ブログ読者様より、
羽生結弦、演技点8点台のカラクリ。
という記事を野口美恵が書いているとお聞きして、
あんたファンが採点で揉めてる時に、今度は何書くのよ?って読んでみたら、
新ルールについていろいろと話しているのよね。でもルールよりも、
読んでいくうちに、ISU思惑のカラクリがあたしには見えたわ!笑
重大なエラーが2つあると……。
まず今季の運用規則変更の1つとして、「重大なエラーがあった場合の演技構成点の上限」が決められた。昨季のルール改正でも上限が決められたが、しっかりと運用されなかったため、さらに厳しい減点になったのだ。
重大なエラーとは「プログラムが中断され、構成や音楽との関係、連続性、流れるような美しさに影響を与えるもの」を指す。転倒は確実に含まれ、ステップアウトは演技の動きを途切れさせるようなものであれば、重大なエラーになる。
またトップスケーターからは大幅に得点が引きにくいというジャッジ心理も踏まえて、こう注意書きが加わった。
「稚拙なスケーターから卓越したスケーターまで、あらゆるスケーターに適用」
つまりどんなに実力のある選手でも、ミスがあると演技構成点が抑えられてしまうことになったのだ。
そして今回、羽生選手はフリーの冒頭で、2つのステップアウトがあった。それぞれステップアウトで流れが途切れた。すぐに曲に追い付こうとして、いつもと違うステップが入り、わずかに音楽とのズレも生じた。
そのため多くのジャッジが「2つの重大なエラーの場合」を適用。この場合は、「『スケート技術』『つなぎ』『構成』は9.25点まで。『演技力』『音楽解釈』は8.75点まで」となる。
「形としては整っていたと思います」
今回の演技について羽生選手はこう振り返る。
「(前半ミスがあったので)後半は冷静に、詰まったトリプルアクセルはダブルにして、次のトリプルアクセルで3回転をつけてリカバリーすることも出来て、後半はプログラムとして形としては整っていたと思います」
羽生が言うとおり、冒頭2つミスはあったものの、そのあとは立て直してまとめた演技だった。2季前までなら、後半の演技をまとめたことを評価して、高い演技構成点も出せた。しかし新たなルールにより、いかに羽生が後半に良い演技をしても、9.25点と8.75点以下にしなければならない。
ジャッジスコアを見てみると、「演技」は6人のジャッジが8.75点をマーク。「音楽解釈」も5人が8.75点とした。このジャッジ心理を裏から読めば、「本当はもっと高い評価を出したいところだが、重大なエラーが2つあったため、最高点の8.75点にした」ということだ。
※Numebrより一部抜粋
まずISUの注意書きで、「稚拙なスケーター」って表現されるの?
これスケーターに失じゃない!?
ISUってスケーターを何だと思ってるの?
ちょっと話を進めるわね。
これ、ジャッジに対する批判ポスター@宇宙人のようだわ笑
全部おまえらの言いなりではないんだぞパンチ!
野口氏のいう重大なエラー2つがあると、「2つの重大なエラーの場合」が適用になる。
でも重大なエラーって、ほぼジャンプの転倒やステップアウトのことよね。
「スケート技術」・「つなぎ」・「構成」は9.25点まで。「演技力」・「音楽解釈」は8.75点まで。
なんでジャンプミスで「演技力」と「音楽解釈」の点の方が減点度合いが高いの?
ジャンプでの重大なエラーなら減点すべきはスケート技術に直結するんじゃないの?
ジャンプミスが「演技力」やましてや「音楽の解釈」に影響するとはあたしは思えないんだけど。
これ皆様どう思うかしら!?
結局、そのスケーターが体現しようとしている表現力の美しさよりも、
ISUはジャンプ偏重主義を宣言しているようなものだわ。
少なくともあたしにはそう聞こえたけど。
羽生結弦が言う、確かな技術に裏打ちされた上に芸術や表現があるっていう理論に基づけば、
技術におもむきを置くならば、逆に「基礎」となるジャンプを厳しく減点を取るのではないの?
回転不足の判定は厳しくなった。
ここ2年で厳しくなったのが回転不足の判定だ。昨季から、「ぴったり4分の1回転不足」のグレーゾーンは、アウトになった。平昌五輪シーズンまではセーフだった。判定が厳しくなった分、今季から回転不足による基礎点減点は、すこし緩めて75%から80%になった。
羽生は今回、フリー中盤に4回転トウループを2本降りた。2本とも流れはあったが、回転不足の判定に。羽生自身はクリーンに降りたと感じていたため、記者から質問されて、驚いていた。
「ええ? トウループ2つとも、あれで回転不足? それで点数出ないのか。僕としては、普通に降りたなと思っていました。自分の感覚に疑問はないので深く考えません」
※Numebrより一部抜粋
以前の記事で、
国際スケート連盟(ISU)は21日、フィギュアスケートで回転不足の範囲が4分の1以上、2分の1未満のジャンプについて、2019~20年シーズンから基礎点の80%を与えると発表した。これまでの75%から引き上げる。
回転不足の判定は18~19年シーズンにそれまでより厳しくなり、ちょうど4分の1回転足りない場合も回転不足となって基礎点が75%になっていた。ISUによると、判定を厳しくしたことで選手が難度の高いジャンプへの挑戦に足踏みするのを防ぐため、回転不足の基礎点を5%引き上げた。
※時事ドットコムより一部抜粋
回転不足の判定は結局厳しくなったの?緩くなったの?笑
判定が厳しくなった分、今季から回転不足による基礎点減点は、すこし緩めて75%から80%になった。
【4回転ジャンプの基礎点】
4トーループ | 9.5 |
---|---|
4サルコウ | 9.7 |
4ループ | 10.5 |
4フリップ | 11.0 |
4ルッツ | 11.5 |
4アクセル | 12.5 |
【世界フィギュア2019プロトコル】
回転不足が厳しい、緩いなどではなく、
実戦で難度の高い4ルッツ、4フリップをプログラムに組み込んでくる構成がさらに有利になるということなのよね。
話を最初に戻すと、ISUは重大な(ジャンプ)エラーが2つあると点数の上限を決めて、
プログラムが中断され、構成や音楽との関係、連続性、流れるような美しさに影響を与えるもの
と表向きは真っ当なことを言っているようなルールを定めているけれども、
例えジャンプの失敗があろうが、演技全体を通してのプログラムの統一感というか、
構成、音楽との関係、連続性、流れるような美しさって損なわれないと思うのよね。
だってフィギュアってジャンプだけじゃないもの。
ジャンプが失敗しても表現力で目を見張るものだってあるわけでしょ。
それって、曲をより深く掘り下げて解釈をしているからこそじゃない。
そこに重大なエラーが適用されて、点数に上限を定めるってどうなのよ!?
あたしはどんな失敗だろうが、演技構成点の「表現」・「曲の解釈」に上限をつけることってナンセンスだと思うのよね。
ISUはまるでジャンプ技術だけ重視で、
ジャンプにだけ長けた選手を勝たせようとしている思惑にしか見えないのよね。
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View Comments
おはようございます。ブログ更新ありがとうございます。jump技術派と表現重視派に分かれそうですね。構成内容によっては、選曲も選ぶ。jumpに体力を重視するなら、安全運転するのかな。挑戦に尻込みしちゃう場合もありますよね。今季、ボーン様の振付けが多かった。ボーン様は、身体を大きく使う、無駄のないスケーティング……ルール改訂と振付けも関係しますかね?たまたま…Tvでみたオリンピック銅メダリスト、このスケーターは表現重視と海外のアーチストの振付けをする、フィギュア振付けじゃない方に依頼してます。かなりハードみたいですね(汗)昨日のブログ、羽生結弦選手のコメントの中には、ルールの事も含め…今季も「Origin」を選んでくれた^_^進化するOrigin。「Origin」です\(^o^)/どどど素人でも、Originの曲にあわせて、スゴい事をしている‼自ら高難度の「挑む戦い」をしている…と昨日のコメントで思いました。バィオリンが奏でる「Origin」…楽器の迫力Origin(*^^*)
>ローイ様
技術と表現って、一見枝分かれしているように見えますが、
羽生結弦の言う確かな技術の元に表現力があるという言葉に納得です。
ジャンプでミスをすることがあったとしても、わたしは表現する部分で
感性に響く素晴らしい演技もたくさん見てきましたよ!
こんにちは、
久しぶりに拝読しました。
仰ることは理解した上で、ジャンプ「技術」ではなくただのジャンプ。ISUの目指すチキンレースに不可欠なクワドなら、何でもあり。競技人口の少ない国ではプレロテを教えられクワド練習させるコーチ連がいる、とか。
離氷を見ず、上体を振り回した「回り過ぎ」と平然と言い放つ「グリ降り」に高いGOEを付ける。これが容認されるなら、まずはISUの技術ルールブックを改訂すべきではないでしょうか。
簡単ステップで上体だけで踊るのを「表現」と言うなら、ダンス大会で良いのでは?
スケートは足、エッジの緩急を使うから成り立つもの。こういう認識は間違いでしょうか。
しかし、政治力と強引なロビ活が顕著、以前からありましたから大胆になったというべきか。こんな競技、日本とロシア以外に衰退するのは自明の理。
USAスケート関係者の逼迫さは聞き及んでおりますが、なりふり構わずになりましたね。日本も羽生結弦はただの「金づる」、ISUにとってもただの「集客マシーン」なのでしょうね。
>ごろ寝様
お久しぶりです。
わたしもISUの技術ルールガイドブックを改訂すべきだと思います。
そこが曖昧でジャッジの見解が統一されていないから、毎回物議を醸すのでは?
スケートは仰る通り上半身だけなく、足のさばき方、エッジの緩急から美しさを出すものと認識しております。
長くてごめんなさい(
スケ連御用達に成り下がった、自称フィギュアスケートライター野口氏、演技見てませんね。プロトコルだけ見た?
>それぞれステップアウトで流れが途切れた。すぐに曲に追い付こうとして、いつもと違うステップが入り、わずかに音楽とのズレも生じた。
ワールドの演技と比べても、4Lo後に省いたのはにてを伸ばす動きだけ。4S後は元々フライイングに入るので動きは少ないんですよ。言うに事欠いて、4Tの飛距離も少ない?
SPとほぼ同じでしょ?
「下げ」のためのシナリオで書くから、ムリが目立つのよ。
電通が支配するメディアとは言え、無理くりシナリオまかり通るのは何故?当座の内部留保は確保したので、羽生結弦には去って欲しい?ファンを煽って、負のイメージを付けたい?
引退後の羽生結弦の肩書、誰も及ばない。彼らが届かぬ世界だろうに。
まぁ多分三文メディアに関わることなどないでしょうけれど。
>ごろ寝様
わたしも野口氏の演技の解釈に対して、?と思う事だらけです。
なので、ルールについての話以外はまともに受け取っておりません。
オネエ様、おはようございます
このPCSの上限てのは、ゆづ君のように、SS や、TRで10点近く出せる選手には不利になっていますよね。
引き替えて、普段からPCSが9点に達しない選手には、重大なエラーがあっても痛手にはならない。
この間のケビンエイモズ君のように、PCS が評価され始めた選手と、エラー判定されて抑えられたゆづ君の点が差がなくなるのはこういう事なのか…。
ゆづ君の理想の後半に、サルコウとトーループ2本で、全5本クワド構成を考えると、ルッツかフィリップ、又は4A入れないと、出来ないですよね。単独ジャンプを増やす方が、手取り早く技術点を高められるという事でしょうか?しかも、単独ジャンプにはステップ入れなくていい良くなったし。
アメリカ主導の、羽生潰しではないの?あからさますぎますよ。
>ゆっここ様
北京五輪に向けてどんどんルールが偏重されていっていますよね。
このままの流れなら、五輪には出ない方がいいのでは?と思ってしまいます。
それでも北京では優勝した選手がもてはやされてしまうのでしょうね。
ISUも以前、北米の選手(名前は控えますが)をごり押しして、何が何でも
五輪金メダルにしようとする動きがあからさまな時期がありました。
でもジャンプで致命的なミスを連発してしまい、それはなくなってしまいましたが。
おはようございます
この記事 わかりやすくて。わかりやすすぎて 笑ってしまいます。
この通りにジャッジしていくなら 美しく芸術的なプログラムなんて無くなってしまいますよ。言うに事欠いて「稚拙なスケーター」とは?失礼な!
ジャンプ大会になるから 厳しくしたはずなのに 舌の根も乾かぬうちに 難しいジャンプに挑戦しなくなるから 採点ゆるく…ってどんだけ? その割にちょっとしたミスが 音楽的解釈 演技力の減点になるなら 選手達はどうしたらいいの?
他競技でもそうですが 日本選手が活躍すると必ず ルール改正がありますね。それで頭に残っているのが 鈴木大地さんのバサロ。あのあたりからなんか変だぞ…と周りを見渡すと 体操も柔道も。こんな中で頑張る日本選手。
まあ今回は日本選手に限らないのですが 政治とスポーツは関係ない…と常日頃からみんな交流しているのだけど 結局は振り回されて選手ファーストでない事を 大人がやっている…のが情け無い。
>あじさい様
仰る通りです!アスリートを取り巻く大人達が、
私利私欲の為に、スポーツを競技としてフェアなものでなくしている。
こんなおかしなことでスポーツの価値が下がってしまうのが情けないことですよね。
ジャンプミスが解釈と結びつくとは到底思えないのですが、、、
オネエさま 羽生くんインタの前記事もグッときました。
世選からエキシの春ちゃん(とんでもなく美しかったですね)そしてマスカレードにクリメモ、そして今ココ…どれ程魅せてくれるんだと充実感と感謝しかないです。
ライトファンでも解る今季のジャッジングは、ステップアウト2回 又は転倒だとPCSは最高で90.5(SP45.25)が最高点ってことですかね。
プレロテやURを的確にジャッジ出来るのかしら…のジャンプ重視、結局そっちが競技の魅力を損なってると思うんですけどね、なんだかね…
>おばちゃん様
プレロテに関していえば、ジャッジ裁量かなって感じがしますよね。
全く統一性がないし。
今回の上限を作ったルールがフィギュアの競技そのものを
窮屈にしている感じしかないのですが。
オネエ様 こんばんは
この1週間 ルールの事やら何やら
見ていて
感想は 率直に
「変なルール!!!」と 感じました
デイック バトンさんが また
「どいつもこいつも 点数目当てに雑巾絞る様なジャンプしやがって!」
と 怒ってしまいそうですね
トータルで 美しい演技が見たいです
とにかく 今季の羽生選手が
怪我をせず 自分の理想通りの演技が出来ることを 応援しまくります!!!!
どの様な勝負が 繰り広げられるのか
楽しみです!!
>yuki様
バトン爺の雑巾を絞るようなジャンプ、それがいまの
ルールでは高得点なのですからおかしな話ですよね笑
わたしもトータルバランスの中での美しさが見たいので、
ジャンプはあくまで表現の一部と思いながら、見ております!
あの手この手で屁理屈こねたルール改正は、H選手潰しのからくり三昧?
Hさんの怪我で、平昌で優勝のはずだった期待のNさんは勝手に自滅。
そこで、H選手有利と見せかけたルール改正で、世界選手権では真逆な採点。
そして今回は、回転不足に甘いルール改正をうたいながら、でもこれは、(多分これからわかるはず好ご期待!) お気に入り選手限定ルール。 H選手のいつもと違ってみえたジャンプにつられ 待ってましたとばかりに足りたジャンプに回転不足をとって墓穴をほったことが証拠です。 ミスがあると芸術点は高くつけてはいけない? 理屈どおりも理屈と違っていても、見えてきたことは、最終的にすべてH 選手潰しというベクトルになる。 選手もファンもなめられたものだわ。金づるにしかみえてないのだろうか。おえらがたには。 ここまでくると、オリンピック前のあの怪我さえも偶然に思えない疑心暗鬼な自分がいる。 不可解なことが、とにかく多すぎる。が、結果はきっと、天網恢恢疎にして漏らさずです。
いくら、ライバル選手でも賢くてまともな人間なら、周囲の汚ないやり方を認識したら、たとえ点数が上でも、その勝利に誇りをもてるのだろうか。やはり、どう考えても 選手ファーストではない。それで喜べる救いようのない選手っているわけがない。
今、日本は 見ざる、言わざる、聞かざる の猿状態ですが、海外のメディアや業界関係者は声をあげています。大切なことに目をつむり波風をたてないことが、本当に賢明なやり方なのでしょうかね? オネエさま。 波立てなくても、釘くらいは刺して欲しいわ。
(またまた追): ただ、H選手は、逆境が大好物。困難が大きければ大きいほど限界を越えて高みに行ってしまう人ですから。将来は、[あのルール改正があったからこその今の4Aが跳べてオリンピック3連覇できた自分になれたと思います。]とか話している姿が浮かんできます。
>リン様
あのルール改正があったからこその今の4Aが跳べてオリンピック3連覇できた自分になれたと思いますという、
リンさんの想像が現実になりますように!笑
そう祈っております。
>リン様
ミスがあると芸術点を高くつけてはいけないという制限の
意味がわからないですね。
スケ連はもう期待していないですが、マスコミなどがもっとジャッジに対して
疑問を向ける記事を書いてもいいなと思うのですが。
誰もが結果しか受け入れないなんておかしいですね。
東京五輪前でもあり、放映権がらみもあり、またフィギュア界の闇の深さの見当がつかずに、誰かのはじめの一歩待ちとか。 今の日本のメディア、 権は、ペンよりも強し。または、金は、ペンよりも強し。 ですかね。
>リン様
権も金がモノを言わせ、ペンを勝手に動かす力も作り出す。
そこに惑わされず、ブレずに一緒に選手の努力を見つめていきましょうね!