ロシアのスルツカヤが、羽生結弦の4A完成は時間の問題だと太鼓判を押した記事。ロシアの一部と日本のメディアは、
その後彼女が発言したプレロテを全面容認した上で、推奨する部分については触れられておらず物議を醸しているのよ。
インタビューの続きと、ロシアスケート連盟がチャンネルワンカップと世界フィギュアの日程を被せた理由は?
ー羽生選手は4Aができるようになるのでしょうか?今のところ、ジャンプが回転不足であることが見て取れます。
「可能だと思います。時間の問題です。オリンピックでアクセルに挑戦すべきだったのでしょうか?彼は基本的に何も失うものはありません。彼はすでに2つのオリンピック金メダルを持っており、別の方法で歴史に名を残したかったのです。このリスクは価値があったのか、なかったのか。おそらく、そうではないでしょう。もし、彼がミスなく滑っていたら、表彰台に上っていただろう」
多くの専門家が、結弦はクリーンなクワッドアクセルにはほど遠いと考えている。それでもどうしてこのジャンプができるのでしょうか?
「テイクオフの時に、もう少し回転をねじ込めば、ジャンプはできると思うんです。羽生選手はユニークで、かなり背が高く、軽く、身体能力が高いです。彼にはぜひ成功してほしいです」
ー5回転ジャンプは可能なのでしょうか?
「わかりません、答えません。もし男子スケーター達が、半回転から、3/4回転で行うプレローテーションでジャンプすることを学べば、原理的には4回転ジャンプと同じ強度の力がかかることになります」
ープレローテーションは、公平ですか?
「フェアかどうかは別として、今はそういう技術なのです。そうしないと、ジャンプが回転しきらないのです。でも、これには大きな力が必要です。ジャンプの最初に体をひねる方法を知っていれば、成功するはずです。ジャッジは、みんな見て見ぬふりをして、これはミスではないと言っているのに、なぜそうしないのか?」
※参照:FSGOSSIPS
少し前にスルツカヤが、羽生結弦の4A成功は時間の問題という、SPORT24の記事をご紹介したけれど、
そちらには掲載されていなかった衝撃の続きがあったのよ。
スルツカヤは、将来5回転ジャンプを跳ぶ為には、
プレロテでジャンプすることを学べば、原理的にうまくいくのではないか?と、プレロテを全面的に容認しているじゃない!
さらに、フェアかどうかは別として、今はプレロテがまかり通っているけれど、そうでもしないとジャンプが回転しきらないと。
ジャッジが見て見ぬフリをしているのだから、なんでプレロテで跳ばないのか?と、まるで奨励するかのような発言まで!
こんな考えを持っている人間が、モスクワスケート連盟の会長に立候補しようとしているのだから。
スルツカヤの演技は好きだったけれど、時代の波と共に、プレロテジャンプを擁護する発言にがっかりしたわ。
ISUがプレロテに対して、明確なルールを設けていないのは確か。
だからといって、
その抜け道を利用して基礎点の高いジャンプを、間違った技術で跳ぶことに対して、なぜ疑問の声を上げないのかしら?
ISUもだけど、それを良しとて指導するコーチやスケーターにも、問題があるとあたしは思うわ。
AI導入がどこまで介入してくるかわからないけれど、
スルツカヤのような考え方が、フィギュアの進展どころか、衰退させていることにいつになったら気付くことやら。
いつの間にかアクセル?と疑いたくなるようなバクセルだったり、
ここ何日かの間にもロシアスケーターが、4ルッツからのコンボ成功した!というニュースを見ても、ワクワクしないのよね。
日本のメディアも、スルツカヤのプレロテ発言には触れていない。
「テイクオフの時に、もう少し回転をねじ込めば、4Aはできると思うんです」
この発言は、つまり離氷時に回転を始めれば(プレロテ)を推奨しているということになるわよね。
羽生結弦のジャンプコーチがジスランで良かった。
プレロテでない、正しいジャンプをきちんと指導できるコーチ、そしてそれを実践し、正しいジャンプの技術を伝えてくれるスケーターがいることは
本当に今のフィギュア界にとって必要不可欠な存在。
現在Amazonでは予約を受け付けているけれど、お届け予定が4月1日になっているわね。
ジスラン氏のインタビューの反響がすごいわ。
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ゴルシコフ氏が、チャンネルワンカップと世界フィギュアの同時期開催について言及
ロシアフィギュアスケート連盟のアゴルシコフ会長は、チャンネルワン・カップの開催時期について、次のように語っている。
「チャンネルワン・カップはサランスクで開催され、日程は世界フィギュアと同じ週です。世界フィギュアが1日だけ早く始まる。
それは偶然なのか、そうでないのか?推測の域を出ない質問だ」
チャンネルワン・カップは3月24日から27日にかけて開催されます。
ロシアのスケーターが出場できないフランスのモンペリエでの世界選手権は、3月23日から27日にかけて開催されます。
※参照:rsports.ru
チャンネルワンカップが延期になり、サランスクでの開催決定については以前もお話したけれど、
世界フィギュアと被ることについては気にも留めなかったわ。
これ、絶対ゴルシコフらロシアスケ連は、わざと日程被せてきているわよね。
自分達が世界をリードしている存在だというのを、改めて見せつけようとしているのよね。
ロシアが自分達が、世界には必要不可欠なのだと証明したい。
でも、スルツカヤが言うチートジャンプで高難度ジャンプを決めたほれ見ろ!と言われたところで、うーんて感じなのよね。
ロシアスケーターって、芸術性には環境的にも恵まれているのに、ジャンプのせいで、演技全体が取っ散らかってしまうケースが多いのよ。
皆様、ロッテホテルの宿泊記後編は、明日の記事でお話しますね。
すでに宿泊レポは出来上がっていますが、話がとっ散らかりそうなので、今宵はここで。
先週伺った、汐留にある某ホテルのバーラウンジは、すっかり桜仕様に。
暖かい日が続いて、春の訪れを感じますね。
どうか、良い週末をお過ごしくださいね。
☆合わせてお読み頂きたい
まさかのペア解消も辞めず!羽生結弦の衣装とオネエのロッテホテル珍道中 - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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ああ、なんだかがっかりよ、スルツカ姐さん、お前もか!てね。
気分が落ち着かないからあたしも雪見だいふく買ってくるわ❤
て、ロッテホテルみたいにアイス食べ放題ついてたらあたしは絶対保冷剤と保冷バッグを持っていって50個はいただくわね!友人のゲバ子は食べ放題にラップとかタッパ持っていくって言ってて周りがドン引き〜!!て、あたしもやろうとしてる事変わらないわね笑笑
ちなみに詰め放題は最初にうまくビニールを伸ばすのがポイントらしいわ。て、こんなどうでも良い情報流してるのはあたしだけよね。フィギュアにも、ゆづにも関係ないやんかてサロンの会員さんにつまみ出されそう!どうぞ、おてやわらかに、、、
ついつい居心地よくてサロンにお邪魔するのが癖になってしまったわ。
金メダルから嫌われ続けた彼女 失意のトリノから這い上がっての今…。挫折から、彼女は、何を学んできたのでしょうか? プレロテやチートジャンパー擁護と見せかけての ジャッジや甘んじている選手への嫌味? 完璧回転数が、そんなにむつかしいならば、きちんと計測してきちんと回ったジャンプの加点を高く設定すればいいだけですよね。
味噌もクソも一緒にする いや、選手によって 真逆な加点の仕方をするから
問題なわけですよね。
チートが、完璧より高い加点ですものね。 チート云々ではなくて 依怙贔屓採点体質が、あり得ん! ということですよね。だから、AI 。
スルツカヤのプレロテ推奨発言からしても、ドーピングやウクライナの件にしても、ロシアの人達って道理的に間違ったことをしているという意識が皆無なんだなぁ…と。(全員が全員そういうわけではないとは思いますが…)
正しいジャンプにこだわっている羽生君からしたらプレロテ4Aなんか跳んで回転認定されるくらいなら、例え1/4回転足りないと判定されても正しいジャンプで挑戦し続けますよね…。
私はエテリ組ではコストルナヤとウサチョワが好きなので、コストルナヤが移籍して、もうグレイのクソプロをあてがわれなくなると思うと正直嬉しいです。(グレイはシェルとワリエワのプロはいつも力を入れている感じですが、コスのプロは適当感がすごいというか…)
エテリチームはどの選手もそろいも揃ってグレイのあのやたらと脚を振り上げる振り付けが定番ですが、「ジャンプ直後にこんなに脚上げて、繋ぎが濃いだろすごいだろ?(だから加点しろ)」みたいな感じにしているけど、どう見ても着氷後の流れの無さをごまかしているだけにしか見えず…。
エテリ組がやたらと繋ぎが濃いのも、すごいというよりはスケーティングがのびないのを誤魔化す為に繋ぎを入れまくっているようにしか見えず…。(ザギトワとメドベージェワが特にソレで、なのに技術点に引きずられてPCSも上がる法則でSSがいつも9点台だったのにはジャッジいい加減にしろ…と思っていました)
シェルのプレロテすぎる4回転なんて4回転に全然見えず、毎回3回転にしか見えません。なのに大量加点で正直白けますし、あのルッツでもフリップでもないフラットすぎるエッジで大量加点もどうなんだと…。(ジャンプ以外は本当に好きな選手なので複雑な気持ちになります)
ワリエワのコンビネーションジャンプの時にエッジチェンジするせいで変な間が空くのも正直美しくない…のに解説者はバカの一つ覚えみたいに美しい!を連発するしジャッジは大量加点で白けます。
プレロテやフルブレ、エッジエラーが厳格化されていないことや、その他のルールの抜け穴ばかり突いてくるエテリチームのやり方が正々堂々としていない感じで、でもコーチ達はドヤァって感じなので滑稽にすら感じます。
羽生君をはじめとした殆どの日本人選手がルールを正面から受け止め、正々堂々と限界に挑んでいる姿を見ているだけに、やれ、またロシアっ娘が4Lzでコンビネーション跳んだ!とか言われても感動しないんですよね…。
長々と愚痴っぽくなってしまい申し訳ございません。(エテリチームが好きな人にも不快になる発言が多かったかもしれません)
話は変わりますが、今はどこのホテルも桜一色ですよね。お食事も桜系メニューが多く、彩が華やかですし。
私も久々に行きたくなりました(^ω^)
>ちぴ様
ちぴさん、こんにちは!
たしかにエテリ組は繋ぎを濃く見せるのは、スケーティングの質を誤魔化しているのを隠しているような感じがしますよね。演技構成点もジャッジはバカの一つ覚えのようにジャンプと連動させて高く出してますよね。まずジャンプの技術の正確性、そして演技構成点についての採点方法をもう一度しっかり考えてほしいです。
こんばんは!
ISUがAI導入に一応前向き?な姿勢を示しているけど、AIジャッジを作るためには、出来るだけ多くの正しいジャンプを学習されることが重要になると思っています。
でも、今の選手の中で、正しいプレロテなしのジャンプを跳べる選手が何人いるかしら。
間違ったデータを覚え込ませたら、それこそ、悪の判定システムになってしまうような気がします。
日本選手の中でも、ルール上黙認されていることを逆手になんちゃって4回転が横行しています。
この技術の開発に当たっては、強豪国の言いなりにならず、中立的な立場の組織に携わって貰いたいですね。
もっとものドーピング問題で、IOCもWADAも仲裁裁判所もズブズブな関係性が露呈されて、中立なんて保たれていないのが明らかになりました。
本当に、救世主のような存在の出現を待ち望む境地です。
>食糧品屋のこびと様
こんにちは!仰られるとおり、ISUはロシアやアメリカなどの強豪国の言いなりのような気がします。私がいつも不思議に思うのは、日本だって世界のトップと戦っていけるのに、スケ連が間違ったルールにだんまりな点です。もっと積極的なルール改正案を出して、理事会で発言していってほしいです。