深夜に放送されたNNNドキュメント職業羽生結弦の矜持、羽生結弦のインタビュー部分をメインに書き起こしたわよ。
24時間では到底足りない過密スケジュール、毎日怪我と隣り合わせの緊張感を持ちながらの極限まで追い込む練習まで。
11/26にGIFT東京ドーム公演の音楽監督・武部聡志氏の特集番組では、羽生結弦からのコメントも。
自分自身との闘い
強度的にはやっぱり競技をやっていた頃よりも高いなって思いますし、本当に大変になったなあとは思ってます。
こういう練習をしているといつ壊れてもおかしくないので、でも本当にギリギリの練習をしないと上手くなれないっていうのもわかりますし、
緊張するんですよ毎日、怪我するかしないかの闘いなんで。
プロ転向への不安と恐怖
アマチュアのアスリートとして一回区切りをつけることをやってしまった時に、もう応援してもらえなくなるかもしれないなっていう気持ちは正直あって。
先が見えないっていうか、すごく怖いものが正直あって。
羽生結弦選手から羽生結弦さんに変わった時に、終わっちゃったんだねって思われたくないっていうか、すごく怖かったんですよ。
競技者としての羽生結弦が好きっていう方もやっぱりいらっしゃいますし、緊張感とギリギリの難易度のところでやっているからこそ出る一緒に戦っている感覚だったりとか、そういうものが競技ならではの感覚でそれが好きって言ってくださってる方々がたくさんいらっしゃったので、、、
心には消せない傷もあった、、、
自分が夢だと思ってやっていたものが崩れてしまって、正直もう言葉に表せないほどの悔しさしかなかったんですよ、あの時。積み上げてきたものはすべて無駄だったのかな?と正直その時思ったんです。もうなんか踏んだり蹴ったりすぎて、辛いとか通り越してなんでここにいるんだろうぐらいな気持ちでいましたし。
報われてないよって思いつつも、納得はできてないんだけれどもこれから報われるようにしないとなあって。叶わなかった夢が詰まったプログラムに対して、あれが綺麗だったと言ってもらえるんだったら、努力を続けて頑張りたいなって思いました。
競技時代よりもハードな練習
さらなる進化を目指し練習メニューを自ら作成。毎日体調や疲労などを数値化してチェック。
週2回の瞬発系の練習では4回転と3アクセルを7セット繰り返す。その後、全力のステップで追い打ちをかける。
※レペティショントレーニングとは、、、一定の時間を全力に近いペースで行い、休憩を挟む。再び全力→休憩を繰り返す練習方法
強度上がってるのと、常に自分が120%の練習をしなきゃいけない。120%の練習をして、その20%の余剰分が次の日の105%を出せる。
僕にしかできないことをする。アスリートであり、アーティストであって、エンターテインメントでもある。そこの極地みたいなところにフィギュアスケートというものを使っていこうとしている。
職業羽生結弦の1日に密着(今年7月下旬)
・西川株式会社のCM撮影
午前10時~
監督との打ち合わせ→CM撮影
「素材として頑張ります」
午後4時~
スチール撮影
午後6時半
約8時間に及ぶ撮影が終了
一回リセットして、ちょっとだけ寝てまた練習頑張ってきます。キツいですけど滑らないとどんどん劣化していくので、マイナスになっていってしまうのはなんとか防がなきゃいけなくて、練習しないとまた次のショーに間に合わなかったら嫌なんで頑張ります。
仮眠~夜
スケートリンクへ単独アイスショー(RE_PRAY)の練習
1つの演目を滑り終えるとリンクサイドへ行き、靴を脱ぐ。曲ごとに衣装を変えるシュミレーション。再び靴を履き、すぐ次の曲へ。その繰り返し。
「楽しい、楽しい」辛い時はあえてポジティブな言葉を自分にかけて、力を抜こうとする本能に抗う。
「頑張れ、まだだぞ!ラスト!!」
競技やってる時は僕が演技をノーミスできれば、成績が良ければ正直それで勝ちでいいんですよ。だから僕次第だなってすごく思っていたんですけど、こうやって今プロになって色んな方々が支えてくださって、色んなことを考えてくださって僕はできるときに少しづつでもいいから、積み重ねて積み重ねて演技の質とか耐久力とか持久力とか上げていかないといけないなって思ってます。
真っ暗だからこそ無限の可能性が広がる
今は正直その先なんか見てないし、真っ暗でしかないんですよ。でもその真っ暗だからこそ無限大の可能性が広がっているから、その真っ暗を大切にしたいなって思ってます。でもこれは強がってるところもあるし、楽しくはないけれどそれでもいいんだって思って、とりあえず今を生きよう、目一杯今を滑りきろうって」
再放送日:BS 日テレ 11月19日(日) 朝8:00~8:30「職業羽生結弦の矜持」
競技時代よりも強度を高めて、毎日怪我と隣り合わせの壮絶な努力をしているのを映像で目の当たりにして凄すぎる!という言葉以外出てこないわ。
2時間半という単独アイスショーを、たった一人で滑りきるその裏には毎回限界まで自分を追い込んでいる努力があるからこそ、リンクで誰よりも輝き続けるのだと。
今回放送で、自身が作成した具体的な練習メニューを見れたことは貴重だし、単独ショーの演目の間に映像を見ている間、スケート靴を脱いで衣装を早着替えして、その為に練習でも同じようにスケート靴を脱いで、再び履くの繰り返しをしていたのね。
午前中から、CM撮影や雑誌の撮影、そしてTV出演や取材対応などをこなして、夜にはフィギュアスケートの技術面、体力面を維持しさらに進化させながらも、新たなショーの準備をする。
仙台でいつも撮影しているのには、24時間では到底足りないような過密スケジュールを日々こなしているからなのだと。
ぜひ羽生結弦にしかできない無限の可能性を、これからも追い求めていってほしいわ。
そしてもうひとつ羽生結弦関連の番組放送が。
放送日:テレ朝 11月26日(日)23:00~「関ジャム 完全燃SHOW」
次回の「関ジャム完全燃SHOW」では、羽生結弦「GIFT」の音楽監督を務めた武部聡志氏の特集が放送に!
長年第一線で活躍する武部氏の音楽家としての凄さに迫り、羽生結弦から貴重な証言も。これは見逃せないわね。
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本日13(月)からは、ファイテンの佐賀公演チケットプレゼントキャンペーンが始まるわよ!
そして佐賀公演の公式HP先行抽選は本日が受付締切なので、まだの方はお早めによ。
どの座種にしようか迷っていらっしゃる方はこちらをご参考までに。
それでは皆様、本日もどうか素敵な一日をお過ごしくださいね。
☆合わせてお読み頂きたい
特定スケーターへの忖度が酷すぎる!中国杯で公式解説が回転不足と断言も? - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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View Comments
オネエ様、書き起こしありがとうございます。深夜だったので見ておらず、とてもありがたいです。羽生君らしさが満載(疲労を数値化してチェック?)で、本当にどこまでも負けず嫌いというか。ほとんど寝てない日もあるのね。あと、やっぱり今があまり楽しいとは思えてないんだな、スケートに関する部分では…ですけど。だから、私、ファンタジーが好きなのかな?なんてちょっと思いました。そこのバランスを取る為にはプラベ(心)の充実は必要なんですよね。光一君やノッテのあとの鈴木明子さんの言葉、そんなにひとりで背負わないで…って思うけど、背負いたいのが羽生結弦なのかな。
付いていくだけしか出来ることはないわ、笑。
>ポーラ様
ポーラさん、こんにちは!常に新しいものを生み出し、感動を与えていく為には多くの努力と限界まで追い込まないといけない壮絶さを今回の番組でほんの一部ですが知れたことは良かったと思います。
オネエさま、おはようございます。
北京オリンピックの事を考えると辛くなりますが、それがあったからこその今の羽生結弦があるんだなとつくづく思います。
神様は羽生さんはこれを絶対乗り越えられる。そしてもうあなたは競技の世界で充分に役目を果たした。次の世界へと行くべき。としたのかもしれません。だとしたら、羽生さんが4Aを跳ぶ選択をした結果に大きな意味があったんだと思います。
もう、これからはあの辛かった分の何倍分の幸せが来ることを願います。いや、絶対い来ます!RE-PRAY
>アップル様
アップルさん、こんにちは!
平昌から、北京五輪までの4年間競技を続けてくれたからこそ、フィギュア競技界が大いに盛り上がりましたよね。プロの世界も想像を絶するほど大変だと思いますが、きっと彼の信じて進む道に明るい光が待っていますね!
おねえさま何だか 凄いドキュメンタリーでしたね。なぜあの時間なの?もったいなくて…。今さらながら 羽生結弦さんって、高い知能と、超美麗なビジュアルの体の中に 筋金入りのスポ根野郎の魂と芸術家魂が しっかりやどっているのだと再確認しました。 相手が誰とか?くっだらない捏造や下衆の勘繰りをしている間に あの人は一秒を、惜しんで命をすり減らすかのように精進していた…。やっぱり、つくづく吉川英治が描く 宮本武蔵と重なるなあ。好きな最後の一節
" 潮騒は世の常である 流れにまかせて
泳ぎ上手に雑魚は歌い 雑魚はおどる。 けれど 誰が知ろう
百尺下の水の心を 水の深さを。"
何を血迷ったか、母は私の胎教にこの本を選び、弟の胎教は聖書だったそうで。う〜ん、しかしながら 私は百尺下の水ではなくて楽しく歌い踊るちっちゃな(メタボになった)魚ちゃんです。 にしても羽生結弦が安心できるアイスリンク 本当に大切ですね。 またあちら勢力が、新しいリンク?支援とめいうって唾つけまくっていますが? 現実的にこれから先 永続的に税金投入の支援はできるのでしょうかね?ショーや試合の集客なんて絶望の域だし、そもそも、減客の理由すらわかってない!?
羽生人気の高さではなくて、あちら界隈のやり口の傲慢さと汚らしさと意地悪さが目について ムチャクチャ嫌われてるだけなんだけど…。
>リン様
リンさん、こんにちは!
私もゴールデン枠で放送してほしい!と思いましたが深夜1時はいつも羽生結弦が練習を始める時間なんですよね。常に最高のものを見せる為に努力を惜しまない姿に感動しました。
オネエ様、こんにちわ。
ゆづが今、楽しくないのは当然と言えば当然かなと想像します。それだけきっと、今まで以上の高い壁と理想がゆづの中にあって…、そこにまだまだ届いてなければ苦しいですよね。
自分の好きなこと、追求することを生業とすることができて、その高い壁を乗り越え夢を叶えることができた時(五輪連覇)のあの達成感。「この夢が叶うなら他の幸せはいらない」とまで思って生きて目標に到達した時というのは、「今死んでもいい」と思えるほどの充実感があるもなのです。その大充実感を一度でも味わってしまったら、それと比べてしまったら、友達とのじゃれあいや恋愛のほやほやした幸せ感などなんの足しにもならないというか、それは全く別の所にあるもので、それで日々のバランス、精神のバランスが取れる要素にはならないんだろうなと思います。ゲームと同じで一時スケートのことから頭を離すという時間にはなるでしょうけど。だから入籍は何年か先の将来、その戦いの人生に身を置かなくなった時のための準備としてしたんだろうなと勝手に想像します。
そして「楽しい」は本当に瞬間的なもので、例え自分が好きなことを仕事にしてたとしてもほとんどの時間が「苦しい」のです。いや、むしろ好きなことを仕事にする方がずっと大変なのです。まして世界中の多くの人の心に響く作品を作り上げるのに「楽しい」でできるわけがありません。
明日あなたが風邪で欠勤しても、会社は回ります。
代わりが効かないというポジションにいる人の責任感、使命感、重圧は計り知れません。
>ちょび助様
ちょび助さん、こんにちは!
一語一句に強く同意しながらコメント拝読させて頂きました。
楽しいは本当に瞬間的なもので、例え自分が好きなことを仕事にしてたとしてもほとんどの時間が「苦しい」。
仰る通りだと思います。フィギュアプロ界前例のない道を進み続ける彼をこれからも応援したいです。
おねえ様、こんにちは。
いつも、ありがとうございます。私も昨日のテレビを録画して今朝みました。やはり、彼は常に弛まぬ努力、練習をしているんですね。今更ながらに頭が下がります。
私と来たら、彼の「孤高の原動力」から気に入った写真を撮って、部屋に貼ろうと思って、A4プリント用紙を逆に入れて印刷してしまい、ギャアー手にべたーとインクが付いてしまいました。慌てふためいて、手を洗って、もうー、裏面だとこうなるんだっと勉強になったような気もします。
自分のドジぶりには、慣れてドウジなくなってきてはいますが・・ウウウ
昨日初雪が降りました。また、お邪魔させてください。
>小春様
小春さん、こんにちは!
弛まぬ努力があるからこそのアイスショーで多くの人々を感動させることができますよね、またいつでも遊びにいらしてくださいね。
オネエさま、こんばんは。
いまやっと録画を見ました…もう、言葉になりません。
世間一般でいう「楽しい」ではないのかもしれないけれど、苦しいこと、自分に荷を課すことを、ある意味楽しんでいるのかな、とも思いました。そういう生き方しかできないひとなのかもしれません。
全てのプログラムが、むしろ本番よりも迫力があったように感じてしまいました。
撮影用に着飾った姿よりも、こういった姿に惹かれます。
永久保存版です。
>景虎様
景虎さん、こんにちは。
次のSharePractice公開がいつになるかわかりませんが、こうした日々の努力を垣間見ることができる素晴らしい機会だと思います。
オネエ様おはようございます。録画でみました。ほんとにどなたか言われてましたが、深夜にする番組にしてはもったいないですね~ユヅ様あなたって人は、いつもいつも高い壁に挑んでいるのですね。そしてプロになってから、その壁はどんどん高くなってる。だから、私たちは、あなたの演技にひきこまれ、涙し、あなたから目が離せない。中国杯をみてても、感動しないはずです。だってえこひいきされてる人は、今期の目標自己満足ですものね~迫力ないし!
ともかく私たちは、ユヅ様の健康とケガがないことを祈るしかないですね。あなたの好きなフィギュアスケートを長く続けられることを祈ります。
>もみじ様
もみじさん、こんにちは。
常に目指す高い壁があり、それに向かって全力でもがいて暗闇を突き進んでいる姿に、自分も頑張らないとと勇気をもらっています!