皆様、こんばんは!
今日は、オネエ界でも親しみを持って呼ばせて頂いていた「リプ兄貴」こと、ユリア・リプニツカヤの22歳のバースデー。
彼女が現役時代に苦しんだメディアからの執拗なプレッシャーと拒食症について、NHKのインタビューを基に振り返って見たいのよ。
今日はリプ兄貴こと、ユリア・リプニツカヤの22歳のお誕生日ね。
まだ22歳なのね、若いわ笑
リプ兄貴に皆様、どんな思い出があるかしら?
あたしはね、クールビューティー、ツンデレ笑、エテリと並ぶとダブル鉄の女!言いたい放題ね。
憧れの羽生結弦の前ではすごく柔らかい表情を見せたりもしていたわ~。
でもやっぱりどこまでも見ていたキャンドルスピンが代名詞よね~。
今年NHKでの単独インタビューに答えて、現役時代を振り返っていたリプ兄貴。
当時、彼女が抱えていた苦悩、そしてフィギュアスケートに対してのこれからの想いを語っているわよ。
史上最年少の金メダリストへの重圧
ロシアの地方都市エカテリンブルクで生まれ、4歳でフィギュアスケートを始めたリプニツカヤさん。才能を見いだされ、10歳で1400キロ余り離れた首都モスクワに移住しました。ほかのトップ選手たちと同様、1日のほとんどをスケートリンクで過ごし、空き時間に家庭教師のもとで勉強するという、ほとんどスケート漬けの子ども時代でした。
そして2014年。15歳で出場したソチオリンピックのフィギュアスケート団体戦で、金メダルを獲得。現行ルールでは、フィギュアスケート史上最年少の金メダリストとなりました。しかしこの頃、周りに打ち明けられない苦しみの中にいたと、本人は振り返ります。
「まだ15歳の子どもだった私に対して、とにかく大きな注目が集まりました。ありがたい応援もありましたが、プレッシャーのほうが大きかったです。団体戦のあと、それよりも難しい個人戦が控えていたので、金メダルを取っても喜ぶことはできませんでした。本当につらい時間で、その時にすべての神経というものを使い果たしてしまったのかもしれません。」
団体戦のあと、リプニツカヤさんは個人戦に向けて準備するため、いったんソチを離れ、モスクワに戻りました。しかし、空港で、スケートリンクで、いたるところでメディアが待ち構えていました。
集中力を欠いたまま臨んだ個人戦では転倒が重なり、5位に終わりました。たび重なるけが、そして拒食症にも悩まされていったリプニツカヤさん。その後の国際大会でも成績は振るわず、オリンピック出場はこれが最初で最後に。「妖精」は19歳で現役を引退しました。
「引退は難しい決断でしたが、とにかくとても疲れていました。もうフィギュアスケートとは全く別の道を歩もうと考えていました。」
“短命”のロシアフィギュアスケート界
10代での引退は、ロシアでは珍しいことではありません。ソチ大会に続く2018年のピョンチャン大会で金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワ選手も、17歳となった去年、事実上の引退と受け止められる発言をしたあと、引退を否定する「騒動」がありました。なぜ、若い選手たちが引退を考えなければならないのでしょうか。
背景にはまず、新しい選手たちが次々と台頭していることがあります。今シーズン、国際大会では、10代半ばのロシアの選手たちが表彰台を独占しています。世代交代が早まり、20代の選手はベテランと呼ばれるほどになっているのです。もう1つは、多くの女子選手が直面する「体の変化」という課題があります。リプニツカヤさんは、みずからの経験を踏まえ、次のように話してくれました。
「若いうちに高いレベルの技術を実現できるのは、良いことなのかもしれません。私自身、25歳ではなく、15歳だったから、オリンピックで金メダルを取ることができました。でも、悪い側面も大きいと感じます。年齢を重ねれば、体が変化する時期が訪れ、滑り方は全く変わります。身体的・精神的な変化を受けて、技術面にも問題が出てきます。多くの選手が、この時期に引退を決めてしまっています。」
そして、こうした体の変化は「年齢を重ねれば当然起きること」だとして、焦らずにこの時期を乗り越えることが必要だと訴えました。
「変化の時期が訪れたら2、3年は立ち止まって、練習だけ続けて待てればいいのにと思います。成長した体に慣れたところで、再開するのがいいのかもしれません。」
新たな生きがい
もうフィギュアスケートには関わらないと決めていたリプニツカヤさん。しかし、競技自体が嫌いになったわけではありませんでした。
「フィギュアスケートは、とても難しいスポーツです。バレエや新体操に似ていると言われることがありますが、全く違います。フィギュアスケートには、スピードがあります。さらに、滑りやジャンプといったすべての要素が1つにまとまると、まるで『1枚の絵』のようになります。美しい音楽が加わり、感動を伝えることができるのです。私は、フィギュアスケートは、最も美しいスポーツだと思います。」
「1枚の絵」のように美しい、フィギュアスケート。リプニツカヤさんは引退後、時がたつにつれ、世界の頂点で得た貴重な経験を、子どもたちに伝えたいと考えるようになりました。
そしておととし、現役時代の仲間たちとともに、フィギュアスケート選手を育てる団体を設立。世界各地で、子どもたちを対象にしたスケート教室を開いています。今回の来日も、その一環でした。私たちは、福島県郡山市で開かれたスケート教室を取材しました。
私たちのインタビューでは緊張した面持ちだったリプニツカヤさんですが、子どもたちと会った瞬間、笑顔になりました。初心者の子どもたちには、スケートを怖がらないよう、転び方から指導。「膝から転ぶのではなく、横向きに転べば怖くないですよ」などと声をかけながら、両手で支えてあげていました。
そして、スケート経験者の子どもたちには、「あごを上げる」「背中を伸ばす」など、美しい姿勢の保ち方を熱心に教えていました。スケート教室の時間が限られる中、残り時間を分単位で確認しながら、休むことなく指導していた姿が印象的でした。
教室の終了後、カメラが回っていないところで、「あなたは子どもが本当に好きなんですね」と話しかけてみました。すると「日本の子どもたちは、指導にしっかり耳を傾けてくれるので、とても嬉しいです」と、リプニツカヤさん。そのまなざしは、メディアに警戒心を抱く元選手ではなく、子どもたちの成長を純粋に願う指導者のものでした。
「笑わない妖精」に、とても緊張した今回の取材。彼女が引退後もメディアと距離を置いてきたのは、私たちがメダルにばかりとらわれ、15歳の少女を追いかけ回してきたことに原因の一端があると感じます。
それでもインタビューで、質問に対して1つ1つ言葉を選びながら、真剣に答えてくれたリプニツカヤさん。みずからの経験、そしてフィギュアスケートの魅力を、若い世代にしっかり引き継いでいきたいという、強い責任感が感じられました。指導者として、第2の人生を歩み始めた「妖精」。長く活躍できる選手を、きっと育ててくれると思います。
※NHKより一部引用
https://www.nhk.or.jp/sports-story/detail/20200310_4444.html
とても考えさせられるインタビューよね。
彼女が引退してしまっても、決して口数多くメディアに語るタイプのスケーターではないから、
ここまで知ることができたのはとても貴重だったわ。
ー「本当につらい時間で、その時にすべての神経というものを使い果たしてしまったのかもしれません。」
メディアの執拗な当時15歳だった平昌五輪の時の彼女への金メダルへのプレッシャー。
あたしも何度も日本のメディアでも彼女への特集を見ていたし、
キムヨナはどう思うか?なんて意地悪な韓国メディアの質問もあって、韓国では彼女のツンとした態度にいろいろ言われたりもしたわよね。
フィギュアスケートは個人競技なんだから、誰かと比較する必要なんてないんだし、自分の演技に集中させてあげて!と
当時の報道過熱ぶりにいつも思っていたのよ。
ー「年齢を重ねれば、体が変化する時期が訪れ、滑り方は全く変わります。身体的・精神的な変化を受けて、技術面にも問題が出てきます。多くの選手が、この時期に引退を決めてしまっています。」
このような身体の変化の問題は決して彼女だけではない、今活躍中のどの若い選手にも起こりうること。
その中でも精神的なダメージも彼女は大きかったような気がするわ。
普段気丈に振舞っているほど、ストレスなどを溜めこむことだってあるでしょ。
ー「フィギュアスケートには、スピードがあります。さらに、滑りやジャンプといったすべての要素が1つにまとまると、まるで『1枚の絵』のようになります。美しい音楽が加わり、感動を伝えることができるのです。私は、フィギュアスケートは、最も美しいスポーツだと思います。」
いろいろな困難を乗り越えても、でもフィギュアスケートのことは決して嫌いにならなかったと聞いて嬉しかったわ。
そしてフィギュアスケートはまるで「1枚の絵」のようと。
下書きから始まって、絵を書いて色を加えて、何よりもそこに「想い」という生命を吹き込む。
だからこそ人に感動を与えるのだし、フィギュアスケートもまさにその過程と一緒で最も美しいスポーツであるのね。
ここまで読んだら、やっぱり見たくなるわよね~。
では彼女の代表作「シンドラーのリスト」と美しいすぎるキャンドルスピン、
そしてキスクラでのエテリ黒髪ラプンツェルの魔女ゴーテルバージョンをもう一度よ!
【2014年ソチ五輪団体フリー】
そして2020年のリプ兄貴は今!
なんとシンデレラになっていたのよ!!!
こちら今年の初めに行われたリプ兄貴も出演したアイスショー「シンデレラ」。
王子様がプル様でシュールなお顔も何故だか笑ってしまうわ~笑 サーシャ君はリトル王子かしら、かわいいわね!
リプ兄貴がフィギュアスケートに携わってくれて嬉しいし、フィールドは違えど今後の活躍に期待したいわ。
お誕生日おめでとう、兄貴!
☆合わせてお読み頂きたい☆
速報!Amazonでの予約受付再開よ
6月17日発売
↓ご予約はこちらよ↓
BSフジで、今夜6月5日(金) 23:00~23:55、「フィギュアスケートTV」が放送されるわよ!
新葉も6月1日から練習を再開しているのね。
念願だった世界フィギュアの切符を手にしながらも、残念ながら大会は中止になってしまい、誰よりも悔しい思いをしたはずよ。
「今までよりもっと強くなる!!」その力強いコメントに新シーズンへの意気込みを感じたわ。
そして京都アイスアリーナでの練習を再開した山本草太。
草太はSNSでの活動をしていないので、彼に関する情報はほとんど入ってこないのだけど涙、
「フィギュアスケートTV」で特集を組んでくれるのが嬉しいわ。
それでは皆様、良い週末をお迎えくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
共感して頂けることがあれば、ぜひぜひ
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View Comments
オネエさま☆こんにちは!
フィギュアは過酷ですね。。
ほんと練習だけ、自分のペースで進められればもっと長く滑り続けることができるのに。
リプみたいに人気選手となれば尚更余計なものが乗っかってきますしね。
まだ22歳になったばかりですのね。。やだ遠い響き。
HDDをまた空けないとなのですが、リプ目当てで録ったグランプリシリーズは今回は残せました(笑)。
WOWOWでサザン12時間放送あるのですもの!せっせと録画削除致しましたっ(*ゝω・)ノ
あぁ『悲しい気持ち』が聞きたい♪と言うかもう流れております。
コロナ禍で、音楽業界は過去のライブとか流してくれているのですね~。羽生さんの情報しか調べないので全然知らずで(笑)。
中森明菜姫のライブもYouTubeで公開されていたので、オネエさまご覧になっているかしら?と思いました~(^^)!
>こけもも様
こけももさん、おはようございます。
自分のペースではどうにもできないほど、特に女子フィギュアの流れは
速いですよね。
明菜のライブありがとうございます!
すでにチェック済です笑 わたしはどちらかというと聖子派なので、最近は
聖子チャンネルを見ています笑
いつも楽しく読ませていただいております。
恐れ入りますが、コメントを非公開にできますか。おネエ様にお知らせしたいことがあります。二日前の投稿についてです。
>アルテミス様
いつもブログご覧頂きありがとうございます。
大丈夫ですよ。そのようにさせて頂きますね。
リプのキャンドルスピン!絵になるわ。
リプが来てサンボは一気に変わったと元選手が言ってました。 正に今に至るエテリ体制の申し子でしたね。
リプは妖精の様な風貌もありメディアが常にすり寄ってきましたがいつもあっち行って!と睨みつけてましたね。日本のテレビがアイドル風番宣したくてあの手この手で近づく(今でもウンザリなんだけど)決して迎合しない硬派さは天晴れ✴
誰よりもかわいいんだけど、それに頼らず潔癖な所が好きでした。
まだ22、人生はこれからですね。彼女の幸せな人生を祈ります。
>ジゼル様
リプのキャンドルスピン、素晴らしい柔軟性ですよね。
メディアに決して愛想笑いを見せずにクールなイメージが
ありましたけど、やはりプレッシャーは相当のものだったのでしょうね。
勿論テレビで観たんですが、振り返った瞬間世界観が出来上がってて、忘れられないフィギュアの名場面です。
本当に周りが煩かったですね、きっと国内でも期待とプレッシャーメディア攻勢で辛かったでしょうね。
大人になって、また素敵な幸せな人生を歩んでいけますように。
オネエさま前記事ですが、コス美のリンクインのハッチャケぶり!謎のダンス?に笑っちゃいました(^。^)
>おばちゃん様
おばちゃんさん、コス美のリンクインの動画が
さらにアップされましたので、明日にでもまたご紹介しますね!
復帰そうそういきなり3ルッツ美を跳んでいましたよ!