いよいよフィギュアシーズンも本格的に幕を開けて、
マスコミもここぞとばかりに笑史上初快挙!新星!と総出で祝うかのような記事。
ジュニアの大会でも将来が楽しみな新人達がどんどん台頭してきているものね。
でもその裏で、様々な事情から競技を続けるのを断念せざるをえずに
競技生活から離れていくスケーターの存在が多いのも事実なのよね、、、
今季シニアに上がってくるエテリガールズ!
トゥルソワ、シェルバコワ、コストルナヤ
それぞれに個性があって、グランプリシリーズから大暴れしそうよね笑
特に宇宙人トゥルソワは、男子並みの構成で挑んでくるか注目だわ!
そして先日行われた、ジュニアグランプリフランスで驚異的な柔軟性を見せた、
エテ公が「フィギュアスケートの奇跡」と称賛する
ワリエワ
4トーループをジュニアながらに決めてしまう強さは凄かったわ。
11歳にして4回転、トリプルアクセルを跳び、技術を確立させつつある
アカチエワ
ロシアからはどんどん有望なトップスケーターがめまぐるしいスピードで出てきているのよね。
その中で将来を有望視されながらも、引退してしまったロシアの
アリサ・ロスコ
は皆さんご存知かしら?
まるでお人形のように可憐でね。ワリエワの柔軟性も凄いけど、
彼女のスピンこそ、世界ナンバーワンと称されても遜色がないほどだったのよ!
スピンといえば、ユリア・リプニツカヤかアリッサ・シズニーを思い浮かべるけど、
彼女のスピンは二人の良いところを併せ持った進化系と言ってもいいほどだったのよ!
【こちらロシア選手権2017フリーよ】
ぜひ彼女の美しいスピンを堪能してみて頂戴!
スピード、回転軸、ポジションの美しさと3拍子揃っているのよ!
そして何より、彼女の演技を通していつも思うのが、
「見ていて心地の良いスケーティング」
なのよね。
いまのジュニアっ子達のように、
せかせかと要素ばかりを詰め込んだ窮屈感が一切ないのよ。
彼女はザギトワとも仲が良く、同年代なのよね。
これからの将来がとても楽しみなスケーターのひとりだったのよ、、、
【こちらロシア選手権2017ショートよ】
怪我にも悩まされていてね、ジャンプの不調が本番で続いていて、
いつしかジャンプを跳ぶことよりも、アイスダンスの魅力でもある、
スケーティング、コリオ、そして感情表現により魅せられて、
彼女アイスダンスへ転向しているのよね。
それでも彼女はシングルからの転向についての難しさを語っているのよ。
・シングルからアイスダンスへの転向は10歳前後が最適である。
・スピンが特に難しく遠心力がありパートナーに合わせなければいけない。
・シングルとではスケート靴のブレードも違い、より薄くブレードが短い。
※MATCH TVインタビューより
よくシングルで成果が出なければアイスダンスに転向すれば?
という声を聴くんだけど、とんでもないわね。
「アイスダンス」は「シングル」が上手くいかなかったから転向できる程、甘いもんじゃないのよね。
彼女は引退の理由について、
身長の変化による怪我、治療、ロシアスケート連盟との間の行き違い、コーチとの関係の問題
様々な要因が重なって引退を決断したそうよ。
本当にフィギュアスケートって、大変な競技だなって思うのよ。
スケーターなら避けて通れない、成長期の身長、体重変化。
ちょっとした感覚のズレから生じるジャンプのタイミング。
そしてスケート連盟やコーチとの人間関係。
さらにスケートを続けていく為に、かかる莫大な費用。
あたしたちがテレビで目にすることができるスケーター達は、極わずかなほんの一握りの選手達。
マスコミやメディアはこぞって「華やかなフィギュアスケート」ばかりを報道にするけれども、
そうした裏側でひとりの少女が静かに引退していっている事実があるっていうことを、
ひとりでも多くの皆様に知って頂きたくて、今日はこのお話をしたのよ。
一時は注目されスポットライトを浴びても、
やはり結果を残していかなければ、次々と入れ替わってしまうロシアの厳しい現実。
引退したアリサ・ロスコだけど
今は子供たちの育成にコーチとして携わっているそうよ!
いろいろあったけれども、こうしてフィギュアスケートが好きで関わってくれていることが、
ホントに嬉しいわ。
あたし、本当にフィギュアスケートって理不尽なこと多いって思うのよね、
ルールとかスケ連とかさ。
それでもフィギュアスケートが好きっていうのは変わらなくてさ。
だからスケーターが現役を引退しても、それでもフィギュアスケートが好きで関わってくれることが何より嬉しくてね。
リスコの第二の人生が素晴らしいものでありますように!
それにしてもミーシンの奥様ミーシナ、キスクラド派手だわ~笑
泣く子も黙る重鎮ぶりな存在感が半端ないわよ。
この白の毛皮のコートに負けないぐらい、厚塗りの白化粧ね笑
バケモノだわ!
今にも魔法使いそうな魔女ぶりよね~。
どんなに広い会場の一番後ろの席にいても、
あんた野鳥の会でなくても、一発でミーシナコーチってわかりそうよ笑
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オネェさまおはようございます。
フィギュアスケートに限りませんが、アスリートってみなギリギリ無理をしてがんばってるんですものね、怪我はいつもついて回る。またそうしなければ新記録なんて生まれないのでしょうし、過酷です。
私がお気に入りだったロシアの選手たち、パゴリラヤ、リプニツカヤ、ツルスカヤ、技術と芸術に優れた選手だったのに、みんな若くして引退せざるをえなくてほんとうに残念に思っていました。
サンクスツアーに参加してくれたスペインのエルネストくんも、4回転練習中に大怪我を負って、たったの17歳で引退せざるをえなかった、皆が最高の治療を受けられるわけではありませんからね。
>meiling様
パゴリラヤもいつの間にか引退してしまいましたね。
難しい技に挑めば挑むほど、食事制限もさらに厳しくなると思いますし、
怪我のリスクも増えますからね。そうした現実が華やかな世界の裏にあることを
忘れたくないですね。
ツルシンバエア選手も怪我をしたというニュースがありましたが?大丈夫かしら。転倒がかなりのダメージになり、多種類の高難度ジャンプを跳ばなければ勝てない採点法は、どうしても過酷な練習を強いるのでしょうか。表面の美しさや優雅さとのギャップが激しい競技ですね。本当に。こんな厳しいリスクを覚悟でがんばる選手たちをいとおしく思うのなら、せめて別け隔てのないフェアなジャッジをするように努力精進していただきたいものです。確か、エテリさんもシングルからアイスダンス転向で苦労されたような話を読んだことがありますが。 オネエ様のお話、選手の無念さを考えると胸がはりさけそうでした。
蛇足ですが、白いゴージャスな毛皮のコーチって、京うた子さんに、似ていませんかね?私好きだったんです。 写真のアングルのせいかしら。
>リン様
京唄子にも似ていますし、細木数子にも似てますね笑
貫禄っぷりが半端ないですね笑
渡る世間の唄子が大好きでした~。
>リン様
おツルの怪我情報は初めて知りました。
大丈夫でしょうか?
そうですね、これだけ頑張っているのにジャッジがフェアでなければ、
もはやフィギュアは競技として成り立たなくなると思います。
おはようございます
知らなかったけどアリサ ロスコ…素敵な選手だったんですね。高みを目指して頑張れば頑張るほど怪我とどう向き合うか または付き合うか…はアスリートの宿命ですね。今は生活もなんでもスピード時代 怪我しても治るまで待ってはいられなくなりました。そうでなくても あっち痛いこっち痛い…と言いながら仕事だ家事だ…と頑張るアスリート市民⁇ あっ脱線しました(笑)
でも好きな競技だから引退しても関わってくれるのを見るとホッとします。
たしかにそんな簡単にアイスダンスで成功出来ないでしょうね。ペアもそうですがリンクを広く使うから 貸切のリンクを確保するだけでも大変なんだそうですね。日本もなかなかそのあたりが難しいみたいで…
ミーシンの奥様〜〜すごいアイライン!
可愛い毛皮ですが 一瞬細木数子かと思いました…
いつからキスクラは派手さを競う場所になったのか? 選手の演技の後に各国キスクラコーチバトル〜 あの手持ちの点数カードで10点とか出してみたい(笑)
>あじさい様
世の中全体にスピードを求められる時代ですよね汗
フィギュアを見る時ぐらいはゆったりと優雅な舞いに見惚れていたいですが、
今のルールの詰め込み感で窮屈に感じるようになってしまいました。
ミーシナの毛皮すごいですよね、確かに細木数子!笑
キスクラも今季目が離せなそうですよね。
フィギュアに限らず他のスポーツ会や、その他の世界にも理不尽な事は沢山あります。
そこを“強い気持ち”を持って進んで貰いたいですね! それをサポートするのがコーチだと思います。 しかし若年化が進むスポーツ会においては、やはり親の役目に重心が掛かって来ますから、コーチと親が支えてあげる事になりますね!
スケ連がどうのこうのと言う論点は、別だと自分は考えます。
しかしミーシンコーチの奥さん…、
逆らったら呪いをかけられそうですね(笑)
>燦太様
強い気持ちとそれをサポートする親とコーチ。
皆の協力なくして成り立たない競技ですね、特にフィギュアは。
ミーシナに逆らったら、それこそ晩餐にでも出されて食われてしまいそうだわ笑
のりえさん、気をつけて!
儚げな美少女が引退を決意して高校生活に戻って行く…。この競技は努力と才能と、同等くらいの運も大きいですね。
アリサ・ロスコはピトキーエフとパートナーを組んだんですよね。ピトキーエフもかつて美少年ぶりと才能で注目された選手でした。
ロシア三枠に続く裾野を見るとくらくらと目眩がする思いです。若い内のリタイアがこれからの長い人生において、経験値として少しでもプラスになりますようにと祈らずにはいられません。
フィギュアスケーターとして始めても、別の成功への道に続く事もありますから。
オネェ様、スパシーバ❗️です。
>てんこ盛りパフェ様
アリサ・ロスコのお話でお伝えしたいこと、まだまだありましたが
コーチとの関係性は、わたしたちは伺いしることができないので、
そこは踏み入るべきではないかなと思い控えました。
今度は天井カメラのお話もぜひさせてくださいね笑
美しい選手ですね、辛い経験を若くしてしなければならないスポーツですが....
まだまだ10代、試行錯誤したとしてもこれからの幸せな人生を祈ります!
フィギアは競技環境を確保するのも難しいですし、親御さんも大変だと思います。
紀平ちゃんも家族の今までのサポートを思うと頑張らずにはいられない!インタビューが好感度大でした。
トゥルソワも1日8時間以上みっちり訓練、自分は挑戦するしたい、優勝を目指すのがスケーターとしての在り方と頼もしいインタビューを見ました。
バコ美とシールの見せ合いっこしてる子供だけど 笑。
2人とも強いです、言い訳なし、練習するのみ。
フィギアならではの身体や脚への負担や危険もありますが、女子もコス姐みたいに素敵で息の長いスケーターも増えていくといいな....ケアも練習も専念できる環境が、もっと日本も整うといいですね。
長々とすいません(^^;;
>おばちゃん様
きっとフィギュアを通じて経験したことのすべてが
次の第二の人生(まだ十代ですけど笑)に活かされてくると思います!
ロシアっ子は言い訳をしませんね、
ただ競技で頂点を目指す為に日々努力しているのには頭が下がります。
日本でも長く続けられるような環境が整っていくと良いですよね。
Tomoさん、夏のお疲れ夏休み終盤は何かしら慌ただしく、今頃、やっとここ数日分のブログを読み進めてきた所です。
夏休み最後に読書感想文を書くために慌てて読んだ記憶が蘇りました(汗)
三原舞依ちゃんの休養といい、若い才能のある選手が健康で長く活躍することの難しさを感じますね。
高難度の技を取得すれば、それだけリスクを負い、スタミナを付けなきゃいけないのに、食事制限をして我慢に我慢を重ねて日々練習に励む…。
アスリートの皆さん全て、年齢関係なく、尊敬します!
そんな選手達が心地よい練習環境で過ごせるよう、国を問わず、スケ連や回りの大人達がきめ細やかなサポートをしてくれることを切に願います!
>マルタ様
わたしの記事をリアルしんちゃんの読書感想文の題材に
なさってください!冗談です、、、笑
フィギュアスケートって体力が一番基礎にあると思うんですよね。
それを付けるための食事も満足に摂れないなんて、
なんか矛盾してるなといつも感じます。
Tomoさん、⇧最初のご挨拶、変でした。『夏のお疲れ、残ってらっしゃいませんか』でした。
>マルタ様
ご丁寧にありがとうございます。
夏の疲れよりもライストの時差ボケにやられております笑
おネエ様
怒涛のブログ更新お疲れ様です。
ありがとうございます。
アリサ・ロスコちゃんは知らなかったです。美しいスピン、流れるようなスケーティング、エテリチームとは違いますね。かつてのフィギュアスケートをみているみたいです。
ご存知かと思いますが、平昌五OPの前に某局がフィギュアの番組をしていて、アメリカは羽生くんにはトータルパッケージでは勝てない。何が勝るかというとジャンプなんですね。打倒羽生くんということでネイサンを育てたようです。
ロシアもずっとアジアが優位でしたから、国外に行っていたコーチを戻して強化したようです。
アイスダンスもシングルがダメだったらアイスダンスに転向するなんて簡単なことではないのでしょうね。日本も早くからカップル競技の選手を育ててほしいな。ツルシンちゃん心配ですね。長く選手を観たいです。失礼します。
>kh様
アリサ・ロスコですがエテリの元でも指導を
受けていたことがありましたが、結局ミーシンの元に戻ってきました。
記事ではここの部分は割愛させて頂いておりますが、
コーチ、選手、そして連盟間にいろいろなことがあったことと思います。
やはりフィギュアはトータルパッケージですよね。
最近特に思います!