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フィギュアスケート

投稿日:

敗北と挫折!そこから学んだ事を活かしたクールビューティーvol.2

皆様、おはようございます!

今朝はトリノ五輪の女子ショートの続きをお話ししたいわ。

スルツカヤが先陣を切って、

ショートの基準点となる、66.70点を出し、

いよいよ次に出てきたメダル候補が、クールビューティこと荒川静香

彼女のショートはメダル争いをしていく中で、一体どうだったのかしら?




荒川静香が直前の楽曲変更した理由とは!?

荒川静香は、全日本が終わり、

ショートの楽曲を「パガニーニの主題による狂詩曲」から、「幻想即興曲」に変更してきたのよね。

本人曰く、楽曲のリズムを取りやすいためと言うけれど、

あたし的にはパガニーニの曲の方が、音は取りづらいものの、

曲にメリハリがあり、全体的にクールで荒川に合っているかなと思ったのよ。

何よりあの白黒の左右対称のお衣装とサイバーチックな頭皮に編み込みの髪型がパンチが効いててね。

クールビューティーならぬ、クールヒップホッパーみたいだわ笑

でもさ、本人が演じづらいって言うんだもの、馴染みやすい曲でやるのが一番よ。

あたしがいつかパガニーニやるわよ、イナバウワー付きで。

やめて、もの投げないで!笑

妄想は自由よ~!

ジャンプミスがあったものの無難にまとめたショート

さあ、演技を見ていきましょ。

最初の3回転ルッツからのコンビネーション。

本当はここでセカンドを3回転トーループを付けたかったはずよ。

でも最初のルッツが着地の際に少し前のめりになってしまったのよね。

ここは無理をせずにセカンドに2回転トーループを付けてとっさに切り抜けた判断は素晴らしかったわ。

そして荒川のトレードマークともなったY字スパイラル。

上位スケーターには必ずと言っていいほど、この見せ場のスパイラルがあったわ。

各選手が創意工夫して、いかに「魅せどころ」を持っていたのよ。

演技全体を引き締める上でもこの「魅せどころ」はとても大事なのよね。

ショート4位だった村主章枝にはなかったから。

そして両手を離してそこからさらに3秒間。

「ワン・アイスクリーム、ツー・アイスクリーム…」

彼女の大好きなアイスクリームを思い浮かべながらカウント笑

ちょっとね、バランスが後傾になってしまったわよね。でもよく耐えたわよ。

これすごく難しいのよ、バランス崩すとすぐに転倒してしまうからね。

そしてここが一番の見所の

「笑顔」!

スルツカヤ同様、笑顔で演技を終えた荒川。

見ていても選手のやりきった感の笑顔が一番嬉しいわよね~。

敗北と挫折から短期間で学んだものとは!?

特に彼女は、五輪前のグランプリシリーズでジュニアから出てきた天才・浅田真央に

2戦とも敗れて、ファイナルに進出できず、かなり苦しい時期を過ごしたわよね。

でも彼女は勝つための「手段」を冷静に見つめ直し、

実際に自分の目の前で実演して見せてくれるコーチを欲し、

コーチをタラソワからモロゾフに変え、各要素レベルの取りこぼしがないように徹底的に短期間で

技術を磨き上げてきた。いかにレベル4を取るかってね。

そうした積み重ねが今回のトリノ五輪でのショートに活きてきたとあたしは思うわ。

ショートは66.02点

スルツカヤとの差はわずか-0.68点

点数的にはほぼ一直線上だけれども、順位的に首位でショートを折り返さなかったことで、

彼女にかかるプレッシャーはそこまで重くならなかったんじゃないかしら。

ひとつひとつの要素をしっかりと確実にレベルを取ってきたことで、

スルツカヤに匹敵する点数で迫ることができたのよね。

なにより荒川静香も天才ですから!

荒川静香は、

・直前に楽曲を変更してより滑りやすい曲にした

・連続ジャンプでミスはあったものの、無難にまとめた

・各要素のレベル4を取るための研究、努力をギリギリまでしてきた

さあ、次は最終滑走で観衆を一番魅了したあのスケーターを紹介するわよ!

つづく




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愛のオネエサロン

  1. 燦太 2019年7月16日 2:48 PM

    トリノの大会は日本選手団がまったくメダルが取れなくて(前にも書きましたが)個人的には静香ちゃんにも期待はしてなかったんですよね~、ショートが終わって
    「荒川静香、金メダル取れる!」
    なんてマスコミの煽りにしか聞こえませんでした。
    しかもスルツカヤはフリーで完璧に決めてくると思ってましたから金メダルは完全に無いと思ってました。

    • オネエ 2019年7月16日 5:46 PM

      >燦太様

      わたしが荒川が金メダルを取れるって確信したのは、6分練習のときでした。
      あの時、荒川だけが6分練習を終えてリンクサイドに引き上げる時、笑顔でした。
      佐藤有香も言っていましたが、ショートの時の倍ぐらい、身体がよく動いていたと思いました!

  2. リン 2019年7月16日 10:53 PM

     思えばあの頃は 彼女もしがらみや組織に頼らずに、自分で考え行動できる自立したアスリートでしたよね。本田たけしさんも、海外のコーチだったとおもいます。国内での東北出身の選手にたいする支援が中京や関東に比べてやや手薄な感がありましたが。あまり優遇されてはいなかったかと。地域性もあるかもですが。あとから思うに 本田さんが怪我をされてから復帰への支援が 高橋選手のと比べたら あまりにも足りなかったように思いますが。わたしは、あのトリノをかけた日本選手権の彼がわすれられません。引退試合になりました?が、正直くやしくて悲しかったです。だから、荒川さんの金は、物凄く嬉しかった。まさに、逆境をはねのけての金でしたよね。 日本では、アウトローで孤独な彼女がモロゾフの助けでとった金なのに、自分達の手柄みたいにすり寄っていく日本の大人たち、本当に見るのがいやだった。 でも、彼女だけはひかり輝いていた。幸せいっぱいの笑顔がまぶしくて、日本中が幸せになった気がしたものです。 トリノ?の女神は、荒川にキスをしました! には、震えましたね。
    もう、胸がいっぱいで。

    • オネエ 2019年7月18日 11:52 AM

      >リン様

      そうですね、あの刈屋アナのトリノの女神は荒川静香にキスをしましたは
      名言ですね~。
      この時から日本のフィギュアスケート界は大きく変わっていったと思います。
      あの時のフリーの荒川は何かドイツのドルトムンの世界フィギュアで優勝した時と同じ。
      神がかっていたと思います。

  3. ジゼル 2019年7月16日 11:21 PM

    荒川さんは、冷静で本当に頭がいい人だな~と、思いますね。
    ・真央が台頭したシーズン。真央と比べないで自分の持ち味を活かしながらレベル4を実際取れるように確実に準備した。
    ・自分と違う方向性で試合に挑む(厳しいプレッシャーを与える)タラソワをやめた。
    ・本番前の練習では調子を上げ難しいジャンプをバンバン跳んで、スルツカヤはそんな荒川を見ている映像がありました。
    そうやって相手にプレッシャーを与えておきながら
    ・本番自分は難度を下げ、リラックスして勝負を考えずに滑る。
    もう、すべてがピタッピタッとはまり、勝つための符号になってますね。
    ・真央の時代到来の時には引退しプロへ。
    ・オリンピック前に金芽米のCMとってて、メダル金取った直後に流れるのさえ、予測してたんですか?て位に見事過ぎる。
    クールビューティは凄いな、と脱帽してます。

    • オネエ 2019年7月18日 11:55 AM

      >ジゼル様

      さすがです、よくご覧になられてますね!素晴らしい着眼点!
      わたしもスルツカヤがフリーの前の直前練習で、3-3でプレッシャーをかける
      荒川のジャンプを意識していたスルツカヤの険しい表情が忘れられません。
      でもサラヒュース、リピンスキー達と違うのは、長野五輪を経験して、
      次の五輪には出れず、3回目の五輪にして金メダルを勝ち得たことだと思います。

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