皆様、おはようございます!
今季国内初のシニア大会「フィギュア飯塚杯」が、コロナ対策を徹底した上で開催されたわよ。そこで生じた新たな問題点とは?
そして昨日からロシアメディアが一斉に報道し続けているコストルナヤの移籍騒動について。
スケーターから重鎮まで様々な意見が出ているけれど、あたしなりの考察を少しお話したいわ。
フィギュア飯塚杯、今季国内初のシニア参加大会を実施 コロナ対策徹底
シニア参加では今季初となるフィギュアスケートの国内大会、北九州オープン競技会(飯塚杯)が1日、福岡県飯塚市内で開幕した。ジュニア男女、シニア男女のショートプログラム(SP)が行われ、シニア女子は竹野仁奈(筑紫女学園大)が43・17点、同男子は中野紘輔(飯塚ク)が60・37点でトップだった。2日にはフリーが行われる。
新型コロナウイルスへの対策を徹底した上で、国内のフィギュアシーズンがスタート。飯塚杯では日本スケート連盟のガイドラインに沿って運営が行われ、出場資格が福岡県所属のノービスクラス以上の選手に制限された。規模を縮小して無観客での実施となったが、「J SPORTS」でオンライン配信された。
会場内に消毒液などを配置し、選手には競技時以外のマスク着用を徹底。会場への入退場の時間はグループごとに指定され、控室ではソーシャルディスタンスの2メートルを保った長椅子に1人ずつが利用(最大12人)。選手同士が「密」となる状況を防ぐため、リンクの入退場も別の位置に分離した。
大会運営の担当者によると選手の行動範囲が狭くなってしまったものの、密を可能な限り避けることができたという。選手の理解もあり、同担当者は「大きな混乱はなかった。スケジュール通りの運営ができました」と語った。
一方で、フェイスガードを着用した審判団の視界がくもってしまうため、演技内容の判断に支障が出るという問題もあった。審判団はアクリル板を挟んで十分な距離を取っていたため、フェイスガードを外してマスクのみで採点を行った。2日目はノービスの演技も実施される。改善点を生かしながら慎重に運営していくという。
※スポニチより一部引用
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2020/08/01/kiji/20200801s00079000407000c.html
今季国内初のシニア大会。
賛否両論はあると思うけれど、競技会が開かれるということは、やはり日頃練習を重ねているスケーターにとっては、嬉しい機会よね。
無観客試合というのは、今の状況を踏まえると当然だと思うけど、
あたしが気になっていたのは見えない部分、選手の控室、バックヤードでのソーシャルディスタンスの取り方だったのよ。
控室ではソーシャルディスタンスの2メートルを保った長椅子に1人ずつが利用(最大12人)し、リンクの入退場も別の位置に分離ということで、徹底されていたわよね。
運営側の万全の準備と、選手の理解があってこそだけど、皆が「密」を避ける努力をし、開催したことには大きな意味があると思うし、今後のひとつのロールモデルにもなるわよね!
フェイスガードを着用した審判団の視界がくもってしまうため、演技内容の判断に支障が出るという問題というのは想定外だったんじゃないかしら!?
くもり止めとかスプレーしてもだめなのかしらね?
ただでさえ、肉眼で正しいジャッジングができるかどうかなのに、視界が見えないなんて問題外よね。
ちなみにキスクラはどうなっていたのかしら!?こちらも気になるわ~。
当然隣同士に座って、得点に抱き合って喜んだり、声を上げたりすることはできないのよね、、、
こうした問題点をひとつひとつ地道に改善していくことで、今後の大会運営に生かされていくといいわよね!
一方、ロシアでは、、、
ロシアのジュニアフィギュアスケートチームは、8月8日からノボゴルスクへ集合
ロシアのジュニアフィギュアスケートチームは、8月8日からノヴォゴルスクのトレーニングベースへ集まってきます。そこでは、伝統的なプレシーズンテストスケートが非公開で行われます。TASSは、ロシアフィギュアスケート連盟のアレクサンダー・コーガン事務局長からこのことについて知らされました。
「ジュニアスケートは、先に計画したとおり、ノヴォゴルスクで開催されます。すべてのトレーニングベースは現在一般公開されていないため、非公開で開催されます。選手は、8月8日から段階的にベース別に到着します」と、コーガン氏は語った。
コーガン事務局長が指摘したように、モスクワのメガスポーツスポーツパレスで9月上旬に予定されているシニアのテストスケートが実施されます。「これまでのところこれらの計画は変更されていません。」
※TASS通信より一部引用
ジュニアのテストスケートがノヴォゴルスク合宿地にあるトレーニングベースで行われるのね。
非公開=無観客ということなので、こちらも感染予防対策を徹底して開催されるでしょうね。
9月上旬にはシニアのテストスケートも控えているしね。こちらはぜひオンラインで配信してほしいわ!
明日8月3日には、ISU評議会が開催されて、今季のシニアグランプリの開催可否が決定するでしょうから、その発表を踏まえて、ロシアは国内大会をより強化していくでしょうね。
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コストルナヤの移籍は以前には思い浮かびませんでした。もちろん、これはエテリ氏にとって非常に困難な事です。彼女はこれらの女の子を育て、最善を尽くしました、そして彼女らは素晴らしい結果を出しました。シニアからすべてにおいて可能なタイトルまでも。彼女の貢献は過小評価すべきではありません。コストルナヤはおそらく彼女にもっとコーチの個別のアプローチとしての注意を向けたかった、一般に、1人のコーチがオリンピックに向けて2人または3人で準備するのは困難です。
※参照:CNOPT
コストルナヤのプルシェンコ氏への移籍騒動で、
ロシアメディアは連日、これでもか!ってぐらい、スケート界の重鎮からプロスケーター、そして果ては心理学者まで幅広くインタビューをしては
記事にしているわよね。全部翻訳して読むのが追い付かないぐらいよ!笑
その中で重鎮タラソワ氏は、エテリ氏が少女らを育てて、最善を尽くし、素晴らしい結果を出したと。
確かにその通りだし、エテリ氏の指導は評価されるべきものよね。
タラソワ女史は、1人のコーチがオリンピックに向けて複数の選手を指導するのは困難と言っているけれど、
エテリ氏は平昌五輪で、ザギトワとメドべを金銀メダルに導いたんですもの、すごいわよね。
【エテリ氏のコメント】
外の世界が私たちのかわいい、優しい子たちに何か影響を与えているようです。
一緒に続けていく為には、スケーターから新しい条件が出てきます。かつて、ユリア(リプニツカヤ)は、ジェーニャ(メドべ)と同じリンクで滑らないという要求を出しました。私たちは全ての要求をかなえようと努力しましたがダメでした。その後、ジェーニャ(メドべ)はアリーナ(ザギトワ)と同じリンクで滑ることを拒否しました。そして今、アリョーナ(コストルナヤ)から、私たちは同じリンクに上がりたくないスケーター達のリストをもらいました。それで私たちと彼女は別れました。
私たちは自分たちのトレーニングシステムを何か変える必要があるでしょうか?いいえ、私たちは全て正しくやっています。私たちと一緒にいる人たちの間には、外部の良くない刺激に対して、一貫した確かな耐性があると確信しています。
今回、エテリ氏が自身のSNSでコストルナヤの移籍について、選手同士が同じリンクでの練習を拒み、確執があることが原因と言っているわよね。
でも本当に選手同士だけの確執が原因なのかしら?ってあたしは思うのよね。
決してエテリ氏を非難するわけではないけれど、移籍の理由がすべて選手のせいと片付けてしまうのはどうなのかな?って。
トゥルソワなど、今までエテリ氏の元を離れる度に、彼女は自身のトレーニングシステムは正しいとし、自分達のクラブチームは最高だと自負してきた。
でもそのトレーニングシステムや指導法などにおいて、わたしたちが知る由もないような何かがエテリ帝国の中では起きていて、選手達がそれに耐えうることができなくなったという、もっと根深い理由もあるんじゃないかしら。
それにいくら有能な選手でも、「あの子がいるなら練習したくない」なんてわがまま、あのエテリ氏に通じると到底思えないのよね。
だってそれを言ったら、なにも文句言わない選手が優先になるでしょ?そうなったら困るのはわがままをいった方だし。
それで移籍しますっていうのもなんだか違うんじゃないかって。
あくまであたしの考察なんだけど、やはり成長期が訪れる前に、短期間の間で世界でトップを競えるような難度の高いジャンプを身に付けさせて、
最前線で競わせる中において、何かその指導法に「限界」を選手自身が感じるというものがあるのでは?
皆様はこの点についてどうお考えになるかしら!?
そしてもし、プロシェンコ氏が言っていた更なるセンセーション、驚くべき移籍があるとすれば、
あたしはシェルバコワの可能性が高いと思うのよね。
すべては画面越しだけど、トゥルソワ、コストルナヤ、そしてシェルバコワは本当に仲がいいものね。
そりゃ内心、競技ではお互い何考えてるかわからないわよ笑
でも、この三人がそれぞれ確執があって、離れるっていうのはどうも考えにくいのよね。
それでは皆様、素敵な日曜日をお過ごしくださいね。
貴重なお時間を割いて頂き、ブログをいつもご覧下さり、本当に感謝しております。
コメントもとても嬉しく思います!
最後までお読み頂きありがとうございます。
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おはようございます。
いつもありがとうございます。
ロシア女子スケーターの移籍ラッシュについてのオネエ様の考察、興味深く拝読いたしました。
今日は、FaOI金沢で、ゆづ君で頭が一杯なので、後日、ゆっくり考えたいと思います。
フィギュア飯塚杯ですが、キスクラは、選手一人だけ座っていました。
>プリ君様
プリ君さん、こんばんは!
考察お読み頂きありがとうございます!また感想をお聞かせ頂けたら嬉しいです。
飯塚杯のキスクラの件、どうもありがとうございます。
やはり選手ひとりなのですね。コーチとのツーショットまた見れる日が来るといいですよね。
こんにちわ
私も昨年の世界を牽引したロシア 3人娘の心情は、そこいらの低レベルの嫉妬とは思えないですね。 3人とも超1流だからこそ、より自分をレヴェルアップさせる為に考えた道ではないでしょうか?
たまたま 同じコーチだから目立っただけで、日本ではかつて浅田真央ちゃん 安藤さん 宮原さんや紀平梨花ちゃんだって行動してますもんね。
ただ サイクルがあまりに短く感じて 皆 選手の気持ちについていけないのでは。
フィギュアスケートも女子もジャンプスポーツに特化していくのでしょうか?
>ひよこ豆様
ひよこ豆さん、こんばんは!
わたしもそう思います。相当メンタルの強さもありますし、負けず嫌いなところもあるでしょうね。
自分自身のレベルアップを信じて、空き進んでほしいですね。
ジャンプスポーツに特化というのは正直どうかな?と思いますね。ISUのルール次第ですかね。
トゥルソワとコストルナヤの移籍についてメディア等でいろいろ書かれていますが、私は皆さんと少し違う考えを持っています。お気に障るかもしれませんが述べさせて下さい。
まずトゥルソワの移籍についてです。彼女は毎年正月に家族とエジプト旅行をしており、仲間が練習している大事な時に抜けて困っているとエテリがこぼしていました。厳しい練習にどっぷり浸かるよりも彼女には息抜きが必要だったのでしょう。でも今年はシニアに上がってヨーロッパ選手権があるのでさすがに正月には行かなかったようです。ただ長年の生活習慣を変えるとバイオリズムに影響が出てくるのかも。結局ヨーロッパ選手権では涙することになりました。一度モチベーションが下がると再び厳しい練習についていくのは大変です。環境を変えようと思うのは無理のないことかもしれません。
次にコストルナヤですが、以前このサイトに投稿したように4回転ジャンプがうまくとべるようにならないのが原因かも。サンボ70には4回転ジャンパーが数人います数人います。彼女たちと同じリンクに立つのは抵抗があるかも。
最後に一言。プルシェンコが言う更なるセンセーションとはシェルバコワではないと思います。彼女にサンボ70から抜けるメリットが思い浮かびません。彼女はコストルナヤが言うように知性にとんだ女性です。移籍はないでしょう。それにナイキとの契約もありますし。抜けるとすればワリエワかと思います。本人もしくは周囲が北京の金を意識しだすと、このままシェルバコワの後塵を拝すよりも新しい環境を求めることはあり得るかもしれません。
以上私の独断と偏見です。酒のあてになればよいのですけど。
>mm66様
mm66さんの考察しっかりと拝読させて頂きました。
いろいろな考え方ができますが、本人が決めたことなら、
それを応援したいですよね。
スポンサーとの契約の絡みもあるでしょうね~
オネエ様、ひとつ前でプルのインタビューを美味しく料理していただきありがとうございます!私はプルが好きですし喧嘩上等なのも知っていますが、こちらを訪れる方がどう思われるかしらとあっさり書き込んでしまいました。意気地なし…
プルは口は悪いんですけど、身内に入れると「うちの子すごい」「どうだ!」アピールをしてくれるので、選手にとっては心強いと思います(たぶん)。アワードでコストルナヤが新人賞を受賞した後「うちのトゥルソワは4回転を網羅(4A除く)してるのに何で新人賞じゃないんだ」と吠えていて、国際試合全勝のコストルナヤを差し置いてそれは無理だわ、あとどっちにしてもエテリの功績よ…と微笑ましくなりました。
もしその頃にコストルナヤの移籍が決まっていたのだとしたら、そこまで煽ってたかなぁなんて思いつつ。
あとこちらの記事によると、コストルナヤは7月中旬まで3Aが戻っていなかったと出ています。それで3Aを一緒に作り上げたロザノフコーチを頼っていったのでは、と。私もそう思います。比較的まともに考察されている記事かと思います。
https://www.gazeta.ru/sport/2020/07/31/a_13172011.shtml?updated
今回の一件で五輪3連覇のロドニナさんがエテリはメンタルヘルスに取り組むべきと言及されていましたが、その通りだと思います。プルはコーチの実績はまだまだだし、その辺は外部にお任せした方がよさそうですね
プルさん グレイさんにかなり攻撃的な気がします。 去年のファイナル前のGSで、羽生さんは、グレイさんと打ち解けた様子でしたよね。宇野さんが参加したこともあり、また、女子がどんどんクワド跳んだことにも興味を持ったのかな? たしか、合宿に参加してみたいなんて発言も? そのあとで、ファイナル事件でしたよね。プログラムの変更も・・・。
それと、サンボでは、クワド指導の立役者ロザノフが裏方に押しやられていたのはなぜかしら? 理不尽な気もしますよね。 そしてプルさんにしては、エテリサイドに対して完全な敵認識で、容赦なしの感じに見えませんか? 彼は、皇帝ですものね。
専属の振り付け師がシェイリーンという噂もありますが、そうなれば、羽生さんにも少し影響がありませんかね。 ふたを開けてみないとわかりませんが、 どんな変化も羽生選手の糧となりますようにと祈っています。
>リン様
ロシアのコーチ騒動が続いていますけど、
ユヅには影響はないと思います。
どんな変化があったとしても、それをチカラに変えることのできる選手ですし。
>fujino様
コストルナヤについての詳しい情報ありがとうございます!
ジャンプ、特に3Aが戻らないのであれば、ロザノフコーチに頼る部分は大きいのかもしれませんね。
そしてプルは選手をいつでも守ってくれますものね、心強いと思います!