ニュースでは、トルソワ衝撃W世界新、ロシアメディアも驚愕と、
「世界新記録」だけがクローズアップされているわね笑
あたしもヤグディン同様、「何も驚くことではなく当然のことです!」とさらっと言い放ちたいわ。
実際はものすごく驚いてるけどね笑
ジャンプや世界新記録の得点ばかりがクローズアップされているけれど、
あたしは、彼女が明らかに成長を遂げている「表現力」にも注目していきたいのよね。
誰、金メダルを首からかけているこの美女は!?
やだ、宇宙人じゃない!!!笑
どうしてもジャンプばかりをあたしも取り上げがちなんだけどね、
彼女の4回転についてはもうジュニアの頃から跳んできているわけだし、
シニアに上がって、世間から注目されるのはよくわかるのよね。
あたしは声には出さないけど、彼女の4サルコウがいつ戻ってくるのか密かに期待しているのよ笑
やだ、出しちゃったわ、、、
【2018世界ジュニアフィギュア動画よ】
こちらが冒頭サルコウを決めた2018世界ジュニアの動画ね。
彼女の才能の片鱗を嫌でも(好きだけど)見せつけられたこの演技。
ジャンプも確かに凄いのだけど、演技全体の所作に近代的さを感じたのよね。
ニュアンスをわかりやすく言うと、
モダンバレエを積極的に取り入れていると言ったら、どうかしら?
「モダンバレエ」って何なのよ!?
形式的なクラシックバレエに対して、自由な発想によって行われるバレエのこと。劇的な展開や幻想性を排除して、抽象的な動きによって構成されるのよ。
一般的にバレエというと、決まった曲で決まった振付を踊り、衣装にはチュチュやタイツが用いられると思われているけど、モダンバレエには決まった曲も振付も存在せず、衣装もさまざま。
ただし、基礎レッスンはクラシックバレエ教室と同じように、バーレッスンを行うので、バレエの基礎を身につけつつも、曲や振付に関しては自由に踊るバレエを「モダンバレエ」と呼ぶのよね。
ニジンスキーなんかもモダンバレエの象徴よね。
あたしね、よくトルソワのユニークな動きを記事で取り上げては宇宙人、宇宙人て騒いできたでしょ!?
宇宙人ていうのは誉め言葉でね、クラシカルではなく、近代的な彼女の所作や動きも含めたモダンバレエへの、広い意味でのフィギュアの新しい部分にチャレンジしていることへの称賛なのよ!
近代的なモダンバレエが顕著に表れてきたのが、2018-2019のフリープログラムよね。
こんな寿司ざんまいポーズ、クラシカルに見えて!?
この世のものとは思えないでしょ!?笑 どんだけ時代先取りしてんのよ!
ジャパネットとマルハンの広告が思いっきり現実へ引き戻している感があるけどね笑
まさかの「フィフスエレメント」を持ってきたのには驚いたけど、
彼女ってもしかして「モダンバレエ」に精通しているんじゃないかしら?
と確信したのがこのプロ見た時からなのよね。
この映画こそが、古い形式などにとらわれずに自由な発想の近未来的映画だったものね。
ジャン=ポール・ゴルチェを衣装デザインとして起用していたのも、あたし大好きだったのよね。
【2019世界ジュニアフィギュア動画よ】
そして今季、彼女はどうしてもその4回転ジャンプや記録的なものだけが、
取り上げられてしまいがちだけど、
モダンバレエを昇華させてきているわね!
っていうのが、3季のフリープログラムを通して順に演技を見ていくと、よくわかるのよね。
ぜひお時間あれば、過去の作品から辿っていくのも、彼女のモダンニズムの変化が見て取れるわよ。
【ネぺラメモリアルフリー動画よ】
15歳トルソワ、衝撃のW世界新記録に露メディアも驚愕「ザギトワ時代の終わり?」
フィギュアスケートのネペラメモリアルは21日、女子フリーが行われ、シニアの国際大会デビュー戦となった15歳のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)が163.78点、合計238.69点というW世界最高得点で優勝した。従来のアリーナ・ザギトワ(ロシア)の記録をともに更新。1つの演技で4回転ジャンプを3本決めるという女子初の快挙を海外メディアも動画付きで公開し、世界に反響が轟いていたが、母国のロシアメディアも「夢物語を現実にした」「ザギトワ時代の終わり?」と驚愕している。
※THE ANSWERより一部抜粋
あんたたちの報道スタイルにあたしは驚愕しているわよ。
自国のマスコミメディアが自国の選手を大切にできないなんてどういうこと!?
日本のメディアも便乗して、こんな終わりだなんて見出しを付けるんじゃないわよ!
得点を塗り替えられたから、もう終わりなの?
こんな世界新だの得点ばかりの数字だけを報道しているから、
選手はさも使い捨てかのように扱われ、本来その選手の持つ素晴らしい「個性」さえもすべてが得点、結果だけで押しつぶされる報道は間違っているわ!
あたしはテストスケートで見たザギトワの演技に鳥肌が立ったし、
彼女はどんどん表現力を磨いていってるし、進化しているなって思ったもの。
トルソワの時代って言っておきながら、マスコミは北京前にはワリエワの新時代とか平気で言いそうだから、
あんたたちの方がよっぽど怖いわよ。
【今季ロシアテストスケートクレオパトラ動画よ】
どうか得点だけに縛られず、ジャッジやマスコミの声などを恐れずに、
伸び伸びと自分が体現したいことを続けてほしいわ。
「技術」と「芸術」を北京五輪後に分ける案はあたしは難しいかなと見ているわ。
とりわけ「芸術」においては審査する人間の主観が入ってくるだろうし、もし「技術」に高性能カメラを導入したところで、最終的な判定を下すのも人間。
今後フィギュアスケートがどういう道を辿るのか全く予想はできないけれど、
あたしは選手が一番表現したいこと、やりたいことをルールに縛られず、
自分はここに居ていいんだ!っていつまでも思える環境があることを切に願うのよね。
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View Comments
こんばんは!
あれよあれよと1週間が過ぎて 先週末試合いろいろで大変!と言っていたら もう今週末が来ようとしています 私達の毎日こそ4回転サルコー⁇ 目が回る(笑)
トルソワ 試合毎に自信をつけてるようですね 何をやっても上手くいく過程なんでしょうか。相当厳しい練習だと思いますが キスクラの彼女の笑顔からはそれが想像つかないの。
寿司ざんまい マルハン ジャパネット…これがフィギュアのスポンサーとは! マルハン以外はお世話になっとります(笑)大山式が映ってなくて良かった(笑)
でもジュニアにとっては ザキトワみたいな素晴らしい先輩がいてくれるだけでも それは刺激になり 勉強になりますよね。
とにかく選手の層が厚く どんどん結果を出していくのは恐ロシア……^_^
>あじさい様
もう今晩から2大会ですからね、息をつく暇がないというか
嬉しいのですが、しっかり見ていけるかな?と少々心配になっています。
トルソワのジャンプ以外の素晴らしさを伝えたく記事にしましたが、
なんか彼女のことを真面目に書こうとしても脱線してしまうのは、
彼女のモダンニズムに圧倒されているからに違いないわ笑と言い訳して見ました!
そうですね・・
私の受ける印象は、なんていうかロシアのバレエ学校の生徒が踊る現代舞踊って感じですかね・・
生まれ持った個性の違いみたいのは感じます。可能性も。ただやはり10代、当たり前だけど。
やはりこないだのFaoiの安藤美姫とか見てしまうと「人生経験」とか内面的な深みみたいな表現とは別物ですね・・
ちょっと前で女子で表現力で面白かったのはアッコ。
今の現役選手だけでいうと宮原知子の表現力は洗練されているというか中々群を抜いていると思っています。
>ジゼル様
ふふふ、クレオパトラはもう人生背負ってるものの喜怒哀楽を
すべて演技で吐き出すかぐらいのオーラをまとっていますからね。
トルソワは良い意味で幾何学的というかあっさりしているかなって。
これから彼女も様々な経験を積んで演技に脂が乗ってくるのではと思います。
アッコはね、もう語らせたら長いわよ~!今度ゆっくり!笑
トルソワはジャンプだけじゃなく、スピンもステップもレベル4を取れるからこその高得点ですよね。
フィフスエレメントの1曲目使用曲がKill The Targetってすごいタイトル!と思って調べたら布袋寅泰!2018シーズンはキルビルとともに布袋寅泰をショートとフリー両方で使ってるんですよね。
(同じアルバムに入ってるのをダニイルコーチが聞いて「コレもいいな、使おう」となった可能性もありますが…)
今年のショート「ペール・ギュント」は不思議メロディで個人的な幼少期トラウマ曲ですし、トルソワ、実はジャンプだけじゃない個性派アーティストだぞ!ということを世界は気づいてほしいですね。
オネエ様が8月20日のブログ記事「大炎上!ザギトワ追放とエテリ批判を仕掛けたスケート連盟」でザギトワを守ったのはエテリコーチだということ、書いてくださったのも頼もしかったです。
エテリの元に強すぎる選手がロシアじゅうから集まるから、競争が激し過ぎて「使い捨て」と見られがちですが、エテリは技術と芸術を追求する素晴らしいコーチだと思います。
キスクラ選手権の発表、楽しみにしてますよ!
ジゼルさんの表現力で面白かったのはアッコ、私もわかります!なんというか普通の女の子がリンクでは女優になる感?でしょうかね。
>敏感汗様
決してエテリは使い捨てなどとは思っていません。
あんなにも選手に慕われているし、彼女の教え子たちのスケーティングを見ていれば、
技術一辺倒ではないのはわかりますから。
キスクラ選手権、もう少しお待ちくださいね!早く結果をお伝えしなきゃ汗
敏感汗さん、初めまして!
そうそう、普通の女の子がリンクではググッと女優になる感じ(^^;;ロシアの子達の選ばれし華麗な躰やラインは持ってないけど彼女の演技は輝いていて、見ている人のハートを掴む。彼女は自己表現にためらいがなくどんどん出せるタイプなんでしょう。
現ハンブルグバレエ団の菅井円加さんもそうですが、彼女は修行時代に芸術監督に「マドカはロシアのバレリーナの体を持っていないが、彼女の踊りにはハートがある」と言われてまさしく!と思いました。
日本にも又そういうタイプの選手が又現れて欲しいなあ~ロシアっ子達に技術や体はもし届かなくとも「あの子見たいよね」という演技で光輝く様な。
ザギトワの表現力の美しさには鳥肌が立ちますね(人´ᗜ`)ウットリ
トルソワがシニア迄にどのくらいの表現力を付けてくるのか ワクワクして待ってます((o(´∀`)o))
日本でも紀平が出たら 宮原おしまい的な空気‼ 宮原の美しい表現力はまだ進化してます‼
自国の夏季オリンピック前だから仕方ないけど、スケート報道が少なすぎます!!!!!
色んな大会で日本選手達が活躍してますね٩(ˊᗜˋ*)وみんなガンバレ〜
>はじめまして様
はじめましてさん、はじめまして笑
なんかおかしなご挨拶になってしまいました。
ザギトワの表現力の美しさ、宮原の表現力の美しさ、そしてトルソワの表現力、、、
それぞれに個性があるから、誰が優れているとか順番なんてつけれません!
スケート報道少ないので、あたしがたくさん発信していきますね笑
拙い文章ですがこれからもお付き合いくださいね!
おネエさま初めまして! uriと申します。。ブログ楽しく読ませて頂いてます! 日本勢は紀平さん、ロシアはエロスと宇宙人押しです モダンバレエですか!!なるほど。トルソワってよく表現力ないとかジャンプだけとか言われてて........、いや、彼女はそんなことない!って思っていたのですがそれを上手く説明できなかった。だけど今回のおネエ様の記事を読んでなんだかしっくりきました。とにかく私から見てトルソワは女子フィギュア界で「従来の価値観に囚われない新しい女性」って感じです。みていてワクワクします。ザギトワも素敵ですよね。演技はもちろんクレオパトラどんな衣装か気になります! いつもセンスいいなと(*^▽^*)
>uri様
uriさん、はじめまして。
いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます!
エロスと宇宙人推しとはお目が高い!笑
わたしも大好きです。
そうなんです、宇宙人こそ形式にとらわれない、新しいフィギュアの形を体現してくれていると
思うんです!
そしてエロスはいつでも自由奔放!いつまでも素敵な選手達が輝き続けられるように
一緒に応援していきましょうね。