今夜のフィンランディア杯を前に、ワリエワとコストルナヤのショート後のインタビューを一緒に見ていきましょう。
10月29日から始まるグランプリシリーズ、スケートカナダでは今夜のロシア3名がそのまま出場!フィン杯はまさに前哨戦よね。
記事後半では、羽生結弦のFRaU8月号インタビューが公開になったので、ご紹介していくわね。
やばい予感が!大激戦はまるでスケートカナダの前哨戦?注目の女子フリー
―公式練習で3Aのトレーニングがとても上手だったので、本番で緊張しましたか?
「まあ、少しは緊張しましたが、全力でアクセルに飛び込もうとはしなかっただけです。だから、ベストを尽くすことができなかった。
しかし、ここでの良い経験が次のグランプリシリーズカナダ大会では、より積極的に取り組むことができます。
これは私にとって初めての国際シニア大会のスタートですが、同時に、観客はまるで私が長い間スケートをしてきたかのように、私をとても温かく迎えてくれて、スケートをする上でとても刺激になります」
※参照:sports.ru
ーフリーのプランは?
「最初の3Aは絶対に狙っているし、2本目の3Aは、1本目の結果次第。(1本目の)コンビネーションがうまくできたら、リスクを持っても2本目を狙うことができる」
※参照:sports.ru
- トレーニングでは3Aのみ?クワドジャンプも習得するのでしょうか?
「いいえ、今はクワドを学ぶつもりはありません。私は、自分のプログラムの中にある要素を研ぎ澄ますことに全力を注ぎたいのです」
※参照:sports.ru
インタビューを受ける印象では、ワリエワは冷静に対応している感じがするわね。
皆様、お気づきかしら!?
そう、今大会のリーザ、コストルナヤ、ワリエワは、そのままグランプリ第2戦スケートカナダに出場するのよ!
言わばこのフィン杯が前哨戦。このツワモノ達に挑んでいかなければならないのが、
日本から、紀平、樋口、河辺。彼女らも3Aを持っていることから、スケカナではショートからハイレベルな3A対決が見れるかもしれないわね。
3A1本決めても、エロス、コス美は2本、ワリエワはクワドも跳んでくるからね。そしてプログラム全体の質、演技構成点も非常に高い。
ロシア勢に割って表彰台に入っていかないと、当然ファイナルへの道も絶たれてしまうからね。
ジュニアファイナルのように、異例の開催国出場枠があるとは思えないからね。
今夜のフリーはスケカナをイメージしながら、彼女らがどのような構成で来るのかにも注目していきたいわね。でもまた深夜なのね、、、涙
今夜のアイスダンスRD、そして女子フリーの滑走時間を確認しておきましょう。
【本日のフィンランディア杯タイムスケジュール】
※日本時間
・アイスダンスフリーダンス
19:00~21:53
21:37~ | チョクベイ |
21:45~ | パパシゼ |
・女子フリー
22:20~26:57
26:34~ | ワリエワ |
26:42~ | コストルナヤ |
26:49~ | トゥクタミシェワ |
【ライスト】
「試合はもちろん、アイスショーでも気持ち悪くなるぐらい緊張しますし、眠れない夜もたくさんある。でもそれは自分の理想が高いから。だから常に最善を尽くすしかない」圧倒的な強さと美しさを持ち、前進を続ける #羽生結弦 選手のFRaU8月号のインタビューを公開。https://t.co/r8KBn4PrrR
— FRaU(フラウ) (@frau_tw) October 10, 2021
羽生結弦が進み続けるために…「押し潰されそうな気持ちを原動力にする」
スポーツでありながら美しさを求められる芸術的な側面を持つフィギュアスケート。一番必要なのは、こだわりと意識の高さだと語る。
「技の完成度と美しさを競う競技ですが、ジャッジするのは人間なので、いろんな価値観の人に届く演技でなくてはならない。こだわりと意識の高さを持っているからこそ努力を続けることができるんです。
どれだけ自分を客観視できるかも重要で、表現したいことを優先するだけでは独りよがりの演技にしかならないと感じますし、見る人に何かが伝わることで初めてプログラムが完成する。
ハッピーなプログラムなら、見た人が次の日からも頑張れたり、心が前に動くきっかけになればいいなと思う。
切ないプログラムなら、その人の痛みや経験に寄り添えるものにしたい。まだ26年しか生きていないですけど、自分なりのストーリーや感情を表現したいなと思うこともあります。それは過去だけではなくて、未来への思いや、現在進行形で感じていることだったり、様々なんですけど」
オフシーズンの現在も練習場に通う毎日。モチベーションについて尋ねると。
「努力の結果が全て。成果が出た時が一番のご褒美だと思っています。頑張ったら何が食べたいとか、買おうとかではなく(笑)、達成した時の喜びを味わいたいから。些細な目標でも、日々何かをやり遂げるようにしたいですね」
数々のタイトルを獲得してきたが、メンタルが強いと思ったことは一度もないのだそう。
「試合はもちろん、アイスショーでも気持ち悪くなるぐらい緊張しますし、眠れない夜もたくさんある。でもそれは自分の理想が高いから。だから常に最善を尽くすしかない。
練習するだけでなく、休んだり、時には何も考えないことも含め、自分が一番良いと判断した選択を積み重ねることによって、たとえ結果がその時に出なくても、必ず強くなっていってると思う」
「次の試合は勝ちます!」という発言で自分にプレッシャーをかけることも多い。
「できると信じているから。願いを言葉にすることで、脳にもいい作用があると思っています。押し潰されそうな気持ちを原動力にして頑張るイメージ。力んでしまったり、お腹が痛くなることもあるんですけど、その力をいい方向に変えることができれば。緊張しているからこそ丁寧に、集中して取り組むことができる」
近年の試合では「天と地と」「新・平家物語」や「SEIMEI」など日本をテーマにした選曲でも知られる。羽生さんは日本人としてのアイデンティティをどのように考えているのか。
「実はそんなに意識をしていなくて、むしろ日本人だから忍耐強いとか、丁寧だとか、固定観念に縛られると良くないなと感じます。それがコンプレックスになる人もいると思う。みんなそれぞれ違うからこそ、みんながいい。
外国の選手に会うと価値観が違うこともありますし、スケートに対する態度も人それぞれ。でも最終的に何かを一緒にやろうとした時に、一つになることができる。そういうことがSDGsが掲げるダイバーシティな社会だと思いますし、大事なことだと思います」
昨年9月、7年間学んだ早稲田大学の人間科学部通信教育課程を卒業した。
「スケートも勉強も、知識って大切だなと。SDGsの活動についても、自然の中にある、限りある資源を持続可能なものにしていくための勉強をして、そういったプロダクトを選ぶことをしていきたい。僕自身はゴミの問題が気になるので、練習中には常にマイボトルを持ち歩くのを心がけています。ささやかでも自分に何ができるのかを問うことは一つの前進なのかなと思うんです」
羽生結弦のFRaU8月号インタビューを書き起こしで公開してくれるのは嬉しいわよね。
特に印象的だったのが、
「技の完成度と美しさを競う競技ですが、ジャッジするのは人間なので、いろんな価値観の人に届く演技でなくてはならない。こだわりと意識の高さを持っているからこそ努力を続けることができるんです。どれだけ自分を客観視できるかも重要で、表現したいことを優先するだけでは独りよがりの演技にしかならないと感じますし、見る人に何かが伝わることで初めてプログラムが完成する」
演技に対しての強いこだわり、意識の高さがあるからこそ努力をし、自分を客観視していく中で、見る人に何かが伝わって初めてプログラムが完成すると。
あたしつくづく思うのだけど、フィギュアスケートって、競技にしてもショーにしても、見る人がいて初めて成り立つスポーツなんだなって。
だって見ているものの心を動かし、感動させることで評価を得て、採点される競技だからね。見ているものがいることを意識できないのなら、
それはフィギュアスケートじゃないってね。ひとつ前の記事で、リーザが観客のことを口にしていたし、
ワリエワも観客が刺激になると、本能で見ているものの大切さがわかっているのよね。これ表現者としてすごく大切なことよ。
ただジャンプ跳んで、最後にステップ踏んではいおしまいって、あたしは心にも響かない。もちろん人それぞれだけどね。
☆合わせてお読み頂きたい
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ワリ江、冷静な対応素晴らしいです。ただ彼女の場合メンタルが懸念材料でしょう。リーザもコスも不安定なところはあるし、フリーをまとめたらほぼ1位みたいなものでしょうけどメダルに手が届きそうなときって逆に緊張しませんか?コーエンとワリ江の演技内容は似ていないけれど、フリーで彼女が失敗するたびにコーエンの姿がよぎってしまって、、、
金メダル、一回でもいいから取ってほしかったな。
ワリエワがコーエン、何だかわかります!「ノーミスならアンタが優勝なのはわかってるんだから!ミスには気をつけて~」っていう、美しいスケーター。
普段の愛らしい仕草とのギャップで、ミスして落ち込んだ顔をしてるとこっちまで悲しくなってしまうようんですよね。
リプニツカヤやトゥルソワもコーエンと重なることがありました。愛らしくて最強というところかしら?
感情移入してしまうキャラが揃っているから、ロシアのフィギュアスケートは全盛期のアメリカ並みに人気があるんだなぁって、あらためて考えてしまいました。
敏感汗さん、反応してくださって嬉しいわ!(突然のため口すみません(笑))
ワリ江って昨日は違ったけど普段はSP得意、FS不得意選手に見えるから余計重なってしまいましてね、、人間味がコーエンはあって、そこが人気の理由の一つだったんでしょうね。もちろん美しさもだけど。
トゥルソワとコーエンも似ていると思いました!二人ともクワド飛べて身体能力は一流ですからね。メンタルも含めて泣
確かに、感情移入しやすい選手(真央ちゃんもそうかな)がいたほうが盛り上がりますね。個人的に笑顔がキュートなアリサ選手、古き良きアメリカを沸騰させるレヴィト選手が米フィギュア熱をもう一度点火させるのでは、と期待しております。
>琴子様
フリーでは3A以外ノーミスで見事ガッツポーズが出ましたね!
メンタルが強くなれば敵なしなんじゃないでしょうか。
スケカナ早速波乱になりそう!
コス美、エロス、絶望の3強に割って入れるとしたら紀平さんだけな気がします。
それも最低限3A3本決めてようやくエロスと互角、4S決めてコス美に対抗できるとこな気がします。(コス美がシニアデビューシーズンの状態を戻したら、4回転なくても240ぐらい出せると思うので)
樋口さん、河辺さんにも期待したいですがおそらく2人とも3Aはsp、fp1本ずつだろうし基礎点で殴り負け、pcsもここ最近の公認試合での実績等がないので上記4人以上をいきなり出すことは無い気がしますね。
>ボール様
フィン杯の女子フリーを見て、クワドないと厳しいなと感じました。
今まではコス美や紀平もショートで3Aのアドバンテージがありましたが、
ワリエワやトゥルソワも入れてくていますからね。
うわぁ〜パパシゼにウットリ〜、美と人生が迫ってきて溜息出ちゃいました。
チョクベイの宇宙もの?が不思議なプロでした。
スケカナの3A6人って凄い進化ですね!スケート見始めてから初めての体験になります。
やっぱコス美推しでございます、エッジに乗ったスピードと音楽の世界観にピタッとハマるムーブ、家出出戻りはもうしょうがないとして、フワッと感が薄れ…それはグレイ変のせい(笑)
コストナー姐さんからコストルナヤ美と好きな選手がいるって楽しいわ(^-^)v
あと、ワリエのスピンはヤバいですね。世界女子で飛び抜けて上手いんじゃないでしょうか。フリーが楽しみ!
>おばちゃん様
スピンはもうずっと見ていられるぐらい、ずば抜けていますね。
できることなら、スパイラルもずっと見ていたいです。
>おばちゃん様
コス美、今週すぎにブダペスト杯に出場しますよ!
フィン杯でのミスを修正して、ぜひ彼女らしい優雅な滑りを見せてほしいですね。
オネエ様 こんばんは。
インスタでフリーの予定表を見ました。
コストルナヤがついに一発目で3A挑戦です。
リーザは3Aコンボ→3A。
ワリエワは4S→3A→クワドコンボ、後半にもクワドコンボ。もう無茶ぶりですね。
>ペドロ様
予定構成表を教えて頂きありがとうございます。
レベルが高すぎて、もはやクワド次第で世界記録が決まる感じですね。
オネエ様 こんばんは。
ロシアのメディアで、ワリエワが2つの世界記録を樹立したとなっています。以前のコメントでCSの得点は公式記録にならないと書き込みましたが、もしかしたら間違っているかもしれません。かなり前に読んだ記事なのでアップデートが必要でした。
とりあえずワリエワがシニアデビューで優勝して良かったです。
>ペドロ様
調べたところ、国際B級大会との最大の違いは、チャレンジャーシリーズで得たスコア(総合得点)は
ISU公式記録になり自己ベストスコア・シーズンベストスコアに反映されるとのことです。
オネエ様 おはようございます。
正しい情報、ありがとうございます。間違ったコメント、申し訳ないです。今までずっとCSの得点は対象外だと思い込んでいました(汗)
それと確かジュニアの記録も同列で比較されるのですよね?
ということは今シーズンはワリエワとトゥルソワ、そこにアカチエワも参戦して世界記録の更新合戦になりそうですね。
アカチエワ、12月のロシア選手権に出場して、五輪枠のプレッシャーがある先輩達を差し置いてあっさりと優勝しそうな気がします。
>ペドロ様
ペドロさん、こんばんは。
そうですね、ジュニアも同列で比較されます。
総合得点ではジュニアショートでは3AがNGですから多少不利にはなりますが、
アカチエワはそんなのお構いなしって感じですね!