チャレンジャーシリーズ・ロンバルディア杯。男子フリーでは佐藤駿がショートに続き素晴らしい演技を見せ、見事3位表彰台に。
冒頭の4ルッツはジャッジも文句のつけどころのない非常に高い加点が。
三浦佳生は試合後のインタビューで体調不要だったことを明かしているわよ。優勝したアメリカのマリニンは演技終盤にバックフリップを見せるも。
文句なしの完璧なジャンプを見たか！成長著しい佐藤駿が表彰台で飛躍へ
【男子総合順位表】
能登半島復興支援チャリティー演技会があったので、
チャンレンジャーシリーズ・ロンバルディア杯男子ショートに続き、フリーを見るのが遅くなってしまったけれど、
個人的に印象に残った選手の演技を少し振り返っていきたいわ。
【男子フリー順位表】
総合3位 佐藤駿（日本）
Shun Sato at Lombardia Trophy 2024
FS 187.49#ShunSato pic.twitter.com/rBlqfn7Oeb
— figure skating archive (@skatingarchive) September 15, 2024
佐藤駿のフリープログラムは「Nostos」。
冒頭から腕の動きの使い方に注目していたけれど、曲をよく捉えてしなやかに見せる動きが印象的だったわ。
振り付けを担当したギヨーム・シゼロンの指導の元で、表現力の幅が格段に洗練されているのが手に取るように伝わってくるのよね。
演技構成点でも9点台を付けているジャッジも出て来て、着実に国際大会で評価が上がってきているのが嬉しいわ。
先月国内試合「木下トロフィー争奪大会」で6点台付けてた節穴ジャッジ大丈夫！？
冒頭の4ルッツ。ショートでは理不尽な「！」（アテンション）が付いたけれど、フリーは文句なしの加点で「GOE+4.6」を叩き出したのは本当に凄い！
続く、4フリップが空中で抜けてしまい2回転になってしまったのは惜しかったけれど、まだまだシーズン序盤でここまでの演技を見せたのは普段の練習の賜物よね。
スピン、ステップにおいてもレベル3とまだまだ伸びしろがるし、これほど毎シーズン成長を遂げてまだ進化途中でこれからどうなるんだろうとワクワクさせてくれる選手はそういないわ。
Shun Sato 🇯🇵 takes the bronze: 🥉 187.49 / 285.88
He is overall pleased with his
performance at Lombardia Trophy.
He says he intended to add a 4FAbout his FP music:
“My free program music was selected by Guillaume Cizeron. I like both my short and free program, but I think… pic.twitter.com/eucPTCozbP
— Golden Skate (@goldenskate) September 15, 2024
佐藤駿「ロンバルディア・トロフィーでのパフォーマンスには全体的に満足している。4Fを追加するつもりだった。
フリーの曲はギヨーム・シゼロンに選曲してもらった。ショートもフリーも好きだが、ショートは自分がやりたくて選んだものなので、よりハマっていると思う。全日本フィギュアやグランプリシリーズでベストを尽くせるように頑張りたい」
総合4位 三浦佳生（日本）
Kao Miura at Lombardia Trophy 2024
FS 158.33#KaoMiura pic.twitter.com/QujSYevs81
— figure skating archive (@skatingarchive) September 15, 2024
三浦佳生のフリープログラムは「シェルブールの雨傘」。
ジャンプ構成を落とし、かつ得点源であるジャンプ2本が抜けてしまったけれど、試合後のインタビューで体調不良だったことを明かしており、
体を治せば大丈夫と安心できるコメントも残しているのでホッとしたわ。
ミスがありながらも、どうしても彼の疾走するスピード感には期待せずにはいられないのよ。
曲にハマった時の情熱というか、勢いは本当に目が離せなくなる。彼の持っている潜在能力はもっとあるんじゃないかと、
ミラノ五輪に出場することができ、ピークを持っていくことができれば間違いなく表彰台争いに加わると確信しているわ。
Kao Miura 🇯🇵 158.33 / 234.75
“I wasn't struggling with jumps but it was just what my current physical condition allows. I was worried about the free skate after the short program but today I decided to change a few things considering the competitions ahead, so that I can get… pic.twitter.com/pd1nclaAJG
— Golden Skate (@goldenskate) September 15, 2024
三浦佳生「ジャンプで苦労したわけではないが、今の体調が許す範囲だった。ショートプログラムの後のフリーは不安だったが、今日はこれからの試合を考えて、もっと点数を取れるように少し変えてみようと思った。
特別な瞬間があったわけではないが、ミスが多かった。それでも思っていたより点数が取れたので、自分でも驚いている。
また、スタート位置からステップシークエンスの最後まで、逆方向に滑っていた。そこは考えさせられた。
体を治してジャンプがしっかりできるようになれば、グランプリシリーズでは問題ないと思います。ジャンプ以外の部分は進化しているので。
今回のフリーでの目標は、滑って得点を稼ぎ、順位を落とさないようにすること。それができたし、怪我もしなかったので、今日は良かったと思う。」
佐藤駿、三浦佳生共に日本へ戻り、今度の日曜日には東京ブロック大会が控えているのでハードスケジュールだけど、
怪我だけはしないように気をつけてほしいわ。
そして今大会優勝したマリニン。ジャンプは本当に凄いと思う。最後にバックフリップまで入れてきて、アスレチックだなあという印象。
2位に入った鍵山もスケーティングが滑らかで上手い。でも二人に共通して言えるのが、もうすでに完成されたスケーターのように私には見えるのよね。
本当に好みの問題だけど、わたしは成長していく姿を見せてくれ。パッションを感じフィギュアの芸術性も大事にする演技が見たいのよ。
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限られた時間の中でしたが、みんなの素晴らしいチームワークに助けられました。
ありがとう！！
※@akikosuzuki_officialより出典・一部引用
鈴木明子氏のインスタグラムに、前日リハーサルの羽生結弦ら4名集合写真がアップされているわよ。
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能登半島復興支援チャリティー演技会
チャリティー演技会、無事に終了いたしました。
この度、ゆづくん、むらくん、明子さんと共にこのような貴重なチャリティー演技会に出演させて頂き、とても光栄に思っております。本当に本当に有意義な参加となりました。また、輪島和太鼓虎之介の皆様、能登高校書道部の皆様の力強いパフォーマンスに私もパワーを頂きました！
私個人にできることは少しばかりですが、自分のスケートを通して応援の気持ちやホッと一息安らぐことのできる瞬間をお届けできれば、と思い演技させて頂きました。
アイスショーに加え、今回はゆづくんとスケート教室を通しと子供たちとの交流もさせて頂きました。元気一杯のエネルギーに私まで笑顔が弾けました！
最後に、
このような素晴らしい場を作り上げて下さったゆづくんをはじめ、明子さん、むらくん、本当にありがとうございました。これからも先輩方のみんなについていきます。
そして、演技会を見て下さった方々、チケットやグッズをご購入して下さった皆様、ありがとうございました！
全ての人々の力があり、生まれる大きなエネルギーの一員になれたことを本当に嬉しく思います。
引き続き、頑張っていきます。
そして宮原知子氏のインスタにも、演技会での集合写真と羽生結弦ら出演スケーターへの感謝の言葉を綴っているわよ。
本当に素晴らしいチームメンバーよね！
また来年のノッテ公演も今から楽しみだわ。
☆合わせてお読み頂きたい
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愛のオネエサロン
オネエ様 こんばんは
演技会、ほんとにすばらしいチームワークでしたね。集合写真みんなステキな笑顔。
今日職場に行くと「羽生くん、テレビでてたね」って声かけられました。やっぱり地上波の影響は大きいです。ここ最近のマスコミ不信から、放送されただけでもよかったと思っていたのですが、できればもう少し長く、能登の今も含め放送して欲しかったなぁって今は思っています。
オネエ様のブログで、現地の方々が喜んでくださっているのを見て、本当にうれしくなりました。羽生くん達の想い、届いていますね。
オリンピック公式も早速世界に発信してくれているんですね。
２日経ちましたが、本当にいい演技会だったなぁってじわじわきています。
次のお知らせ待ち遠しいです。
＞なこ様
なこさん、こんばんは。
今回のチャリティー演技会、羽生結弦のネームバリューがあってこそだと思います。
メディアも多く取り上げているので、もっともっと復興支援の輪が広がると良いですね。
オネエ様、今晩は。フリーの動画とプロトコルをじっくり見せていただきました。有難うございます。
駿君の大成長に大喜びしている一人です。シゼロンさんの選曲と指導はやはり大きな効果があったということでしょうか。フリーの出始めから大きな変化を感じました。オネエ様がおっしゃるように、体の動き（特に手の使い方）のしなやかさに驚きました。そのせいか、駿君の表情自体にも落ち着きとゆとりが感じられました。これってジャッジにアピールするはずですよね。日本のジャッジさん達がまともであればですが。
ただ、駿君少し体が硬いのか、スピンではまだ伸びしろがありそうです。これまで、理不尽な下げ方をされてきた駿君ですから、順当に評価されるようになったら、全日本のトップが取れると思っています。全日本のチャンピオンとしてミラノ五輪に臨む駿君の姿を想像しています。ソチ前の羽生選手のように。
オネエ様がおっしゃるように、鍵山君は完成に近いかもしれないけど、そこまでという感じです。もう伸びしろはないのじゃないかな。逆に駿君には伸びしろがまだ沢山あります。ジャンプ能力は駿君の方が上だし。
羽生選手のおられないアマチュアフィギュアへの興味は大分薄れましたが、今年の全日本は引退選手のお陰で随分浄化されそうですね。ただ、真のスポーツとしてのフィギュアが見られるかどうかは、ジャッジ次第と言っても過言ではなさそうです。
駿君、草太君、佳生君でミラノに行ってくれたら、私的には最高です。
＞みのり様
みのりさん、こんばんは！
スピンやステップなどでまだレベルを上げれますし、伸びしろがありますよね。
今回の4ルッツのような加点がコンスタントに付いていけば、もっと上を狙えると思います。
今シーズンさらなる飛躍に期待したいです。