なぜコストルナヤが不調に陥ってしまっているのか、コーチ兼振付師であるグレイヘンガウス氏へのインタビュー。
与えた振付や要素を完全にこなせないだけが、彼女の演技構成点が低迷する理由だとは思わないんだけど。
さらに、情報が錯乱するNHK杯欠場となった、トゥルソワの足の怪我の近況についても語っているわよ。
エテリ・トゥトベリーゼグループの振付師兼コーチであるグライヘンガウス氏は、コストルナヤがトレーニングの過程で苦労していることについて語りました。
ーコストルナヤは?
「私たちの最愛のスケーター」
トリプルアクセルのやり方から見て、彼女の将来性をどのように見ていますか?今、彼女が取り組んでいることは?
「他のすべてのジャンプの上にあります」
ーもう少し具体的に教えてください。
「アリョーナは、私たちと一緒に仕事をしてくれたことに感謝する、とても親切で心のこもった投稿をしてくれました。それがもっと、例えばInstagramではなくトレーニングの過程であれば、彼女からの感謝の言葉は必要なく、私たちの仕事は、彼女に感謝されることではなく、彼女が最大限の力を発揮できるようにサポートすることです。
そして、その時には、彼女はその栄光の姿を見せてくれるでしょう。今のところ、彼女のベストではありません。誰もが理解していることだと思います」
ーコストルナヤのトレーニングに問題があるのか?
「試合数は、グループ内の他の競合選手と比べても遜色ない」
ーじゃあ何が問題に?怠けているのか?
「それは彼女が答えることで、私は彼女の頭の中に入ることはできないのでわかりません」
ーしかし、彼女はすべてのトレーニングに参加しているのですね。
「実質的にはそうですね」
ーコストルナヤのモチベーションに問題があるのか?
「モチベーションは何とも言えません。彼女は自分で解決しなければならない。人はそれぞれ違いますから、毎日同じことをして感情を切り替えられる人ばかりではありませんし、反復して作業することが大切です。
同じことを、同じようにやることが、このスポーツの難しさです。美しいドレスを着て大会に臨み、観客を喜ばせ、一度でも演技をする日は、彼らにとって休日のようなものです。しかし、それをトレーニング中に毎日行うことは、最も難しいことです」
ーコストルナヤとコーチングスタッフとの間のコミュニケーションに問題はないのか?
「いいえ、コミュニケーションに問題はありません。私たちはそれを議論し、彼女はそれをとてもよく理解しています。問題は、このような日常の中で、どうやって彼女を助けるかです。毎日、自分の力を最大限に発揮できるように。というのも、彼女は毎日のように競技に出ていると、とにかくトレーニングで見せた以上のことを必ずやってしまうのです」
ー3位のカナダでの結果は、論理的なものでしょうか。
「論理的ではありますが、それは私たちが望んでいることではありません。というのも、フリーでは1本のアクセルを期待するのではなく、2本のアクセルを決める必要があると彼女に話したからです」
ーコストルナヤは演技構成点でスランプに陥っている。その理由は何ですか?
「彼女は、振り付けと要素を完全にこなしていないので、彼女の構成要素はたるんだ。彼女は、プログラムの最後に到達してすべてのジャンプをするためには、これ以上エネルギーを使うことができないとわかっているので、自分の可能性をすべて出し切っていないのです」
※参照:sports.ru
うーん。
なんかグレイ氏というか、エテリ陣営のコストルナヤへの関心というか、熱意がこのインタビューからも感じられない。
そう思うのはあたしだけかしら?
記者が彼女の不調についての原因を聞いても、その根本的な問題がわかっていないような気がするし、、、
根本の問題はグレイ氏らの選曲や振付、そして何よりも彼女に対する指導の熱意なんじゃないの!?
モチベーションにしろ、演技構成点のスランプも、彼女が振付や要素をこなしていないと、あくまで彼女の技量だけに問題があるかのような発言だし。
むしろ彼女の持つ優美な魅力を引き出せないプログラムへのプロデュース力なのでは?
じゃあコーチの責任かと言えば、もちろんすべてがそうでもないとは思うけどね。以前コス美が練習をサボっていたニュースがあったので、
記者もあえて、練習には参加している?と聞いたのでしょうね。
このインタビューを受けて、コス美はスケートカナダ大会後、エテリらへの感謝の気持ちを示したインスタの投稿を削除したそうよ。
トゥルソワの足の怪我についての、グレイ氏のインタビューも続けて見ていきましょう。
【重版決定】
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グレイヘンガウス氏「トゥルソワは足が痛い。これ以上具体的には言えませんが」
エテリグループのコーチ兼振付師であるグレイヘンガウス氏は、トゥルソワが日本でのグランプリの舞台を欠場した原因となった怪我について語った。
ートゥルソワは、足の怪我のためにNHK杯を欠場になりましたが?
「サーシャは足を痛めている。残念ながら、私はこの2週間、モスクワに行っていないので、デュダコフがより正確な答えを教えてくれるだろう。連絡を取り合っていますが、彼女の足についてこれ以上具体的なことは言えません」
ーもっと具体的に言えないのか?ストレス骨折なのか、何かの骨折なのか、何かの病気なのか!?
「それは、怪我の状態を専門的に判断できる医師の責任であるはずです」
ーしかし、医師はコメントを許可する必要があるのですか?
「そうですね。私が最後に彼女を見たのは、アメリカからの映像で、彼女は素晴らしい活躍をして1位になりました。今、サーシャについて言えることはそれだけです」
※参照:sports.ru
ロシアメディアでは情報が錯乱しているけれど、直接本人や所属クラブから、疲労骨折が原因での怪我という発表はないのよね。
グレイ氏も症状については、足の痛みとしているだけで、具体的には一切明言せず。デュダコフ氏が答えるとも思えないし。
NHK杯欠場することで、ファイナルへの進出も自動的になくなってしまうのは日本の両エースも同じ。
これについて、かつて何度もファイナルへ出場したことのあるスルツカヤは、
「グランプリファイナルは、特にオリンピックシーズンでは、あまり重要なスタートではありません。グランプリファイナルは、昔からトップ選手が出場する一流の大会で、出場するには権威がありました。
しかし、オリンピックシーズンとなると、誰もが何かを犠牲にしながら、大会に向けて準備を進めていきます」
※参照:sports.ru
見る側は、トップ選手の活躍をファイナルで見たい気持ちはあるけれど、
選手にとっては、ナショナルを控えて連戦にもなるし、連戦は疲労や怪我へのリスクも高まる。
あくまで照準は五輪、その為の代表選考となるナショナルということね。
日本スケート連盟が、五輪シーズンですらグランプリ→ファイナル→全日本とタイトなスケジュールを課してくるのも考えものよね。
選手に出場拒否の選択はまずないでしょうし。
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View Comments
オネエさま、こんばんは!
私の疑心暗鬼でしょうか、グレイヘンガウスの言葉にうっっすらコストルナヤへのイヤミを感じました…笑
生徒愛があまり感じられないというか…翻訳だからわかりませんが、たぶん、コストルナヤもグレイの言葉に険を感じたからインスタ削除したんですよね。
愛ゆえの厳しさではなくドライなトゲを感じるのは、生徒からしたらつらい状態が続くということなので、そりゃ調子も上がらないよなあと思ってしまいました。
先生の態度がこれで気持ちが上向くはずない、パフォーマンスも落ちるわと…。
コーチも人間だから仕方ないですが、いっそ戻らなければまだ可愛がられていたのかも…などと思ってしまいます涙
>みゃほ様
みゃほさん、こんばんは。
グレイ氏はあまりコストルナヤに関心がないのだなあと
インタビューからも今季の選曲振付からも感じています。
あぁ…悪循環。
でも、多くのメダリスト達もオリンピックシーズンは苦難の連続だったと答えています。
全てにおいて順風満帆だった人はいませんから、どうか時が過ぎてそんなこともあったと笑って語れる日が来ますように…。
>rago様
ragoさん、こんばんは。
五輪シーズン、様々な困難があってもそれを乗り越えて、
栄光を掴んでほしいですね!