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採点システムを批判も!ジャンプを跳べば演技構成点が高くなる問題を指摘

ロシアメディアから、4回転ばかりを追いかけて、演技構成点もジャンプに連動して高くなるのはおかしいと異論を唱えている記事が。

女子においては4回転ジャンプを牽引してきたロシアが、この話題に触れるとは実に興味深い内容だわ。

そして日本の三浦璃来、木原龍一ペアがオータムクラシックへのエントリーが発表されたわよ!

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採点システムを批判も!ジャンプを跳べば演技構成点が高くなる問題を指摘



振付師アルテム・フェドルチェンコ「今の採点システムにはバランスがありません。ジャンプすれば、演技構成点が高くなります。それは、本来あるべき姿ではありません」

振付師のアルテム・フェドルチェンコは、フィギュアスケートの現在のトレンドについて意見を述べました。

「今では、スケートそのもの、感情的な部分、滑ること、振り付けが消え始めています。技術的な部分が勝ってきます。みんなジャンプを追いかけている。私はそれを支持しません。私は、フィギュアスケートはフィギュアスケートのままであるべきだと考えています

ー問題は、4回転の数が急激に増えたことで、スケーターにはスケーティングスキル力がなくなったということでしょうか?

4回転ジャンプがないと今のルールでは勝てない、それが一番の問題です。女子のフィギュアスケートでは、4回転や3回転半がないと何もできません。そして、それを追求していくことで、スケーティングスキルが低下し始める事実が生まれます」

ー4回転ジャンプは誰もが理解できるものです。3回転を跳ぶより、4回転を跳ぶ方がかっこいい。ではスケートスキルはどのように区別されるのでしょうか?

「スケートの美しさは目に見えます。誰もが美的に楽しいものとそうでないものを言うことができます。線の長さ、反転、人が音楽をどれだけ感じるか、その中のアクセントを強調し、イメージ、感情を伝えるのです」

ー誰のスケートが一番魅力的ですか?

「男子シングルではジェイソン・ブラウンです。多くの人は、3回転ジャンプだけを跳ぶスケーターが4回転も跳ぶスケーターを追い抜くことを嫌いますが、彼はプログラムの異なる部分に注力しているので、それは問題ない。彼のスピンを見てください。 誰が0、+1のスピンを持っているか、誰が+4、+5のスピンを持っているかがすぐにわかります。そのGOEの+4、+5が、3回転ジャンプと4回転ジャンプの違いです。また昨シーズンの、コリヤダの「ヌレエフ」も良かった。とてもクールな演出でした」

ー問題点を語っていただきました。ルールを変える必要がありますか?

「ルールを変えるのではなく、意識を変えることが大切です。ジャッジは専門家であるべきです。ジャンプさえすれば高い演技構成点を出してしまう。それは本来あるべき姿ではありません

参照:sports.ru

女子の4回転を牽引してきたロシアから、ジャンプ一辺倒は反対という話題が出てくるとはまた興味深いわね。

4回転は今の時代の流れに沿っているし、ジャンプ技術を高いレベルに押し上げていくのは良いことだと思う。

当然難しいジャンプをすれば高得点を得られるのは当たり前だし、むしろそこにGOE出来栄え点を取り入れてから、おかしなことになったのでは?

そして難度の高いジャンプさえ跳べば、演技構成点(PCS)も連動して高くなる現象。

演技構成点て旧採点の名残というか、ジャッジは順位の帳尻合わせの為に、PCSをうまく利用しているからじゃないかしら?

演技構成点の5項目「スケーティング技術」、「技のつなぎ」、「演技」、「構成」、「音楽の解釈」。

例えば何を表現しようとしているのか?という評価に対して、ジャッジは選手達が滑る楽曲のバックグラウンドをどこまで理解しているのか?

王道のクラシックなどは、割とイメージがわかりやすいわよね。

先日の関東サマートロフィーで漫画作品「るろうに剣心」を演じたスケーターがいたけれど、

ジャッジがこの漫画の登場人物やあらすじを知らない場合、どう表現の部分を理解しているのだろう?と疑問に思うのよね。

国際ジャッジであれば、羽生結弦の「天と地と」の日本の歴史などは果たして知っているのかしら?

演技構成点は一人のジャッジがすべての項目を採点するのでなく、

それぞれの専門分野に長けている人材を適所に採用した方がいいような気がするのよね。たとえば音楽家だったりと「曲」に長けている人物。

ただでさえ主観による判定が多いわけだから、そのジャッジの感性で決まってしまうでしょ?5つの項目要素を一人でって難しいわよ、どうしても偏るし。

ルールやジャッジの意識を変えるというよりも、ジャッジシステムを多角的に評価すべきでは?

そうすれば高難度ジャンプをただ跳べば、高い演技構成点が出るのも少しは変わるんじゃないかしら?



フィギュアスケートのオータム・クラシック(16~18日、カナダ・ピエールフォン)の主催者は1日(日本時間2日)にエントリー選手を更新し、ペアに三浦璃来(19)、木原龍一(29)組(木下グループ)が名を連ねた。

3月の世界選手権10位と躍進した「りくりゅう」にとって、22年北京五輪(日本ペアは出場1枠)に向けた、貴重な演技の機会となりそうだ。

この大会には世界的に注目を集めるペアもエントリーしている。フランス代表として18年グランプリ(GP)ファイナル優勝のバネッサ・ジェームズ(33)と、カナダ代表として18年平昌五輪団体戦金メダルのエリック・ラドフォード(36)が今季新たにペアを結成。地元カナダで、演技を披露することになりそうだ。

日刊スポーツより一部引用

三浦&木原ペアが、オータムクラシックにエントリーしたのね!

宮原知子の辞退で、日本選手が出なくて寂しかったし、ぜひ頑張ってほしいわ。

それでは、皆様どうか良い一日を。

☆合わせてお読み頂きたい


注目の1人として選出に!羽生結弦が香港日刊英字新聞で北京五輪の期待に - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート

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オネエ

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  • オネエさま

    GOEと言う言葉が出て来た時、余りルールを分かっていなかった
    私は[ごっつ・おおきに・ええもん見してもらいました]と覚えました。
    概ねそれで済んでいたのに、11段階になるとあらぁ?[ええもん]
    じゃなくても点がいっぱい、[ええもん]に出し渋り。おおきに気分
    になられへん。最近は[ごめんな・おれらの・ええようにさしても
    らうで]じゃないかとさえ。(おれらって誰や?)
    PCS技術連動も変と思っている人々が声を上げていても無視され
    るし。イライラしますが、フィギュアの本質を追求する羽生君の
    ようなスケーターを応援するのみです。フィギュアに未来を!
    オネエさまの情報、本当に有り難く読ませていただいてます。

    • ドラゴンバアさん様
      コーヒー吹いちゃいましたぁ〜。
      座布団100枚差し上げます!!
      確かに最近のGOEは「ごめんな・おれらの・ええようにさしてもらうで」ですよね!!

      • てんこ盛りパフェ様

        座布団100枚有り難く頂戴しました。
        只今得体の知れない[おれら]に向かって、座布団
        ぶん投げ猛特訓中です。どこぞの大相撲好きの
        会長には、頭上から50枚落とし!

    • >ドラゴンバアさん様

      ドラゴンバアさん、こんばんは!
      GOEの解釈に大爆笑してしまいました、、、スミマセン汗
      でも合っていると太鼓判を押させてくださいまし!
      いつになったら公正な採点てできるようになるんでしょうね。

  • オネエ様 こんにちは♪

    >私は、フィギュアスケートはフィギュアスケートのままであるべきだと考えています

    この記事に、拍手喝采!!!!
    取り上げてくだった、オネエ様にも拍手喝采!!!!
    フィギュアを愛する多数派は同じ思いでしょう。
    不信極まりないジャッジに、我慢の限界でもあるし・・・
    この声はマジョリティーです。大きく広がって欲しい。
    また、読み返します♡

    • >アールグレイ様

      アールグレイさん、こんばんは。
      五輪シーズンになり、ジャッジへの反応も見ている側も、今まで以上に
      過敏になってくると思います。フィギュアスケートがジャンプだけの競技ルールに
      なっている今、このような声は貴重ですよね。

  • オネエさま
    送りますそびれたかと2度送ってしまいました。
    すみません、削除お願いします。

    • >ドラゴンバアさん様

      せっかくコメントを頂いたのに、すみません。
      削除させて頂きましたので、ご確認くださいまし。

  • オネエさま こんにちは。
    ちょうど全日本の「天と地と」を観たばかりでオンタイムな話題でした。
    フィギュアスケートを見て浄化される、心の器が感動で溢れる、羽生くんの演技にはいつも感謝の気持ちで一杯です(別格天上人)
    オネエさまもよく紹介されるバトン爺のコメントが1番ピンとくるんですが、音楽との調和はもちろん感情は観ている者にダイレクトに伝わってきますよ。
    クワド跳んでGOE加点の根拠が明確じゃないし、PCSも後付けが多いでしょ?やたら跳んじゃうプロは増えますよねー。
    スポーツだからジャンプは跳ぶ、けど美しいまで昇華させるのを見極める責任はジャッジにあるかと思います。
    そこに至るスケーティング技術をまず磨かないと表現まで至らないんじゃないかと。
    旧採点の時代は滑ると、ステップ踏むも大きな要素になってたと思いますが、今や踏み踏みはワンポイントって流れと感じますし。
    ISUの指針、コーチの方々や指導者はフィギュアの在り方を模索してらっしゃるとは思うんですが‥‥

    ジュニアSP、米のレヴィト嬢のクラシカルなムーブ、ムラビョワ、ザハロワのリベルタンゴはジュニアとは思えぬ表現力で感心しちゃった。
    ジリナちゃんは曲がアレなんでw
    男子は2番目のヤブロコフがお洒落プロをワイルドにこなしてて、カオくんと競って欲しいなと感じさせる選手でした。

    • >おばちゃん様

      おばちゃんさん、こんばんは。
      GOEとPCSにフィギュアの古い体質というか、ジャッジの曖昧な部分が多く潜んでいますよね。
      今のルールではやらなくてはいけない要素が多すぎて、ホントに世話しない。
      優雅にスパイラルを眺めることすらできないのですから汗

  • オネエ様 こんばんは。 私は国、人によって演技構成点が違ってくると思います。ロシア女子、ジェイソンは高いけど、日本女子は低く評価されていると思います。

    • >あい様

      あいさん、こんばんは!
      そうですね、特定の国、選手が有利な演技構成点が予め決まっているのでは?
      と考えてしまいます。