お手本にしたい「姿勢」として羽生結弦の立ち姿勢が取り上げられているので、
フィギュアにおける「姿勢」の美しさが、演技に、そして表彰台での立ち振る舞いなどにとのような影響を与えるのか?
そしてジェイソン・ブラウンのオーサーのジャンプ指導についてのインタビューが非常に興味深いので、合わせて一緒に見ていきましょう。
美しいだけではダメ!羽生結弦の立ち姿勢と長い助走は不要のオーサー指導
お手本にしたい姿勢はフィギュアスケートの羽生結弦選手
突然ですが、みなさんは「姿勢の美しい有名人」をひとり挙げるとしたら、いったい誰を選びますか? 日本人はあまり姿勢がよくないので、すぐには思い浮かばないかもしれませんね。でも、日本人にも、誰もが認める美しい姿勢の持ち主がいます。
フィギュアスケートのゴールドメダリスト・羽生結弦選手です。ぜひみなさん、羽生選手の華麗なスケーティングや表彰台での姿を目に浮かべてみてください。特に注目してほしいのは、羽生選手の立ち姿勢です。
見た目が美しいのはもちろん、その姿にはどんな状況においてもパパッと機敏に反応して、的確かつしなやかに体を動かせそうなオーラが漂っています。本当によい姿勢とは、「美しい」だけではダメなのです。「美しい」「疲れにくい」「動きやすい」という3条件を満たしていなくてはなりません。羽生選手の立ち姿勢は、これらをすべて完璧にクリアしています。
中でも強調しておきたいのは、「疲れにくい」「動きやすい」という点です。羽生選手は、アスリートなのにヘンな力みがなく、ゆったりと自然に力が抜けていて、とてもラクに立っているように見えませんか?
これは、体の外側の筋肉(アウターマッスル)にあまり頼らずに、背骨や体幹、つまり体の内側の筋肉(インナーマッスル)で立っているということ。体の中心にまっすぐ芯が通っているからこそ、力を抜いていても、きれいに立っていられるのです。
そのため、頭から足までの荷重バランスが非常によく、肩、腰、ひざなどの体各部の関節や筋肉にほとんど負担がかかりません。こういう姿勢ならば、重さやストレスをほとんど感じることなく、まさに「羽でも生えたように」自由自在に体を動かしていけるでしょう。
※一部引用・出典:PRESIDENT
立ち姿勢のシルエット、なんとも美しいわね。
そして、的確かつしなやかに体を動かせそうなオーラ漂っているわよね。
表彰台の姿勢も、もちろんだけれど、
海外の選手と比較してもスタイルの良さに目がいってしまうわね。
あたしが気になるのは、足元。
エイ子が少し開いているのに対して、ユヅとキーガンはさすがしっかりと逆ハの字で足元までスラっとして見える。
男子は多少でも、女子の場合、あたしは特に表彰台は足元を見てしまいがちよ笑
「結弦のジャンプがほかの選手と違うのは、回転軸がぶれずに高速で回れること。そのためには、頭のてっぺんが糸で引っぱられているように背筋が伸び、骨盤が適度に前傾している美しい姿勢を維持しなければなりません。結弦のように、長い手足を持つ選手は本来軸がぶれやすい。でも、ふだんから正しい姿勢をとることで、試合の激しい動きの中でも、ほとんど意識せずに、軸を安定させられるのです」
トレーナーとして長年側で見てきた菊池氏の言葉。
「姿勢」は美しさだけでなく、ジャンプの空中での軸にも大きな影響を与え、そして激しい動きにも疲れにくい、怪我をしない体を作っていくのよね。
そしてもうひとり、男子フィギュアで「姿勢」の美しさを上げるとするならば、ジェイ子なのよね!
朝の記事のインタビューの続きで、
オーサーの元でどのようなジャンプ指導を受けているかについての部分が興味深いので、一緒に見ていきましょう。
ー今、あなたはトロントで、ブライアン・オーサー、トレイシー・ウィルソン、カレン・プレストンという3人のコーチと仕事をしています。
うん!最高のトリオだね。トレイシーは私のヘッドコーチで、私の中の芸術性を評価し、私のスケートを次のレベルに引き上げようとしてくれます。カレンは、技術的な要素について素晴らしい考え方を持っています。このトリオが私のジャンプに取り入れたいと思っている技術のニュアンスを、私が本当に理解できるようにしてくれます。
一方、ブライアンはすべてにおいて優秀です。彼は私のキャリアにおけるゼネラルマネージャーのような存在です。彼は、選手としてもコーチとしても、スポーツの最高レベルのすべてを経験しており、自分のビジョンを私に伝え、細かい点を共有してくれます。そして、彼は危機的状況にも強いのです。
ートレイシー・ウィルソンとブライアン・オーサーにトリプルジャンプを変えられたと言っていましたね。なぜこれほどまでに修正が必要だったのですか?
フィギュアスケートは、最近のオリンピックサイクルで大きく変化しました。スケーターは、ジャンプを華麗に決めるだけでなく、効率的に決める必要があります。長い助走は、もうそれほど必要ではありません。
もっと早くジャンプに入って、すぐに回転を始めて、高いテンポでやらなければなりません。それが今の課題です。今は、ターンの実行方法がとても気に入っています。徐々にジャンプの準備をしていき、勢いよく回転し始めるような時に生まれるパワーが頼りです。私たちは、氷から離れて全力でスピンに入るという、この瞬間に取り組んできました。すべてが速く、きれいで、効率的でなければなりません。
ー今は、ジャンプにかけるエネルギーが少なくなっていますか?
その通りです。
ーそれで4回転ジャンプができるようになったのですか?
はい、とても助かります。テクニックを前向きに変えることで、自分のパフォーマンスに大きな違いが出てきます。
※参照:gazeta.ru
オーサーの元でのジャンプの指導法。
「早くジャンプに入って、すぐに回転を始めて、高いテンポで」
いかに助走を短く、まるでステップの一部かのような、えっ!?もうジャンプに入るの?
この感覚は羽生結弦でもよく感じるのよね。
ジェイ子らの持つ芸術性をうまく引き出して、長~~~~~い助走でただ跳ぶのではなく、演技全体に溶けこむような
美しい流れのあるジャンプを指導していることがよくわかるわよね。
本来、このような芸術性のあるジャンプこそが評価されるべきだけど、今のジャッジは長い助走でただ跳ぶだけでも高いGOEを与えてしまうのはおかしいわよね!
それでは皆様、梅雨が明け暑い毎日が続きますが、体調に気をつけて
どうか良い週末をお過ごしください。
☆合わせてお読み頂きたい
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愛のオネエサロン
オネエさま、こんばんは!
結弦くんは立ち方も滑り方も美しいですよね。体型も綺麗ですが、体の使い方がキッチリしてる。
きちっと足で地面(氷)押せていて、外旋もできてるから、床反力を綺麗に利用して等尺性伸縮を使いこなせていて…。いついかなるときも引き上げがおろそかにならず、お尻が落っこちない。プロのバレエダンサーでも珍しいようなレベルだと思っています。
この姿勢や所作を身につけるには鬼のような体幹がないと…、ヤマカイ氏に語ってほしいわ…!!
ジェイソンも、サラッと美的に飛ぶジャンプを練習してるのは楽しみですね!
これまでのジェイソンのジャンプには「エイヤ!」って感じがあることがあったので(伝わりますでしょうか…)、シームレスに飛んでくれたら、彼の芸術性がますます輝く気がしてます!!
>みゃほ様
みゃほさん、こんにちは!
ぜひバレエのヤマカイ氏に、細かい体幹の使い方などを
動画で説明してほしいですね。
ジェイ子の「エイヤ!」伝わりますよ~!
オネエさま☆いつもありがとうございます!
そう、長~~~い助走のジャンプ、それをしている人が、形の上では現チャンプ(『世界王者』とか言えないですわっ。)なんですものね…┐(´д`)┌ハーア。
ところでオネエさま、新宿小田急閉店なのですね。新宿に行っても寄ることはほとんど無かったので、さして感慨は無いのですが、どうも新宿ネタ(とバレーネタ)だとオネエさまに言いたくなってしまって(笑)。
>こけもも様
こけももさん、こんにちは。
9月で閉店するそうですね!レストラン街はたまに利用していたので、残念。
本館の跡地は48階建ての高層ビルが29年に竣工されるそうですね。ということは、また西口の工事で駅前がごちゃごちゃと
するのですね涙
オネエさま
本当に羽生君の立ち姿は美しいです。体幹がしっかりしている証拠なのですね。思わず背筋をのばして座っています。これを日頃実行しているのですね。私も気とインナーマッスルを引き締めたいと思いました。
>たぬきち様
立ち姿が美しいのは、演技でもスタートポジションに立った時に
痛感しますね。私も見習わないと!汗