アリョーナ・コストルナヤ:プログラム中の難しいジャンプについて
コストルナヤ「私は一般的に、フィギュアスケートはスケーティングでありジャンプではないと考えている。だから、もし複雑な要素がプログラムの妨げにならないのであれば、すべての振り付け、すべてのステップ、すべてのターンを完璧にこなしているのであれば、もちろんジャンプして、できることならそれを利用すればいい。もし仮に、4回転を4回跳ぶとして、同時にストローキングで氷を削りながら滑っているとしたら、なぜ4回転を跳ぶ必要があるのか!?」
※参照:FS GOSSIPS
元欧州女王のコストルナヤ(ロシア)。プログラム中の難度の高いジャンプについての見解に激しく同意。
ロシア女子が国際大会を席巻していた頃、4回転ジャンプを武器に台頭していく自国のトップ選手達(エテリ組)の中で、
唯一彼女だけが4回転ジャンプを取り入れず、
ジャンプ以外のすべての複雑な要素を完璧にこなしてから満を持してトリプルアクセルを入れてきたことはまだ記憶に新しいわよね。
男子シングルではトップに立つ為には4回転ジャンプはもはや必須だけど、
ただ4回転を何度も跳んでいるジャンプをした演技って、記録に残ったとしてもわたしはあまり記憶に残らないのよね。
フィギュアはスケーティング技術と芸術性が備わってこそ感動を生み、いつまでも心に残るものだと思うのよ。
ジャンプ大会なら、違うカテゴリーでやればいいのでは!?
故バトン氏の言葉をもう一度、ここで。
演技がちゃんと「劇場」になっているかどうか。独創的でお客を呼べるかどうか。採点スポーツである以前に観客を魅了するもの!観客をがっかりさせちゃいけないんだ。
4回転、4回転、どいつもこいつも点数目当てに雑巾絞るみたいなジャンプばかり。あんな見苦しいものはみたくない。
羽生結弦は別格、破格の存在なんだよ。ユヅルはどこかで見たような演技はしない。いま見逃すともう二度と見られないような演技。それだけが価値があるんだ。
どんなに難しい技だろうが、その選手独自の表現になっていなくちゃ、みんな似たようなジャンプじゃ点数だけで感動はない。
点数を超越した感動を与えられるかどうかユヅルにはできる!本物のスケーターだ!
この大舞台(平昌五輪)で、見せうる最高の「劇場」を見せてくれた。これぞ金を超えてダイヤモンド級の演技だね。
今朝のブログ記事でご紹介した、
7年前の今日2月17日は、羽生結弦選手が平昌五輪日本第1号で、冬季五輪通算1000個目にあたる金メダルを獲得し、フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇という偉業を達成した日!
オリンピック公式もフリー「SEIMEI」フル演技をアップしてくださっているわよ!
☆合わせてお読み頂きたい
アジア初の大トリは意外と知られていない?羽生結弦最高のプロに酔いしれる - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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