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イリナ・スルツカヤ サラ・ヒュース フィギュアスケート ミシェル・クワン

投稿日:

ソルトレイクに散った儚き夢 銀盤の女王達の結末は part.1

いまでも記憶が全く色褪せない、

2002年
ソルトレイクシティ五輪

これほどまでに美しくて、切なくて、
ドラマティックな大会はなかったのよ。

男子ではアレクセイヤグディンと
エフゲニープルシェンコの一騎打ち!

そして、女子では

ミッシェルクワンとイリーナスルツカヤ。
どちらが銀盤の女王にふさわしいのか!

世間の注目は彼女達に集まったのよ。

皆様の中でも、
鮮明に覚えてらっしゃる方々も
いるんじゃないかしら?

そしてまさかの波乱の結末、、、

ソルトレイクを語るにあたって、
どうしても前年、

2001年のグランプリシリーズカナダ
の話をしておきたくてね。




2001年グランプリシリーズカナダ大会は波乱の前兆だった

オリンピックシーズン前哨戦。

グランプリカナダで、

なんと前年の世界選手権1~3位、

ミシェルクワン、イリーナスルツカヤ、サラヒュース

メダリストが同じ場に集結してしまう
という前代未聞な大会となったのよ!

フィギュアファンにとっては
これほどまでの好カードマッチは

興奮しっぱなしだったわ。
だって、五輪の前哨戦が
見られるんですもの!

そしてジャッジにとっても、
五輪でメダルを取るであろうトップ選手を

ジャッジングをする上でも
ひとつの指標となる試合であったのは、
言うまでもないわよね。

クワンがまさかの最高難易度のコンビネーションを!?

すっかり長野五輪から、
大人の女性に成長したクワン。

もうポーズだけですごい
貫禄オーラが漂ってくるわ!

曲は「シェヘラザード」

オリンピックイヤーに懸ける想いが
ひしひしと伝わってくる、

女王の女王による女王の為の選曲だわ!

舌噛まずに言えたわよ笑

最初の3T-3Tコンビネーション!

ファーストジャンプで勢い余って、
転倒してしまうのよ。

でもね、あたしが驚いたのは
すぐ次に跳んだコンビネーションなのよ!

なんかやけに助走が長いわね。
この後ろ向きは!?

彼女、なんと!

3ルッツー3ループの
最高難易度ジャンプに

果敢に挑戦してきたのよ!

クワンファンの皆様なら
目を疑ってしまうところよ。

だって今まで大舞台でこんな高難易度の
構成で来なかったじゃない!?

明らかにスルツカヤを倒しに来ている。
オリンピック女王という称号を

是が非でも手にするために、
彼女は勝負に出てきていると思ったわ。

セカンドのループでバランスを
崩して転倒してしまったけど、

彼女の強い「意志」を感じたのよ。

出たわ~!

優雅なスパイラルだわ~!
これぞ女王クワン!

まだ横断してるわよ~!
あんた、いつまで優雅に滑っていくおつもりよ~?
いい加減におし笑

キスクラでは冷静に
前を見据えている印象が強かったわね。

SP2位、FP3位

スルツカヤは「トスカ」で迫真の乱舞三昧なフィニッシュ!

クワンのアグレッシブな演技に、
このオンナが黙ってるわけないじゃない!

来たわよ、スルツカヤ!

美しいわね、彫刻のようなお顔立ちだわ。
彼女、相当の負けず嫌いよね。

スルツカヤのルッツに入る動作が
あたしすごく好きなのよ~。

大概の選手は後ろ向きのまま、
軌道に入るじゃない。

でもスル江は、必ず、

前へならえ、安全よし!

が入るのよ~~~笑

跳ぶ瞬間にクルッと後ろ向いてね、

跳んだ後は顎上げて、

ドヤッ!

が必ず入るのよ~。好きだわ~。

3サルコウー3ループー2トーループ

の超攻撃的ジャンプ!

セカンドのループでバランスを崩そうが、
強引に、

3つ目のトーループをつけて、
何事もなかったかのように
ポーズを取るのよ笑

思い切りがいいわ、スルツカヤ!

いくつかジャンプミスがあったものの、

おだまりビールマンスピン
でトドメ!

ちょっといつもより乱れた
ビールマンだったかしら?笑

で、あんた最後のフィニッシュポーズが
衝撃的すぎなのよ!

リンクを小走りで、
あんたどこに向かうのよ!

あたしの制止も振り切り、

急停止した彼女は、

腕ぶん回しながら、
グルリンパってターンして、

両手で頭押さえて、
グルングルン頭をぶん回して、

あんた、どこぞの獅子舞かと思ったわよ!

そしてフィニッシュ!

まさに渾身の「トスカ」ね。
これだけのモーションは
すべて金メダルの為!

でもどんだけ最後の決めポーズ
いくのに
時間使ったのよ笑

SP4位、FP1位

ショート出遅れたものの、
フリー1位でご満悦なご様子ね。

新星サラヒュースの演技よりもワグナーコーチがうつみ宮土理にしか見えない件

あたしね、やっぱりサラ江の演技が
入ってこないのよね~

クワン&スルツカヤの成熟した演技が
濃ゆすぎてね。

サラ江は確かにハツラツとしていたし、
ジャンプが他の選手とは逆回転でね。

でもそれぐらいしか印象にないのよ笑

3-3のコンビネーションを2回組み込んで
来るプログラムだけどね。

まだまだ表現の部分においては
あたしは同じく台頭してきたコーエンに
分があると思っていたぐらいなのよ。

笑顔がチャーミングよね。

彼女が五輪シーズンにして、
一番無欲だったのかもしれないわね。

SP1位、FP2位。

不安定だったクワン、スル江を抑えて、
彼女、スケートカナダで
優勝してしまったのよね。

結果はサラ江、スル江、クワンの順。

あたし何度もブログで取り上げて
いるんだけど、

ワグナーコーチが、うつみ宮土理にしか
見えないのよ~!笑

全然サラ江に集中できないじゃない!

キャー、ロンパールーム!
懐かしいと思った方、いるはずよ~笑

似すぎよ、ワグナーコーチ。

このスケートカナダから、
何か波乱の前兆を感じずには
いられなかったのよ、あたし!

つづく、、、かもしれないわよ笑

最後までお読み頂き、ありがとうね。
ぜひ反響があれば続編も書きたいわ!

ついでに
ブログランキングバナーも
連打しといて頂戴まし笑

-イリナ・スルツカヤ, サラ・ヒュース, フィギュアスケート, ミシェル・クワン


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愛のオネエサロン

  1. マルタ 2019年2月20日 8:45 AM

    Tomoさん、クワンの事、再度取り上げていただいて感謝です。

    お恥ずかしながら、ソルトレイクオリンピックもおぼろげなので、その前の世界選手権は全く記憶になく、このブログで白熱の実況を堪能させていただきました。
    クワンとスルツカヤは本当にどちらが金メダルでもおかしくない実力の持ち主で
    、でもやっぱり私の推しはクワンで(笑)
    スルツカヤは演技後、ほっぺが真っ赤なリンゴちゃんになるのが可愛かったなぁ。
    なので、オリンピックで金メダルのサラヒューズより、クワンとスルツカヤ、そしてやっぱり好きだったコーエンが記憶に残ってます。

    で、好きと言ってもこの頃はボーッと見てたので、Tomoさんによって古い記憶をたぐり寄せてもらえて、そして知らなかった事もたくさん教えていただけで、本当に嬉しいです。
    引き続き、ブログ更新、よろしくお願いします。

    • オネエ 2019年2月20日 4:08 PM

      >マルタ様

      マルタさん、クワンのコメントありがとうございます!
      ぜひ続編を書いていこうと思います。
      クワンが何故金メダルに届かなかったのか、思うところが
      あるので書いていくつもりです。
      続編ではまたマルタさんのお気に入りのクワンでない
      選手が出てきますので楽しみにしていてくださいね。
      古い記憶でも突然鮮明に思い出す瞬間があって、
      皆様と共有できたら嬉しいなって。

  2. 有紀* 2019年2月20日 10:21 AM

    こんにちは!
    臨場感溢れるオネエ様の解説とギャグ、とっても楽しく為になりました!是非その美しき女の戦い、動画で観てみたいです。リンクの中のドラマは一つ一つ全てが胸を鷲掴みにされます。メダルの色とか順位とかはファンにとっては問題ではないけれども、その0.1点を争う選手の真剣な思いに胸打たれます。最近では四大陸の友野くんのフリー後のキスクラと昌磨くんのフリー演技後に震えました。
    そして緊張を和らげて下さるオネエ様のギャグ、もう楽しくて素敵すぎます。ロンパールーム、わかります!現役幼児でしたw
    続き是非是非読みたいです‼︎オネエ様の順位も上がりますように。ポチポチ!

    • オネエ 2019年2月20日 4:55 PM

      >有紀様

      有紀さんこんにちは!
      元気してますか?
      ドラマティックな展開は惹きつけるものがありますよね。
      演技を見て震えるってそうそうないことです!
      そんな感動をくれる選手たちにエールを送りましょう~。
      そしてロンパー現役幼児とお伺いしてホッとしましたわ笑

  3. てんこ盛りパフェ 2019年2月20日 2:56 PM

    みどりちゃん引退ショックで、フィギュアは五輪しか見ない長い長い空白期間でしたので、華やかな女王争いをご紹介下さって嬉しいです。
    ちゃんと見ておけば、ソルトレイク五輪をもっともっと堪能できたのに、勿体ないことしました。

    ソルトレイクシティは旧採点方式での最後の五輪でしたよね~。
    ペアで金メダリストが二組出たことで、新採点方式に移行しましたから。
    新方式はジャッジでいろいろ言われますけど、旧採点方式の何が良くないって、点数だけでも分かりにくいのに席次があったことだとだと思いませんか?

    特に女子。表彰台の立ち位置が入れ替わっちゃうマジックにビックリでした。
    ヒューズはSPは4位だったんですよね。旧採点システムは、SPよりフリーが優先され、点数より席次が優先されて順位が決まる方式でした。

    フリーの最終滑走者スルツカヤを残した時点で
    1位クワン 2位ヒューズ 3位コーエン

    スルツカヤが1位なら 金スルツカヤ 銀クワン   銅ヒューズ
    スルツカヤが2位なら 金ヒューズ  銀スルツカヤ 銅クワン
    スルツカヤが3位なら 金クワン   銀スルツカヤ 銅ヒューズ

    ヒューズって、スルツカヤが1位でも3位でも銅メダルだったのよね。
    スルツカヤが2位の時だけ席次のカラクリが発動。そして金メダルになった。

    当時、誰のファンでもなかったけど、クワンとスルツカヤの一騎打ちと煽られ、ガチガチに緊張した二人がミスし、SP4位でリラックスして無難に滑ったヒューズがノーミスで、点数は下なのに席次のポイントで上回って金メダル!!
    クワンとスルツカヤを思うと、なんだかなぁ~。

    スルツカヤの点数が低すぎるとか言われてたみたいですね。
    9.11から半年も経たない時点での五輪だけに、どうしてもアメリカ女子に金を取らせたかった? さすがにスルツカヤを三位にはできないからこうなったの???等々。
    当時が今の様にSNSが発達していたらと想像すると怖いですね。
    とはいえ、EXのヒューズの鎮魂の舞は美しかったです。

    • オネエ 2019年2月20日 4:57 PM

      >てんこ盛りパフェ様

      当時は政治的な思惑や、
      純粋にスポーツだけではない、国をも背負った
      スケーターであったような気がします。
      スルツカヤは点数抑えられていましたよね。
      わたしもそう感じました。
      EXのヒューズは忘れてしまったので後でみてみます笑
      スルツカヤとクワンの想いが実らなかったのは
      残念ですが、ふたりともそれぞれ名言を残してくれました!
      それは続編で笑

  4. てんこ盛りパフェ 2019年2月20日 3:14 PM

    オネエ様、ごめんなさい
    今気づいたんですけど、 part.1っていうことは、 ひっとすると、part.2でソルトレイク五輪本編のご予定ですか?
    私、フライングしてしまったかも?
    こちらから取り消しできないみたいですけど、オネェ様が消せるのでしたら削除してください。
    失礼しましたm(_ _)mペコペコ

    • オネエ 2019年2月20日 5:00 PM

      >てんこ盛りパフェ様

      何を仰いますか!
      謝る必要なんてないですよ、むしろ得点について
      細かく説明してくださってありがとうございます!しか
      ないです。ぜひてんこ盛りパフェさんのコメントを
      お許し頂けるのであれば、続編で得点順位のところを
      使わせてください!
      それとパート2ではソルトレイクにまだ行かないので
      全然大丈夫です!笑
      削除するぐらいなら、記事に載せて皆様にお見せしたいぐらい、
      素晴らしいソルトレイク解説ですもの!

  5. ゆっここ 2019年2月20日 4:02 PM

    スルツカヤ→獅子舞とは!オネエ様も天才的な表現者ですね!何時も登場する、うつみ宮土理コーチ(?)にしか見えなくなりました。
    前年の世界選手権の3位までのメンバーがバッティングするって、今ではあり得ないですよね。それは、仁義なき女の戦いになりますよね。
    私はソルトレイク、あまり記憶に無いのでオネエ様の パート2 お待ちしています!

    • オネエ 2019年2月21日 7:48 PM

      >ゆっここ様

      あのトスカのフィニッシュがどうしても
      獅子舞に見えてしまいました、、、笑
      うつみ宮土理激似ですよね!?
      確かGPは好きな大会にエントリーできたはずじゃ
      なかったでしたっけ!?いずれにしてもすごいメンツが
      揃ったものだなと当時はびっくりしました。
      今Part2を書いていますので、楽しみにしていてくださいね!

  6. まどか 2019年2月20日 5:17 PM

    こんにちわm(_ _)m

    スルツカヤさん大好きです!確かな技術、優雅でありながらどこか力強い…私の中では「王道のフィギュアスケーター」のイメージ!しかしオリンピックでは金を取れず、悲劇の女王のイメージでもあります。ソルトレイクEXのカウガールがまた素晴らしいんですよね~。大本命と言われながら金を逃し、本当ならEXなんてやる気分じゃない!ベッドで大泣きしたいんじゃないかしら?なのに満面の笑みで素晴らしい演技を披露してエライわ~と勝手に妄想しながらTV観てたのを思い出します。
    てんこ盛りパフェさんも仰ってますが、9.11後のアメリカオリンピックで、確かにいろいろ言われてましたね!!鎮魂の舞も賛否両論だったような…。政治をスポーツに持ち込むな云々。あれだけの悲惨な事故でしたから、まぁいいんではないかと私は思いましたが…。

    • オネエ 2019年2月21日 7:52 PM

      >まどか様

      まどかさんこんばんは!EXのカウガール、
      わたしも何度も見ました!
      彼女の笑顔が逆に辛くて。
      でもすべて彼女の言うThat's Life!なんですね。
      確かにアメリカはオリンピックで希望の光を
      得たと思うし、政治云々なんて話もよく聞きましたね。
      スポーツの力ってすごいなあと当時思いました。

  7. ジゼル 2019年2月21日 1:45 AM

    オネエさまの白熱の記事と皆さんの解説で、当時を思い出し身震いします。
    様々な思いと国同士の思惑、時の運。交錯して、、当然オリンピック金メダルを取るべきというような選手がメダルを取れない。金の価値が本当に重いです。
    みどり、クワン、スルツカヤ、浅田真央。
    男子でいうなら「王者」なのに何故かオリンピック金メダルはスルスルとすり抜けていきました。しかし「あなたこそ女王」スケートの歴史に残り、いつまでも記憶に刻まれる選手達です。

    • オネエ 2019年2月21日 8:08 PM

      >ジゼル様

      ありがとうございます!
      ソルトレイク一番印象に残っている大会なので、
      ついつい力が入ってしまいます。
      金の価値。決して実力だけでは取れない、
      時の運というのもあると思います。
      神様のいたずらでしょうか?あの順位のどんでん返しには
      今でもなんとも言えないやるせない想いがあります。
      それでも人々の心に残る選手が本当の王者、女王なんだと
      そう思うんです。

  8. 応援するのみ子 2019年2月21日 6:42 AM

    おはようございます!(^^)!

    ソルトレイクはクワン・スルツカヤの一騎打ちだと思っていました。
    スルツカヤは長野では5位でポニーテールが可愛かったですね。
    長野のときに絶対に強くなるって思って見ていました。
    ソルトレイクのからくりは、しばらく茫然としてしまいました。

    それにしてもオネエ様‼ うつみ宮土理さんに全部持っていかれました(笑)
    「ロンパールーム」幼児期に見ていましたよ~。
    「鏡よ鏡よ鏡さん。みんなに会わせてくださいな・・・」で自分の名前が呼ばれるのを毎回すがる思いで待っていました(笑) ロンパールームにでてくるおもちゃが欲しくて母にねだり却下された痛い思いも記憶に残っています(笑)
    ・・・こんな話をすると年がバレてしまいますね(笑) オバサンです(笑)

    • オネエ 2019年2月21日 8:10 PM

      >応援するのみ子様

      長野のポニーテールにあの赤い民族衣装のような
      キュートな格好にマルタさんのお言葉をお借りした
      真っ赤なリンゴのようなほっぺ!
      彼女は強くなりましたね。ソルトレイクからも、
      いろいろと母の病気、本人の病気を乗り越えて。
      ロンパールーム懐かしいですね!
      応援するのみ子さんのコメント見ながら懐かしいと思ってしまった
      わたしも同じくです笑

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