昨年、12月に、ずいぶん年齢差のある人と対談した。
たくさん話して、終りが近づいたころに、
この人は、いまのぼくの歳になるまでに、この先、
半世紀近く生きることになるんだなぁと思って
「ずいぶんとこの先が長くて、たのしみがいっぱいですね」
というようなことを言ったら、ほとんど間を置かずに、
「それは、まったくわからないですから」と返ってきた。
まだ二十代の若者が、
長い長い先の時間がたしかだとは言えない、と考えている。
一般常識として言えるようなことではないが、
彼の考えていることのほうが真実に近いと思えて、
ぼくはいままでに感じたことのない緊張感をおぼえた。
「それは、まったくわからないですから」というリアルは、
一度でもそれを感じたことのある人なら、
いつまでも捨てられないメモのように、
ずっと心のどこかにあり続けるものなのだろう。
彼は、2011年のあの震災を身に感じ続けていた人だ。
※ほぼ日刊イトイ新聞より一部引用
糸井重里氏のエッセイの中で、羽生結弦と対談したのではないか?と話題になっているわよね。
「それは、まったくわからないですから」
notte stellata2023、3月11日公演での羽生結弦の言葉とリンクするのよね。
羽生結弦「これから先、人生って、僕が言うのも何ですけどね、本当に何があるか分からないですし、今、世界情勢的に平和ではないかもしれません、火種はたくさんあります。
ただ、その中で少しでも平和で、やさしさにあふれた日々が訪れるように。
この3月11日の「ノッテ・ステラータ」という星たちは、いつも皆さんの平和とやさしさと幸せを願っています。今日は本当に、ありがとうございました。
どうか最後まで、最後の最後まで気をつけて帰ってください。
今日ある命は明日もあるとは限りません。今の幸せは明日もあるとは限りません。そうやって地震は起きました。だからみんな真剣に、今ある命を、今の時間を幸せに生きてください。
もしかしたら、今後対談がどこかのタイミングで公開される時が来るかもしれないわよね。
北陸に住む友人から「なぜごく平凡な元日さえ迎えることができないのだろう?」とメールが来た。
昨日のJAL便の事故。一つ後ろの便に北海道から戻ってくる友人が搭乗する予定だった。
決して他人事ではないのよね。羽生結弦の言葉が深く心に突き刺さる。
もちろん先の人生を考えることも大事だけれど、「今」を大切に生きようと強く心に誓おうと、、、
ディーン・フジオカ氏がやっと実現できたこと(2023年)に、羽生結弦らとファンタジー・オン・アイス2023でコラボしたことを自身のSNSにアップしているわよ。
FaOI×History Makerを歌いました。
History Makerって曲を作った時から、フィギュアスケートのカルチャーを一番イメージして作った曲だったので。
もちろんスポーツだったり、どんな分野でも挑戦を続けている。
それが歴史を生み出していくっていうようなコンセプトで、応援歌みたいなね。
ついに世界のトップフィギュアスケーターの方々と、History Makerの楽曲でコラボできたっていうのはすごく感慨深いものがありました。
今年のFaOI新潟公演のオープニングでコラボしたヒストリーメーカー。
会場が清々しい空気に包まれて、新たな歴史を生み出しながらも強く前へ進んでいくようなディーン氏の歌に感動をしたのを思い出したわ。
またいつか素敵なコラボができる日が来ますように、、、
☆合わせてお読み頂きたい
愛に溢れたANAの言葉で号泣した!羽生結弦から新年の挨拶が動画でも来た - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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オネエさま
こんばんは。
昨日は「あけましておめでとうございます」と書きましたが、今の、現状に合っていない言葉だったかもしれません。申し訳ないです。こういうときは、何とご挨拶したらいいのでしょうか。
notteのときの羽生結弦の言葉、ありがとうございます。私は配信でしたが、非常に重みのある、印象に残った言葉でした。
私は彼とほぼ同じ歳なので、彼の生き方、考え方を、すごく意識しているというか、これから自分が選んでいくことも含め、彼のようにたくさんの経験や思いはしてきていないけれど、
できるならば、少しでも影響を受けたいと思っています。
そこに重みと思慮深さがあるから、ファンでいたいと思います。
以前、スイッチインタビューでご本人が「悪いもののほうが記憶に残りやすい」旨の話をしていたのを、よく思い出します。
この言葉は、ジャンプの話のときに出たものでしたが、人の感情も、同じなのではないかと。わかっているつもりでも、繰り返し、彼の言ってきたこと、実現してきたことを、読み直し観直していくことが、今ファンとしての自分にできることかなと思っています。