海外のスケーター情報をいくつか。まず、ロシアのメドベージェワが、昨季の体調不良を理由に今季の競技会欠場を発表。
五輪シーズンは断念で、今後はショーもしくはペアに転向かしらね?
そしてフランスのエイモズがフィギュアと並行してとある他競技に出場していた話に驚いたわ!
メドベージェワ、来季の欠場を発表
フィギュアスケートで2度の世界チャンピオンに輝いたエフゲニア・メドベージェワ選手が、今シーズンの出場を辞退することを発表しました。
「昨シーズンは体調不良で辛かったので、今シーズンはスキップすることにしました。2021年末に計画を立てる予定です。そのうちわかります。エテリとは良好な関係にあります。彼女は私のことを理解してくれていて、昨シーズンがどれだけ大変だったか、私の状況を把握してくれています。彼女には本当に感謝しています」
思い起こせば、2020年9月、メドベージェワは、2007年から2018年まで一緒に仕事をしていたトゥトベリーゼに戻ってきた。その前の2シーズンは、カナダのスペシャリスト、ブライアン・オーサーとトロントで練習していました。
今季出ないだろうと予測していたので、別に驚きもしなかったわ。
体調不良で辛かったという理由で、今シーズンスキップなのね、、、
同じように昨季コロナや怪我で苦しんでも、今季競技会に向けて前へ進む選手も大勢いるし、
このままショーに移行するか、あるいはペアか。
キャリアを悩んでいる間にも、ロシアはどんどん次から次へと下から次の世代が出てきて、めまぐるしく変わっていくから、大変よね。
こちら読者様にお教え頂いた2016全仏バトントワリング選手権での映像。
なんと演技しているのは、フランスのエイモズなのよ!
この大会で優勝したエイモズ。フィギュアとはまた違う彼の一面を見ることができるわよ。
バトントワリングとは何か?「新体操に似ています」とエイモズは説明します。実は比較的新しいスポーツなのです。
世界バトントワリング連盟のウェブサイトによると、選手は「バトンを操作して、視覚的なイメージ、絵、パターンを作り出し、複雑さ、器用さ、滑らかさ、流動性、速さをもって、体の中や周りに近づけたり、バトンを空中に放ったりします」。彼らは床の上で、ソロ、ペア、またはグループで振り付けを行います。
世界バトントワリング連盟は、バトントワリングをフィギュアスケートになぞらえて、「フィギュアスケート選手のような舞台での存在感と優雅さが必要」としています。
エイモズは数年前にこの競技に出会い、魅力を感じたという。”妹のリサが何かスポーツをしたいと思っていて、それで見つけたんだ “と彼は振り返る。”私が学校に行かなくなって、スケートばかりやっていた頃でした。妹に付き添っていると、別の世界が見えてきました。私は競技や芸術的なスポーツが好きなのですが、こんなにも違うのかと思いました。”
そこでエイモズは、フィギュアスケートに加えてトワリングバトンの練習を始めた。”やってみて、またやってみて、庭で練習して、ある日、コーチから「あなたには能力がある、競技に参加できる」と言われました。”
彼は週に約2時間、トワリングバトンのトレーニングを行っていました。腕、手、脚、足のコーディネーション、柔軟性、敏捷性だけでなく、複雑な振り付けや芸術性など、フィギュアスケート選手として鍛えているスキルの多くが、この新しいスポーツでも強くなるために役立ったことは明らかです。
同時に、2019/20 ISUグランプリファイナルの銅メダリストは、他のスポーツを練習することで、フィギュアスケートでの振り付けや表現の幅が広がったと感じています。既成概念にとらわれず、自分のスケートプログラムに新しいユニークなアクロバティックな動きを取り入れるようになったのです。
バトントワリングでは、エイモズは女性パートナーとのペアやソロで競い合いました。2016年のバトントワリングでは、ソロ種目で全仏タイトルを獲得し、ペアではトップ20に入りました。しかし、フランス人の彼が楽しんでいたように、両方のスポーツを追求するための十分な時間がなく、それ以来、彼はフィギュアスケートに完全に専念しています。
※参照・出典:ISU公式
フィギュアと並行してバトントワリングの競技をやっていただなんて!
フィギュアスケートで学んだ事を活かし、そしてバトントワリングで既成概念にとらわれない自分らしい表現方法を得る。
彼の独創性溢れる演技のルーツはバトントワリングにあったのね!
こうしたスケーターとしての幅の広げ方もあるのね。
日本だとアイスダンスの西山真瑚がシングル競技にも参加しているけれど、他競技との両立は実に興味深い話だわ。
ISUはアワード宣伝とかどうしょうもない事ばかりツイートしてないで、このような選手のバックグラウンドを紹介してほしいわね。もちろん選手が望んでいたらな話だけどね。
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エイモズ情報、ありがとうございます。
バトンの動画も見たことがあったのですが、まさか、フィギュアスケートよりも後から始めたとは初耳でした。バトン始めてフィギュアも強くなって、世界中で見ることができる存在になってくれてありがとうと言いたい!
感情を込めた側転入りのステップ、奇想天外なつなぎ…エイモズ(特にLighthouse)が何度も見たくなる演技No.1なんです!
ロシア少女たちの技術も芸術も凄いのに、みんな点を取るための同じ演技に見えてしまうのと対照的というか…
エイモズの独創的な動きって、省いたほうがジャンプの成功率もUPするのでしょうけど、ジャンプを失敗しても、絶対に独創的な動きを省かないところに、芸術家としてのこだわりを感じて大好きなんです。
>敏感汗様
敏感汗さん、こんばんは。
バトンの動画を見て、彼のインタビューで今の彼の独創性あふれる表現やこだわりが
あるんだなって納得しました。ISUからの情報の前に読者様から教えて頂いていたのですが、
ロシアジュニアの演技の後に、あえて紹介しました。わたしもこだわりって大事だと感じています。
ケヴィン・エイモズは2016-17シーズンから全仏は優勝・準優勝・優勝・優勝ですから、2016年はフィギュアスケートとバトントワリングで二冠達成???凄い!!
スケ連は大方の国ではクソッタレですが、フランススケ連も昔っから大概ですよね。
初優勝した当時のエイモズに仏スケ連は『五輪行くにはSP/FS両方で4回転必須』と条件出したとか。
4回転は練習でしか降りたことなかったので、緊張で翌年の全仏はミスして2位となり、五輪に行けなくなってしまった。3回転だけにして優勝さえすれば五輪に行けた思うと辛くて、平昌五輪は見られなかったそう。
じゃあ誰が出ていったの?と見てみれば、シャフィク・ベセギエ
パーソナル・ベストが国別の239.39ですから、とてもSP/FS両方で安定し跳んでいる跳んでいるとは思えないんですけど?(平昌の結果は26位でフリーに進めず)
枠が1つしか無かったなら全仏優勝者が五輪に行く、でいいんですけど、ベセギエにも同じようにSP/FS両方で4回転必須と言ったの?
そもそもプログラムにどのジャンプを入れるかって、選手とコーチが考える事でしょ!!スケ連が口出しして良いことなの?プンプン
まぁ、ソレがあってエイモズはより強くなったのでしょうけど。
>てんこ盛りパフェ様
エイモズの素敵な記事についてお教え頂きありがとうございました!
フランススケ連は様々な不祥事を隠蔽しようとしたり、酷いなと感じていましたが
クワド必須条件の件は知りませんでした!
よく折れずにエイモズは頑張りましたよね。