カナダの女子シングルスケーター・マデリン・シーザス選手は、オリンピックシーズンのショートプログラムを2年連続で『ライオンキング』
のサウンドトラックを予定してたが、ウォルト・ディズニー社から音楽の使用料として「法外な金額」を要求され断念。
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カナダの女子シングルスケーター、マデリン・シーザス選手は、オリンピックシーズンのショートプログラムを2年連続で『ライオンキング』のサウンドトラックに託したいと考えていた。この計画は成功し、クリーンな演技を何度も披露し振り付けも練り上げてきた。しかし、ウォルト・ディズニー社から音楽の使用料として「法外な金額」を要求され、結局このプログラムは断念せざるを得なかった。
シーズン真っ只中では、新しい作品に急いで取り組みたいと思う人はまずいないでしょう。選手たちが楽曲を決める時間がある夏に情報収集を始めたのは当然のことです。マデリンは別の権利者からの返事を待っているが、万が一の場合の代替案も検討しています。これはほんの一例に過ぎず、実際には他にも多くの事例があるでしょう。オリンピックで問題が起こらないことを願うばかりです。
国際スケート連盟(ISU)は、著作物の使用に関して権利者と協力する会社であるClicknClearを通じてチェックすることを提案している。2024/25シーズンでは、国際スケート連盟はこのサービスの利用を推奨するにとどまったが、オリンピックイヤーでは、大会への注目度が高まるため、規則はより厳しくなる。
※参照:SPORT24
これは日本代表の選手達にとっても他人事ではないニュースよね。
ボーカル入りの曲もOKとなって、スケーターにとって選択肢は増えてはいるけれど、楽曲使用許可の手続きをスケーター個人で行うのは難しいものね。
ISUも各国スケート連盟も選手個人に丸投げで、提携企業を通じてスケーター個人で楽曲使用許可を得るように促しているだけ。
サポート体制を整えていかないと、今後費用の面から使用できる楽曲が限られてフィギュアで使用できる音楽の幅も逆に狭まっていくのでは?
ディズニー楽曲はJASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)など管理されておらず、ディズニーへ直接使用申請が必要で、使用料金の設定もおそらく高額に設定されてるのでしょう。
でも楽曲使用許可は当然のことで、これまでグレーゾーンを容認してきたISUにも責任があると思うわよ。
今回の事例で、今後ディズニーの楽曲を選びスケーターはさらに減っていくでしょうね。
そういえば北京五輪で、日本女子の樋口新葉選手は「ライオンキング」を演じていたわよね。
オリンピックという大舞台で、ディズニー社も無許可なら黙ってなかったでしょうから、マデリン選手も彼女にアドバイスをもらえばよかったのでは!?
競技スケーターがこれまで無許可で楽曲を使用してきたという事例が多くある一方で、羽生結弦が競技時代に久石譲氏の楽曲使用許可を取った時の話も、ここでもう一度。
羽生選手が久石譲さんの曲を持ってきた時には、周りが慌てた。久石さんといえば日本を代表する音楽家で、スタジオジブリが制作するアニメーション作品の音楽でも有名だ。
「作るのはいいけど、羽生くん側の関係者に『使用許可だけは取ってくださいね』と言ったんです。編集はそれと平行してスタートさせました」
矢野さんがそう言ったのには理由があった。以前、小塚選手本人が編集したジブリの曲の使用許可が下りず、敢えてプログラム用に再録音した経緯があったからだ。なので、羽生選手のリクエストには細心の注意が払われた。ところが、羽生選手の関係者から伝えてもらった時点では了承を得られなかった。
いちばんの問題は、別の2曲を繋げて使用することにあった。作曲した経緯や曲のコンセプトがまるで違うものを合わせるということは、作曲者の意と反することである。どちらか1曲を編集して使用するのであれば目をつぶることもなくはないが、繋げることに関しては、楽曲を大切にする観点からも簡単に許可できるものではないとのことだった。
これは音楽に携わるものとして納得のいく説明だった。それでも、何とか了解してもらう方向を探した。今度はテレビ関係者の仲立ちのもと、矢野さんとスケート関係者の数人で、久石さんの事務所にあらためて頼みに行った。
「本人はいらっしゃらなかったのですが、プログラム用に私が編集した現物をその場で事務所の方に聞いていただいたんです。それで、フィギュアスケートは営利目的ではなく、純粋にスポーツのひとつであること。その競技のプログラムとして久石さんの曲を使わせていただきたいこと。競技時間や演技にあわせて編集を加える許可をいただきたいこと。それらをあらためてお願いしたんです。羽生選手の中にはすでにイメージがあるようで、何とか許可をいただきたく久石さんのほうにお話ししてくだされば、と」
その後、久石さんからは許可をいただけることになった。ただし、これは今回限りの特例であり、久石さんのご厚意によるものだ。プログラム曲『Hope & Legacy』は、『View of Silence』という美しいピアノ曲が、エキゾチックな『Asian Dream Song』を挟む形になっている。世界にひとつしかない珠玉のプログラム曲は、羽生結弦の代表的な作品になった。
※VICTORYより一部引用
久石譲氏は著作権に厳しいことでも有名だけど、
許可を得るために何度も頼みに行き、その思いを伝え特別に許可を頂けた事例もあるのだということを覚えておきたいわよね。
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①パリの散歩道
②ロミオとジュリエット
③SEIMEI
④バラード1番
オリンピック公式か(スペイン)から、羽生結弦のスピンがクローズアップされているわよ。
いよいよオリンピックシーズン間近で、今後も各国が羽生結弦を当然のように取り上げてくるでしょうね。
ミラノ五輪公式も、どんな形でも注目を集める為に羽生結弦本人に出演してほしいと願っているに違いないわ。
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☆合わせてお読み頂きたい
ついに本日締切!羽生結弦アイスショーのリセールは超激戦必至! - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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オネエ様、久石さんの楽曲許可の事、教えてくださり有難うございました。こんなに詳しい事情は全く知りませんでした。これでは、今後曲選びの時に、選手やコーチは疲弊してしまいますね。自分にとって最高の曲で臨もうとする時に大きな制約を受けるなんて。ある程度の年数が経った曲はOKというのを聞いたことがあります。典型的なのはクラシックですね。じゃあ全員がクラシックだとしたら味気ないものになりそうです。選手個人の独自性が出せなくなるし。樋口さんのライオンキング大好きだったのですが、今後はエキシでも使えないのでしょうかね。世の中、何から何までお金と言う気がして、残念です。
そう言えば、羽生選手もアイスショーの演目の中で許可が下りず待たされたというのを聞いたことがあります。羽生選手に滑ってもらえるのは逆に光栄なことでお金を出してもいいくらいではと思ってしまいます。
話は違いますが、羽生選手、いつか米津さんのボーアロをショーで演じてくれるでしょうか。とても速い曲なので一部だけでの嬉しいのですが。
オネエ様こんばんは。
メンシプラジオの告知来ましたね。
著作権問題大変ですよね。
それを避けようとするとクラシックばかりでボーカル入りが許可される前の楽曲に戻りそうですね。
Echosのクラシックメドレーとかバラ1、ロンカプも好きなので、現役選手の著作権関係ないクラシックやオペラ系の演技も観てみたいなと思います。
個人的にはオペラ系の楽曲が好きだし、演じやすいのかなとも思うので、今シーズン増えるといいなとも思います。あと、現代のボーカル曲の演技ってBGM状態で表現ってなんだろう?ジャンプ大会じゃないのよって人も男子は多い気もするので、クラシック回帰する事で過去の選手達との比較もされやすくなってより表現の拙さが露呈する選手も出てきそうってちょっと妄想してしまいました。