今朝の記事で、「採点システムを批判も!ジャンプを跳べば演技構成点が高くなる問題を指摘」をご紹介したのだけど、
ISUは旧採点方式で発覚したジャッジの不正が原因で、今のスコア式採点システムに変更したのよね。
変更に至った経緯と、未だに根強く消えない不正問題について、ロシアジャッジのインタビューを一緒に見ていきましょう。
まずは、インタビューを記事を見ていく前に、2002年ソルトレイク五輪ジャッジ不正問題の詳細を別記事でまとめているので、
ぜひ一読頂きたいわ。
☆2002年ソルトレイク五輪の不正ジャッジ詳細はこちら
フィギュア界のスキャンダル!ジャッジの不正採点はこうして行われた! - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
2002年オリンピックでペアスケートの金メダルが2個になった理由をジャッジが語る
アレクサンドル・ヴェデニン審判員は、2002年ソルトレークシティーオリンピックの主催者が、ペアスケートで2つの金メダル与えた経緯を説明しました。最初はロシア人のベレズナヤ&シハルリドゼ組が獲得したものの、ジャッジの不正が発覚しスコアが修正され、その結果、カナダのサレー&ペルティエ組も優勝となりました。
すべてはマスコミによって暴かれ、当時は北米で大きな役割を果たしていました。アメリカの放送局であるNBCが、オリンピックの放送権を買って、しっかり稼ごうと思ったのが始まりです。しかし、華やかな放送は失敗に終わり、メディア担当者は「どうすれば視聴者を惹きつけることができるか」を考えるようになった。全世界の人々がテレビ画面の前に座り、善が悪を征服する様子を見ようとしていた。NBCは新たなスキャンダルを求めて、すべてのジャッジを追いかけ、ジャッジが座っているオフィスのドアにマイクを取り付けました。
そして、西欧諸国の代表であるフランス人審査員マリー・レイヌ・ルグーニュは、ロシアのフィギュアスケート選手であるベレズナヤ&シハルリドゼを1位にしました。NBCらメディアは全力で彼女に圧力をかけ始めました。
私は、このイベントに直接参加した人から、ルグーニュが「自分は自由の愛を示した」と、ものすごく誇らしげだったと聞きました。彼女は、自分がこの夜のヒーローになったことをすでに自覚していた。通常、ジャッジの結果が5-4になると、誰が5票目の決定権を持っていたのかが注目される。フランス人ジャッジは、決定的な投票権が自分にあることを知っていた。そして、彼女はとても誇らしげに微笑んでいた。そんな気持ちでジャッジ室を出て、バスに向かった。
彼女はISUの技術担当者に呼び止められ、2、3分ほど話をした後、涙を流しながらヒステリーに近い状態でバスに乗り込んだ。ルグーニュは、フランス連盟のディディエ・ゲヤゲ会長がかつてないほどの圧力をかけてきたため、そうせざるを得なかったと話した。伝えられるところによると、彼女はペアスケート競技でロシアのペアを1位にし、お返しにロシアのジャッジはアイスダンスでフランスのアニシナと&ペーゼラのペアを1位にしたとのことです。
翌日、彼女はすでにその発言を撤回していたが、スキャンダルは動き出していた。何かを証明することは不可能であり、ジャッジ自身もすでに誰かを非難することをやめていた。さらにアイスダンスのロシア人ジャッジ、アラ・シェホフツォワは、フランスのペアではなく、ロシアのロバチェワ&アベルブフのペアを1位にしました。スキャンダルの根拠がすべて消えてしまったようなものだ。しかし、北米の報道機関は止めることができず、スキャンダルを巻き起こし続けた。その時、金メダル2個という救いの手が差し伸べられ、その後採点システム方法の変更が提案されたのです。新しい採点システムスコア制が生まれ、それは今でも使われています。もちろん、パフォーマンスをより客観的に評価することができます。しかし、スコアを決めるのはやはり人間であり、それぞれが異なる主観的な意見を持っています。
「スコアを決めるのはやはり人間であり、それぞれが異なる主観的な意見を持っています」
最後の言葉、まさにその通りだと思うわよ。
ソルトレイク五輪のペア競技のジャッジの中に、アシスタントレフリーで参加していたのが、ISU副会長のラケニクル爺なのよ。
結局、採点方法が変わっても、採点する「人間」は変わらないんですもの。
何かと最終的な勝敗を左右を決定するジャッジばかりが槍玉にあげられているけれど、他のジャッジはどうなのよ!?って話。
「5対4」という結果が、ひとりのジャッジのみの不正とは到底思えないのよね。
組織的なものでないと、9人のジャッジの中で、誰かを勝たせたいというのは成り立たないのでは!?
できることは限られてくるけれど、まず技術的な部分はいち早くAI導入してほしいわ。
そして演技構成点そのものも、見直し、一人のジャッジがすべてを任されることがないようにした方がいいと思うのよね。
そしてもうひとつ興味深いのが、
五輪の放送権を持っているNBCが、いかに視聴率を稼ぐために、新たなスキャンダルを追い求めて必死になっていたかということ。
競技そのものよりも、「ジャッジのスキャンダル」の方が明らかに人々の注目を集めるからね。
何かとお騒がせなジョニ&タラをNBCが起用している理由のひとつにも、彼らのハプニングを期待している部分があるからじゃないかしら。
米国でフィギュアが人気があった時代は、ケリガン殴打事件など、スキャンダラス性な部分も抱き合わせにしてNBCが報道していたのもあるわよね。
現代のスケーターはとても優秀で、真面目だからリンク外のスキャンダルなんて、まずないでしょ。
スキャンダルで視聴率を稼げなくなったら、もう誰かを意図的にでもスターに仕立てあげる方向性に舵を取ってから、
ISUという組織もさらにおかしなことになり始めたような気がするのよね。すべてはNBCの為というわけか。
あくまで個人的な見解だけどね。
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FRaUおまけ話の第4弾来たわね!!!
芝生の上で軽快なダンスを見せる羽生結弦。
サービス精神もそうだけど、なんだか楽しそう♪
そうそう!
公式ショップディズニーの「プーさん ティッシュボックスカバー Yuzu Pooh」が再び予約受付中になっているわよ。
受注数が1,000点以上で再生産決定の目安になっているようだから、お気に入り登録数がディズニー側のひとつの基準になっていそうね。
例えまた「在庫なし」になってもお気に入り登録数が増えれば、再販の可能性は十分にありそうよ。
そうそう、明日で東京ディズニーシーは開業20周年を迎えるのよね!ホント、時が経つのは早いわよ~。
Time to Shine!
それでは皆様、どうか素敵な週末をお過ごしくださいね。
☆合わせてお読み頂きたい
採点システムを批判も!ジャンプを跳べば演技構成点が高くなる問題を指摘 - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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「スコアを決めるのはやはり人間であり、それぞれが異なる主観的な意見を持っています。」
だから、【採点競技に公平はあり得ない】のですよね。
スコアを決めるのは、ジャッジという名の国の思惑を背負ったパワーゲーム参加者。
更にソレを歪めているのが、金は出すけど、出した金以上に口どころか五輪を破壊しかねないほどのプレッシャーをかけるNBC。
視聴率を稼ぐためなら新たなスキャンダル大歓迎の俗物メディアは「ジャッジのスキャンダル」は大歓迎しても、関心はそれで競技が正しく運営されるか?ではなく、タブロイド紙に乗るような三面記事が流せれば満足。
今、商業五輪の終焉を迎えているのではないてしょうか?
東京五輪ではせっかく導入された体操のAIは採用されなかった様ですね。
フェンシングでは、あまりの剣先の早さが目視出来ない為、誰にでもわかり易い映像化を開発したのに無観客の会場でしか流されませんでした。
https://twitter.com/yuking1125/status/1427453182171488256?t=IKUcsxlvlqlFb_-az8uWPw&s=06
採点競技が顕著ですが、スピード競技以外のすべての種目に曖昧さが残ります。
なのに競技ごとに努力して改善しようとしてる事まで止めている…
商業主義は正しい競技の足枷になって来ていますよね?
既にテレビ離れは叫ばれて久しく、五輪の開催は運営費が都市の経済を圧迫します。そしてこのコロナ禍!
もう1都市で五輪を開催しなくても良いのでは?
四年に一度、夏季競技はベストな秋に、世界陸上、世界水泳、世界体操、サッカーもテニスもヨットも、すべての競技を五輪大会として同時期に開催して、ネット中継すればいいんですよ。
NBCなんかに振り回されて、酷暑の7月の東京で競技するとか、アメリカのゴールデンタイムに合わせて無理なスケジュールをアスリートに押し付けるとか!
世界では、五輪のバカ高い放映権を払えない為、自国の選手が金メダルを獲ったのをニュースでしか知らされない人々の方が多いって、唖然としました。
そりゃ五輪の人気が低下するのは当然じゃないですか?
もうNBCは五輪に巣食う魔物になってます。ホントに、おまいら大好きなスキャンダル専門チャンネルになってフェードアウトして頂けませんか?
>てんこ盛りパフェ様
NBCは視聴率さえ取れればなんでもいいわけで、
スキャンダルをネタにしても、競技を正しい方向に持って行こうなんて風潮はどこにもないですよね。
北京五輪の無茶なスケジュール、ホントにどうにかしてほしいです。