FNNプライムオンラインが本日未公開映像として公開した、羽生結弦の世界フィギュアでの「悔しい」という本音について。
大会から2ヶ月経った今、なぜ？という気持ちと、まだ彼が闘争心を持ち続けていることに対しての少しの安堵と、
公正な採点をしないISUジャッジに対する怒り。そして頑張ったという言葉になんだか泣けてきてしまうのよ。
「選手達の生の声を日本へ届けたい」
そんな思いから辿り着いた答えは、テレビ界で唯一バブルエリアに入ることが許されていた現地スウェーデンのテレビ局（全世界への競技映像配信を担当するため、厳格な検査とルール順守を条件にバブルエリアへ入ることが許されていた）に撮影の協力を依頼。
その外国人カメラマンに、バブル外から遠隔で指示を送るという“異例”の中継体制だった。
全日程を終えた日本選手団と我々を待っていたのは、日本の空港での厳重な水際対策だった。
PCR検査や、位置情報確認アプリなどのインストールを済ませるとバスに乗り込み、空港近くのホテルから始まる隔離生活がスタートした。
自宅を合わせて計2週間の隔離を終えた我々は、膨大な量の映像の整理へと入る。その時発見したものこそ、大会中には気付くことがなかった羽生選手と宇野選手の姿だった。
大会期間中、我々は外国人カメラマンにあるルールを伝えていた。それは「あなたのカメラの映像は全て日本へ送られる」ということ。
男子フリーの激闘の末、4日間に渡る中継を終えた大会最終日。
3連覇を成し遂げたネイサン・チェン選手がすがすがしい笑顔で、世界各国のオンラインインタビューに答えていたころ、その瞬間は訪れた。
我々が事前に頼んだ内容を全て撮り終え、休憩に入っていた外国人カメラマンは何かの存在に気づいて、床に置いていたカメラをそっと向けた。
そこには椅子に腰掛けて会話する、2人の選手が映っていた。惜しくも優勝とはならなかったが、日本を引っ張ってきた2人のエースの姿だ。
羽生：
悔しいね。ヤバいよ…。
宇野：
いやー。
羽生：
頑張ろ。頑張ったんだけどな。
今シーズン初めてこんなにフリー酷かった。練習でこんなミスったことない。あれーみたいな。
宇野：
僕は公式練習からずっとボロボロだったから。ボロッボロだったから。悔しがる権利もないかも知れない。
カメラからは距離があり、マスク姿の2人がどんな表情をしていたかは分からない。
しかしそのマイクは、特別なシーズンを駆け抜けた2人の本音を確かに拾っていた。
翌日、スウェーデンを離れる前に行われた最後のオンラインインタビューで、エース達は自分の敗戦を凛々しく、前を向いて分析し続けていた。あの時こぼしていた悔しすぎる本音は胸の奥にしまって…。
世界フィギュアから約2ヶ月後に、このような記事が出てきたことに驚いてしまったわ。
大会後隔離期間を終えて、膨大な映像の量の整理している中で見つけたという彼らの本音。
「悔しいね。ヤバいよ…。頑張ろ。頑張ったんだけどな。今シーズン初めてこんなにフリー酷かった。練習でこんなミスったことない。あれーみたいな」
悔しいという羽生結弦の言葉。
当時のインタビューでは聞くことができなかった。完全に今の採点競技に対しては、見限っていた部分があったと思っていたけれど、
悔しいというその闘争心を試合に対してまだ持ってくれているということに少しホッとしたのよ。と同時に、この思いを踏みにじろうとするISUの不当な採点が本当に許せないという怒りが込み上げてきたわ。
オフィシャルにインタビューしたものが本来は「公」になるわけであって、今回のようなケースはコロナ禍だからこそ起きえたものかもしれないわね。
もし日本人スタッフが現地に入って取材撮影できていれば、「悔しいと言っていたのはどのような気持ちだったのですか？」と質問していたに違いない。
但し、今になって「未公開映像」として、本人達の許可を得たのかはわからないけれど、
選手の公に発したインタビューの意図と違って報道されているとしたら、普段はカメラが回っていないはずのところを切り取られて、
報道することはどうなのかな？という疑問もある。
「頑張ろ、頑張ったんだけどな」
今季コーチ不在の中で、どれだけの孤独感や大変な思いをしてきたか。そんな中で全日本フィギュアでの演技は日本、いや世界中に「希望の光」をもたらしてくれた。
世界フィギュアは明らかに様子がおかしく、喘息の影響があった。本人は全日本以上により良いものを見せたかったはず。
もう彼の頑張りは十二分にわかっているから、なんだかこの言葉を繰り返し聞くと泣けてくるのよ。
いつも勇気と希望をもらっているのはわたしたちなのに、、、
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思いきりカメラ目線で笑、コストルナヤの3A練習に取り組むデュダコフコーチ。
彼こそがサンボ70、エテリ陣営を支えている中心的存在といつも感じているのだけれど、
セルゲイ・デュダコフ「彼はどのようにコーチをしているのか？」というタイトルで、
チームトゥトベリーゼ公式YouTubeで、デュダコフ氏の指導についてとても興味深い動画が公開されたのよ。
今回の動画はずっと喋りっぱなし笑
公式がこのようなコーチング動画をオフシーズンの今出すのも、プロモーション的な意味合いも強いのかもしれないわね。
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View Comments
オネエ様こんにちは!押入れの整理をして、疲れはてて、休憩にスマホをみたら、オネエ様の記事。なんか、泣けてきました。ゆづ様は凄い頑張ってる!でも、それを許さないやからがいる!いままでと違い、負けん気を全面に出さなくなったゆづ様！なんか辛くて、かわいそうで!でも、悔しいって言ってる姿にホットしました。ゆづ様頑張れ!
＞もみじ様
もみじさん、こんばんは。
悔しいと言う言葉に、彼の様々な思いを考えると、こちらが辛くなりますよね。
彼がリンクで笑顔でいれることを願い、これからも応援していきたいです。
おねえさま 実は この間 母が亡くなりました。94歳でした。ずっと入院していたので、この一年はコロナ予防のため なかなか会えませんでした。 老衰という診断でした。 母は、満州育ちのせいか フィギュアスケートを見るのが好きな人で私はその影響をしっかりうけたようです。 近所のリンクでスピンを見せてもらったこともありました。私は、全く だめですが・・・。 そして、別れを覚悟していたからでしょうか？思ったほど悲しみにくれるという実感がなくて・・・。不思議なほど。
でも、今朝 久しぶりに、羽生さんのソチのホワイトレジェンドがYouTubeで流れて 何気なく見ているうちに 涙がじわーとあふれてきました。 国別の 花は咲くも バラ一も ノッテステラータも まるで今までとは、全く違った感覚で 心の奥にグイグイくるんです。
そして、心の底に埋もれていた気持ちをぐいっとひっばりだして 静かに寄り添ってくれるんです。 おかげで おもいっきり母をおもって泣くことができました。 私にとって 彼の演技は オリンピックや競技を越えたものに感じています。採点なんて誰にもできるはずはない！ 本当に 光です。 どんなに感謝してもしきれません。 すみません、私事で。
＞リン様
リンさん、この度は心よりお悔やみ申し上げます。
お母様きっと天国からもリンさんと、そしてユヅを見守ってくださると思います。
私は早くに父を亡くしておりますので、その時の感情は塞ぎこんだままなのですが、
ユヅの演技が寄り添ってくれるって、とても素敵なことですよね。
また何かあれば、いつでもここでお話してくださいね。
こんにちは。
このバックヤードでの会話、読むたびにウルウルしちゃいます。2人だけの会話のはずだったから、そのことに触れていいのか、公になったことに少し心が痛みつつ、頑張ったと呟く羽生さんを益々応援せずにはいられなくなりました。
羽生さんも宇野さんも、大きな期待を背負って大変でしたよね。
＞パフェ食べたい様
パフェ食べたいさん、こんばんは。
そうですよね、二人だけの会話がこのような形で報道されるのが良いことなのか、、、
複雑な気持ちではありますが、言葉にできない大きなプレッシャーやいろいろな思いがありますよね涙
おねえさま、おはようございます。
世選のバックステージの隠し撮り（？）には驚きましたが、なんか私もちょっと安堵したんですよ。羽生選手が悔しいって言ってたのがちょっとうれしくて。。それと同時に昌磨君がいっしょにいてくれたのがうれしかった。羽生君の椅子に座ってつま先立ちの足、昌磨君の右足がぎゅんとまがった感じが、また切ないんだけど。。二人の関係はファンとは関係なく、お互いを信頼している感じがしました。。来期に期待です。きっと二人とも前を向いているでしょう。頑張ってほしいです。
おねえさま、デゥダゴフさんのあだ名はなんでしょうか？おねえさまのあだ名シリーズ好きなんですよ。それではまた。おねえさまもお体にはお気をつけて。。
＞tri様
triさん、おはようございます。
わたしとしたことが、すっかりデュダコフのあだ名を入れるのを忘れていたわ！笑
耳が伸びたら完全にスターウォーズのマスター「ヨーダ」だと思います！