案の定ロシアメディアが、フィンランディア杯男子シングルの結果を受けて、ジェイソンがクワドなしで、3A転倒しているのに優勝と皮肉を。
フリー5位にも関わらず、高い演技構成点は今季ジャッジの米国への評価に繋がっていくわよね。
今晩のアイスダンスRDと女子シングルの滑走時間、ライスト。直前の公式練習の様子を見ていきましょう。
メドベージェワのアメリカ人の友人ジェイソンは、クワドなしでロシアのスケーター全員に勝った。エスポーで何が起こったのか?
ミハイル・コリヤダは、フリーで「シンドラーのリスト」を滑り、総合2位になりました。ミーシンの教え子がフリーで成功したとは言えない。複雑なジャンプ構成の内容を完全に克服したわけではない。後半での3Aの失敗と4Tでのステップアウトが金メダルを奪った。
コリヤダは、3本のクワドジャンプと一緒にフリーを滑ることに慣れていないが、それをやらなければならない。そのせいもあってか、フリーの完成度やイメージが悪くなってしまいました。今のところ、コリヤダは理想通りに音楽を表現できていない。
もうひとつの「シンドラーのリスト」は、エフゲニア・メドベージェワの親友であるアメリカ人のジェイソン・ブラウンが観客に披露した。
今回、ジェイソンは4Sを跳ぼうとせずに、軽めの構成で済ませることにした。しかし、ここでも3Aの転倒というミスを犯してしまった。彼は3A-2Tだけを行った。
3A単独では転倒してしまったが、演技構成点では自己最高の92.02点を確保した。ブラウンはフリーで170.13点を獲得しましたが、これはロシア人全員よりも低い点数です。ショートプログラムの後の逃げが決定的だった。
※参照:SPORT24
ロシアメディアはジェイ子のクワドなしで、しかも3Aはひとつ転倒しているのに、それでもロシア全員の技術点より低いのに優勝したのがおもしろくないのでしょうね。
なんだか、バンクーバー五輪の時の
プルシェンコとライザチェックの4回転論争を思い出したわ。
確かにフリーだけの順位を見てもジェイ子は5位なのに、ショートの貯金というよりも、演技構成点の高さで優勝できたことは確か。
あたし個人的には表現したいこだわりがあれば、クワドなしのプロでもいいのかな?と思うけれど、
4回転ジャンプをリードしてきたロシアにとっては、黙ってはいられないのでしょうね。
こういう話が起こる度に、
ジャンプと芸術性の両立って難しいし、それが成せるスケーターは本当にごくわずかと痛感するわ。
いまのISUジャッジは高難度ジャンプをポンポン跳べば、特定の選手には連動して演技構成点も出し惜しみしないくせに、
米国のジェイソンに対しては、ジャンプの構成に関わらず、演技構成点の評価をきちんとしようとする点は矛盾しているわよね。
ISUが何を重視したいのか、あたしには理解できないけれど、
もうクワド乱発時代に、技術点と芸術点を同じ天秤に乗せてジャッジしようとすること自体が難しくなってきているんじゃないかしら?
しようとしてできないのか、せずにできないのかにもよるけれどね。
ショートの要となる3A公式練習の様子を少し見てみましょう。
【ワリエワ3A】
【コストルナヤ3A】
リーザの3Aは安心して見ていられるけれど、ワリエワとコス美の3A次第で、フリーへ向けての展開も変わってくるでしょうね。
直接対決で、コストルナヤの持つ世界歴代ショート最高得点85.45(ちなみにリーザは80.54点)をワリエワが破るのか注目したいわ。
そして何よりも彼女らの演技構成点が一体どれだけ出るのか、今後の紀平にとってもひとつの指標となってくるでしょうね。
では本日の滑走順とライストを確認しておきましょう。
【本日のタイムスケジュール】
※日本時間
10月9日(土) | 19:00~21:50 | アイスダンスRD |
10月9日(土) | 22:10~26:10 | 女子ショート |
【主なアイスダンス滑走時間】
※日本時間
20:38~ | ガブリエラ・パパダギス&ギヨーム・シゼロン(フランス) |
21:10~ | マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ(米国) |
【主な女子シングル滑走時間】
※日本時間
23:56~ | カミラ・ワリエワ(ロシア) |
24:16~ | アリョーナ・コストルナヤ(ロシア) |
25:21~ | エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア) |
【ライスト】
※リンク先の赤枠部分が、本日のライブ配信よ。
この後、パパシゼのリズムダンスが楽しみで仕方ないわ。
彼等にもISUジャッジがどこまで点数出すのか注目よね。
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こんばんは。
フィギュア歴の長いお姉さまに質問があります。
2枚申込でNHK杯で当たったとして
申込者がトレードに出した場合、同行者だけ観戦する事はできるのでしょうか?
お解りになればお返事よろしくお願いします。
問い合わせしたのですが、解らないと言われました。
>じゃんぼ餃子!!様
実際にこのパターンのトレードを経験したことがないので、なんとも言えないのですが、
公式に問い合わせをして解らないとの回答だったのでしょうか?
もし予め、申込者が都合がつかないようなら、同行者の方を代表(申込者)にして申し込みをした方が良いかもしれないですね。
昨年のトレード公式に、「お手続きは応募者本人のみ可能です。同行者チケットの出品は応募者が行ってください」と書いてありました。
答えになっておらず申し訳ございません。
こんばんは。
ワリ江の新衣装は↓かもしれません。
https://m.youtube.com/watch?v=sE5s8ofi0S8
ワリ江にはもっと明るい清色が似合うと思うけれど…。まだ世界最高点は出ないと思いますが、80は軽く超えてくるのではないでしょうか?(82.59と予測!)
ただ彼女はジャンプの軸が少しぶれているのが心配ですね。コス美も回転たりていないし…(泣)
皆ミスなく演技してほしいです。誰だって転ぶのを見るのは辛いですから。
>琴子様
ワリエワの新衣装、まさにお教え頂いた通りでしたね!
わたしも色合いが少し気になりました。
3Aがダウングレード判定になってしまい、ほとんど得点にならなかったのが残念でしたね。
フリーでの巻き返しに期待しています。
おはようございます。
あの衣装は練習用だと信じたいですね。昨季もその前もずっと素敵な衣装だったのになぜ今季だけ…という気持ちであります。(ミキティーみたい笑)まぁ変えてくるのではないでしょうか。
3Aは残念でしたね…思わず声をあげてしまいました。にしてもエロスが一位発信なんて!完璧だったから伸び代はないかな、と思いつつこの調子を維持して代表に入ってほしいです!
>琴子様
ワリエワの衣装について、本人がインタビューに応じているので、
先程の最新記事で紹介させて頂きました。
本人はロングドレスを希望していたようです。
オネエ様 こんばんは。
以前ジャッジについての記事を読みました、うろ覚えですが。。。
GPSは9人全員が正式のジャッジで最新のジャッジ・システム(機械)を使用。それに比べてCSは6~8人で全員正式のジャッジじゃなくて、内訳は各大会のジャッジや研修中の人も混ざる混合編成らしいです。なのでGPSの記録が正式で、CSは記録にならないそうです。
今回のフィン杯のジャッジの人達は技術よりも演技構成点を重視する傾向があるのではないでしょうか。ジェイソンの演技が素晴らしかった、そういう観点で特定の選手贔屓やアメリカ人バイアスではないと個人的には思います。
ということはワリエワの高得点が期待できます。パパシゼ、キレキレでカッコ良かったです、チョックベイも良かったです。
>ペドロ様
ペドロさん、こんばんは。
CSジャッジは研修中の方も入るのですね。詳しく教えて頂いてありがとうございます。
女子ショートを見ていましたけど、ジャッジ採点についてはいつも抑えられているリーザが
出ていたのでホッとしました。
ダンスのRD、フィアギブのKISSメドレーはいっそ顔メイクまで忠実に
やれよ!と言いたいのですが、そこまでやっちゃうと減点になるのでしょうか?
ならエキシで是非♪
あとパパシゼの採点にすごく時間がかかってました。
2シーズン前にシニカツに負けたユーロや羽生くんに対する採点を彷彿させて
嫌な気分になりました。
ロシアのロビーがあるのか?もっと点数が出ても良かったのに。
今年のフィン杯はダンスだけにフォーカスします。
>ゆきっちょ様
確かにパパシゼの得点出るまで長いな~と思いながら、不安になりました。
エレメンツの認定は全体的に厳しいという印象です。
まだグランプリ前なので、課題は各々把握できると思いますので、改善されたところは
スコアにもきちんと反映してほしいですよね。