スポンサーリンク

物議を醸している宮原知子の新フリー衣装について考察する

皆様こんばんは!

先日のUSインタナショナルクラシックで、見事に優勝を果たした、

宮原知子のフリー曲「シンドラーのリスト」の衣装が物議を醸している件について、

今晩はどのような因果関係から衣装の問題になっているのかを、

少し掘り下げてみたいと思うのよ。



シンドラーのリストとユダヤの象徴のダビデの星について

皆様、映画「シンドラーのリスト」はご覧になられたことはあるかしら?

まだ見ていないわという方の為に、簡潔にあらすじをまとめると、

第二次世界大戦が勃発し、ドイツ人実業家オスカー・シンドラーはポーランド南部の都市クラクフに居を構え事業を始めようとしていたのよね。

最初に、工場を格安で手に入れユダヤ人会計士シュターンをパートナーに雇い入れ、シュターンはゲットーに住むユダヤ人を低賃金で集めたちまちのうちに財を築き上げたのよ。

当時クラクフゲットーに居住を許さたのはユダヤ人労働者とその家族のみ。職につかないと強制収容所に送り込まれちゃうもの。賃金が安くてもゲットーに留まることができればそれで構わなかった。シンドラーはユダヤ人を安価な労働力とみなし順調に増えゆく財政に満足しつつも、罪もない人々が虫けらのように殺されていく日常に嫌悪感を覚えていったのよ。

そんな中クラクフゲットーが閉鎖されプワシュフ収容所への移送が開始されちゃうの。丘の上から見守るシンドラーは連行される大人たちの中に赤い服をきた少女を発見し、まだ幼い少女が隠れる様を見て、シンドラーの心の中で何かが動いたのよね。

プワシュフ収容所に行けば過酷な労働を強いられ命を落とす者も少なくなく、我慢できずにシンドラーは強制収容所内に私設の収容所を設け、工場の従業員たちが強制収容所に送られるのを回避したのよ。そして敗戦ムードが色濃くなった1944年、ナチスは証拠隠滅を謀ろうと収容所を閉鎖。残ったユダヤ人をアウシュヴィッツに送り込み、虐殺しようとしてたなんて恐ろしい話だわよ。人の命をなんてこと、、、

殺したまま埋められていた死体も焼却処分のため掘り起こされ、シンドラーは運ばれていく死体の中に赤い服の少女を見つけていたのよ。このままプワシュフ収容所が閉鎖されてしまえば従業員たちは全員絶滅、別の収容所に送られ虐殺されてしまうのよ。

ついにシンドラーは故郷チェコのプリンリッツにユダヤ人を連れていくことを決意し、収容所の所長ゲートに多額のお金を握らせ、労働力ともども工場の移転を承知させた。もう彼の中ではお金は私利私欲のものではなかったのよね。シュターンと結託してリストアップできたユダヤ人の数は1200人!

全財産を投げ打ち、1200人ものユダヤ人の命を救ったシンドラーは感謝のしるしとして指輪を贈られ、指輪には「一人の人間を救う者は世界を救う」と刻まれていたそうよ、、、

まず「シンドラーのリスト」という曲の背景を知った上で、

今回、宮原知子のフリーの衣装の背中のストラップ部分が、

ユダヤ教、あるいはユダヤ民族を象徴するしるしの「ダビデの星」になっていることが、物議を醸しているのよね。

宮原がどれだけ、フィギュアスケートに対して真摯に向き合っているかは演技を見ればわかるし、

情報の断片を集めても彼女は真面目で、ひたむきで自分に妥協しない素晴らしいアスリートに違いないわ。

だからこそ、彼女はナチスがユダヤ仕向けてきたこの受け入れがたい現実を深く受け止めて、

彼女の中で「平和」への願いを込めた滑りとして、体現しているとわたしには伝わってきたわ。

でも、やはりこの演技を見て、思い出したくない非現実のような現実に苦しめられる人はいると思う。

そういう声が多いのであれば、わたしは衣装の一部を変更せざるを得ないのではないかって考えるのよ。

やはり当事者でなければわからない辛い苦しみというものはあるのよね。

フィギュアスケートって取り上げるテーマが「深い」分、歴史の「重み」や「責任」も伴う部分もあるし、だからこそ人の心情さえも揺さぶる「感性」の競技であるとも言えるのよね。

世界の情勢さえもフィギュアスケートの世界では因果関係を持つ

ブログ読者様のコメントをここで紹介させて頂きますわ。

とても詳しくわかりやすく、世界の情勢についてお話してくださってます。

確かに民族的象徴だとか先の大戦中に有名になったマーク、文字、を衣装に取り入れるのはリスクが高いですね。
特に第二次世界大戦中のことに関しては人によって所有している知識に大きな開きがある割りに映像作品などで一定のイメージは植えつけられているから論争になりがち・・。
スワスティカ(卍)も古代からヒンドゥー教や仏教で使われていたし、キリスト教でも十字のデザインの一種で元々は幸運を表す文字なのに、というかだからこそヒットラーが取り入れたんだけど、それを知らない人も多いし。

ナチと実際に連携した(武器購入と軍事訓練)のは蒋介石の国民党軍だったし、汪兆銘の中華民国政府だったや〜〜ん。なのにそれを知らない人、世界に多し。。
中国人も知らない(振り)しw
ユダヤ人への虐殺行為はフランスもハンガリーもポーランドもやってたや〜〜ん。
なのにいまではみんな知らん振りw
バルカン半島の虐殺を伴った紛争はやってることは残虐すぎてナチスも逃げ出したくらいや〜〜ん。
なのにいまではみんな知らん振りw

だけど誰も鎌と鎚ネタはやらないですね。
大躍進政策とかポルポト派による大虐殺とかホロドモールがテーマのプロって観たことないし、ってか観たくもないけど(^_^;)
ナチスネタとか911ネタとかそれほど遠くない昔に、実際に起きた悲劇を直接的にとりいれるのは、私がコーチなら避けるかなぁ〜。。。
一旦、芸術として昇華させたものですでに古典芸術の領域になっている曲を使うというなら大丈夫かも知れないけど。。

でもユダヤ人が味わった悲しみや苦悩をサットンはよく表現していました。
サットンは深い感情や情念を品良く表せるので、オスカー級の大女優だと思います。
これは強味ですね。

※ブログ読者様のコメントより一部抜粋させて頂きました。深い知識と教養をありがとうございます。

フィギュアスケートの選曲ってすごく難しいわって改めて思わされたし、

演じるスケーターによって、その作品が人に伝わる温度って違ってくるのよね。

彼女の渾身のフリー動画をもう一度ご覧になって頂戴。

【宮原知子の今季フリー、シンドラーのリスト動画よ】

宮原知子は努力の人だから、、、

彼女は怪我でリンクから離れざるを得なかったときに、

ひたすらその作品の映画や音楽、歴史的背景までも理解しようと日々努めてきたのよね。

彼女が衣装で非難を浴びることがあっても、

決して冒涜しているわけではないことだけは非難する方々に理解したいのよ。

要はその「伝え方」なのよね。

【宮原が怪我をした時の復帰までのドキュメンタリー動画よ】

彼女のフィギュアスケートに対する「努力」の姿は本物なのだから。

今季新たなジャンプコーチを付けて、ショートでも新たな一面を出そうとしている彼女に対して、

以前ハマコーが発した格言を最後にご紹介するわね。

安定している=ミスパーフェクトって誉め言葉でもあり、

実はそこから進歩をしていないというハマコーの見解もあるのね。

良い失敗をしなさい!

これ名言だわ!

それにしてもなんで顎突き上げて得意満面なのかしら、ハマコー!笑

あたしにはあんたのショールのセンスを逆に安定させてほしいわよ。

そして皆様、

本日、羽生結弦「進化の時」はもうお手にされたかしら?あたしは手元に届いたわよ!

↓まだの方はぜひこちらからご購入できるわよ↓

【Blu-ray版ロゴステッカー付】

【Blu-ray版ロゴステッカーなし】

【DVD版ロゴステッカー付】

【DVD版ロゴステッカーなし】

【こちらが9月30日発売のオータムクラシック特集号よ】

表紙がアップされたわよ!

裏表紙はこんな感じよ!

いよいよ来月はスケートカナダだし、羽生結弦が前回大会から、

どのような進化をして来ているのか、注目したいわね!

最後までお読み頂きありがとうございます。

励みになりますので、ぜひ下のブログランキングふたつをポチっとお願い致します!



【いつも応援ありがとうございます!】

山本草太と羽生結弦のNHKでの怪我無い共演を願って!

ぜひ清楚な人差し指で押していってくださいまし!

【ブログランキング第10位です!】


フィギュアスケートランキング

【ブログ村は第3位です!】


にほんブログ村

オネエ

View Comments

  • Tomoさん、そしててんこ盛りパフェさん、知子ちゃんの衣装の件、教えて下さってありがとうございます。

    以前、知子ちゃんの衣装、前から見ると地味だけど、背中側が素敵ってコメントしました。
    ダビデの星がデザインされてるなんて思いもしなくて、単に衣装として素敵だなって思ったんです。
    シンドラーの映画の背景は知ってますし、リプちゃんの赤いコート姿が印象が強く、フィギュアの1つのプログラムとして好きでした。
    でも、それは受け取り方次第で、スルー出来ない方々もいるのですね。
    今回の件は残念ですが、マイナスイメージが先行して知子ちゃんの表現したいものが伝わらなければ、衣装チェンジも仕方ないのかもしれません。知子ちゃんの本意ではない所で騒がれるのは気の毒です。
    ひたむきな努力、慎ましさが演技に出ている知子ちゃん、今季も応援していきますよ!

    • >マルタ様

      マルタさん、こんばんは。
      そうですね、選手の努力や表現したい真摯な気持ちがあっても、
      マイナスイメージが先行してしまうのは仕方のないことでもありますよね。
      とくに政治的背景などが絡む問題は難しいのかなとも思います。

  • この衣装を見て苦しむ人がいて、知子ちゃんがその人達の気持ちを汲んでデザインを変えるなら、たとえ変えなくとも知子ちゃんの考えを支持します。
    知子ちゃんとユダヤ民族の方たちの問題なので、外野は口出し無用ですな!
    ってか、このデザインにしたのは知子ちゃんの意向なのだろうか?

    • >燦太様

      そうですね、当事者の方々がこのデザインをご覧になって、
      苦しむのであれば、わたしは変えるべきだと思います。
      表現方法は衣装だけではないのですから、、、

  • こんばんは
    これは誰かが言ってくると思っていました……と感じてしまう事がすでに悲しいのですが。 特に最近はファッションに関しては厳しく どんなに著名なデザイナーでも謝罪に追い込まれたり発売日禁止になったりますよね。たかがTシャツ一枚でも みんなが喜んで着る買うことは 今をもって苦しみとする方には本当に辛いことなのでしょう。彼女の素晴らしい演技や努力と違うところで 後々あの衣装を来た選手と言われたら… しかしもし何か考えがあるならばお互いに理解し合えるとこまで出来たら素晴らしい!
    ところでNHK杯外れました〜
    カレンダーの編み編みの羽生君と 今日届いたDVDで癒されるとしますか^_^
    でももったいなくて開封できない(笑)

    • >あじさい様

      わたしくもすべて外れました、、、
      燦太さんの返信にも書いたのですが、
      衣装が選手の表現の方法のすべてではないので、
      ぜひ彼女の真摯な気持ちが皆様に伝わるといいなと心から願います。

  • A・ワイダ監督の「コルチャック先生」や、ポランスキー監督の「戦場のピアニスト」でも描かれていましたが、金でナチスに取り込み仲間のユダヤ人を売ったユダヤ人もいました。
    また、イスラエルの地下組織「レヒ」(イギリスはシュテルン・ギャングと呼んでいた)は、イギリスはイスラエルの敵、ナチスドイツはイギリスと戦っているので利用してやれ、と考え、ナチスドイツに協力を依頼、引き替えに収容施設に強制収容したユダヤ人を解放するよう取引をもちかけました。
    ほとんどの歴史教科書には載っていない話かも知れませんが事実です。
    ユダヤとはいえ一枚岩ではありませんね。

    ちなみに追い詰められたユダヤ人を助けたのはシンドラーだけでなく、日本にもいました。
    有名なところでは杉原千畝。
    そして意外と知られていないのが、旧日本陸軍中将の樋口季一郎が東條英機からの承認を得て、助けたユダヤ人は記録によって数千から2万といわれています。
    ドイツからの再三の抗議に東條は、「人道上当たり前のことをしたまで」と一蹴しています。
    元々日本政府には河豚計画と呼ばれる、ヨーロッパで迫害され始めたユダヤ人を満州に移住させる計画がありました。
    日本人は知っておくべきかと思います。

    ところがなぜか、現在ユダヤ人協会は日本のジャーナリストに樋口や東條の話をさせたがらないんですよ。いつも杉原の話ばかり。樋口や東條の話はするな、と釘を刺すんです。
    なにか不都合なことでもあるのかな。。

    あと、杉原が当時の日本政府の反対を押し切ってビザを発行したことでクビになったというのは嘘ですからね。
    敗戦国となって外交権を失った日本では、外交官をクビにせざるを得なかった、というのが真相です。この点は杉原夫人も嘘をついている、、、そうです、日本人のユダヤ教徒の人の話によると。旦那が失職したことで病気をした子供を助けられなかったので政府を逆恨みしたとか。。

    • >TonTon様

      TonTonさんの深い知識と教養に改めて感服しております。
      日本にもユダヤを救う動きがあったことは初めて知りました。
      樋口や東條の話は何故してはいけないのでしょうかね?
      ユダヤ人協会に何か隠さなければいけない理由でも???

      • オネエ様

        はっきりとした理由を彼方がいわない物ですから憶測しかできないのですが、
        おそらく、左派ユダヤ人にとって旧日本陸軍についてのいい話が広まるのを嫌がる、というのと、杉原を持ち上げることで、そんな杉原を冷酷にもクビにした当時の日本政府、というのを印象づけたいのだと推測します。
        杉原がビザを発行したのであって、当時の政府の承認がなければ不可能なんですけどねそもそも。
        あと当時の杉原は対ソ諜報員としての任務がありましたので(ソ連が日本に侵攻するという情報を外務省の一部は入手していたので)、杉原はあえて、ナチスに操られたポーランド軍が侵攻したリトアニア首都から離れて亡命政府をうちたてたリトアニア共和国の首都に日本人もいないのに領事館をおき、ソ連側の情報を得ようとしていました。

        • >TonTon様

          TonTonさんの推測凄いです。
          杉原氏を何故持ち上げたのか頷けます。
          ソ連の謀報員もしていたのですね、それは知りませんでした。
          印象操作が政治や歴史においては真実を隠し、人々の記憶にすり替わってしまうことに
          驚いています。

    • 樋口さんの事は、テレビの特集で見た事有ると思います。でも当時軍人だったからか?中々話題にされないですね。ユダヤ人協会は何か事情あるのかな。
      確か妹尾河童さんの「少年H」では当時のユダヤ人達が満州から日本に一時上陸してアメリカ等に逃げた時の思い出が書かれていました。当時の日本人も同情的だったり人道的に助けようとした(河童さんの家は仕立屋さんだったので、ユダヤの方々の着の身着の衣服の修繕を受けおった)人がいたり、と記憶しています。私もそうですが、日本人にも世界にも知られていない事がいっぱい有るなあと思います。

  • いつも拝読させていだいております。更新ありがとうございます。私は新体操もバレエも絵画も芸術が好きな一般ものでございます。宮原さんの衣装問題については芸術競合に全般に言える問題かと考えおります。色々な捉え方や思想がある事は理解しておりますが、これも芸術性に関する個性と思っております。何を演じるか、どう捉えるかは見る側の問題になると考えますが、表現をする上で必要な事であり批判や否定はよく思いません。過去の歴史や思想がある事は否定致しませんが、表現の自由はそれぞれ自由であり制限してはならないと思います。芸術とは点数がつけがたいものである為、むずかしい問題でありますが私は宮原さんの演技を見てその時代の背景や、表現のしたい形が伝わります。スポーツという分類に位置付けされておりますが、芸術であることを理解し今後も宮原さんはじめ皆さんを応援したいです。

    • >おちあいゆか様

      はじめまして、いつもブログご覧頂きありがとうございます。
      表現の自由が新たな芸術性を生み出すことも多々ありますよね。
      芸術であり、決して歴史や過去を批判する術ではないことを理解して頂けたら、
      良いなあと思います。

  •  わたしは、ダビデの星を見たくないのは、加害者だった側か無関係な人たちだとおもっています。なぜならあの印は、ユダヤのかたの誇りでもあり、イスラエルの国旗にも使われているからです。もし、ユダヤのかたが、不愉快に思われているならユダヤ教徒でもないのに扱ってほしくないとか、聖なる印を邪悪なホロコーストと繋げてその象徴として扱ってほしくないということではないかとおもっています。つまり、ダビデの星イコールホロコーストではない。と。 しかし、宮原サイドは、紛れもなくかつて起こった残虐なホロコーストの歴史を 今またナショナリズムが息をふきかえしていることもあり、過去の過ちを忘れないようにということを本気で発信したかったのではないかと思っています。 濱田コーチは、広島で大会があったときに、教え子たちに原爆のことや平和の大切さを語ったと新聞にのっていました。また、コーチのお母様も広島の方だとも。わたしは、原爆もホロコーストのひとつだったと認識しています。そして、ユダヤのかたの中には、たいへん感激されて感謝のコメントを伝えたかたもあったと聞いていますが。なにか、いずれにしても、言葉を使った発信がいるのかもしれませんが、彼女は背中にせおっていますよね。安易に使ってはいませんよ。

    • >リン様

      ハマコーの原爆のお話はわたしも存じあげております。
      ユダヤの方々が実際にどう思われているのかは当事者でないとは
      わからないのですが、忘れてはならない歴史であるとも思います。
      いずれにせよ、今季のテーマは深いですから、今後も彼女の表現には注目していきたいです。

  • ダヴィデの星ですね。
    あれはユダヤ人のプライドであり誇りでもありながら、辛い思い出でも有るのです。だから身につけるのは難しい所ですね、、、
    小学校の頃「アンネの日記」関連を沢山読みましたが、ユダヤ人強制移住地区に住まわされたユダヤ人は、「~してはいけない」みたいなルールを沢山押しつけられ、その一つにいつも服に目立つようにダヴィデの星をつける事を強要させられたのです。ユダヤ人と一目で判る様に。そんな虐げられた背景があるので難しいのです。宮原さんに罪はないのですが
    変えた方がいいかもしれません。
    しかし、私が引っかかるのが、ユダヤ人側がそれをいうなら判るのですが、そうでない世界の方々が叩く事ですね・・
    つまり枢軸国以外の国(アメリカなど)から見ると、「日本はヒトラー率いるドイツに協力したではないか」イコール「ユダヤ人迫害した国に協力したではないか」則ち「なのに何故ユダヤ人の象徴を身につける?」みたいな微妙な空気ですね。戦勝国の「我々こそは正義」「我々がホロコーストや圧政を終わらせた」という意識。これは今でも続いてる。ひいては「原爆投下したことも仕方ない」(何を言うか!)みたいな正義背負ってます意識。本来はホロコーストも原爆も世界(人類)共通の悲劇なのにー

    • >ジゼル様

      アンネの日記、わたしも拝読しておりました。
      ダヴィデの星がユダヤ人としての誇らしい象徴であると同時に、
      強要して付けさせられたという背景も踏まえると難しい問題ですね。
      正義背負ってます意識、、、うーんこれは共通の悲劇なのにとわたしも思います。

  • はじめまして。
    ドイツの片田舎に暮らして28年めの猫の手と申します。よろしくお願いします。私にとって日本は永遠に昭和な浦島太郎、失礼あったら、お許しください。
    札幌のジャネット・リンちゃん以来フィギュアスケート大好き、オネエ様のブログも大好きです。
    フィギュアスケート不毛で人気ないドイツですので、オネエ様のブログが大変参考になります。

    ホロコーストがテーマだと今でも難しいですね。純粋で優秀、健康なドイツ人だけの国という名のもと、ユダヤ系だけでなくロマ・シンティ人(ジプシー)、心身障害者、同性愛者、ナチスに反対する人達が600万人犠牲になったとこちらのドイツ語学校のテキストで知りました。
    傷は大きく深く、今また反ユダヤのヘイトが欧州中で問題になってます。

    知子ちゃんの曲がシンドラーのリストというのは全く問題ないけれど(人気ある曲ですもんね)、背中がダビデの星はまずいと私は思いました。既にご指摘の方がいらっしゃいますが、あの星はユダヤ教とユダヤ民族を象徴する印、民族のアイデンティティで誇り。それをユダヤと縁がない外国人が衣装として、肌色の背中につけるのはリスクあると思ったのです。
    ユダヤ系とイスラエルの方がどう感じるかわからないけれど、外国でマイノリティとして暮すうち、誤解を避け色んなリスクを回避する習性が見についてしまい、その方面からコメントさせて頂きました。

    うちの村にはユダヤ系が多く暮していたけれど、外国に亡命出来たのはほんの一部。多くの一家が収容所で全滅しました。この村から遠いアウシュビッツで最期を遂げた人もおります。

    ユダヤ系の子供達はドイツ人の友人に、「外国に引っ越すんだ。政府から新しい農場がもらえることになったんだって。」と初めての大きな旅行に期待に満ちてお別れし、ユダヤ系もドイツ人も大人達は、暗い未来を予想して泣きながら別れたといいます。

    村の外れにある身寄りなきユダヤ墓地を見ると、現在のドイツとのギャップに信じられない思いがすると同時に、日本人の私もドイツではマイノリティ、ユダヤ系と立場は同じ。胸が締め付けられます。
    長文失礼致しました。

    • 猫の手様 はじめまして~
      いくら歴史を学ぼうと思っても、日本の中から得られる知識は日本というフィルターがかかっていますものね。日本人は中国は天安門事件とかネットでも検索できないんだって~と自分たちは規制のかかってない国で良かったと思い込んでいますが、日本の報道の自由度ランキングはかなり残念なんですよね。
      ダビデの星も、日本から、ドイツから、アメリカから、イスラエルから、それぞれ感じ方も見え方も、一般常識とされているものさえ真逆だったりしますから。
      長年ドイツにお住まいであり、マイノリティとして肌で感じる事を教えて頂いたことに感謝します。(これもオネェ様のブログあってこそですね)

      ところで、昔の男子シングル・西ドイツチャンピオンだったハイコ・フィッシャーさんをご存知ですか? フィギュアには珍しい190㎝近い長身の方で、いまどうされているのかな?とググッたら、30年も前に29才で亡くなられててとても驚きました。
      彼などワールドでも五輪でも6~10位と安定してましたし、生きていらしたらドイツ・フィギュア界もずっと活性化していたのではと惜しまれます。

      • てんこ盛りパフェ様はじめまして。
        リプライありがとうございます(*^_^*) よろしくお願いします。
        歴史も解釈やフォーカスで全く違った出来事になってしまいますよね。現在中心の解釈が50年後はまた違った意見が主流かもしれないし。完全な中立というのは不可能。

        日本の報道自由ランキングが下がってるのは、30年近く外から日本のメディアを欧米と比較しつつ納得というか残念です。幸いインターネットアクセスは自由みたいだし、幅広い情報を得るチャンスがあるのは何より。

        村のユダヤ系の運命(息子が小学校の時の授業)を知るまでは、ユダヤ系欧州人は歴史の本や『アンネの日記』、『シンドラーのリスト』等で目にする他人事でした。それが、我が家の隣近所に代々暮らしてきたユダヤ系ドイツ人達が、ある日突然迫害を受けるようになり、最期は強制収容所という事実は衝撃でした。「この空を見上げてたのかな?」「この立派なクルミの大木は彼らが植えたのかな?」犠牲者達の名前や写真を見たら、名も無き他人から、ここに生きていた人々と身近に感じられるようになりました。

        ハイコ・フィッシャーさん、存じ上げませんでした。
        若くお亡くなりになったせいか、ドイツ語でググッてみましたが、ウイキペディアと彼の名前ある大会以外特に目立つ内容はありませんでした。

        ドイツはヴィット女王様とタニヤ・シェフチェンコさんが引退して以来、一般人にも人気あるスターが出てなく、またノルディック、バイアスロン、アルパインスキーが数万人集客出来る人気なので、フィギュアは厳しいですね。スピードスケートの方が人気注目度高いです。残念な状況が続きそう。

        数年前と思われますが、ドイツの全国新聞ヴェルト紙にて、若く突然死したスポーツ選手達という記事にフィッシャーさんの名前と写真があります。あとセルゲイ・グリンコフさんとサッカー選手の松田直樹さんも。
        https://www.welt.de/sport/gallery4291509/Diese-Sportler-sind-viel-zu-frueh-gestorben.html

        • 猫の手様
          外から見た日本のお話、時と共に歴史的解釈が変わるお話、とても興味深いです。
          娘がメキシコに居ますが、その娘から島国根性で凝り固まってる日本人的な考えを時々指摘され、本当に自分は何も知らないし、知ってると思ってることも確かではないんだなぁと気付かされます。
          住んでいる地域で起きたことというのは、時間を超えて痛々しく生々しい現実感をもたらすのでしょうね。片田舎の無邪気な子供たちの別れ。改めてドイツ全土で起きた悲劇、どこにも逃げ道が無かったのだと実感しました。

          「若く突然死したスポーツ選手達」はこれだけの人数にと胸を突かれます。若くして才能を発揮し努力の上に実績を積み上げ、明るい未来があったはずなのに…。
          フィッシャーさんは長身過ぎて敏捷性の部分でフィギュアに向いていないのでは?という印象もありましたが、すごく真面目でちょっと日本人っぽい感じもする演技の選手でした。
          ヴィット!!そーでしたね。彼女が居るのになぜフィギュアがイマイチなんでしょうね?
          (ヴィットはオネェ様もお気に入りで、何度もココで取り上げられてますよね)

          • てんこ盛りパフェ様、
            (大変遅くなり失礼します。)
            娘さんがメキシコにいらっしゃるんですね。メヒコといいますと、年上の日本人友人が移住して余生を過ごしてます。庭にイグアナが来た動画を送ってくれましたが、自然文化歴史に治安と色んな面で興味深いです。
            パフェさんは、きっと私の母と同じく遠い海外にいる娘を思っているのでしょうね。
            遠く離れ娘は本当に母に感謝しております。

            どこの国でも結局、自分ファースト、自分の地域ファーストで次は国‥とどんぐりの背比べ、50歩100歩という感じです。でも相手をリスペクトでき寛容でフレキシブルであれば、平和が保たれるのかな。

            ドイツでは、フィギュアスケートに才能ありそうな子は、体操や社交ダンス、もしくはスピードスケートにいってそう。

            ヴィット様は共産圏の旧東ドイツ出身だし、そちらの伝統が途絶えたのかもしてません。彼女も50才超えて現在53才、時の流れを感じます。

          • 猫の手様
            レスありがとうございます。気付くの遅れてごめんなさい。
            娘はスペ科を専攻してメキシコに留学し、帰ってきた時は婚約してました(笑)ビックリでございます!!
            3年間は日本企業で働き、日本の一般常識を身に付けてからと条件を出しました。
            大学最後の1年+3年。地球の裏側の遠距離恋愛なら熱も冷めるだろうと思っていたら、就職して半年でメキシコの工場へ赴任!!(今はメキシコ国内で遠距離恋愛中)就活の第一条件をメキシコに工場を持ってる日本企業にしてたんですよ。
            今はどこにいても、子供が健康で幸せならそれが一番と思うようになりました。(諦めた、とも言う)
            猫の手様が渡独されたのは、恐らくベルリンの壁崩壊して間もない頃なんですよね?
            お母様は今よりもずっと世界が広く遠く、情報も入りにくく、国際電話も高い時代でしたでしょうから、さぞかしご心配も大きかったのでしょうね。
            メキシコとは14時間の時差がありますからLINEで連絡を取っていますが、ほぼ既読スルーされてます。便りが無いのは元気な証拠。田舎のかーちゃんよろしく、日本の食材を段ボールいっぱいに詰めて、2万円くらいの物を2万円かけてEMSで送ってます。それもまた楽し、です。

    • >猫の手様

      猫の手さん、はじめまして。
      いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
      ドイツにお住まいと言う事で貴重なお話、とても参考になりました。
      外国でマイノリティとして暮すうち、誤解を避け色んなリスクを回避する習性が身に付くというお言葉に
      共感致しました。わたしも日本で暮らしておりますと、どうしても自分のセクシャリティについては、
      隠す場面も多く、リスクを回避する行動を知らず知らず起こしている自分がおります。
      少し話はズレてしまいましたが、尊い人の命はみな同じ。こうして墓地のお話を聞くと、なんとも
      言えない詰まるような気持ちになります。
      これからも猫の手さんにフィギュアのお話をたくさんお届けできるように書いてまいります。
      貴重なお話を本当にありがとうございました、またご意見などお聞かせ頂けたら嬉しく思います。

      • オネエ様、ご丁寧なお返事をありがとうございます。

        昨年秋から、こちらのブログにお邪魔しております。グーグルのおすすめサイトに表示され、即お気に入りとなりました。フィギュアスケートへの愛から、スポーツジャーナリズムな内容、待ってました♪昭和ネタもあり、楽しみにしております。

        一度ご挨拶と思いつつ、介護や自分や夫の入院や手術等、60代が迫ってきますと周囲も自分も色々とありまして、読む専門=ROM(平成の死語?)となってます。

        ヴィット様は今でも美しいですが、スケート靴ははかなくなりました。53才! 月日が経つのは早いですね。
        フィギュアスケートはヨーロッパでもロシア以外パッとしません。ハビ様が引退したのも大きいかな。ハビ様やコス姉に続く若手に出てきてほしいです。

        ROM専門ですが、これからもよろしくお願いします。

        • >猫の手様

          猫の手さん、こんばんは。
          昭和ネタ懐かしいですよね、共感して頂けるとすごく嬉しいです。
          あの頃はいろいろとワクワクしましたよね、シミジミ。
          普段の生活の中で大変なことがいろいろとおありだと思います。
          どうか猫の手さんご自身の体調を大事にまずはなさってくださいね、
          読んで頂けるだけでもとても嬉しいことですから!
          普段は声に出さなくても多くのここを訪れている方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
          目にはみえないですが、だからこそ大切にさせて頂きたいなと思っております。
          ヴィットも銀盤の女王と呼ばれ、もう53歳ですか!本当に時の経つのは早いものですね。
          また機会を見て懐かしい時代の演技記事を書きますので楽しみにしていてくださいね!
          これからもどうぞよろしくお願いします。

  • ホロコーストを原爆投下と同列に語られている方がいますが、お気を付けになったほうがよろしいでしょう。
    ホロコーストという言葉を他民族が経験した大量虐殺に使うのを嫌うユダヤ人の個人、団体がいます。
    そもそもホロコーストという言葉は、ユダヤ教の儀式で動物を供物として焼く行為をさすのだそうです。
    なのでユダヤ教徒以外がこの言葉を使うのを嫌がるのです。
    しかしナチスがやったことの具体的な何を指すのかをユダヤ人側が明確に指定しないため、多くの議論をいまも呼んでいます。
    ユダヤ教徒への大量虐殺か?同性愛者や思想犯への処刑も含まれるのか?
    ガス毒殺を指すのか? はたまたユダヤ教徒にとって屈辱的な、死体の火葬を指すのか?
    ユダヤ人の中には、ホロコーストという言葉をナチスによる残虐行為に対して表現するのを嫌がる人もいます。
    本来の意味と照らし合わせれば、ナチス側が祭祀になってしまうからです。

    平和について私たちが語るとき、このように、学校で教わった程度の知識、映像作品から受ける印象、イメージだけで語りがちですがそこに落とし穴はないでしょうか?

    本当に人間の尊厳を踏みにじるのは戦争だけではありません。
    現在中国でなにが起きているでしょうか? 過去に何が起きたでしょうか?
    それについて私たちは十分に抗議の声を上げているでしょうか?

    ナショナリズムの勃興が危険?
    では、ヒットラーの十倍も人を虐殺、処刑、餓死させたスターリンの名前、「ヨシフ」を親からもらった議員が日本共産党に沢山いるのは危険ではないのでしょうか?
    もし自民党に「亜土瑠夫」という名前が多くいたらマスコミは騒ぐでしょうけどね。

    日本が世界唯一の被爆国? 違いますよ。
    中国はウィグルなどの少数民族が他国人として暮らす地域で何十回も原爆実験を予告なくやり、そのうち最低でも2回は広島を越える規模の原爆が投下されたことが確認されています。
    当然現地の住民たちの間で、極めて高い数値の癌が発生し奇形児が生まれました。
    原爆投下直後、投下側の人民解放軍の兵士たちは手を叩いて跳ねて喜んでいるのですが、ゴーグルだけをつけた彼らも当然、被爆。多くの兵士が死亡したそうです。
    日本にいるウィグル人が、日本で行われた反核のデモに参加しようとしたら、「これは日本政府に向けてのものだから(中国に文句がある)ウィグル人は出てってくれ」とデモから追い出されたそうです。

    現在でも中国では生きたままの臓器狩り、ウィグル人やチベット人へは拷問、虐殺などで民族浄化。
    女性を強制妊娠所にいれて妊娠するまで輪姦、妊娠したら堕胎が危険になるまで監禁して強制出産させ、女性の同胞男性への精神的打撃を与える。
    あるいは拷問の上薬物を投与して女性を妊娠できない体に作り替える。
    心臓を狩るため胸を撃つときは右側を撃つ。特に狙うのが法輪功の修練者。
    健康的な生活を送っているので彼らの臓器は人気だそうです。

    このような、ナチスですらやらなかった、スターリンですらやらなかった蛮行をしている国に対して、平和を語る人たちの一体何人が抗議を表明したでしょうか?

    ハリウッドでは繰り返しナチスによるユダヤ民族弾圧の映画が作られる。
    では現在進行形の虐殺行為を描いた作品はあるでしょうか?

    南アフリカでアパルトヘイトがあったとき、錚々たる一流ミュージシャンが集まって、「Sun City」という作品を作りましたが、彼らの多くはすでに他界したとはいえ、残っている「正義感に溢れた偉大な」アーティストたちは中国に抗議の声を上げたでしょうか?

    誰もやらないですよ。中国を敵に回しても得しないからです。
    南アなら敵に回してもOK。アメリカ国内で黒人の数が増えたし、音楽界も黒人がいなければなりたたない。だから当時の南アであったアパルトヘイトを叩くのは彼らの利益に直接つながったのです。

    しかし中国を敵に回すような発信をすれば商売上も政治上も自分の立場が悪くなる。
    だから政治家も口を閉ざす。
    フランスやドイツは日本で死刑執行があると非難しますが、中国の蛮行には口を閉ざす。ウィグル問題についてはっきり中国にものをいったのは、安倍総理とペンス副大統領くらいで、トルコのエルドアン大統領は以前は厳しく非難したものの、中国マネーが入った途端トーンダウン。

    みんなこういう状態。
    こういった蛮行から目を背けて北京でやるオリンピックを平和の式典と呼ぶのでしょうか?
    私にいわせれば血塗られた絶望の式典です。

    私は別に浜田コーチや宮原選手にこのリスクを負え、とはいいません。
    リスクが大きすぎる。
    だから、「過去にユダヤ教徒に起きた悲劇を演じます。」という程度の主張にとどめてほしいんです。もしも「普遍的な平和」について主張をするなら、いまのチベットやウィグル、内モンゴルが味わっている人類史上、類を見ないほどの悲劇について見ざる聞かざる言わざる、は通用しません。

    現在、ChinaとNaziとあわせて、Chinazi という言葉がハッシュタグをつけられて、
    中国人の民主活動家も含めて反共の人たちの間で広められています。
    そういった人たちから見れば、過ぎ去った、絶対に反撃してこないかつてのナチスについて批判的に語るが、現在の悪魔について一切語らないのは、非常に偏って見えると思います。

    表現の世界で、勇敢にも挑戦しているのは、漫画家の清水ともみくらいでしょう。
    ぜひ彼女の漫画を読んで下さい。清水さんは多くをご存じですが、漫画ゆえ、あれでも描けるところしか描いていない。

    いろいろキツイ内容を長文で書いてごめんなさいね、オネエ様。
    もし不適切でしたら削除していただいて構いませんよ。
    ではまた、楽しい読み応えのある記事を楽しみにしています!

    •  あなたは、ただただ凄い。すばらしい。また、いろいろお教えください。ただわたくしは、けして原爆を同質のホロコーストとは思ってはいません。敵対国からの攻撃と同国の隣人からの突然の殺戮とはまったく異質なものですからね。そして、日本だけが被害者なんて決して思ってはいません。    最近、大国や時の権力のエゴが、露骨にまかりとおっていることが多いと感じてきたものですから。というか、やっと気付いた?のかも。
       フィギュアのことでいうと意味不明なルール改正に次ぐルール改正。大国の国益のためにはルール改正にさえも従わないようなジャッジ? このようなことが許されるアンフェアなスポーツだとつきつけられたみたいで・・・。   私の叔父は、医者として広島にはいり、2次被曝で亡くなりました。原爆のおかげで戦争が終わりみんな助かったという話を友人やアメリカ側から聞くたびにわりきれないきもちを抱いて育ちました。でもあなた様のように世界中のことを知りませんというか知ろうとしませんでしたね。ホロコーストとは、虐殺という意味かと思い、安易に使ってしまいお恥ずかしいかぎりです。お教えいただき、感謝しております。 

        • リンさま

          いえいえ、こちらこそ。
          ご丁寧にありがとうございます。
          日本語の平和という言葉を表す外国語がなく、英語のpeaceは語源がラテン語のpax、つまり覇権を指します。
          つまり、一国が軍事力、経済力で覇権を築いている時代こそが小国同士の争いや紛争が抑えられるので、
          いわゆる日本語で言う「平和」に思える、見える、ということなんですよね。

          日頃いろいろな人がそういった国際社会の現状を鑑みることなく、
          あまりに軽く「平和」という言葉を使い、語るのをみるにつけ、
          なぜ「平和」の本質を語らない? 
          なぜ過去のことより現在進行形の非人道的な行いについてもっと語らない?、という思いが強くありましたので、ついつい熱く語ってしまいました。
          失礼なところがありましたらお詫び申し上げます。

          フィギュアに限らず、スポーツといえばヨーロッパで生まれたものがほとんどで、
          白人に有利な採点やルールに何度も変えられることが多くて歯ぎしりしてしまいますよね。

          今後ともよろしくお願いいたします。

        • >リン様

          ご丁寧にありがとうございます。
          皆様のコメントで自分が知らなかったことも発見できるって素晴らしいことですよね!

    • >TonTon様

      そんなことないです、貴重なお話をありがとうございます。
      こんなに深く考えさせられたのは初めてなので、
      わたしも記事を上げていく際には、表現の部分などで今後気をつけるように致します。
      清水ともみ氏の漫画、ぜひ読んでみたいと思います。

  • 「進化の時」に圧倒されてしまい…一晩でヘトヘトになりました^^;
    芸術一般、音楽もアートも批評的なシニカルな作品、平和を希求し希望を提示する作品色々です。
    さっとんの今季のフリーは、情感に訴えかける、苦しみやその先に想いを寄せる素晴らしい演技だと思いましたし、演技そのものだけで充分だと思います。

    TonTonさまがコメントされたように、世界は一筋縄では理解しきれるものではありませんし、歴史も今も残酷な側面は否定しきれません。
    国際大会で世界中の方の目に触れる事を考えると、正直衣装を見た時に何かしらリアクションがあるかとは案じてました。
    個人的には変更を考えた方が良いかな?と思います。

    • >おばちゃん様

      わたしも進化の時を見ていたせいか、朝の更新ができませんでした汗
      おばちゃんさんも仰るように演技だけで充分ですよね。
      衣装はあくまで表現の一部ですから、大切な要素ではありますが、
      一番大事なのは演じる心だと思っております。

      • オネエさま そう思います、心の丈あってこそと。
        ただ今回は説明的な衣装(ボロボロのドレスに象徴的シンボル)がオバさんの感想ですが、必要だったのかなと。
        リプニツカヤの赤いコートは勿論スケートとしての演技も鮮烈で素晴らしかったですが、スピルバーグの映画に沿って世界中の方にそれぞれの想いを持って受け取られたと思います。
        映画としては1人の人間が多くの命を救った…とこが作品を偏ることなく成立させた(お金も時間も凄いかかってますが、ハリウッドですしね)名作です。

        あの時代、あの場所に赤いコートを着た女の子が居た…それだけで充分、映画の中ではモノクロの難しい色調の中、短い時間だからこそ煤けた赤いコートが余計に印象に残ります。
        どのような方法論を選ぶにせよ、説明的な要素を足すのはアーティスト/スケーターにとっても、観る人にとっても表現の幅や可能性を狭めてしまうものかなと思います。
        カルメンや椿姫はバーンとやっちゃって欲しいですね 笑
        長々とスイマセーン。

        • >おばちゃん様

          いえいえ、映画についてのお話もありがとうございます。
          あの短い時間の赤いコートが鮮烈に印象に残りましたよね。
          確かにあまり言葉多く説明ばかりですとその表現を受け取る側の感性も
          狭めてしまうようなことはありますので。
          椿姫いいですね~!宮原がこれからも素敵なプロとたくさん出逢えると良いですよね~!