羽生結弦が集大成として目指す4Aの基礎点が、ISUから何の説明もなしに、「15.00」→「12.50」へと▲2.5点も下げられ、
これまでに散々疑問を呈してきたけれど、ようやくスポニチがこの基礎点の下げ幅の矛盾を指摘したのよ。
2020-21シーズンの初めにクワドジャンプの基礎点を変更するも、すぐに取りやめてISUはコロナ禍のせいにするものの、、、
やっと基礎点の矛盾を指摘!羽生結弦が挑む4A下げ幅の根拠は一体なに?
羽生結弦が成功目指す4回転半、妥当な基礎点を考える
12・5点。フィギュアスケート男子で五輪連覇の羽生結弦(ANA)が、人類史上初の成功を目指しているクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の基礎点だ。
今季序盤、羽生は新型コロナウイルスの影響でグランプリ(GP)シリーズの出場を回避。勝負のリンクから離れる中、これまで以上に超大技の練習に時間を割いた。昨年末の全日本選手権を制した後も、3月の世界選手権で投入するためにギリギリまで調整を続けていた。
トライ数は1000回を超えたという。それでも、まだクリーンな着氷はできていない。切れ味抜群のトリプルアクセルを跳ぶ羽生にとっても、4回転半は高い壁として立ちはだかる。
現行ルールのジャンプの基礎点はこうだ。トーループ(3回転=4・2点、4回転=9・5点)、サルコー(3回転=4・3点、4回転=9・7点)、ループ(3回転=4・9点、4回転=10・5点)、フリップ(3回転=5・3点、4回転=11・0点)、ルッツ(3回転=5・9点、4回転=11・5点)、アクセル(3回転半=8・0点、4回転半=12・5点)。フリップまでは3回転→4回転で基礎点は2倍以上となり、ルッツも2倍近い。だが、アクセルは1・56倍にとどまる。
3回転ルッツとトリプルアクセルの基礎点の差は2・1点だが、4回転ルッツと4回転半の差はわずか1点。今季開幕前、国際スケート連盟(ISU)は4回転ループ、フリップ、ルッツの基礎点を全て11・0点とするルール改正を行おうとした(のちにコロナ禍の練習状況などを考慮して凍結)が、仮に実行されていても4回転ルッツと4回転半の差は1・5点だった。
平昌五輪が行われた17―18年シーズンまでは4回転半の基礎点は15・0点だったが、ルール改正で4回転などの基礎点は下がって、18―19年シーズンから現行の点に。下げ幅は4回転半がもっとも大きい2・5点だった。出来栄え(GOE)の幅が増え、マックスの加点を引き出せば17―18年シーズンまでの最大得点を超えるが、減点幅も大きくなったため、容易に成功できないジャンプにとってはむしろデメリットの方が大きい。
12・5点。前例のない偉大なアタックの対価としては、あまりにも低いのではないだろうか。うがった見方かもしれないが、ISUは4回転半は最初から不可能なものとして真剣な議論をしていないのでは、とも思える。3回転ルッツとトリプルアクセルの点差から考えても、4回転半の基礎点の最低ラインは13点後半。3回転→4回転のアップ率から考えると、16点前後あってもいい。
羽生にとって、4回転半挑戦の源泉にあるものは「納得」だと言う。世界選手権フリー翌日の取材でも、「アクセル跳べないと満足できないので、一生。最終目標は五輪で金メダルではなくて、あくまでも4回転半を成功させること」と話していた。
北京五輪シーズンとなる来季のジャンプの基礎点変更は現実的ではないとみられる。それでも、願わずにはいられない。超大技が決まった時、羽生はもちろん、歴史の証人となった全ての人が「納得」できるようなスコアであることを。
もう何度も4Aの基礎点が低いことをブログでも訴えかけてきたけれど、
ようやくスポニチが記事として取り上げてくれたわね。
【ジャンプの基礎点】
※カッコ内は前シーズンと比べた変動差
ジャンプ | 2017-18 | 2018‐19 | 2020-21(改正中止) |
4Lo | 12.00 | 10.50(▲1.50) | |
4F | 12.30 | 11.00(▲1.30) | |
4Lz | 13.60 | 11.50(▲2.10) | |
4A | 15.00 | 12.50(▲2.50) |
2017-18シーズン、4Aの基礎点が15.00だったのを、突如2018-19シーズンに12.50へと下げたのよね。
15.00→12.50(▲2.50)とすべてのジャンプの中で、なぜか一番下げ幅の大きい改正となったの?ISUに問いたいわ、下げた根拠は一体なんですか!?
他のジャンプについては、ISU技術委員長はこんな見解を。
ISU技術委員長ビアンケッテイ氏の見解
・統計によると4Loが一番難しい可能性が非常に高い
・スケーターの体次第なので、4Loも4Lzも4Fも全部同じ得点にする
なんでルールを決める方達が「可能性」で基礎点を決めてるのよ?
「可能性」じゃなくて、きちんと技術に裏付けされた違いを踏まえて「基礎点」て決めるものじゃないの?
だから4Aについては、もちろん誰も跳んだことがないわけだし、
基礎点を▲2.5点を下げるなんて根拠どこにもないのよ。
あたし個人的には4Aの基礎点20点でもいいと思ってるわ。
なんなら、4Aを決めた時点で優勝にしたらいいんじゃない!?もちろん羽生結弦はそれだけでは決して満足しないトータルプログラムの完成を目指すでしょうけど。
あたしが言いたいのは、ただクロスオーバーで、トランジションは無視して高難度ジャンプを決めただけで、
ありえないぐらいのGOE加点が付く、今のキチガイじみたジャッジの採点なら、もうこれで良いのでは?ということ。
2020-21シーズンでクワドルッツ、ループ、フリップの基礎点を同一にすると決めたのに、某国スケ連から散々抗議を受けたくせに、
「コロナ禍の練習状況を考慮してやっぱりや~めた」なんて表向きをコロナのせいにしただけの組織よ、ISUって?
基礎点がきちんとした「根拠」があり、おかしいと思ったから基礎点の見直しがあったのなら、それを貫きなさいよ。そして「根拠」のない、4Aの基礎点をなぜ一番下げ幅を大きく下げたかの説明もきちんとするべきだわ。
今のフィギュア界において、正しい「技術」の上に「芸術性」を極めようとする一人のスケーターに対して、あまりにも無礼だし、
1000回以上トライしてもまだ辿り着かない、前人未到のジャンプを、
ISUジャッジの誰でもいいから跳んでみてから、「こりゃ簡単だ!」と言ってから基礎点を下げなさいよ~。
こんなどこぞの国か知らないけど忖度じみたISUなんぞ、一度全解体してしまいなさい!!!
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☆フィギュアスケート通信DX 世界選手権2021 最速特集号
2021シーズン初戦となる全日本選手権では、ISU非公認ながらもFSの自己ベストを超えるハイスコアを叩き出してぶっちぎりで金メダルを獲得。世界選手権の切符を手にしました。本誌では、そんな彼の世界選手権の活躍をまるごと1冊にわたって最速で大特集します。公式練習、ショート、フリー、表彰式、エキシビション、オフショットなど、羽生選手の一瞬一瞬をたっぷりの写真で記録していきます。
いよいよ明日から公式練習がスタート!世界国別対抗戦スケジュール
🔙 Yuzuru Hanyu spoke about his performance after the Mens Short Program! 👇
In case you missed daily interviews from the ISU World Figure Skating Championships in Stockholm, Sweden, you can still watch them on youtube at https://t.co/BKvnzbCaAB !#FigureSkating pic.twitter.com/4W0PqgjqUV— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) April 13, 2021
世界国別対抗戦のスケジュールの前に、ISUからこのタイミングで(?)、
世界フィギュアの羽生結弦ショート後のインタビューが再度紹介されているわよ。
4月14日(水)
公式練習
07:30~08:30 | アイスダンス公式練習① |
08:40~10:00 | 女子シングル公式練習① |
10:10~11:30 | 男子シングル公式練習① |
11:40~12:40 | ペア公式練習① |
12:50~13:50 | アイスダンス公式練習② |
14:00~15:20 | 女子シングル公式練習② |
15:30~16:50 | 男子シングル公式練習② |
17:00~18:00 | ペア公式練習② |
18:30~19:30 | 表彰式リハーサル |
19:30~20:30 | オープニングセレモニーリハーサル |
明日の公式練習はそれぞれの種目で2回。
明後日以降の競技会のスケジュール、TV放送についての詳細はまた明日詳しくご紹介していくわね。
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愛のオネエサロン
お姉さま
いつも、新しいニュースをありがとうございます。
昨夜の、報道ステーションのインタビューを見ました。
羽生さんの穏やかな声、落ち着いた言葉に胸を打たれました。
遥か高い場所を見ているのだなあ、と実感いたしました。辛い練習の積み重ねを想像すると胸が痛みますが、その反面、なんだかとても幸せそうだとも感じました。
勝気な美少年の面影も魅力でしたが、この頃の羽生さんは、さらに大きくなられましたね。思う通りに生きていただきたいと思います。静かに、ひたすら応援したいと思います。
笑い声は、やっぱりいつもの声でしたね。つられて笑ってしまいました。
>末摘花様
報ステのインタビューを書き起こしながら、
ユヅがどう考えて、これから4Aに向かっていくのかを知ることができましたよね。
明日からいよいよ国別ですが、一緒に応援していきましょう。
オネエたま、こんばんは!
4Aの基礎点を下げた理由、それはズバリ!まだ誰にも跳んで欲しくないからじゃないですかね。
つまり、がんばって4A跳んでも大して点数伸びないよ、リスクの方が大きいよ、だから無理して飛ばないでねってことかと。
ではなぜ跳んでほしくない、跳ばせたくないのか、それが肝心ですよね。
考えてみたんですけど、4回転半になるともはや着氷を肉眼でジャッジするのが無理だからでは?
もしも皆が4Aをポンポン跳び始めるとそれだけビデオ審査が増えて、競技開催時間も長くなってしまう。
じゃあどうする?AI導入?まだ全然準備できてないよ、、いいやもう数年は4Aなしでいけるように基礎点下げちゃおうぜ、てことじゃないですかね?
そういえば男子フリーの演技時間が4分半から4分と短くなったのも同じような理由じゃないでしょうか。
と勝手な推理してみました(笑)
>セッキー様
4Aの基礎点自体を全ジャンプの中で、どの位置付けにするかさえ
ISUはしっかりと話し合っていなそうですね。
とりあえず4ルッツの上に置いてみたけれど、誰も跳ばないから下げてしまおうという
安易な考えだけはやめてほしいですね。
そもそもISUがクワドの基礎点を下げたのは、高難度ジャンプに偏り、演技構成点との格差が開く、&高難度ジャンプの練習ばかりして身体を壊さないようにとのことでしたよね。
その時、4Aの基礎点も下げたのは、
やはり「練習しても、ルッツより1点高いだけだからやめときな」ってことかしら?
しかし、結果は高難度ジャンプ(まあルッツとフリップね)を飛べば、比例して演技構成点も他の要素の加点も上がる現行採点では、何の役にもたってない。
選手はクワドの中で一番基礎点が高く、かつプレロテでも飛びやすいルッツの練習を取り入れていきますよね。
話それました。4A基礎点については、誰も飛ばないだろうからルッツの上にとりあえず置いておこうなのか、羽生が飛びそうだから下げたのか、どちらかではと思ってます。と言っても、17点位が妥当と思ってます。
でも、羽生くんは基礎点が何点だろうが王様のジャンプを飛びたいのでしょうね。
>杉姐様
4Aは得点関係なしに、もう本人の理想とするジャンプを跳んでほしいですね。
どう考えたって低すぎますよね!最低でも17~18シーズンの15点どころか17点位で妥当だと思います!
ついでに言うと3Aの基礎点も8.5点位が適性だと個人的には思っています。
また4Lzのフルブレードのチートジャンプなら実質の回転数は3+1/2で済むけど、4Aの場合は4+1/4回転は必要です。
つまり半回転多いだけなのに実質の回転数は3/4回転ほど増えるから、難しい。またアクセルはTやSとか得意な方で…って出来ないのが更にハードルを上げているんだと思います。
羽生君の4Aですが
http://www.youtube.com/watch?v=yBFf23htC7M
約1/3回転ほど足りていない
ジャンプの高さは滞空時間を見ることで計測できます。
滞空時間1秒で122.5cmですから、通常速度のコマ送りでトウが離氷してからエッジ着氷まで15コマなら15/30=0.5s
122.5*(0.5)^2=30.6cmとなります。
羽生君の4Aは24コマ、1回転目が7コマ、1~4回転までが16コマで平均5.33…コマとすると後1.77…コマ必要です。
1秒は30コマで1.77…コマは滞空時間に換算すると約0.0592秒、先の計算式を当てはめると後7.25cmの高さが必要です。
じゃあもっと回転速度を上げれば?
実は超高速回転だったアリサの3Aとほぼ同じ回転速度なので恐らく限界。
跳び方を変えてもっとチートにすれば?
羽生君もいろいろ跳び方変えて試しているので、若干の余地はありますが余りチートにするとジャンプ自体が崩れやすくなので微妙ですね…
やはり高さを出す跳び方の方が個人的には一番いい様な気がします。
と以上、通りすがりの考察でした。
>通りすがり様
通りすがりさんの考察、実に興味深いです!
やはり高さを出す跳び方が一番なのですね。
みどりの巻き足がなければどうだったんだろうと、ちょっと考えてみたり。
高さを出すというか回り切る為には滞空時間を増やすしかありません。
どんなに回転を早くしたとしても限界がありますからね…
ちなみにこの動画の羽生君は高さ約78cm、今までで一番高かったのはコリヤダの4Lzの25コマで約85cmです。
なので羽生君のあと7.25cmは十分に可能性あると思います!
>通りすがり様
滞空時間ということは高さだけでなく幅も出さないとですね。
コリヤダの約85㎝出たのなら、その可能性は十分にありますね!
幅は踏み切る時のスピードによります。
スピードを出していれば幅は勝手に幅は出るし、抑えていれば幅は出ません…
4Aの場合はスピード出すと着氷時の衝撃も相当なものだし、幅を出そうと意識するとディレイになりやすく回転速度が落ちると思います。(正しディレイのジャンプは2回転目以降の回転を早くする事が可能です)
なのでスピードは控えにして高さを出すジャンプが賢明かと…
そういった意味でみどりさんのスピード高さ幅を出す3Aは本当に異質です…(・_・;)
ISUとは詐欺団体で悪行してお金を得る団体ですね!!アメリカはフィギュアスケートより人気のスポーツが多くあります。アメスケ連はアジア系アメリカ人が今は多いんですね!!崩壊の理由でも!!ロシア系アメリカ人と組んで悪行働く・・ネイサンが金メダルをとっても変わらない****ISUの悪行をもっともっとあばいて????羽生さんはこれからもファンが増えます。悪行を働く面々の方々・・・カジノの復活よりも別の方法で考えよ(頭のいい人)
ワシントンポスト掲載!!ゴルフの松山さん、野球の大谷さん、テニスの大坂なおみさん、フィギュアの羽生弦結さん、世界的にマイナーなスポーツを注目の水準までに!!! 羽生さんの元気な姿をいつも見れますように***
>mitsue様
ワシントンポストでの掲載を日本のメディアも取り上げていましたよね。
日本を代表するアスリートの一人に選ばれたこと、本当に誇り高いですね!
幅を出そうと意識するとディレイになりやすく回転速度が落ちると思います。
※訂正です
ディレイにすると1回目の回転数が増え、結果滞空時間が増えます
誤字脱字すみません…m(_ _;)m
>通りすがり様
いえいえ、ご丁寧に詳しくありがとうございます!