羽生結弦の美ジャンプの秘訣とは?運動療法に詳しい早稲田大スポーツ科学学術院・金岡教授の見解が、興味深いのよ。
回転時に使用する筋肉の使い方に、バレリーナのような繊細さがあるからこそ、ジャンプを自在に操れるのでは?
またFaOI静岡大楽日で、これまでの袖を巻くる仕草の変化に気付いた読者様のコメントを共有させて頂くわね。
羽生結弦の優れた〝美ジャンプ〟の秘密 専門家が舌巻く「骨盤の位置」と「筋肉の使い方」
世界中のファンを魅了し続ける羽生のジャンプに再注目。運動療法に詳しい早稲田大スポーツ科学学術院の金岡恒治教授を直撃。
多くの人を引きつける要因の一つが美しいジャンプだ。金岡教授は「(羽生は)回転時に体が一直線だし、体形的に羽生選手の方が細いので、1本の線のように見える」
専門家も舌を巻くほどきれいなジャンプを跳ぶ秘訣は、羽生の骨盤の位置にあるという。「骨盤が後ろへ傾く(後傾)と背骨が真っすぐになる。体幹筋(体幹を支える筋肉)に力がうまく入らないと骨盤が前傾してしまうけど、うまく働くと背骨が一直線になる」。体が反った状態より、真っすぐな状態の方が回転の効率は向上する。羽生のジャンプは、まさに理にかなった動きというわけだ。
また、羽生が回転時に使用する筋肉の使い方は、バレリーナのような繊細さを兼ね備えている。一流のバレリーナはインナーマッスルの一つとされる腹横筋(腹式呼吸のときに最も働く筋肉)が優れている傾向があり、羽生の腹横筋も同様のポテンシャルを秘めている可能性があるという。
「一流のバレリーナは回転時に腹横筋が厚くなることで安定して回転できるので、羽生選手の腹横筋もすごいと思う。それは腹横筋が強いとか弱いとかではなく、回転する瞬間にうまく力が入るので、上手に軸を安定させられるし、真っすぐにしないといけない瞬間に腹横筋が働く。オンとオフがきっちりできている」
状況により筋肉を使い分けているというから、まさに職人技だ。
※東スポより一部引用
運動療法に詳しい、早稲田大スポーツ科学学術院の金岡教授による、羽生結弦が生み出す美ジャンプの秘訣について大変興味深い記事。
米国スケーターを引き合いに出しているけれど、あたし自身全く興味がないので、その部分は割愛し(興味ある方はぜひ元記事へ)、
いかに羽生結弦が美ジャンプを生み出す時の
「骨盤の位置」、そして「回転時に使用する腹横筋」が大切か
というポイント部分だけをシェアさせて頂くわね。
羽生結弦「今回のプログラムは自分自身逆にジャンプを低くして、音のビートに合わせるように調整したりとか、すごい細かいんですけど、多分試合のジャンプと比較すると、ちょっと低めで跳んでるかもしれないとか、早めに降りてきているかもしれないとか、ちょっと回転速いかもしれないとか、いろんな面白さもある」
静岡朝日テレビ「とびっきり!静岡」で、話していた「レゾン」のジャンプの跳び方を思い出すのよね。
これこそ、金岡教授が絶賛する、
羽生結弦が、回転時に使用する筋肉の使い方に、バレリーナのような繊細さを兼ね備えているからではないだろうかと。
自身の筋肉を自在に操って、演技の表現を変えるって、本当にすごい!
明日CSで見れるとわかっていても
今日見たいと名古屋の友人に録画をしっかりお願いしたわよ、、、
【羽生結弦関連新書籍のご案内】
7月6日発売
☆YUZU’LL BE BACK IV 羽生結弦写真集2021~2022
表紙4P(見返し付き)+本文160P+カバー
五輪3連覇、4回転アクセルに挑んだ羽生結弦選手の2021―22シーズン。過去3回の写真集を手がけた小海途良幹&長久保豊のコンビに加え、アート・ディレクター小島利之氏に参加いただきました。羽生選手の芸術性はもちろんのこと、内面も映す「作品」になったと自負しております。
7月11日発売
☆フィギュア・スケーターズ26
早速コンビニに走ったわ。
「天と地と」のブルーの色合いがそのまま文字にも使われていて、センスが素敵すぎる!
ここで、読者様から頂いた興味深く素晴らしいコメントをどうしても皆様とシェアさせて頂きたくて。
大楽日のレゾンの終了後、羽生くんは宮川くんと指切りをした後、右上腕まで捲っていた袖を下ろして捌けていかれました。それからダムパリを演じた後は反対の紫の左袖を捲り上げて捌けていかれました。羽生くんなりの考えがあっての行動だと思うのですが、、、戦国武将の鎧の袖に関係があるのか、袖をまくることにまつわる逸話でもあるのか、袂を分つのような衣の部位を使った表現があるのかと調べても解決せずでして。
羽生くんの過去のインタビューの中で「フィギュアスケートだからこそ自分の気持ちを表現できるし、意味を持って滑っているので、そういうところを感じ取ってもらえれば…」とあったので、10年前に死闘のダムパリを選ばれたことも伝えたい意味があるのだろうし、、黎明は新しいことの始まり・夜明けの意味ですよね。静岡2日目までレゾン演技後に右袖を捲り上げ、そのまま捌ける→大楽日はレゾン演技後に右袖を捲り上げるが捌ける時に下ろす→ダムパリ演技後は紫の左袖を捲り上げて捌ける、つまり…つまり…わかりそうでわかりません。
思わず読者様のコメントで、ハッと気づかされたこと。
FaOI全公演を通して、羽生結弦が演じたリアフェ→レゾン→ダムパリは彼なりの決意表明であり、私たちへのメッセージだったのではと。
袖をまくるということに、気合を入れる、物事に対して真剣に臨み集中するという意味がある。
大楽日にレゾンで袖を一度下したのは、
「孤独」の中での葛藤を演じながらも、最後に宮川大聖氏と「指切り」の関係で新たな友情を得たと感じたからでは。
そして続くダムパリでは、再び袖を巻くったのは、これから始まる新たな競技生活への闘いへ臨む強い決意だったのではと?
わたしなりの解釈なので、ぜひ皆様はどのように感じたのかご意見をお聞きしたいです。
演技の中にも伏線があって、いろいろな解釈ができるところが、また羽生結弦の演技の魅力のひとつだものね。
☆合わせてお読み頂きたい
ファン目線で羽生愛が凄すぎる!メ~テレがインタビュー全文書き起こしも - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
いつもブログランキングバナーでの応援クリック、心から感謝しております。
日々の励みになっています!
View Comments
オネエさん、こんにちは!
FaOIが終わって少し経ちますがまだまだ余韻が残っていますね。
オネエさんのショーレポが楽しくてウキウキしていました~特に豊橋にオネエさん
おるやんか~となり嬉しかったです(・∀・)ウフフ
結局私は名古屋のライビュしか見られなかったのですがあれを見た時、羽生さん的に
これは千秋楽なんだなって思いました。
たぶん後半はまったく違うものにしてくるんだろうなと。
一言で言うとAツアーはリアル(4回転アクセル)を成功させ手に入れる羽生結弦
Bツアーはリアルタイム(今現在27歳)の羽生結弦というテーマを感じました。
悪夢の北京五輪から羽生さんなりにいろいろもがいて気持ちの整理を付けて前を向いた
姿を見せてくれた「午後のパレード」は私の一番のお気に入りプロです。
私もオネエさんの感想に同意です。羽生さんは自分の心理を私たちに示してくれたんじゃないかと思います。Bツアーは今できる羽生さんの表現を表すスケート技術を余すところなく披露してくれた。
FaOI2022は今季への羽生さんの決意だったというのも頷けます。北京五輪を乗り越えた羽生さんのスケートは・・・新プロは・・・今からもう既に埼玉ワールドが楽しみで仕方がないです。
オネエ様(〃ω〃)
「袖をまくるということに、気合を入れる、物事に対して真剣に臨み集中するという意味がある」オネエ様の仰るように新たな羽生結弦への決意だったのですよね(納得)
北京までの4Aに対する思いのリアフェ→スケートを愛するという純粋な思いとその思いに伴うもがき苦しみを表したレゾン→スケートを愛するが故の苦しみを乗り越えて、再びスケートへの情熱・愛を表した宮川くんとの指切り(右袖下ろし)→10年前よりも更に強く美しく技術も芸術性も感情表現も高めた現在の羽生結弦のダムパリ→4Aへの挑戦と現役続行(左袖まくり)
もう感動感激しかないです(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
オネエ様、今回も素敵ブログをありがとうございました。
>ロミジュリ様
ロミジュリさん、おはようございます!
ABツアーを通して、一貫したひとつの強いメッセージだったのかなと思います。
今季またどんな演技を見せてくれるのかワクワクしますね。
オネエさま
毎度しつこい投稿失礼します。羽生くんの腕まくり(表現が…)、
昨夜眠れないままウンウン考えました。
レゾンの衣装が象徴するピュアー純粋と孤独は本来なら対立する物
ではなく、純粋であるが故に孤独になるという流れになるかなと。
では羽生君の言うせめぎ合いとは何か?フィギュアに対してピュア
であることから生じる痛み(ISUとかJSFとかアンチとか)とそういう
物に背を向けて自分の道を独り歩む苦悩(コロナ下でもう1人は嫌だ
という発言ありました)への向き合いなのだろうか。
すると、静岡2日目までの袖たくしあげはピュアであろうとする痛み
の表現で、最終日袖を下ろしたのは痛みとの折り合い、決着というか
引き受ける、或いはバッサリ切る覚悟。ダムパリ後の反対の袖たくし
上げは孤独とその痛みと向き合うこれも覚悟なのか。う〜ん。武士だ
わ。
私の勝手な解釈だとクリケットには戻らないのでしょうか?羽生君の
思うがままに、では有りますが、オーサーやジスランに抱きしめても
らう時があって欲しい保護者目線です。
>ドラゴンバアさん様
ドラゴンバアさん、こんにちは!
とてもしっくりとくる解釈をありがとうございます。今季以降の拠点はどうなるのでしょうね?私個人な見解ですが、クリケには戻らないような気がします。でもコミュニケーションは取っていると思いますし、幕張でジスランとハグしてるはずですね。
オネエ様、私も新たな「羽生結弦」への決意表明だと感じました。
アンコールのダムパリは成長の証、根底にはウィルソンへの十年越しのオマージュを感じましたし、あれをあそこで選んだ羽生結弦を純粋に❛粋❜だなぁ~と思いました。
リアフェ(4A実現)とレゾン(新たな表現で存在意義を示す)、両方成し遂げたから袖をおろし、今季の競技へ向かっていくのではないでしょうか。
私は彼の言う「孤独」はこれと言えるようなものでなく、もっと深い本人にしかわからないものだと思っているので、何処の国でスケートをしてもそれは付いてくるもので、一方で羽生結弦である為に本当の意味で味方をしてくれる人は周りに沢山いると信じてます。10年も新鮮な気持ちで応援出来て幸せですわ。
>ポーラ様
ポーラさん、こんにちは!
ショーのプログラムにもひとつひとつ意味があって、彼なりの思いやメッセージが込められていますよね。
新シーズンも全力で一緒に応援していきましょう!