―プロ転向からの2年間は、どんな時間だった?
「本当に今まで競技者として、いろんなことをストイックに考えてきました。もちろん技術面的にもそうですけれども、特に勝利ということについて、ずっと考えてきたなというのは思っていました。プロになって、1年目は正直手探り状態というか、これをしたらいいのかな、あれをしたらいいのかな、何をしたらいいのかなっていうのを、ずっと考えながら過ぎていった1年でした。(2年目の)この1年は表現したいことであったりとか、自分がプロになって、どういうことをしたいのかということが、明確に分かってきた1年になったのかなと思っています」
―明確に分かってきたこととは?
「1年目は『プロローグ』があって、その中でまずワンマンで滑れるかみたいな手探り状態で。『GIFT』も同時並行で作っていて。その時は自分で物語を書きたいというのもあったし、その物語の中で、受け手側の見る心境が変わることによって、今まで見てきたプログラムも変わるよね、みたいなことを体験してほしいみたいなのが、自分の中では競技時代からなんとなく、思っていたことで。それが実現できたのが1年目。2年目は『RE_PRAY』で、完全にアイスストーリーというものが形作られたというか。自分1人で滑ることが、手探りとか、表現したいことをなんとなく物語に乗せて、見る目が変わったよね、だけじゃなくて。この物語にこういうピースが存在していて、こういう物語が伝えたいんですよっていうのが、ちゃんと出来上がったなっていうのが、2年目の大きなところだったとは思うんですよね」
―3年目はどんな一年に?
「やっと自分がやりたいことの基盤が出来上がったので、その延長線上で、どういうふうに自分が、より表現面でもスキルアップできるか。伝えるということには、競技時代からずっと言っていた、技術というものが基礎になっていないとレベルアップはできないと思うので。技術面的にも体力面的にも強化していくっていうような形が、3年目になるのかなという感じはしています」
―2年間の思い出。
「いっぱいありますね、やっぱり。どれかこれだけっていうことはさすがに言えないんですけど、それぐらい本当にいろんな、たくさんの貴重な経験をしました。何より直近であった『RE_PRAY』の完成だったりとか。受け取っていただけたっていう、その実感みたいなものは。今、絶賛制作活動中ですけど(笑い)。自分の頑張っていくモチベーションというか、原動力になっています」
―新たな制作活動中?
「新しいプログラムを作ったりとかもしています。自分が表現したいことについての深掘りを、また始めていますし。一人でずっとやっているので、どうしても、自分の中からにじみ出てくる感情っていうのが、偏ってしまうというか。自分の思想自体も根本的にはそんなに変わらないというか、引き出しもそんなに増えてこないんですけど。やっぱりそういう『RE_PRAY』での経験だとか、そういったものが原動力となって、また新しい感情が生まれたりとか、また新しい表現が生まれているという実感は強くあります」
―今後もアイスストーリーは自問自答しながらテーマを作っていくのか?
「自分が『RE_PRAY』を作るにあたってもそうですし、『ゴリアテ』(Goliath)だったりとか『アクア』(アクアの旅路)だったりとか、いろんなプログラムを振り付けしていく時もそうなんですけど、基本的には根本に『生きる』ということが存在しているのかなっていうことと、その『生きる』ことに対しての『祈り』みたいなものが常に存在しているのが、自分が表現したいことの根幹にあるのかなっていうのは思います。だから、それにプラスアルファで何を伝えたいかっていうことと、何をまた深掘りしていくのかっていうことが、その時々、そのプログラムによって、顔の見せ方が違うのかなっていう感じぐらいです」
―12月に30歳になる。思い描いていた30歳と比べて?
「僕が18とか16とか、それぐらいに思い描いていた30歳って、正直多分、スケートをやっていないんじゃないかなと思っていて(笑い)。24でプロになって、平昌オリンピックが終わってすぐにプロになって、5年ぐらい活動したらもういっか、みたいな感じだったんですけど。思い描いていたものとは体力のつき方も技術のつき方も全然違いますし、『ああ、こんなにもまだまだやれるんだな』っていう実感と、未来に向けての可能性をすごく感じています。自分が思ったよりも、『人間ってまだまだやれるんだな』っていうのを、今、感じてはいます」
―どんな30代にしたい?
「特に…何も変わらないです。ただ、どんどん自分の表現というものを磨いていったりとか、練習という、いわゆる自分と常に向き合い続けるみたいな時間が増えれば増えるほど、自我みたいなものの強さみたいなものが、だんだん磨かれていくというか、自分の根幹がどんどん確立されていっている感覚はあります。そうやって、30代は30代で、自分というものをまた大切にしながら。でも、見せるということ、スケートと向き合うということが、やっぱり僕にとっての幸せの大きな部分を占めていると思うので。皆さんにとって、自分がある意味30年間生きている意味というか、存在理由みたいなものを常に自分自身に持ちながら。ファンの人たちが見てくれるからとか、僕にはスケートしかないからとか、そういうものだけじゃなくて、自分自身の中に常に、生きる芯みたいなものを、より明確に作っていきたい30代だとは思っています」
※スポーツ報知より一部引用・出典
羽生結弦選手、プロ2周年本当におめでとうございます!
まずは健康で、そしてこれからも自分のやりたい事、突き進む道は険しいものであるとは思いますが、これからも変わらず応援し続けていきます。
インタビューの第1回目を読んで、プロとしての2年間で自分のやりたいことの基盤が出来上がり、
今日から始まる3年目、未来に向けての可能性が無限に広がってより羽ばたいていく姿に期待しています!
新たなプログラムが出来上がり、新しい感情と表現が生まれていく中に次のアイスストーリーが来るのを楽しみに、、、
朝からコンビニへ走り、スポーツ報知とスポニチ(こちらのビジュアルも最高!)もゲットしてきたわよ。
スポニチについては詳しくは後半で。
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フィギュアスケーター羽生結弦さんのプロ活動を振り返る写真集。地元・仙台での非公開撮り下ろしに加え、2022年7月19日のプロ転向会見、仙台での公開練習「SharePractice」、プロ初のワンマンショー「プロローグ」、宮城での「notte stellata 2023」や、単独ツアーを収録しました。
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五輪2連覇をはじめ、世界選手権、グランプリファイナルなど主要大会全てを制覇しスーパースラムを達成した稀代のフィギュアスケーター 羽生結弦。 2022年プロ転向後に初めてセルフプロデュースした単独アイスショー『プロローグ』。
プロアスリートとしての第一歩を踏み出した羽生結弦が、決意と覚悟をもって臨んだステージは“序章”の名に相応しく、氷上の芸術としての新境地を切り拓く――。
羽生結弦のスケート人生そのものを、進化をしつづける彼自身の姿を、あますことなくトレースした唯一無二のアイスショー。
11月4日・5日の横浜公演、12月2日・3日・5日の八戸公演と開催された全5公演の中から、八戸最終日の模様を完全収録し、特典映像には千秋楽に密着した貴重な舞台裏映像やデジタル写真集なども詰め込まれた必携の一枚。
【収録内容】
【アイスショー本編】 約110分
☆Performance
・6分間練習
・SEIMEI
・Change
・Otoñal / Sing, Sing, Sing / 悲愴(一部ハイライトのみ)
・ロミオ+ジュリエット
・いつか終わる夢
・春よ、来い
・[Encore] パリの散歩道
収録日:2022年12月5日(月)フラット八戸
【特典映像】 約30分
☆マルチアングル映像
・SEIMEI
・Change
・いつか終わる夢
・春よ、来い
☆デジタル写真集
☆12月5日ドキュメント
収録:2022年12月5日(月)フラット八戸
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スポーツ報知が7/20・7/21が単独インタビューと言っていたので、
本日公開されたインタ内容は、スポーツ報知とスポニチになっているのね!
偶然かもしれないけれど、二紙が黒と白の衣装になっていて素敵だわ。
インタ内容はスポーツ報知で紹介しているものと重複の為に、割愛させて頂きます。
羽生結弦にとっての信頼できるメディアも、この2年間でファンにとっても、より明確になってきているわよね。
決意表明記者会見でフライングしたスポーツ紙なんて一切読まなくなったし、目に触れることすらなくなったもの。
いつも羽生結弦、そしてファンに寄り添い優しいメッセージを発信し続けるねこまさむね氏、ありがとう!
ファンのみなさんも応援し続けてくれるって言葉、泣けてくるわよね。
さあ皆様、羽生結弦プロ2周年祭は始まったばかり。一緒にこの記念すべき日を祝っていきましょう。
どうか素敵な一日をお過ごしくださいね。
☆合わせてお読み頂きたい
神様に選ばれた方と大女優も絶賛!羽生結弦の最新撮り下ろしと独占インタ - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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おねえさま 早朝ダッシュでゲットできました。 報知は最後の一部でした。スポニチは、いつも九州版は空振りなので 心配でしたが、載ってました!まるで写真集を切り取ったような…清らかな羽生君が。
今後の展開にも ワクワクしますね。
オネエ様、こんにちわ。
地元のセブンで報知とスポニチ、どちらも最後の一部をゲットしてきました!「今、絶賛制作活動中」?楽しみすぎます!
そして帰宅後、矢口さんの写真集ががが!もう〜美術書のように美しくてため息ものです。