パリ五輪で、玉井陸斗(17)選手が日本飛び込み界初のメダルとなる銀メダルを獲得!
5本目で大きなしぶきを上げてしまい、それでも最後の6本目に全体のトップとなる99点をたたき出した時には思わず拍手したわ。
そんな玉井選手がミズノ公式のインタビューで、羽生結弦の名前を挙げていたのでその部分をご紹介するわね。
ー人々がスポーツに魅了されるのはなぜだと思いますか?
一番は、選手たちが全力で頑張る姿ですよね。そこに試合の勝ち負けだけじゃなく、そこまでの努力とか苦労とか一度どん底に落ちてからの復活とか、心に残るストーリーも加わって人の心を魅了するんじゃないかな、と。
僕自身、羽生結弦選手の「報われない努力もあるんだな」という言葉を聞いた時、ものすごく共感したというか、羽生選手と自分が重なったというか…。どれだけ努力して練習してもうまくいかない時、勝てない時ってあるんですよ。あの羽生選手ですらそんな気持ちになるんだと知って、凄く親しみを感じたというか、その思いに共感できて距離が近づいた気がしました。
※ミズノ公式オンラインより一部引用
「報われない努力もあるんだな」という言葉。
見ている側はそんなことないよ!と言えるけれど、ずっとその道を歩んできたものにしかわからない挫折や葛藤、、、
羽生結弦が2022年に菊池寛賞を受賞した時のスピーチがあまりにも印象的だったので、こちらもシェアさせて頂きます。
「私の人生は28年弱になりますが、そのほとんどが夢への道でした。希望と絶望の連続でした。4回転半ジャンプを習得しようとする前は、オリンピックの連覇が夢でした。スケートを始めたのは4歳の頃でしたが、始めてまもなく、オリンピックのメンバーを夢見て、過ごすようになりました。
オリンピックで勝つためには、4回転ジャンプを成功させなくてはなりませんでした。4回転ジャンプの前は、トリプルアクセルや3回転ジャンプ、その前には2回転ジャンプや1回転ジャンプがありました。それら一つ一つが目標であり、夢でした。今だと1回転ジャンプなんてとても簡単そうと思われるかもしれませんが、毎日の練習の中で、成功する日も失敗しかない日もありました。むしろ失敗の日の方が多かったように思います。やっとできるようになったと思ったら、その10秒後にはもうできなくなっていて、それから10日以上も成功しない日もありました。
4回転ジャンプでは1カ月に1回成功するかしないかという時期もありました。成功すれば、また失敗する。失敗を繰り返して、その果てに成功が待っているのかと言われたら、それだけではありませんでした。実際は失敗しかないことのほうが、多いように思います。失敗してもまた失敗しに行く。それを繰り返して、それでも諦めずに何度も挑みました。
私はオリンピックの連覇という夢をかなえました。そして私は、オリンピックで4回目半ジャンプという夢を、つかみ取ることができませんでした。そのとき私は、報われない努力もあるということを感じました。そして、今までの努力の日々は無駄な日々だったと思いました。夢はかなうわけではありません。努力は実るわけではありません。頑張ったところで、夢がかなう人は、本当に限られた人だけです。
社会の理不尽によって、諦めなることもあると思います。自分自身を守るために、諦めることもあると思います。期待される夢も、期待されない夢も、誰にも伝わらない気持ちも、誰にも届かない日々も、ただ同じように過ぎ去っていく日々も、ただ苦しみを味わい続ける日々もあると思います。夢がかなったと思われている人も、きっとその夢のために、諦めて捨ててきたことばかりだと思います。
私の人生は、たくさん選択の連続でした。その選択が全て正解だったかどうか、分かりません。どんなに悩んで考えたとしても、選択肢には、するか、しないかしかありません。その2択の積み重ねで選ばれてきた今が正解なのか、不正解なのか、分かりません。ただ私は、その全ての選択に意味を持たせたいと思っています。たとえその選択によって失敗したとしても、ケガをしたとしても、何かを得ては失うばかりの日々に、意味を持たせようと思ってきました。そのときには意味がないように思えたとしても、いつか振り返ったときに、意味があったんだと思えるように生きていきたいと思っています。
挑戦はまだ続きます。まだまだ続けます。これから先の選択もたくさん迷い、悩むと思います。この選択があったから、未来もあるんだと思えるように、今を選び続けます。このたびは、本当にありがとうございました。これからもより一層頑張り続けます」
※マイナビニュースより一部引用
今でも胸が締め付けられる気持ちになる言葉。
声を大にして言いたいのは、羽生結弦が歩んできた道、演技や言葉は世代を超えて多くの人々にどれだけの希望と勇気を与えてきたかということ。
パリ五輪でも本当に多くの選手から、羽生結弦が憧れという言葉を聞くたびに嬉しい気持ちになったし、それだけ他種目のスポーツ選手にも大きな影響をもたらしてきたんだと。
☆合わせてお読み頂きたい
箝口令か異様な状況に恥を知れ!羽生結弦が世界のトップアスリート選出も? - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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オネエさま紹介ありがとうございます。飛び込みの玉井選手、見ていました。とてもキレイなフォームで入水したときも、スッと入っていきましたね。メダル取ると思っていました!
羽生くんに共感してくれた若い選手が、メダルを獲得したのは嬉しいことです。まだ高校生なんですね、次の五輪も楽しみな選手ですわ。
おめでとうございます(^-^)
他競技は変な村派閥やしがらみも無いし、素直な子たちが育っていますね。
オネエ様、いつもブログ更新ありがとうございます。
こちらからいろんな事を教えて頂き皆様のコメントに共感しています。
前ブログの世界アスリート6位に選ばれたのもすごい事で、それを日本メディアはスルー。
悲しいです。ちょっと違う路線の事がネット記事になってるんですね。びっくりしました。
菊池寛賞受賞の際のコメントも改めて上げて下さりありがとうございます。羽生さんの歩んできた道を自分なりに思いました。切ない気持ちになりました。
今日はファンタジー愛知公演の録画を久しぶりに見ました。
ダニーボーイとミーティアが心に潤いを与えてくれました。
羽生さんはすごいスケート⛸️してるんだなと思ったし、こんなにも心に響く演技してくれる方いるかな。
まだまだ厳しい暑さが続きますね。御身体大事にしてくださいね。
オネエさま、玉井選手の記事のご紹介ありがとうございました。
努力が報われない時もあるし、今回の五輪では、マラソンの前田選手のように努力が裏目に出てしまうこともありますよね。
世界で戦うアスリートに限らず、私ごときの取るに足らない仕事ですら、そういった事はあります。
世間一般で好ましく思われている「努力すれば、諦めなければ夢は叶う」という言葉は、極限まで努力した選手達を「自分は努力が足りなかった」と、却って追い詰めてしまっているのではないでしょうか。
オネエさま、こんばんわ
よく成功したアスリートが子供たちに夢も持とう、それに向けて努力しようと言います。
イチローさんや大谷さんも言っておられたと思います。
いいことだと思ますが、でもいくら努力しても報われない時、そういう成功者のあくまでポジティブな言葉は虚しくなる時があると思うんです。
ポテンシャルが違うから自分なんか、、、みたいな
でも報われない努力があると羽生くんのような成功者が言ってくれたら、羽生結弦でもそうなんだって少し心が安心して前を向けるような気がします。
羽生くんの言葉は常に自分を見つめ真摯に言葉を紡ぐので、時に理屈っぽいとかケチをつけたい人に言われることありますが、まじめに頑張ってる人の心には響くのではないかと思います。
羽生くんの言葉に影響を受けて頑張った選手が報われるのは嬉しいですね。
オネエ様オリンピックも終わり連日の寝不足が今日から解消されそうです。飛び込みの玉井選手本当に見事でした。夜眠れず何となくテレビを付けていたら飛び込みをしていました。丁度玉井選手が飛び込む所でした。ただ飛び込むのではなくいかにしぶきをあげないで綺麗にプール内に入る…うーん難しいなぁと思いながらも身体を回転させて綺麗にプール内に入る玉井選手を魅入ってしまいました。最後の飛び込みでは選手の中で1番の得点を出して見事に銀メダル。思わず拍手をしました。前回の東京オリンピックの時は7位。その時からきっとメダルを目指して日々努力の毎日だったのでしょうね。報われない努力 羽生さんが北京五輪の時に言った言葉の意味をこの17才の玉井選手が分かっている 共有してくれている。嬉しくなりました。
羽生さんの言った報われない努力
この言葉をカズレーザーさんが当時この言葉を言えるのは人の何倍も努力して人の何倍も練習した人だけが言える言葉です。そして羽生さんがそうであると情報番組で言っていました。玉井選手も毎日が努力そして練習だったのでしょうね。こんな若い選手が羽生さんをリストペクしてくれるなんてとても嬉しいです。先日テレビに出ていた三浦選手も羽生さんの事をリストペクしていて絶賛していましたね。昨年のスターズの時に羽生さんの演技を見てあれこそ本当のプロ
見せている。魅せられる。自分もそうなりたいとインタビューで答えていました。羽生さんの名前は出すなと言う変な輩のいる狭い村にいながら自分を見失わずきちんと意見の言える三浦選手は凄いです。なぁなぁやなごなご忖度で成り立ってきた人とは三浦選手や佐藤選手 山本選手は違います。どうかそのままの気持ちでいて欲しいです。
其れにしても今回の羽生さんの快挙に対してマスコミは黙り。その中で国の機関外務省からのお祝いメッセージが届きました。2連覇したときもプロ転向の時もお祝いメッセージが外務省から届きましたね。国の機関がメッセージを出したのをマスコミは知っていると思いますが恥ずかしくないのでしょうか?電通。
だから海外から日本のマスコミは民度が低いと批判されるのですよ。