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波乱の米代表選考に!なぜ全米フィギュアの結果より実績を重視したのか?

皆様、こんばんは!

全米フィギュアが終わり、3月に開催予定の世界フィギュア代表派遣選手が発表になったわよ。

女子シングルで2位になったアンバー・グレンが代表選考から外れて、3位のカレン・チェンが今までの実績を重視され代表に。

メダル確実と思われていた米連盟推しのマライアが、ジャンプミスはあったものの圏外へ。

一体何があったのかを一緒に考察していきたいわ。

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波乱の米代表選考に!なぜ全米フィギュアの結果より実績を重視したのか?

【男子シングル】

ネイサン・チェン、ヴィンセント・ジョウ、ジェイソン・ブラウン

【女子シングル】

ブレイディ・テネル、カレン・チェン

全米フィギュアの結果を受けて、3月に予定されている世界フィギュア代表が発表されたわね。

男子は「3枠」。

予想していた通りの結果になったけれど、ヴィンスは昨季大学進学をし学業に専念する為に、

世界フィギュアに必要なミニマムスコアを獲得できていないのよね。

米記者ジャッキー氏も、今季ヴィンスが出場したスケートアメリカが、

国内大会としての位置付けの為、ISUがミニマム獲得を認めるのかはまだわからないと言っているわね。

おそらく今の状況では、何らかの救済措置があるとは思うわ。

そして女子の「2枠」。

こちらは全米フィギュアの結果を受けて、優勝したブレイディ・テネルと、

もうひとりは、2位のアンバー・グレンがてっきり選ばれると思っていたけれど、3位のカレン・チェンが代表になったのよね。

2位のグレン~4位のリウまでのスコア(全体的に高いわ~というのは置いといて)、わずか1点づつしか変わらないのよね汗

米スケ連の公式によると選出理由については、

カレン・チェンは、2018年平昌五輪への3枠を確保するのに貢献しました。

2017年世界選手権で4位に終わった後、今回で2度目の世界出場を果たします。

恐らく、今大会の結果でのスコアが僅差だった為に、より実績を重視したのでしょうね。

結果を見ればわずか「1点」差でも、選手達にとっての「1点」というのは、重みが全く違うわよね。

グレンはショートで3Aにもトライし、攻めの姿勢を見せていたし、2位という結果ながらも選出されないというのは、気の毒だわ、、、

国によって、連盟の選出方法は違うから、なんとも言えないのだけれど、

一発選考の全日本フィギュアの方が、見ている側も選手も、明朗さがあるわよね。

今大会で大本命と言われてきた連盟推しのマライア・ベルがまさかの5位で、代表入りしなかったことは、

あたしの中では予想外の出来事だったのよ。

もちろんフリーでジャンプミスがあったけれど、ここ最近の傾向として、繋ぎなどに工夫が見られるテネルよりも、

スカスカで繋ぎを省いて、ジャンプに集中する滑り(ラファの方針ね)でも高評価を受けるマライアだったからね。

もしかしたら、女子においてはロシアトップ選手達の、濃ゆすぎる複雑な繋ぎオンパレードを見て、これは国際大会で勝つためには「繋ぎ」を重視した選考にシフトチェンジしたのでは?

【全米フィギュア女子フリー上位選手「Transition」比較」

テネル 9.00
グレン 8.55
チェン 8.90
リウ 8.55
マライア 8.85

マライアのトランジション(繋ぎ)、それでも高いわよね~。

ただし演技構成点のトータルスコアでは、テネル>チェン>アンバー>マライア>リウと、

順位に関しては、公正な評価をしているなあとは感じたのよね。

でもあたしが今回一番演技に感動したのは、アリサ・リウだったの。

【リウフリー演技】

正直大会が始まる前は、高難度ジャンプ外して、身長も伸びて体型変化についていけてないのでは?と

疑心暗鬼だったのだけれど、かえって危うい高難度ジャンプを外したことによって、それ以外の部分がブラッシュアップされ、

彼女が持つ表現力が見ている側に、世界観を連想させるようになり、また繋ぎや演技全体の質が格段に上がったように見えたわ。

ぴょんぴょんジャンプを跳んでいた天真爛漫な少女が、明らかに大人の女性へと少し変化しつつある成長が垣間見えたし、

将来どのような表現者になるのかに期待を持てるような内容だったわ。

来季またある程度安定してきたら、高難度ジャンプに取り組むそうだけど、なくてもいいわよ。その方が彼女成長するような気がするし。

でも現行ルールではこのままだと、ロシアに勝てないのよね。

結局ISUが選手達の成長、そして長く競技を続けていくことを阻害しているのかもしれないわね、、、

今のジャンプ偏重ルール。

男子においても言えるけれど、ただジャンプを跳ぶだけに高評価ばかりつけて順位を決めるのってどうかと思うわ。

※画像出典:U.S. Figure Skating

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ミーシンコーチが検査結果で「陰性」となり仕事復帰へ!

アレクセイ・ミーシンコーチは、RIAノーボスチに、コロナウイルス検査で陰性で仕事に戻ったと語りました。

以前、79歳のミーシン氏はコロナウイルスに感染したと話していましたが、専門家は彼が最も重症の病気にかかっていなかったと述べました。

「午前中、私は検査結果で陰性となりました。私は車に飛び乗ってアクセルを踏み、ダーチャ(セカンドハウス)からリンクまで飛んで仕事をしました」

※参照:rsport.ria.ru

うーん、本当にもう大丈夫なのかしら?

ミーシンコーチにとってリンクこそが、彼の原動力となる場所なんでしょうけど、

どうか無理をせずに、くれぐれも体調には気をつけてほしいわ。

来月は2月4~6日まで、モスクワのメガスポルトでチーム対抗戦が開催されると、スケ連ゴルシコフ会長が述べ、

教え子であるトゥクタミシェワもエントリーされていることから、早くリンクに戻りたいという気持ちもあったでしょうね。

それでは、皆様どうか素敵な夜を!

最後までお読み頂きありがとうございます。

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オネエ

View Comments

  • 雨スケ連は過去に全米一発勝負で代表を決めてワールドで枠を減らした失敗を
    何度か犯しているので、その教訓があるんでしょう。
    例えばマックス・アーロンとか。
    アンバー・グレンのスケートって重たくて個人的には好みではないのは置いておいて
    カレンを選らんだのは納得いくかな。

    一番いいのはユーロ諸国みたいにナショナルを1次予選、ユーロを最終予選にして
    代表を決めるのが揉めないんですけど。

    あとオネエ様の言う通り1点の差は凄く重いですよね。
    平昌女子の金メダル争いが0コンマいくつの争いだったのを思い出しても。
    なのでネイサンみたいに20~30点も盛るから競技が破綻して
    間もなくスケート会場が焼け野原になる自殺行為をISUはアメリカとロシアの共に
    やっちゃってるという。
    気になるのは再来年のたまアリワールドの動員数です。
    羽生くんは全く宛てにできないですし。してもいけないし。

    • >ゆきっちょ様

      そうですね、ロシアのようにいくつかの大会を総合的に見て、
      代表を決めるのもひとつですよね。
      日本も昔はGPシリーズの結果などで、総合的に判断していた時代もありましたよね。
      安藤美姫のトリノ代表の時のように。
      今では全日本一発選考になりつつありますね。

  • オネエさま

    代表選考、切ないですよね。当落ラインに乗っていた選手にとっては大きな運命の別れ道だと思うと、代表落ちした選手は本当に気の毒です。
    特に今年は四大陸はキャンセルだし、先が見えない中で頑張ってきた事を思うと、やるせない。

    TSLはアンバーが代表落ちしたことを残念がってましたね。国際的な評価はカレンに軍配があがるのも納得していた上で、ジャンプのアンダーローテを唯一犯していなかった、且つ、3Aに唯一挑戦したアンバーを評価すべき、と心を寄せてました。
    もし世界選手権があるとして、このアメリカの判断(技術より国際評価と実績を重視した)はどう出るのか興味あります!私が選考委員だったら悩むー

    ★別の記事でしたが、私もコメント欄で根井さんの衣装に意見してしまいました。オネエさまのコメントは選手に対しての愛情があるからこそのユーモア溢れるイジリだと思っています。それに比べて、私は気軽に自分の心の声をオネエさまのブログにぶつけてしまい、その結果オネエさまが謝ることになりまして、本当に申し訳ないです。

    オネエさまの文章やこちらのサロンの雰囲気が大好きなので、変わって欲しくないです!私の選手への個人的な好みは余り軽々しく発信しないように気を付けます!

    • >パフェ食べたい様

      パフェ食べたいさん、どうか今までと変わらずコメントをお気軽にくださいね。
      すべては管理人であるわたしの責任ですので、何も負い目を感じる必要はないです。
      ブログや、このサロンが変わることはありませんので、どうぞご安心ください。
      いろいろな意見があるとは思いますが、本当に皆様良い方々なんです。
      わたしが唯一大事にしたいのは、皆様とのコミュニケーションですので、これからもどうぞ宜しくお願いします。

  • ミーシン爺様、お身体が丈夫なのか、ウィルス量が少なかったのか分かりませんが、早く回復されてホッとしました。うたしんはイメージが似ててお似合いだと思ってたので、残念ですが仕方無いですね。それぞれの道でのご活躍を期待しといます。最近、ロイヤルバレエ団の日本人プリンシパル高田茜さん達のテレビを観ましたが、細やかな表現方法ももちろんですが、バレリーナの体力トレーニングも凄い。まるで重量挙げの選手みたいな(汗) トップに立つ人達のメンタルも凄く強い。アメリカの選考方法は、個人的には公平で無い様に思います。こんな方法だと、選手達のナショナルに向けてやる気も損なうように思います。アリサリウは、まだ15歳なので、ジャンプも3A、4Lzも進化しそうな(汗) 笑顔たっぷりで気取らない自然な演技で、梨花ちゃんと同じタイプの総合力のある選手のように思います。ロシア、アメリカのスコアには日本のスコアを参考に、高い点数を意図的に付けているような感じで、腹が立ちます。男子は4回転無しで100点越えはどうかと思うし、表現力よりジャンプ力が高い方を評価しないと、選手達もやってられないよ。女子も、難度が高いジャンプをショート、フリーで跳んでいるのに、表現力も高いのに2点しか違わない。٩(๑`^´๑)۶

    • >あい様

      あいさん、こんばんは。
      ミーシン爺、本当に大丈夫なのか心配ですが、リンクに戻ったと聞いてひと安心しました。
      今回の全米女子でリウの成長ぶりに驚きました。
      高難度ジャンプを外したことでかえって、演技全体の表現力が際立つようになり、
      見ていてとても素晴らしかったです。今のルールではクワドなしでは勝てないでしょうけど、
      これから自身の身体と相談して乗り超えていってほしいですね。

  • ミーシン先生、強い…!無事に回復されて良かったです。味覚は戻られたのでしょうか。後遺症は長く続く人もいるようなので、心配ですね。ご無理なさらず。同じくコロナに感染したミーシナの体調も気がかりです。
    ミーシン先生の強さはフィギュアへの飽くなき情熱ですね。免疫力も上がっちゃう。まもなく80歳とは思えないです。素晴らしいな、見習いたいです。

    • >fujino様

      fujinoさん、こんばんは!
      ミーシン氏を掻き立てるものは、フィギュアへの情熱以外ない!!
      といったところでしょうか。とは言え、どうかお大事にしてほしいですね。