グランプリシリーズ第3戦フランス杯、男女ショートが終わったので結果を見ながら少し振り返っていきましょう。
まず男女共にジャッジ採点で感じたのが、演技構成点(PCS)で突出した選手が不在の為に、
ジャンプなどの技術点の成否で順位が大きく変わってきているので、優勝候補だったアダム(フランス)が8位と波乱なスタートに。
グランプリシリーズ第3戦フランス大会
【男子ショート順位表】
男子ショートで首位に立ったのはボーヤン(中国)。
ジャンプの構成を落としながらもミスのない演技でしっかりとまとめたわよね。
ただ以前からボーヤンに対するPCSが低いなあと感じていて、今大会はすべて7点台。
それでも演技後の本人インタビューでは嬉しい発言も。
ボーヤン「今日は素晴らしかった。練習よりも良かったんだ。とてもとてもうれしい!観客が大きな声で応援してくれたとき、とても温かい気持ちになった。私はずっとフィギュアスケートが大好きで、今でも大好きだし、もっとできるような気がしているし、だからまだキャリアを続けたいと思っているよ。」
ボーヤンの前向きな発言に勇気をもらえるわよね。これからも頑張ってほしいわ。
アダム演技動画はこちら
一方優勝候補筆頭だったアダム(フランスは)、ジャンプ2本で転倒があり得点を伸ばせずにショート8位発進という大波乱に。
人により好みが分かれるけれど、わたしは今回のフード付きの衣装はスピンの途中でフードが被さってしまう(わざと被る演出?)のはどうなのかな?と感じたわ。
明らかに自分が見せたかったパフォーマンスではなかったが、私は楽観的でいようと思います。復帰できると分かっているから。 シーズン中に複数のショートプログラムを発表することに決め、グランプリでこのSPを披露したいと思っていました。スポーツに何か新しいものをもたらしたいのです。 シーズン中ずっと同じプログラムをやるのは、ある時点でちょっと退屈になります。シーズンを通してプログラムを切り替えるつもりです。 怪我のせいで多くの練習時間を失ったが、今日のパフォーマンスは怪我のせいではないと思う。」
ショートで1シーズンを通して同じプログラムが退屈なので、途中で切り替えるとのこと。
本人が好きなようにやれば良いし、ただ1つのプログラムを深めていくのもわたしは見ていて好きなのでここも賛否両論というところ。
ただショートでも最後に見せたバックフリップ。正直もうお腹いっぱいよ。
彼の言うスポーツに何か新しいものをもたらしたいのが、アクロバティック的な要素なのか、プロを切り替えて複数演じるのかはわからないわ。
ギヨーム・シゼロンが会場観戦に来ているのが映っていたわね。
日本の島田・友野両選手共にジャンプミスを最小限には抑えたけれど、彼らもミラノ五輪を目指すにあたりグランプリシリーズで結果を出していかないと厳しいわよね。
ぜひフリーで表彰台を目指して頑張ってほしいわ。
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羽生結弦さんと蜷川実花さんが初めて対面したのは、今から6年前におこなわれた「AERA」の表紙撮影でした。羽生さんは当時23歳。青いバラのセットのなかで、何かをさぐるようにレンズをじっと見つめる羽生さんの表情には、まだあどけなさが残っていました。このときに生まれた「青バラ」を表紙にした「AERA」は、完売店が続出。大きな反響を呼びました。
羽生さんがプロ転向の決意表明をした2022年以降は、約1年おきにセッションを重ね、そのたびに表現を深めてきました。それらの撮影は4冊の写真集として結実(『羽生結弦 飛躍の原動力』22年、『羽生結弦 孤高の原動力』23年、『羽生結弦写真集 Shin』『羽生結弦写真集 Gi』24年)。
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【女子ショート順位表】
女子も男子同様に、PCSでは差がつきにくく、当然のようにショートで3アクセルを決めたアンバー・グレン(アメリカ)が1人圧倒的な技術点で首位に。
第1戦アメリカ大会で優勝し、ファイナルへ王手のかかる樋口若葉は演技全体をまとめるも、ジャンプに回転不足判定が2本付いて得点を伸ばせず3位。
元々国際ジャッジに、ジャンプの回転不足や踏切を特に厳しく判定される傾向にある樋口若葉選手。
ただ今回はルッツからのコンボでセカンドのトーループは見た目的にも足りていなかったわね。
フリップは足りたようにも見えたけどクォーター判定でアテンションマークも。
3アクセルなどの大技がない場合は、いかにノーミスでジャンプにGOE加点を得られるかで大きく順位が左右してくるので、ジャンプ2本でGOEマイナス判定で70点台には届かず。
パワーのある選手なので、わたしは3アクセルを入れてほしいけれど、まずは他のジャンプでGOEプラスに転じなければ、3アクセルを入れるのはよりリスキーになってしまうわね。
スケーティングが滑らかで、冒頭のコンボもしっかり決めて一瞬ガッツポーズにも見えて嬉しそうな表情を見せた舞依ちゃん。
ねえ、一体何が足りないというの!?ルッツはアテンションマーク、トーループはクォーター判定とGOEマイナス4まで付けているジャッジ(J8フランス)も。
フリップの単独ジャンプは2回転になってしまい痛恨のノーカン。
彼女も本来70点台に乗せることができる力を持っているスケーターなので、日本選手は特にジャンプの回転不足判定でショートは苦しめられたわね。
☆合わせてお読み頂きたい
びっくりしたと公式も驚きを隠せず!羽生結弦が着用で大反響のアイテムは? - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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View Comments
オネエさま
フランス杯を取り上げてくださってありがとうございます。
現地で観戦しています。
久しぶりにボーヤンを間近で見たのですが、痩せたなと思いました。身体がしぼれてるといいましょうか。6分館ウォームアップから、もう素晴らしいスピードと美しいスケーティングを見せてくれ、オーサーコーチやトレイシーとのトレーニングの成果だなと思わずにはいられませんでした。演技後のボーヤンの笑顔が見れて嬉しく思いました。個人的にはシャイドロフ選手目当てで、最初の4LZコンボをコケてしまいましたが、よく後半4T+3Tにしてリカバリーできたなと。その勇気
に拍手です。友野選手のプログラム、オリジナリティがあって衣装もよく似合っていて良かったです。友野選手も島田選手もどんどん表現力が増してきているなと感じました。アダムは自国開催で一番歓声も大きかったのですが残念な結果となってしまいました。体調がベストではないのかもしれないですね。バックフリップは見ていてハラハラするのでhやめてほしいです.。
オネエ様、今夜も動画やプロトコルなど詳しい情報を本当に有難うございます。出場メンバーを見て、6つの試合の中で一番地味な試合かなと思っていましたが、色々見どころがありましたね。もし、ここに佐藤君や三浦君が出ていたら、楽に優勝できただろうなと勿体ない気がしました。ついスケ連の逆忖度を感じてしまいます。彼らはマリニンと当たりましたものね。アダムは怪我かな。もし単なる自国試合からくる緊張なら、きっとフリーで大幅に巻き返してくるでしょうね。私は以前からボーヤンが好きですので、このまま優勝してほしいです。4ルッツ3トゥを楽に跳んでいたボーヤンだから少し物足りませんが、次の五輪に向けてまた力を取り戻してほしいです。しかし、PCSについてはもう理解不能です。せめて技術点の半分にしてもいいのではと、その存在意義が感じられなくなってきました。今回は全体的に低いですけど、ボーヤンの演技にこの点数とは、、、
ところで、広島公演ですが、やはり席数は少ないですね。オネエ様の前記事を見て思いました。6000人は無理かも。どなたかが書いておられましたが、いっそ立見席を作って欲しいほどです。私は2時間でも3時間でも立ってみる自信があります。最悪、ライビュ―があると信じていますが、やはりあの会場の空気を吸い、羽生結弦の世界に浸りたいです。