氷上のナイトクラブ
「ムーランルージュ」
へようこそ、皆様。
今宵は皆様とご一緒に
氷上の社交ダンス、アイスダンスの魅力を
楽しみたいわ。
ここはオトコ達の欲望と金、
オンナの夢が交錯する魅惑的な世界よ。
テッサ・ヴァーチュと
スコット・モイア。
「テサモエ」の愛称
で知られるこのふたりの
演技なくして。
アイスダンスは語れないと思うのよね。
どうしてもジャンプが
醍醐味の「シングル」ばかりが
メディアでも放送されたり、
ジャンプのないペアの競技なんて、
どうなのよ!?
と思う方がいたら、
ぜひ「テサモエ」のムーラン・ルージュを
ご覧になってほしいのよ。
あたしね、アイスダンスの最大の魅力って
どの氷上競技よりも、
懐が深くて、
広いところだと思うのね。
演技開始早々、ふたりの密着度に
一瞬で引き込まれたわ。
あのふたりの奏でるラブストーリーを
あたしに当てはめたらどうなんだろうって妄想してみたり、
このふたりは演技を通して、
何を伝えたいのかしら?
と推測しながら、
自分の中でストーリーを勝手に組み立てたり、
ただ単にふたりの演技を美しいと
素直に感じてみたり、
どんな感じ方、
捉え方をしても自由なのよ。
テサモエが序盤で見せたツイズル。
オネエ仲間では
「ツイ、ズル江来たわよ!」
とか呼んだりもしているのよ。
なんか人の名前みたいでしょ笑
このツイズルは
アイスダンスの4回転ジャンプ
とも言われているのよ。
片足でくるくる回りながら、
同じ方向にふたりで
ぴったり合わせて進んでいくのよ。
ひとつの要素を終える度に拍手喝采。
まるで次から次へと
幕が転換していくかのようだわ。
テッサがもう、
ニコールキッドマンにしか見えなくてね。
ふたりの恋はどこへ向かうのかしら?
前半の混沌とした感じの
いかにもムーランルージュの
キャバレーの怠惰感から、
壮大なラブストーリーの曲調に
転調する感じが
演技のメリハリをつけているのよね。
どれを切り取っても、
ストーリーになるのよ。
そしてこのリフトよ。
「どんな壁が私たちを引き離そうとしても、
あなたを愛している。命が終わるその日まで」
心の底から沸き起きる不変の愛を
爆発させるかのような感情をテッサの
手の動き、表情から感じたのよ。
映画からインスピレーションを受けて、
テサモエを見たあたし。
そうした楽しみ方もひとつ。
感じ方は人それぞれ。
そこには無限の楽しみ方と
自由な感性の象徴がアイスダンスなのかなと
わたしは捉えているのよ。
皆様の楽しみ方もぜひ教えて頂戴ね。
そして元祖ムーランルージュといえば、
ドーナツゆかり!
あまりの高速ドーナツスピンに、
めまぐるしく移り変わる
ムーランルージュの
一夜一夜が回想されていくかの錯覚を
覚えたわ。
てか、速すぎて目まわったわよ笑
どうしてくれるのよ、ゆかり!
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愛のオネエサロン
ああ!オネエ様ありがとうございます❤
年末の掃除を止めてムーランルージュ見直してしまいました。
とにかくかっこいい!!!昂ぶります!
タンゴがキレキレで音楽との盛り上がり、技術的な事は上手いのは当然。
アイスダンスはジャンプはないけど、シンクロするツイヅルやアクロバティックなリフトなど見所あり。一番物語性があるような、酔える感じでしょうか?
>きんせいか様
ムーランルージュ、歴代の好きなミュージカル映画
トップ3に入るぐらい。
何度も観返していました。
あの世界をテサモエが見事に再現してくれて、
わたし大興奮したのを今でも覚えています。
物語性、、、自分のストーリーを重ね合わせて
酔いしれるなんて、なんて素敵!
ますます好きになりそうです。
ドーナツど根性ゆかり!懐かしい。宮原がウォームアップでど根性ダッシュしてるの見る度、根性娘を思い出すわ~
・・と思わずゆかりに反応、ごめん。
アイスダンス最近は見てなくて・・・
昔、カルガリーの頃切なくも凄いドラマとストーリー見せるカップルがいてもう釘付けだったんだけど。インパクト強い女性の髪型だったな…と思い起こし動画調べたら女性はベステルミノワさんという名前。え?え?後に羽生君をロシアで教えた人じゃん!とびっくりです。
後、ウソワ・ズーリンも好きだった。枯れ葉とか。とかくロシア、欧米のカップルの醸し出す雰囲気や濃厚な密着感は独特。やはり奥ゆかしくも清潔な距離感を保つ日本人中国人には、たどり着けない境地よね…この競技に関しては・・・と人種差別な私をお許し下さい。
訂正、ベステミアノワさんでした。舌かみそう・・
>ジゼル様
舌噛みそうですね!
トゥクタミシュワ、べステミアノワ、ゲデバニシビリ。
ジゼルさん年明けの前に3回繰り返して笑
>ジゼル様
ドーナツど根性ゆかり笑
わたしも宮原の根性からゆかりを連想してしまうとき
あります!笑
ジゼルさんの好きな作品、ぜひ今度ゆっくりみてみますね!
仰る通り、あの密着感と悲壮感、ロマンチックな世界は独特ですよね。
ああ、素敵な世界、、、
テサモエ、だいすきです。
平昌の録画見直すたびに、彼女たちの演技を見るたびに涙が出ます。アイスダンスはシングルよりもペアよりも、物語性を感じます。
選んだ曲で、そのストーリーを想像しながら見るのが好きですね。
ツイズルすごく好きな動きで、わたしもそこ注目してます。兄妹ペアのシブシブズのツイズルは凄い!何回でも続けてできそう!
衣装もシングルとは違って女性のスカートが長めでひらひらする感じが綺麗です。
アイスダンスを取り上げてもらえて嬉しいです!日本はシングルはともかくとして、なかなかアイスダンスもペアもシンクロナイズド?だっけ、大勢で滑るのも競技人口が増えませんね……
>くりかのこ様
くりかのこさんの感受性、とても素直で素敵です。
物語性、そこには自由で無限の創造性がありますよね。
スカートのひらひら感すごくわかります。
そこに余韻を感じますよね。
シングル以外の競技人口、特にアジアは
なかなか増えないですよね。
例えば7人ぐらいで滑るツイズルのような
演技を揃える、多彩にフォーメーションを変えるような
新競技があったら、また盛り上がるのでしょうか!?
お姉さま、
アイスダンスの記事をありがとうございます。
が、実はパパシゼの話をしてほしかったのですよ~
サラエボ・オリンピックのトーヴィル・ディーン組以来の衝撃。パパシゼのショートは主にこのディーンさんが振り付けています。
世界選手権の日本開催を前に、ペア競技、特にダンスについても盛り上げて抱けたら嬉しい、それはシングル選手のある種不可解な「表現」の議論にも寄与するのだと思うのですよ。
パパシゼの表現面レッスンビデオを二つ、ここに張り付けておきます。
ぜひご覧になって、お姉さまの感想をお聞かせ願えれば幸甚です。
https://www.youtube.com/watch?v=MzTViibUI4Q
>パリから愛を込めて様
お久しぶりです。
アイスダンスはパパシゼですね!
また改めて記事にさせて頂きますね。
「表現」」の議論をする上でアイスダンスは
欠かせませんものね。
レッスンビデオ拝見致しました。こうして
リンクの上でなく、道場のようなところから振付
が始まるんですね。そしてスローモーションを
入念にチェックしているのが印象的でした。
表現を作る上でホントに基礎から丹念に作り上げていくんだなと
いうのが最初の印象です。初めの動画は住んでいる地域の関係で
残念ながらみることができませんでした。
お姉さま
お忙しいのに、コメントチェックをありがとうございます。彼らの飛躍の秘密はモントリオールでの演劇のレッスンにあるのだそうで、メガネの太った女性は演劇の先生なのだそうです。
欧州選手権、そして日本の世界選手権が楽しみです。思いっきりうっとりできますね。この世界チャンピオンに関しては、日本のサイトでは平昌ショートプログラムでの衣装事故のことばかり煽情的に書かれていて、そこが悲しいのです。お下劣な輩にお姉さまの鉄槌も期待しております。
>パリから愛をこめて様
こんばんは!
メガネの女性がわたし気になっていたのですが、演劇の先生なのですね!
衣装事故のことばかりにフォーカスがいってしまい、
彼等の芸術性、演技ことが二の次になってしまうのは本末転倒ですね。
大会が終わりましたら、改めてレビューを記事にさせて頂きますね!