ロシアのミハイル・コリヤダがキャリアの中断を発表。実は去年の秋に露メディアへ話していたものの、適切な時期が来るまで明かされなかったと。
メンタルの面や健康上の問題を理由に上げたけれど、果たして彼は競技会に戻ってくる事はあるのかしら?
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「私は生きていて、傷つきやすい」
五輪銀メダリストのフィギュアスケート選手ミハイル・コリヤダが現役を一時中断した。
平昌オリンピックの銀メダリスト、ミハイル・コリヤダは、昨年秋にキャリアを中断する決断を下し、そのことをRIAノーボスチに語った。しかし、彼は適切な時期が来るまでインタビューの公開を控えてほしいと頼んだ。そして7月、その時が来た。
「精神的に大丈夫ではない」
ーモスクワでのグランプリステージの後、あなたは今後のキャリアについて最後までさまざまな考えを抱いていたようですがどう考えましたか?
「そんな思いは確かにあった。いろいろ考えて、次に何をすべきかを考えている。間違いなく今は休息が必要だ。精神的に疲れているし、それに解決しなければならない健康上の問題もある」
ー今の状態の理由は何ですか?キャリアを休むという決断は、突然出てくるものではない。
「説明するのはとても難しい。健康上の問題で肉体的に完璧な準備ができないし、精神的にも大丈夫ではないんだ。ミーシンコーチと話したところ、彼は私の内面に、自分でも気づいていない変化が起きていると考えているようだ。どうしたらいいかわからないときは、やめたほうがいいと」
ー休んでいる間になにかに夢中になりすぎて、後で戻りたくなくなるのではないかと心配しませんか?
「怖くはない。私はフィギュアスケートをとても大切にしていることにすでに気づいています。スケート靴を爪に引っ掛けてさよならするつもりはない。でも、息を吐いて呼吸する時間は絶対に必要だ。長いキャリアを持つ多くのアスリートが休養を取っている。最もわかりやすい例はエフゲニー・プルシェンコで、彼は2006年のオリンピックで金メダルを獲得した後、3年間スケートをしなかった。アスリートの道が長ければ長いほど、より多くの休止期間が必要になる。私はいつも長いキャリアを望んでいた」
ースポーツのルーティーンワーク、トレーニング、体力、ハードワークが、あなたに喜びをもたらすことはもうないのだろうか?
「今はない。退屈したいんだ。ミーシンコーチのところに行ったとき、私は休養、怪我、手術の後だった。回復には長い時間がかかった。そして、実質的にゼロからこの道をもう一度やり直すことになった。私はトレーニングで疲れるのが好きだった。スポーツに関わることすべてが好きだった。そう、好きなことの方が多いんだ。もちろん、どんな仕事でも、ある時点で何かがつまらなくなり、それを避けるために壁にぶつかりたくなることはある。
フィギュアスケーターという仕事も、私が実際にやりたくない仕事と同じであり、それ以上に強制的にやりたくないのです。だから今は、ただ立って待って、体力と健康を取り戻して、もっと走れるようになりたい。
ー復帰に年齢は関係ない?
「今となっては、従来のスポーツの基準からすればちょっと年を取ったかなという感じはする。でも、自分のコンディションを見極めて、まだ多くの人に差をつけられると気づいたんだ。持久力とかスピードとかね。だから、純粋に肉体的には年を取ったとは感じていないよ」
ーミーシャ、どうするつもり?
「いろいろ見つけるよ」
ー何か根本的に新しいことを?
「スポーツや氷とはまったく関係ない。ジョギングは絶対にやるよ」
ー北京五輪からしばらく経ちました。行けなかったオリンピックの話題は、まだどれくらい痛んでいますか?
「少しはあります。もちろん、行きたかったです。でも、誰のせいでもない。病気になることはよくあることだし、特にこの伝染病が飛び交うような時期には、私たちはかなりの大都市に住んでいる。正直なところ、私はいつどこで病気になったのかさえ知っている」
ーオリンピックに行けないと最終的に気づいたのはいつですか?
「かなり早い段階で気づいたよ。検査を受けても受けても陽性だった。クラスノヤルスクではどうすれば?まあ、仮に病気で現地に着いたとしよう。それで?みんなに感染させてしまう。チーム全員が病気になる」
ーこのオリンピックに参加することは自分や周囲に何かを証明するため?
「ただそこに行って、自分が楽しめるように働きたかったんだ。そして唯一後悔しているのは、このチャンスを得られなかったことだ」
ー自分が楽しめるとはどういう意味ですか?
「説明するのは難しいですね。ただ言えるのは、私はとても自己批判的なので、好きになるには努力が必要だということです」
ーテクニックや特定の音楽性、インスピレーションなどのことですか?
「全部だよ。ジャンプだけでなく、他の部分も最大限に練習しなければならない」
ーなぜフィギュアスケートが好きなのですか?
「いろいろあるよ。実はとても難しい質問なんだ。比べるものがないから。他の人生を歩んでこなかったから。たぶん心の奥底では、すべてを巻き戻して違うことをしてみたいと思っているのかもしれない。でも、過去を変えたとして、今の自分が幸せかどうかはわからない」
ー考えてみると?
「私はスポーツなしではやっていけない。また封鎖されて家に帰されることを想像したら、とにかく体を動かす仕事を探す。妻という愛する人に出会えた幸運に、私はめちゃくちゃ感謝している。私たちは幸せに暮らし、愛し合っている。
フィギュアスケートは私に人間としての影響を与えてくれた。そしてそれは、ハードでストレートな方法で行われた。一般的なスポーツでは、チャンピオンかそうでないか。ハンサムか負け犬か。それ以外の道はない。そして、天秤に白と黒があるとき、あなたはすぐにすべてを理解し始める。成長するんだ。超賢いとか、成熟しているとか、そういうことは言えないけれど」
ーとても大事なことをおっしゃいましたね。スポーツの世界では、何事も本当に一筋縄ではいかない。あなたはここで一般的な人たちよりも細く、繊細で、傷つきやすい。そして、あなたがスポーツの直線にフィットする唯一の方法は、自分を空洞化させることだった。
「たぶんね。私はいつも多くの抵抗を乗り越えなければならなかった。でも不満はないよ、すべては経験の中にあるんだから」
ー3年前のインタビューで、あなたは自分のことホワイトクロウと呼んだことを覚えていますか?そして『ホワイトクロウ』というプログラムやっていましたね。
「そう、象徴的だった。私は(※)ホワイトクロウだったし、今もそうだ」
※はぐれもの、傑出した才能を持つ者
コリヤダのキャリア中断についてのインタビュー。
ロシアメディアはコリヤダで持ちきりだけど、まずは本人の言葉が1番大切よね。
メンタルの面だけでなく、健康上の問題も抱えていると。正しい技術を持ち、美しいジャンプだけでなく表現力にも長けていた素晴らしいスケーターがまた1人競技会からいなくなってしまうのね、、、
ロシア男子のフィギュア界を牽引してきて、これまでも多くのプレッシャーがあったでしょう。
全てが解決する時が来たら、また戻ってくるのかしら?
これからコリヤダ自身が時間をかけて、また次の道を見つける時が来るまで誰にもわからないわよね。
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ブランケット
続いて登山とかに使われるアウトドア用の圧縮されたブランケットです。
基本的には靴を守る為にこれを入れてます。トランクの種類によっては結構ガタガタになってしまったりするので、こういったものを入れて靴を安定させたり、緩衝材になるように使っています。
こうやって緩衝材がしっかりしたものがあることによって安心して靴や持ち運んだりできるようななったなと感じでいます。
トランクの種類もそうだけど、訪れる国によっては空港でのトランクの扱い方も違うからね。
あたしも今まで平気で放り投げられたりして、トランクが破損したこともあるからね。
緩衝材として、大切なスケート靴を守る工夫を知ってとても参考になったわ。
それでは皆様、どうか素敵な1日を(もう日本は夕方よね)をお過ごしください。
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スケ連は冷酷な金の亡者と暴かれる!五輪がいかに利権で繋がっているか? - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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オネエさま、コリヤダ君のインタ紹介有難うございます。残念で残念で…私は今でも時々コリヤダ君の演技を観ては「プーチン、戦争止めてくれー!」と1人でブツブツ言ってるんです。
羽生さんが彼をショーに呼んでくれたらいいなって、いつか2人に競演して欲しいなって願っていたのですが。何だか長い休養になりそうだから、先のことは全く読めませんね。哀しい。正直ロシア勢が不在だと、フィギュアを観る楽しさが半減してしまう(個人の感想です)。
羽生さんも、きっとこの件を把握済みでしょう。コリヤダ君の心の内が手に取るように分かって、また涙しているかも。私は羽生さんのfaoi最終日の大泣きは、ジョニーが去ることだけでなく、自身にもいつかショーに別れを告げる日が来る、そこに思いを乗せたが故なのかなとも感じました。共感力の強い人なので。
いずれにしても、コリヤダ君の演技をまた観たいですね。休養後のカムバックを願ってます。
オネエさま、こんばんは。
コリヤダのインタビュー、ありがとうございました。他では一部抜粋のみだったのでありがたいです。彼の演技は気品があって好きです。羽生さんと同い年なんですよね。
他の方も書いていらっしゃいますが、私もロシア不在の競技会は物足りなく感じています。
オネエさま
いつも沢山の情報ありがとうございます。
コリヤダの話しはかなり残念です。
私もコリヤダの演技は大好きです。
スケーティングも綺麗だし、コリヤダのルッツは高くて幅もあって完璧ですよね。
表現力も素晴らしいし、羽生結弦の次に好きなスケーターです。
羽生さんの引退の時は敬意を現したコメントをツィートしていましたよね。
コリヤダも鼻の手術したり体調面も色々あるのでしょうか?
羽生さんといつかアイスショーで共演して欲しかったです。
日本で数年前にアイスショーに出たときはとても楽しそうでしたね。
私も時々動画でコリヤダ見てます。
ジャンプだけに力を入れている最近の演技を見ると改めてコリヤダの美しい演技が懐かしくさえ思います。
又いつかコリヤダの美しい演技が見たいですね。
オネエ様、こんばんは
コリヤダ君の詳しい情報をシェアしてくださり、ありがとうございます。コリヤダ君の競技中断という事実を飲み込むのに時間がかかっています。
ただ、ご紹介くださった記事に「ミーシンコーチと話したところ、彼は私の内面に、自分でも気づいていない変化が起きていると考えているようだ。どうしたらいいかわからないときは、やめたほうがいいと」と書かれていることに少し安堵しました。ミーシン先生にはコリヤダ君自身が気づかない心の動き、機微を推し量ることができているんですね。ミーシン先生はプルを含めキャリアを一時中断した選手を後押しして復帰させた経験もありますし、コリヤダ君の力になってくれるでしょう。まずは健康を取り戻すことですね。
いずれにせよ、コリヤダ君の決断を待つだけです。どんな決断を下すとしても応援し続けます。競技でもアイスショーでも、またあの美しいノーブルなスケートを見たい。時が経ってロシアのスケーターが日本で演技できる日がきたら、そのときは羽生君と一緒に。