ノルウェースケート連盟から出ている、シニア年齢制限を15→17歳に引き上げる案に対して、未だに大きな反対の声を上げるロシア。
これまでの成功や記録に対する制裁だ!とまで騒ぐサンボ所長。元々は女性スケーターの早期現役引退を食い止める為にISUが敷いた施策なのにね。
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スルツカヤ「フィギュアスケートの年齢資格を引き上げることは、まったく賢明ではない」
フィギュアスケートで2度の世界チャンピオンに輝いたイリーナ・スルツカヤは、年齢制限を引き上げることについて意見を述べました。
「年齢制限を引き上げることについては、いまだに熱烈な議論が続いています。
14歳でクワドを跳ぶ選手が出てきたことは、本当に素晴らしいことだと思います。私たちの若いスターたちは、世界に知られるにふさわしい存在です。
しかし!年齢制限を上げてしまうと、世界から優秀なアスリートがいなくなってしまうのではないでしょうか?私たちのスポーツを今日最も人気のあるものにした、スペクタクルと競争を失うことになります。
それに、15歳のスケーターがすでに完璧に滑れるのであれば、それを禁止する必要はありません。
最後に年齢制限を引き上げたのは、長野オリンピック後の1998年です。この年、スケーターの最低年齢が15歳に設定されました。私は、年齢制限が再び引き上げられることはないと思います。とにかく、まったく意味がありません」
※出典・参照:SPORT24
ロシアでは、ノルウェースケート連盟からのシニア転向を15→17歳に引き上げる案に対して、過剰なまでの反発を示しているわよね。
これ女子シングルに限っての問題だけど、なんで年齢制限を上げると世界から優秀なアスリートがいなくなってしまうと断言できるのかしら?
ロシアの中では、優秀なアスリート=クワドジャンパーと認識しているからよね。
自分達の勝手な都合の解釈ばかり。
タラ・リピンスキー。
僅か2シーズンで国際大会のトップレベルに上り詰め、一気に五輪金メダリストとなった後、すぐに引退してしまった為に、
オリンピック出場年齢制限の特例撤廃にも繋がったのよね。
そもそもの年齢制限の引き上げは、女性スケーターの早期現役引退を食い止める為にISUが敷いた施策なのにね。
ライシェフ「年齢制限を引き上げようとする試みは、ロシアの成功と記録に対する制裁である」
サンボ70所長のライシェフ氏は、フィギュアスケートの年齢制限が引き上げられる可能性について意見を述べました。ノルウェーのスケート連盟は、フィギュアスケートの年齢制限を15歳から17歳に引き上げる提案を出しました。承認されれば、この変更は2023/24シーズンから適用されます。
「これらは、私たちの成功と記録に対する制裁です。他の業界と同じように撤退し始めているところです。もちろん、私はそれに対して鋭く否定的な態度をとっています。
人生は自らを律するースポーツの再活性化がある。フィギュアスケートだけでなく、新体操やアーティスティック・ジムナスティックにもその傾向が見られます。これは、スポーツを全く損なわない。今の若い人たちは、より高度に発展しています。自然の摂理から逃れることはできないのです」
※出典・参照:SPORT24
自然の摂理に逆らおうとしているのは、むしろロシアなのでは?
若い選手の身体に過剰な負担をかけて、怪我をするリスクまで冒して結局は早期引退に繋がっていくのでは本末転倒。
今季だけでも、サンボの選手達はあまりにも怪我が多い。
ISUが長く競技を続けてほしいという理由で、年齢制限の引き上げをしたことをすでに忘れてしまっているのではないかしら?
どんなに競技人生が短くても結果だけ残せばいい、その時に活躍できる選手だけいればいいというロシアの考え方が、
いずれはフィギュアを衰退させてしまう大きな要因のひとつなのでは?
ただ個人的には年齢制限を引き上げたところで、AI導入などのジャッジシステムを変えない限り、何も変わらないと思っているわ。
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☆合わせてお読み頂きたい
悪い冗談はやめてよ!ISUはロシア不利採点の為に演技構成点を減らす? - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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今日からチャレンジャーシリーズ「ゴールデンスピン2021」が始まるので、
フランスのエイモズ、カナダのキーガンなど有力選手の演技について、一緒に見ていきましょう。
それでは、皆様本日もどうか良い一日をお過ごしくださいね。
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オネエさま
いつも最新情報をありがとうございます。
いつかオネエさまに、フィギュアの本を書いて頂きたいと願うほど、愛読しています。
ワリエワのボレロは賛否両論ありますが、あそこまで圧巻だと、素直に凄いと思います。
真央ちゃんがカルメンを演じたときに、もともとのカルメンは「男を手玉に取るような情念深い女性」という個人的な印象だったので、こんなにチャーミングなカルメンが!と思いましたが(とくにポニーテールの髪の毛をクルクルさせるところ)、ワリエワも一度ボレロに挑んだのであれば、今のワリエアにしかできない超絶ボレロ、もっと音楽を解釈したボレロ第2弾、そして成熟した女性だからこそ表現できるボレロ第三弾を観てみたいです。
でも今のサンボのベルトコンベアのような育て方だと、勝手に妄想するボレロ三部作も観ることはできなさそう。。。
縦に横に女子が成長するときに、無理をすると必ずケガをすると身を持って実感しています。
以前に書きましたが、友人が「羽生結弦選手の演技は、画面を観なくても楽しめる」と言っていました。
余計な解説なし、エッジの音と音楽、会場の熱量のある悲鳴だけで(良くも悪くも)、
クロス、そこからのステップ、跳んだ刹那のジャンプの無音さ、滑らかな着氷時から続くターン、、、などなどが、画面を観ずとも、エッジの音と音楽が織りなすフィギュアならではこその「音」だけで、お腹いっぱいになって安眠のために流す演技は「羽生結弦選手しかいない」。
フィギュアから「音楽の解釈」「繋ぎ」を奪ったら、スポーツなのに芸術というフィギュアが根底からひっくり返されますし、それ以前に観る気がなくなりそうです。。。
>テンコ様
テンコさん、こんばんは。
いつもブログをご覧下さり、ありがとうございます!
できることなら、わたしもワリエワのボレロを10年後も見たいと思いますが、
今のエテリ式指導で長く続くかどうかはわからないですよね汗
北京五輪後がルールにしても、フィギュアにとっての大きな節目となることは間違いないでしょうね。
オネエ様、こんばんは。
別にす?いつ引退したっていいじゃないですかー。勝手でしょ?って思うんですけどね、選手1人でメダル取ったんじゃないんだからーってことかなぁ…。こんなに力入れて育てたのにーみたいな。
年齢制限よりもせめてジャンプだけでもいいからきちんとジャッジしてください…っていつも思ってます。そうしたら自然と活躍できる年齢があがってくるかもですよ。エッジとかプレロテとか、ジャッジよりそこら辺の人の方がずっと見分けできてる気がするのですが…。しつこくてごめんなさい。
>rago様
ragoさん、こんばんは!
そうですね、年齢制限やPCSを変えたところで、ジャンプを採点するのは
同じ人間なわけですから、そこに客観性を完全に求めても無理な話ですよね。
今は見ている側の方がスロー動画で検証することが多いような気がします汗
オネエ様 こんばんは。
年齢制限引き上げは一長一短があって難しい問題ですよね。もし年齢制限が17歳に引き上げられたら、ジュニアの得点のほうがシニアより高くなるのは確実で、その結果ジュニアのほうに注目が集まってシニアより人気が出る可能性がありますね。
最近オリンピックでもスノーボード・スケボー・サーフィンと若者に人気があるスポーツが導入されていますから、この年齢制限引き上げは時代に逆行しているような気もしますが。。。
タラ・リピンスキーの引退は怪我ではなくて、プロに転向のためだと記憶しています。(けっこう昔のことで記憶が曖昧ですが)五輪金メダル後は凄い人気で、当時はアメリカでもフィギュアは人気があったのでアイスショーなどで高額の契約をしたと思われます。
NBC SportsのYouTube アカウントでNBC Olympicsのカテゴリーがあり、フィギュアの動画も多少あります。その中でスケカナのワリエワのボレロが、1ヶ月ちょっとで再生回数150万回超えました。フィギュアは斜陽産業であるアメリカで、こんなに沢山の人が視聴したとは驚きです。しかしなぜかSPは18.8万回と少なくて謎です、個人的にはSPのほうが断然好きなんですが。ちなみにネイサンのFSは41万回しかなくて。
他にもスケカナではリーザのSPとFS、ロステレ杯ではワリエワのSPとFS、リーザのFS、イタリア杯ではシェルバコワのFS動画があります。いずれもジョニ・タラの解説付きで、ロステレ杯では局アナの音声も含まれています。
ワリエワの動画はNBC Olympicsカテゴリーで今現在69番目です、お時間がある時にご覧になってください。以前ここでYouTubeのリンクを貼り付けたら大事故になってしまったので、今回は差し控えたいと思います。
>ペドロ様
ペドロさん、こんばんは。
タラ江はプロに転向の為の引退ですね。怪我はしていないと記憶してます。
当時金メダルを取ればショーでの成功が約束されていましたから、
長く競技を続けるよりも、家族のことも考えての決断と当時の記憶を辿っています。
ワリエワのSPは再生回数が伸びないのですね。わたしもSPの方が好きですが、やはりボレロは
特別なプロであるのですね。