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フィギュア競技採点の難しさとは?羽生結弦が語る表現力の奥深さ

羽生結弦×糸井重里、夢の対談第5回「余白と表現と得点」がついに公開となったわよ!

フィギュアスケート競技の「技術面」と「表現力」のバランスの難しさを羽生結弦は熟知しているからこその考え方とは?

3/9・10のノッテ公演会場リハーサルに合わせた、利府駅からの宮城交通臨時バスの運行はないので注意して頂戴ね。

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フィギュア競技採点の難しさとは?羽生結弦が語る表現力の奥深さ


羽生結弦×糸井重里、夢の対談第5回「余白と表現と得点」がついに公開となったわよ!

羽生結弦:

たぶん、見た人が自分で考える「余白」がつくれることが重要なんじゃないかと。

それって、たぶん、詩とか、キャッチコピーとかもそうだと思うんですけど。すべてを込めて表現するけれども、そこに余白があったほうがよくて。人が想像できるその余白があるからこそ、なにかしら伝わるものがあるのかなって。

あとは、さっき言った余白っていうものを、意識的につくる技術っていうのも大事で、そこを丁寧につくれていると、見る人が想像しやすいのかなっていうのは思いますね。

表現力とか、スピード感とか、膝が深いとか、幸福感があるとか、劇場的であるっていうようなことは、やっぱり、見る人の感覚や価値観で変わるんです。だから、その価値観にぶらされないように、難しいジャンプはやっぱり跳ばなきゃいけない。

なんかそういうところが、競技フィギュアスケートっていうところの難しさ、表現だけに特化できない難しさみたいなものがありますね。

ただ、ぼくが目指してたのは、ある意味では、ジョニーさんが4回転までやれなかった世界、プルシェンコさんが4回転を3回跳んだりとか、4回転3回3転回転とか跳んだりとかしながらもやりきれなかった世界で、そういうことをぼくは競技時代にずっと追い求めていて、いまもそれが続いてるっていう感じはしてます。

糸井重里氏:

表現と得点がせめぎ合うというか、どちらもフィギュアスケートの重要な要素だからこそ、簡単に答えが出ないんですね。それはたぶん羽生さんにとっても。

羽生結弦:

はい。表現面だったりとか、スケーティングっていう誰かの価値観に委ねられやすい要素は、必ずしも安定する数字ではないということを、ぼくが知ってなかったとしたら、きっとたぶん、ぼくは難しいジャンプに、これ以上挑戦してなかったと思いますし、難しいジャンプをやりきったとしても、そこまでの質っていうものを、たぶん求めなかったと思うんですよ。

ぼくには自分が表現したい世界っていうものがしっかりとあって、それを出したいんだけれども、誰かの価値観に委ねられるものだけじゃなくて、いわゆるわかりやすい難しさ、普遍的な点数、みたいなものも同時に手に入れて勝ちたい、って強く思っていたので、それでここまで来ることができたんだろうなって思います。

ほぼ日刊イトイ新聞より一部引用・出典

見たものが自分で考える「余白」まで考えて意識的に作っていたとは脱帽だわ、、、

フィギュアスケート競技の「技術面」と「表現力」のバランスの難しさを羽生結弦は熟知しているからこそ、

「表現力」は人の主観によって受け取り方が変われば評価も変わるからこそ、技術面でも確実に高難度ジャンプで点を取っていかなければいけないと。

でもジャッジ達は果たして、フィギュアスケート競技における「技術面」と「表現力」のバランスをきちんと保って採点しているのかしら!?

技術面すら主観ばかりで、過度のプレロテなど平気で見過ごし、技術点のGOE加点をどんどん付ける。

さらには演技構成点(PCS)まで、雑巾絞りのようなジャンプを跳んでるだけで(バトン氏の言葉を借りると)、最初から決めうちされたかのような高い得点が出る。

ジャッジの負担を減らす為という名目で、PCSを5項目→3項目に減らした時にジャッジは「表現」という芸術性についてきちんと採点する気があるのか?と思ったわよ。

プロ転向したスケーターは、大抵「表現」をより重視するようになる。

しかし技術と表現のバランスを保ちながらも、素晴らしい演技を見せ続けてくれる羽生結弦は本当に凄いと思う。

だから彼の演技は見続けたいのよね。

☆「いつ世界が終わっても。」羽生結弦×糸井重里

3/1(金) 第1回「憧れに近づいていく作業」
3/2(土) 第2回「たどり着くまえに考えてしまう」
3/3(日) 第3回「被災地からの声を背負って」
3/4(月) 第4回「『MOTHER2』で言うと」
3/5(火) 第5回「余白と表現と得点」
3/6(水) 第6回「フィギュアスケートは難しい」
3/7(木) 第7回「限られた時間のなかで」
3/8(金) 第8回「100年後に見てくれた人が」
3/9(土) 第9回「ややこしいものとキャッチーなもの」
3/10(日) 第10回「いつ世界が終わっても」
3/11(月) 第11回「ふつうが憧れ」
3/12(火) 第12回「ゲームがあってよかった」

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【利府駅→会場までの土日定期バス時刻表】

3/9・10の会場リハーサルに合わせた、利府駅からの宮城交通臨時バスの運行はないので注意して頂戴ね。

リハーサルの開演予定時間は12:20(開場11:40)なので、利府駅から定期バスを利用する際には10:24発に乗らなくてはいけないし、

かなり混みそうよね。ひとつ前の9:27発では、会場に着いてから2時間も待たなくてはいけないし。

サブアリーナ2Fにある「利府珈琲茶寮」に問い合わせをしてみたら、営業時間は午前10時営業開始からとなっているので、

ここで待つのも良いかもしれないわね。

☆合わせてお読み頂きたい


すごい緊張の初対面だった!羽生結弦と大地真央がフィギュアの概念を超える - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート
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オネエ

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  • オネエさま

    余白。

    この言葉にとんでもなく共感しました。
    私の仕事のひとつがワインですが、完璧に「100点」などを点けられるワインはありません。
    またワインには記録もないです。
    それでも「100点」と評価されるワインがあったと仮定して。

    それは地道な栽培努力と天才的な醸造技術を培った上で、
    飲み手に想像力を「余白」として残してくれるワインが、記憶になります。
    記録だけを目指したワインは時代に流される傾向にあるので、数年後には酷い言い方ですが「馬脚を現す」になりがちです。

    羽生結弦氏が言っていましたが、「同じプログラムでも熟成する」
    まさに余白が熟成の伸びしろなのかと。
    余白のあるワインは、いつ誰と、どこで、どんな服を着て、緊張したりワクワクしたり、、、書き切れませんが、誰もが歳を重ねる中、「今の自分が同じワインを飲んだら、どう感じるのだろう?」と希望や反省を促してくれます。