。
オネエ様、こんにちは
ジャッジの特定の選手に偏った爆盛りは、ロシアに限らず選手の心理面や技術の習得など成長の過程に大きく影響を与えると思います。ロシアやアメリカは国の威信を賭けたアピール合戦で、実際にそれが国際大会にも反映してるとこありますよね。だからイケイケどんどんになる。世界をみても採点も妥当な選手もいれば、羽生選手を代表とする極端に辛い採点を取られる選手もいて涙。推しの選手が辛い採点側につくと切ないです。
ただロシア女子の場合あまりにも層が厚くて、色よい採点をつけてもらえる選手もうかうかしていられない現状がありますよね。12、13歳くらいだと1年先の成長期でどうなるかも分からない。いつも食うか食われるかの世界ですし、血のにじむような努力を続けてます。
プルシェンコ以降4回転を跳べない呪いにかけられてた男子勢も息を吹き返してますし、コリヤダ君など応援している選手も数名います。代表チームのサマリンやアリエフも怪我が多くて厄介ですが、すぐ下も育ってますしね。北京に向けてみんな危機感を持って練習しているのではないでしょうか。北京の枠に誰が入るのか、男女ともに大変に気になります。
日本のスケ連も採点のことも考えて欲しいです。NHK杯みたいに男女とも1人にだけ点数爆盛りとか、ちょっとありえないですよね
>fujino様
fujinoさん、こんばんは。
ジャッジの採点やルール次第で、スケーターの心理や技術の習得などにも大きな影響を与えますよね。
選手達は命を懸けて取り組んでいるわけですから、爆盛りがどんどん国内大会でエスカレートすることが、
果たして良いことなのか?甚だ疑問ですよね。
追加です~
リーザやコストルナヤ、コリヤダ君が離脱したことでロシアカップ5戦の興味はJr.女子一択(ワリエワとタラカノワは見ましたよ)。SPは第1グループのサモデルキナ→オソキナ→ペトロシアンの順だけでも見応えありました。サモデルキナは継続プロで慣れてるし、競技よりも鼻血が心配ですわ。隠れている病気がないか検査して欲しいです。キスクラでわしわし血をぬぐっている本人と、水に濡らしたティッシュで甲斐甲斐しく拭き取るダヴィドフのギャップがかわいかった(萌)。
3A+3Tも入りに工夫があってお見事。ダヴィドフはサモデルキナで勝負を賭けたい、確固たる存在を示したいでしょうね。彼女にはそれだけの才能がある。でも彼女の演技に感動は沸かなかったです。ワリエワに抱く、感嘆符はついても感動がないのと近い。まだ、と言いたいですが。
オソキナは好きな選手です。見ているとワクワクします。SPは定期的に見たくなる中毒性のあるプロ、継続してくれたので成長のアトが見られるのがいいですね。前季はSP「That Man」FS「Rhapsody In Blue」の並びが最高で、こういう選手が出てくるからフィギュアって面白い。身体から音楽が溢れてて、常にステップを刻んでいるような軽やかさ。今試合FSの2A+2Loも良かった。こういう選手を国際大会で見たいのですが層が厚い…。このまま怪我せず育ってほしいです。
ペトロシアンはエテリの生徒で、メドベージェワっぽさとワリエワの柔軟性を兼ね備えている印象。彼女にはお顔に負けないアクの強いプロを所望しております。エテリの生徒はジャンプの跳び方や所作も似ていて、金太郎飴になりがちなので。前季のパリの空の下は割と好みでした。
ジリナは3A初挑戦が3A+3T成功で、高さもあったし上出来です。変な軸でも降りられる才能はコーチと一緒で心強い。Smoke on the Waterとジリナの相性は最高です(ライストでSmoke on the Iceとコメした人がいて笑いました)。このプロで地球征服も近いですね。そのためにはコロナの後遺症がでないことを祈るだけ。とうとう母親がキスクラに座りました!(ロザノフ…?)
>fujino様
サモデルキナの鼻血大丈夫でしょうか?
彼女は才能溢れる選手ですけど、まだ洗練されていない部分も多くあり、
訴えてくるような感情表現にはまだ遠いような気がします。
ジリナはパワフルですよね~。