皆様、こんばんは!
全米フィギュアを追っていた矢先に、ショックなニュースが入ってきたのよ。
日本アイスダンスの「うたしん」こと、吉田唄菜、西山真瑚組がペアを解消することが、西山氏のTwitterで発表されたわ。
「コーラスライン」や「ドンキホーテ」ではつらつとした演技を見せて、二人のペアとしての将来を楽しみにしていたのに、、、
僕、西山真瑚は吉田唄菜さんとのパートナーシップを解消することをお知らせいたします。
お互いの求めている環境の違い、2人の間でアイスダンスを続ける上で譲れない大切なものが異なり、何度も話し合いを重ねましたが、2人の方向性の違いの溝を埋めることができませんでした。本当に申し訳ありません。
僕は吉田選手とパートナーを組んだことで、今まで経験したことない沢山の素晴らしい世界を見ることができ、吉田選手と一緒にアイスダンスができたことにとても感謝しています。
僕は今後もアイスダンスを続けていくつもりです。
そしてUnlimで掲げた目標を目指して参ります。アイスダンスをメジャーな競技にし、男子アイスダンサーを増やすだけでなく、もちろん、僕自身世界トップレベルで戦えるダンサーになるべくこれからも全力で努力してまいります。
これからも僕の活動を温かい気持ちで見守ってください。よろしくお願い致します。
早稲田大学 西山真瑚
全米フィギュアの結果が吹き飛んでしまうぐらい、ショックなニュースだったわよ、、、
日本ではメジャーではないアイスダンス界に、新しい風と息を吹き込んで、
ふたりのはつらつとした演技にどれだけ元気を貰えたか、、、
【世界ジュニア2020フリーダンス】
何度でも見たくなる「ドンキホーテ」。
これからの日本のアイスダンス界を引っ張っていけるペアになることを、期待して止まなかっただけに、とても残念よ。
「お互いの求めている環境の違い、2人の間でアイスダンスを続ける上で譲れない大切なものが異なり」
このコロナ禍でお互いに十分なコミュニケーションや練習が取れなかったのかもしれないし、
ふたりのペアとしての関係性は、ふたりにしか分からないものね。
ただ彼のコメントにもあったように、これからもアイスダンスを続けていくという意志を示してくれたし、
日本のアイスダンス界、そして何よりも自分自身の成長の為に歩みを止めないという言葉に、これからも応援していきたいわ。
ちょうど今から1年前に、当ブログでもご紹介していた、西山真瑚氏への単独インタビューをここで、
一緒に振り返っていきましょう。
・団体金メダルにアイスダンスの強化は必須
西山・吉田ペアが彗星のごとく現れたのは、2019年8月のジュニアグランプリ・アメリカ大会。若さあふれるハツラツとした演技で、鮮烈な国際デビューを果たしました。正式にペアを結成してわずか半年での国際大会。吉田選手はアイスダンス選手としての実績があり、西山選手も6歳からシングルを始め、その技術と表現力には定評があります。
周囲の期待以上の完璧な演技で、なんと6位入賞を果たし、その後のジュニアグランプリ・イタリア大会でも6位入賞、全日本ジュニア選手権優勝と好調をキープ。これまで日本枠のなかったYOGのアイスダンス出場権を自らの実力で勝ち取りました。今回の金メダルは、まさに快挙です。
この西山・吉田ペアの活躍は、日本のフィギュアスケート界にとっても重要な意味を持ちます。なぜなら、2014年ソチ五輪からフィギュアスケートで「団体戦」が正式種目に採用されたからです。団体戦は男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスの4種目の総合成績で争います。
フィギュアスケート最強国となるためには、他国に後れをとっているアイスダンスの強化は必須。2人にかかる期待は相当大きいのです。フィギュアのファンはそれを知っているのか、彼らを『うたしん』と呼び、競技会場では『うたしん、がんばれ!』という手作りのバナーを持って応援する姿も多く見かけます。
「オリンピックは夢の舞台。楽しんでやります」と語っていた西山選手。今回のYOGをステップに、日本にアイスダンス旋風を起こし、北京五輪では日本にぜひ団体戦金メダルをもたらしてほしいものです。
私は、シングルとアイスダンスの二足のわらじを履いて頑張っている西山真瑚選手が気になって仕方ありません。全日本ジュニア選手権で初めて演技を見て、すっかりファンになりました。
ペアの吉田選手を終始気遣いながら、常に笑顔を絶やさず、立ち居振る舞いもさわやか。
西山真瑚選手は2002年1月24日生まれ。6歳からシングルを始め、2012年に全日本ノービスB優勝、2016年にはジュニアで東日本選手権に優勝するなど、その才能は幼少の頃から知られていました。
憧れの先輩、羽生結弦選手を追って、高校進学と同時に親元を離れ、練習の拠点をトロントのクリケットクラブに移し、スケート漬けの毎日を送っています。
確かなスケーティング技術と、もって生まれた華やかさが強味。親戚に英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル、高田茜さんがいます。高田さんの踊りはしばしば「sparkle(輝き)」と表現されますが、西山選手にも同じ印象を持つ人が多いでしょう。
「昔、茜さんに身体の動かし方を教えてもらった」という西山選手。2019年に同バレエ団が来日した際は、男性ダンサーと一緒に写真を撮り、彼らの姿勢を研究するなど、表現力の向上に余念がありません。
・憧れは羽生結弦選手
羽生選手について、西山選手は嬉しそうに語ります。
「羽生くんにすごく憧れているというか、羽生くんは本当にすごい! 練習から本気だし、集中力の合わせ方が同じ人間とは思えないのです。生で見たら、絶対に誰でもすごいと思うはず」
日本人スケート選手はみな仲良しですし、同じクラブで練習する兄貴分の羽生選手に何か相談したりしないのかと尋ねると、「『がんばれー!』って言われます」と、にっこり。
西山選手はこの春、早稲田大学人間科学部に、一般入試で見事に合格。早稲田は羽生選手が通った大学であり、将来、スケートのコーチになりたいという目標にもかなう勉強ができそうです。
近くに「羽生くん」という最高のロールモデルがいることが、西山選手の大きなモチベーションになっていることがうかがえます。
・シングルとアイスダンスの二刀流
西山選手は身長170センチ、体重57キロ。シングルの選手として、本人の理想とする体型はやはり羽生選手ですが、アイスダンスを始めて、最近すこし変化があるようです。
「自分は、スラっとした羽生くんみたいな感じが好きなんです。でも、世界基準で見ると、シングルでも自分は線が細すぎる。アイスダンスのトップダンサーを見ていると、女性をリフトすることもあり、みんなガッチリ、しなやかなんです。
それで、自分ももう少ししっかりした体型になった方が、遠くから見ても見栄えがするし、いろいろな曲のバリエーションにも挑戦できるなぁと考えて、ウエイトトレーニングを始めました」
シングルのトップスケーター、アイスダンスのジュニアのトップチームが同じリンクで切磋琢磨するトロントでの日々は、西山選手にシングルとアイスダンスの二刀流に取り組むことを決断させました。2018年、きっかけはクリケットクラブのアイスダンスコーチのアドバイスです。
「『オリンピック団体戦のカップル戦で成績を出せば、日本はメダルに届く。アイスダンスに挑戦することで、日本に貢献できるのではないか』と言われたのです。
日本では珍しいですが、クリケットクラブにはシングルとアイスダンスの二刀流でやっている人がたくさんいます。アイスダンスで世界のトップを目指しつつ、シングルも頑張ることで、日本におけるアイスダンスのイメージを変えたいと思いました」
アイスダンスのパートナーとなった吉田選手とは、近くで滑る、息を合わせるというアイスダンスならではの感覚に慣れることからスタート。「アイスダンスは『躍る』のがメインの競技です。相手とシンクロしながら、自分の良さをいかに出していくかが課題だと思っています」と、力強く語ってくれました。
※FLASHより一部抜粋
https://smart-flash.jp/sports/91048
同じアイスダンスの小松原氏からも、温かいメッセージが届いているわよ。
まだまだふたりは若い!
これからのキラキラとした未来に向かって、進んでいってほしいわね。
スケートカナダチャレンジで優勝したローマン君のフリーをぜひ!
スノウ・パトロールの「 Chasing Cars」、大好きな曲で来たわ~。
君がもし俺の傍で横たわってくれるなら
君が俺の傍で横たわってくれるなら
俺の傍で横たわりながらこの世界を忘れてくれるかい?
恋人の甘くもせつない歌詞に、ノスタルジーなメロディーを乗せた曲よね。
ローマン君、ジャンプのミスはいくつかあったけれど、
そんなこと全く気にならないぐらい、彼の差し出す手が、描き出す世界観がジーンと、いつまでも余韻を残すように伝わってくる。
全米フィギュアの演技を見て来た後だから、尚更だわ。
メロディーを感じ、大切に大切に表現しようとしている姿勢が何よりも素晴らしい。
優勝、おめでとう!
☆合わせてお読み頂きたい☆
シーズンの「ピーク」をどのように持っていくか、
そこに向けた食事選び、どのようなビタミン、たんぱく室、炭水化物などを蓄積させていくかということを考えて、
最大のピークである「フリー演技」に向けた取り組み。
食事がどれだけ大切か、どういったものを食べるのかという考えなどについて、羽生結弦の考えを聞ける貴重なインタビューとなっているわ。
先日のプロバレエダンサーヤマカイ氏の「天と地と」の分析に、補足ツイートが来たわよ。
肘を落として使うことはバレエにとっては、とても難しく、演技に様々な支障が出ることを前置きとして、
「飄々(ひょうひょう)」と氷上で舞っているのは異次元だと。
「飄々」という言葉には風が吹くというニュアンスがあるわよね。ヤマカイ氏何度も、「天と地と」を見ながら、
風が吹いてきた!って言ってるのが印象的だったわ。
自然さえも揺り動かすような演技か。
うん、奥が深い!
「天と地と」について、もっと詳しく知りたくなったので、単行本を3冊頼んでみたわ。
【天と地と 上】
【天と地と 中】
【天と地と 下】
書店では品切れが出ているそうね。全日本フィギュアでの羽生結弦の演技の影響と。
今季の競技会があるのかは未定だけれど、
あたしは来季も「天と地と」は続行なんじゃないかな?と密かに考えているのよね。
そのルーツをもっと知りたい、曲の世界観、お衣装、そして解釈まで。
演技の影響で様々な興味が湧くことって素晴らしいこと。早く本届かないかしら笑
最後までお読み頂きありがとうございます。
View Comments
そうなんですよ! 突然の「うたしん解散」のニュースにビックリです!
将来が楽しみなペアだったんだけどなぁ~
>燦太様
燦太さん、こんばんは。
コロナ禍が原因なのであれば仕方がない部分もありますが、
スケ連のサポートは万全だったのか?というのも疑問に残ります。
オネエ様こんばんは。
うたしんカップル解消のニュース、夕方聞いてショックでした。
まだ少し放心状態です。
それぞれの新しいパートナーを見つけるのも大変だろうな…。
西山君は、注目を始めたノービスの頃はシングルだったけど、いつの間にか期待のアイスダンサーとして輝きはじめたというのに。
うん、でもまだ若いからね。おばさん、全力で応援します。
て、まだちょっと涙が止まらないです。
>フクスケ様
フクスケさん、こんばんは。
本当にペア解消はショックでしたよね。
このコロナ禍で次のペアを見つけるのも並大抵ではないでしょうし、
本人のモチベーションが下がらないことを願うばかりですね。
これは残念です…
お互いが良いパートナーに巡り会って、今度はライバルとして切磋琢磨するのを期待するほかありませんね。2人を応援したいです。ほんと、まだまだ若いですから!
>fujino様
fujinoさん、こんばんは!
また良いパートナーに巡り合えると良いですよね。
一から作り上げるのは本当に大変なことですものね。
オネエさま☆こんにちは!いつもありがとうございます☆
あぁショック…。心がネイサンのフリー衣装のよう…。ビリビリに引き裂かれて。
ついこの間の全日本エキシがラストダンスになってしまったのですか…あの時は全然…。アイスダンス界は今シーズンからザワザワし出したので、そういう事もあってこの貴重な若手ペアにはより頑張って欲しかったです。
>こけもも様
こけももさん、こんばんは。
これからが本当に楽しみな若手でしたし、これからの日本アイスダンス界を
担っていける逸材だとも思っていました涙
これは残念です。でもトコトン話し合って決めたのなら、新しいステージが待ってますよ。カップル競技は時間もかかりますし、2人にいい出会いがありますように!
ロマン君、いいですね〜想いが溢れてて、小さな画面で見ましたが、優しさが溢れ落ちてくるような‥‥ジーンときちゃった。
>おばちゃん様
そうですね、ふたりが話し合って決めたことなら、
その決断を応援したいですよね。
ローマン君の演技には、伝わってくるものがありますよね。全日本のユヅ以来、
久々に感動する演技を見たような気がします。
オネエ様、連日のフル稼働、有難うございます。お疲れでしょうに今日もまた盛りだくさんの情報を伝えて下さって、心から感謝致します。
私も うたしんカップル解消には驚きました。やはり本人達にしか分からないことがあるんですね…
またローマン君のスケートカナダチャレンジ動画、有難うございます!
情感豊かに、たゆとうような演技で、じっくり見ることが出来ました。心地良かった~
反対にヤマカイさんは、どこかコミカルで毎度見ながら笑ってしまう。解説はバレエダンサーらしく専門的なのに、無礼な態度で申し訳ありません。私の勘違いかも知れませんが、ヤマカイさんの動画に以前は外国人女性も登場してませんでしたか?その雰囲気がまた不可思議だったような。
>agatha56様
agatha56さん、こんばんは!
ヤマカイ氏の動画に登場していた外国人女性は恐らくお付き合いされている彼女だと思います。
これからもどんどんユヅの演技を独自の切り口で解説してほしいですよね。
大大大ショック! クリケにいけないのは痛かったですよね。 悲しいわ。 なんだかかなクリ解散の時と似ている・・・。結果も出始めてこれからと言うときに、方向性の違い という謎の理由で 突然の解散! でも二人は若いから、これからですよね。
有望なアイスダンスカップルが また 増えることに期待します。彼らは、今まで日本のどのリンクで練習していたのかしら? 練習場所ってあったの?
>リン様
リンさん、こんばんは。
日本での練習場所の確保がきちんと出来ていたのか気になりますよね。
ふたりが話し合っての決断ということで、これからまた良いパートナーが
見つかることを願うばかりです。
西山君、何処かで、海外での練習に付いていた援助金がコロナで取り消された話をしていましたよね?スケ連のサポート体制に疑問が残ります。りかある、うたしんと有望な若手が解散せざるを得ない、サポートの欠如という組織的な問題があるのでは?国内に練習リンクがないのに、ペア競技の強化を10代の子達に背負わせるのはやはり変。他の競技、例えばサッカーやバスケで考えてみれば、どれだけ異常な事かすぐ分かると思います。
>パリから愛を込めて様
お久しぶりです。お元気でらっしゃいますか?
援助金がコロナで取り消されたとは初耳でした。
スケ連のサポート体制、そして日本での練習場所があったのか?など疑問に残ることが多くあります。
はい、ご無沙汰しております。曇天のパリでリモートワーク。マスクして消毒して、ひたすらコロナの収束を願うばかりです。9月頃だったか、西山君のインタで海外派遣への援助金なので、海外にいかないなら取消す、といわれて活動費が足りず困っている、とおっしゃっていたと記憶しています。ほんとに 、皆さん読んでいらっしゃいませんか?カナダにいけないのはコロナのせいで、ペア競技はリンクがないから国内の方がリンク代がかかるでしょうに、ひどい!と思いました。
>パリから愛を込めて様
海外にいかないなら援助金を取り消すのではなくて、そこを日本での練習費用としてあてがうなどして、
もっとスケ連がバックアップできるようなシステムがあれば良いのに。
ペアが注目されて、せっかく期待の若手が出てきても、このようなことで解消されてしまうのは残念です。
久々にコメントします。
うたしん解散ああショック…アイスダンスの魅力を教えてくれたカップルだったのに!
日本では唄菜さんが岡山、真瑚くんが東京という距離、支援費用、コロナでカナダに渡れない影響もあったんだろうと思うと…唄菜さんが、これから日本で男性パートナーを見つけるのは大変なのだろうと思うとやるせないです。
スケートの魅力ってジャンプやリフトだけじゃないですから、女子2名の、なんなら男女関係なく2名でツイヅルとステップとスピンの美しさを競う(欲を言えばスパイラルも入れたい!)、男女で組まなくても演じられるアイスダンスができたら唄菜さんだって続けやすいのに〜!なんて考えます。
シンクロナイズドスケーティングも16人制で練習環境が大変で、競技人口が少ないんでしょうから、シンクロナイズドスイミングみたいな「デュエット」があればなあと。
>敏感汗様
敏感汗さん、こんばんは。
お久しぶりです、お元気でらっしゃいますか?
うたしんのコンビ解散、とても残念な知らせでしたよね。
男女関係なく、ツイヅルとステップを競うという案はとても面白いですね!
アイスダンスが続けられる環境がこれからもふたりの前にあることを願うばかりです。