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驚異の点数にも納得だわ!パパシゼが圧倒的な強さを見せたフリーダンス

フランスマスターズ2021。パパシゼがフリーダンスでも圧倒的な強さを見せ、演技構成点ではほぼ満点という驚異のスコア。

見ているものの想像力を掻き立てる、ドラマティックで豊かな感情表現を引き出してくれる、フィギュアスケート本来のあるべき姿に、

まだ興奮が冷めやらないわ。演技動画、そしてプロトコルを一緒に見ていきましょう。

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驚異の点数にも納得だわ!パパシゼが圧倒的な強さを見せたフリーダンス

【プロトコル】

パパシゼのフリーダンス「エレジー」。

何が素晴らしいって、圧倒的な強さ、技術力はもちろんのこと、

彼らの演技には見ているものの想像力を掻き立てる、ドラマティックで豊かな感情表現を引き出してくれる、フィギュアスケート本来のあるべき姿なのよね。

足元のクリアさ、そして強弱を付けた表現力が巧みで、ストーリー性が非常に深いのよ。

「切っても切れない関係、親密な高揚感。二人は最後のタンゴを踊る…」

プロトコルを見ても、

「演技」・・・音楽に合った身のこなし、スピードの変化、演技をしているか。感情、知性を使って伝えているか。

「音楽の解釈」・・・音楽を理解し、それに合った動き・表現がされているか。音楽の性質と感情の表現ができているか。

演技構成点では「演技」と「音楽の解釈」でオール満点。その他でも9.75以上と非の打ちどころがない。

GOE加点も「+4」、「+5」のみ。

でも久々にジャッジスコアに納得できたし、もうすべてが異次元すぎるアートな演技に溜息しかでないわ。

少し前の記事でもご紹介した、フリー「エレジー」を選んだ理由や、曲についてもう一度記載しておくわね。




切っても切れない関係、親密な高揚感。二人は最後のタンゴを踊る…。

今年は、私たちが氷上で、そして私たちの間で探求したいすべてのエネルギーを復活させるプログラムを作りたいと思いました。ガブリエル・フォーレの「エレジー」を音楽的なサポートとして、リリカルで情熱的なジェスチャーによって、作品のすべての詩を再構成しようとしています。

「エレジー」は1880年にガブリエル・フォーレが作曲した、チェロ独奏とピアノのための楽曲。

エレジーとは、悲しみを歌った詩などの文学や楽曲のことを意味し、日本語では悲歌(ひか)、哀歌(あいか)、挽歌(ばんか)などと訳されるけれど、

元々は古代ギリシアのエレゲイアで、ある種の韻律、さらに死を哀悼する詩を指しました。語源はギリシャ語のエレゴス。

演技を見る時に、作品の背景や、どのような理由で選曲し、

何を表現したいのかを予備知識として、入れておくとまた見る側の深みも出てくるわよね。

☆合わせてお読み頂きたい


鳥肌が立ったわ!満点続出で断トツ首位パパシゼの圧倒的な存在感と強さ - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート

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オネエ

View Comments

  • あ〜素晴らしい×1万回。
    少年ジャンプが「友情」「努力」「勝利」が絶対的・普遍的テーマであるように、フィギュアスケートはやっぱり「美しさ」「優雅さ」「力強さ」この3本柱ではないでしょうか。それらが全てこの演技にはコンプリートされていて、五輪シーズンにふさわしいプログラムだなぁとしみじみ思いました。ライバル選手たちの演技は見ていませんが、もう金メダル!て思うような圧倒的な演技でした。

    • >ちょび助様

      少年ジャンプ!!!懐かしすぎて思わず食いついてしまいました。
      キャプテン翼や聖闘士星矢などが流行っていましたよね。こち亀とかついでにとんちんかんとか好きでした笑
      パパシゼの演技にはすべてが詰まっていますね!

  • オネエさま、

    こんにちは!

    素晴らしい演目、演技で感動してしまいました。
    二人がタンゴを踊る、と聞いていてどんなものになるのかな、と想像を巡らせていたですが、私の思っていたものとは全く異なる仕上がりで嬉しい驚きです。

    衣装もタンゴだったら、リズムダンスのものの方が一般的のイメージに近いのに、敢えてくすみがかった色をチョイスするなんて、そのセンスに脱帽です。

    ジェンダーフリーのタンゴを創りあげたそうです。コンセプトまで革新的!今まで誰も思い付かなかったのが不思議なくらい今の時代にピッタリだと思いました!

    そして、ジャッジの皆様とも初めて心が通じた気がします(笑)

    今シーズン、二人がこの世界観をますます発展させて、こちらのサロンの皆様と感動に浸れる瞬間を今から心待ちにしたいと思います!

    • >パフェ食べたい様

      パフェ食べたいさん、こんばんは。
      ジェンダーフリーのタンゴだったのですね!コンセプト本当に革新的ですね。
      上限が10点満点では足りなくなりそうな神演技が、もっと見れそうで楽しみです。

  • オネエさま、こんにちは!
    今回フランス音楽ということで、パパシゼがどう解釈と表現をしてくれるのかすごく楽しみでした。
    芸術が観られて嬉しいです。

    今でも素晴らしいですが、シゼロンはもっと調子上げてくれそうだなと思いました。上限10点じゃ足りなくなっちゃいそう!

    • >みゃほ様

      みゃほさん、こんばんは。
      確かにシゼロン、RDでは最後一瞬ポーズでよろけていましたね。
      今後ドンドン、キレもよくなって末恐ろしい神プロになるんじゃないでしょうか!

  • >元々は古代ギリシアのエレゲイアで、ある種の韻律、
    >さらに死を哀悼する詩を指しました。語源はギリシャ語のエレゴス。

    パパダキス父がギリシャ人で、衣装もギリシャテイスト。
    リズムダンスではシゼロンのアイデンティティー、フリーでは
    パパダキスのルーツを、と今季のプロは2人のバックグラウンドを
    全面的に押し出したテイストにしてきました。

    これ見たら、いかにコス美を除いたロシア女子のとネイサンのSSを
    含めたPCSやGOEが爆ageされてるか、このマスターズで露呈してしまいました。

    まともに採点されれば彼らは羽生くん同様に無双でしょう。
    気がかりなのは、ラケ爺のやりたい放題の採点運用だけ。

    • >ゆきっちょ様

      パパシゼのスコアに関して、以前上限を決めるようにという口合わせが
      あった報道を見ました。正当に評価されるべき選手達こそが
      フィギュアの良い部分を伝承していくものだと思います。

  • 素敵・・・すぎる。

    この1年以上は シニカツに魅了されていましたが、
     パパシゼが帰ってきたというか。。。もう・・これはなんなのだろうか、
    クリエイティブで、美しい。
    ザ・フランス。
     衣装は今後変わるかもしれないと思うと・・・それも楽しみです。

    • >なっこさん様

      なっこさん、こんばんは。
      まさにアートですよね。今季の楽しみが増えました!
      衣装も今後変更の可能性もありますよね、彼らのこだわりが大好きです。

  • お姉さま
    久々のパパシゼ、ブランクの間にダンスの研鑽、ギヨームは自伝出版と、内面に向き合うものすごい努力をしてきたのが見て取れる、素晴らしい成長ぶりでしたね。筋肉の強さやテクニックは後ろにかすんで、彼らの人間性、芸術性がそのものとして私たちに向けられている、いやはや何というところまで来てしまったのでしょう、この人たちは。
    ということを、見巧者の皆様と語り合える日常が戻ってきたのも本当にうれしいです。オリンピックシーズンの興奮を皆様と共有できる幸せ。この場を作ってくれて、本当にありがとう、オネエさま。

    • >パリより愛をこめて様

      ご無沙汰しております。
      パパシゼの人間性や芸術性が、フィギュアという本来の美しさを取り戻すかのような
      素晴らしい演技でした。今週末はさらにフィンランディア杯に出場ですね!

  • 人類が氷上で表現する到達点を見ました。
    採点不能?採点不要?
    どちらでも構いません。ほかの競技者の方々に悪いですが、アイスダンスではなくもはやパパシゼ選手権。
    平昌のエドシーランとベートーヴェンで金メダルを与えられなかったのは、北京でこれを見るための神さまのいたずらだったのでしょう。もう大丈夫、この演技だけでご飯何杯でもいけますね。

    • >カゼカゼ様

      カゼカゼさん、こんばんは!
      採点不能で不要とはこのことですね!
      パパシゼ選手権と言ってもまさに過言ではないですね。そんな彼らの演技を
      また今週末見れるのが今から楽しみです。

  • オネエさま

    パパシゼの新しいプログラムをまだ観ることができていませんが、コメントを読むだけで「早く観たい!」と心がはやります。
    パパシゼは観る度に「息が合った」という言葉を遙かに超えた、もう、同じDNAを持っている!?と感じるほど、ふたりであるからこそ創り上げることができる世界があると同時に、一体化しているとしか思えない世界もあって。

    ところで「最後のタンゴ」、leur dernier tangoですが、dernierは「最新の」という意味もあります。メッセージを読む限り、この場合は「ふたりの最新のタンゴ」かと思いました。

    昔、大坂なおみ選手がsorryという言葉を使ったとき、日本のマスコミは「試合に勝ってしまってごめんなさい」と訳しましたが、sorry(フランス語で言うdesolee)には、ごめんなさいという意味と、「残念です」という意味があります。
    なおみ選手が言いたかったのは、「こういう勝ち方で残念だ」だったのかと思います。

    アイスダンスはフィギュアの中でも選手生命が長いから、さらなる飛躍と、さらなる円熟味、「フィギュアたるもの!」をパパシゼに見いだしていきたいです!!!

    • >てんこ様

      てんこさん、こんばんは。
      dernierは「最新の」というニュアンスもあるのですね、とても勉強になりました。
      五輪を集大成に捉えているのであれば最後のタンゴかなと解釈してしまいました。
      アイスダンスは競技人生長いですよね!