nottestellataショー開催直前に行われた羽生結弦へのインタビュー全文書き起こしをしたので、一緒に見ていきましょう。
「せっかくその身体表現というフィギュアスケートならではの言葉じゃない表現だからこそ、それぞれが感じていいように、
感じたいように感じて頂けるのが、いちばん僕ができること」という言葉がとても印象的だったわ。
あの大震災のことへの気持ちというか思いというか、そういったものを込めながら滑らせて頂くので、またよりいっそう大切な機会にもなりますし、自分自身も大切にしたいなと思っているので、プレッシャーはかかりますね。
やっぱ大事なんで、、、すごく大切な日でありますし、すごく大切だからこそ空回らないようにゆっくりゆっくり丁寧に、自分が届けたいものをちゃんと届けていけるようにしたいなと思ってます。
宮城県民の方だけじゃなくて、本当にいろんな方々にとってあの震災に対しての記憶の形があると思っていて、
例えば東京にいられた方でも地震の揺れを経験されてますし、大阪だったり九州だったりとか揺れを感じなかったとしてもニュースを見たり新聞を見たりする中で、
いろんな心の傷を負ってる方々もきっといらっしゃると思いますし、小っちゃい枠組みかもしれないですけど、例えば仙台市の中であったとしても
仙台市の沿岸なのか、内陸なのか、山沿いなのかだけでも全然違った3.11に対する価値観があると思うんですよね。
僕自身もきっと僕が持ってる3.11への思いとかも皆さんと完全に一緒ではないとは思うんですけど
少しでもそれぞれの3.11に対してちょっとでも寄り添えるような演技だったり気持ちだったり、そういったものをスケートに込めたいと思ってます。
コメントを色々させて頂く時とかも、実際に僕は何かをなくしたわけではないですし、実際スケートっていうものが一時的にはなくなっていましたけど、
結局再開して練習をすることができるようにもなりましたし、いろんな方々のお力添えのお陰で宮城のリンクが復活したりだとか、
そういったお陰で僕も練習することができましたし、最終的には世界的に試合に出ることもできるようになりました。
ただ、なくしてしまった方々もいらっしゃいますし、それをとても苦しいと思いながら今を生きている方もいらっしゃるし、
逆にそれがあったから今があるんだって前に向けている方々もいらっしゃいますし、すごくいろんな方々に対してどうしたらいいんだろうなって事を考えた時に、
全部は寄り添えないけれども、せっかくその身体表現というフィギュアスケートならではの言葉じゃない表現だからこそ、それぞれが感じていいように、感じたいように感じて頂けるのが、いちばん僕ができることなんじゃないかなと思っているので。
そういった意味では、それぞれの方々がそれぞれの中から見えるこの「notte stellata」というショーを見て頂ければなって思います。
ープロ転向して初めて3.11に発信ができることについては？
プロになったからだなってことは改めて感じています。この時期にアイスショーを行うこと自体がアマチュアの競技会だとどうしても難しくて、
ただ自分が競技会から離れて、プロとして新しい現役の姿みたいなものを始めたからこそできるものだと思っているんですよね。
会場に来て、この場所で滑る演目を練習したりする中で、少しづつ自分はプロになったんだなっていうか、やっとここから自分が思い描いてた活動のスタートを切ることができるんだなって感覚はあります。
本当にこちらこそありがたいなって。とくに最近思う事は、僕は今まで競技会をずっとやっていってオリンピックを二連覇したりとか、世界選手権を2回タイトル獲ったりとかいろんな事がありましたけど、
きっと結果だけとってたら、皆さんの心に残るっていうことではなくて、いろんな方々が応援してくださるからこそ結果もまたいろんな方も記憶に残るし、僕の中でもすごく大切なものになっているんだなって最近改めて感じています。
今回の演技も、ただ今までは3.11に祈りを想いを込めて毎年滑ってはいましたけれども、今回は今回でやっぱりいろんな方がその瞬間を見てくださるからこそ、きっと生まれる意味だったり想いだったりがあると思うので、
そういったものも大切にしながら皆さんと共に、祈ったり希望を感じたり楽しんだり、、、そんな時間にしたいと思っています。
見て頂けるからこそでる想いだったり、見て頂けるからこそできる緊張感だったり、その緊張感から生まれるパフォーマンスって絶対あると思うので、自分もすごく大切にしたいと思ってます。
ー今後地元でしたいこと、発信したいことは？
やっと競技会という時期に縛られたものがなくなってきて、自分が思うような活動もでき始めた中で、
少しづつ少しづつ12年という時が経っているからこそ薄れている記憶だったりとか、また変わっている出来事を自分の目で見ていきたいなって思ってます。
やっぱり僕から生まれてくる言葉たちは、どうしても僕が受けた震災のイメージだったりとか、自分が被災した時の感覚だったりとか、どうしてもとらわれがちなんですけど、
それでも自分の目でちゃんと見て、いろんな事を聞いて僕自身もいろんなことを調べて、その上でいろんな発信をしていきたいなって思います。
ーOH！バンデスを見ている方へ今の想いを
OH！バンデスご覧の皆さん、羽生結弦です。
あの大きな地震から12年が経とうとしています。僕自身もいろんな事を考えながら滑らせて頂きますし、
また皆さんも各々が感じている感覚だったり、価値観だったりを大切にしながら、この日を僕も宮城で一緒に過ごすことができたらいいなと思います。
大切な時間になると思いますし、皆さんにとっても少しでも希望を感じられるような大切にしたいなと思えるような時間にしたいと思っています。
どうか皆さんの中に希望が届きますように願っています。
「せっかくその身体表現というフィギュアスケートならではの言葉じゃない表現だからこそ、それぞれが感じていいように、感じたいように感じて頂けるのが、いちばん僕ができることなんじゃないかな」
フィギュアスケートという身体表現は言葉じゃないからこそ、人によって捉え方、感じ方、価値観はそれぞれ千差万別よね。
だからこそ大きなプレッシャーはあったけれど、きっと彼の演技は言葉を超えて人々の心に残ったと思うわよ！
「きっと結果だけとってたら、皆さんの心に残るっていうことではなくて、いろんな方々が応援してくださるからこそ結果もまたいろんな方も記憶に残るし、僕の中でもすごく大切なものになっている」
競技会で結果だけとっても皆さんの心に決して残るわけではない。
いろいろな方々への応援、感謝の気持ちがあるからこそ結果以上のものが、今でも大切に心に残っているのよね。
昨日友人とユヅ話をしている中で、
「彼は自分のストーリーをしっかりと思い描き、それを有言実行できる力があることがとても魅力的。そういったスケーターは他にいない」
と言っていたのよね。すごく納得したわ。
ドラマティックでこんなにも感情移入できるほどの人間性はそうそういないと。
よく考えてみると、彼が今回のインタビューでも話している「それぞれが感じていいように、感じたいように感じて頂けるのが僕がいちばんできること」。
その演技力、表現力の幅の大きさこそが多くの人を魅了しているのだなって。
単調なら、感情なんて揺さぶられないわよ。
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先日の羽生結弦からのお題。
答えは「鍋」だったわね。皆様正解したかしら！？
実際に展覧会へ足を運んで見て、スタッフの方々のとても丁寧で親切な対応に素敵な時間を過ごせたことに感謝！
隣接しているカフェにもユヅ関連の書籍が自由に閲覧できて、ここはホントに最高のカフェよ笑
それでは皆様、どうか素敵な土曜日をお過ごしください。
気温が少し下がってきているので、体調にはくれぐれもお気をつけて頂戴ね。
☆合わせてお読み頂きたい
まさかの良席にびっくりした！羽生結弦出演のSOI大阪初日公演現地レポへ - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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オネエ様、3/8の羽生君の言葉は今、聞いてもとても深いし実際当日ももの凄く深いものでした。本当に有言実行ですよね。そしていつも今まで見たことのない、だけど羽生君が皆に見せたいと思っていることを必ず、見せてくれる。裏にはとてつもない犠牲や葛藤が、いつもあるんでしょうね。
やはり、SOIの売れ行きは良くないみたいですねぇ。FaOIはどうでるのかな？
それでも、各々が感じたままに見たいと思ったものを見に行けばよいですよね。
当たり前のことだけど、他人様がどうだからとか関係なくて良いんですよね。私はFaOIを一度正面ショートで拝みたい夢があるんで、当たる迄挑み続けます、笑。
＞ポーラ様
ポーラさん、こんばんは！
わたしも他人様がどうだからとか一切気にしないタイプなので、自分が思うままに見たいものを見たい！と感じ行動に移す派です笑
彼のインタビューにはいつも一貫性があり、今回でも「共に、、、」という言葉に、「共に前へ」と繋がっていると思いました。
オネエ様はSOI横浜初日ですよね。私は３日目。
プロローグ（ライブビュー）、ギフト、ノッテステラータ（ライブビュー）と結弦ワールドを堪能した私にはSOIは物足りなさを感じるかも知れません。でも結弦君が出演すると決めたからには全力パフォーマンスを応援したいと思います。
席も今迄で１番リンクに近い7列目。ワクワク、ドキドキ。（オネエ様は2列目羨ましい）
ファンタジーも幕張、新潟と。
去年は全滅だったの今年こそ!!
＞のりぴー様
のりぴーさん、こんばんは！
わたしはSOI大阪の初日へ行くことにしました。どうせ見るなら一番最初がいいと思いました笑
FaOI幕張、新潟とご当選されることを願っています。