北京五輪後にロシアのフィギュアルール改正案について、日本のメディアもようやく取り上げ始めたけれど、
あくまでロシアは自分達の国の勝利の為よね。クワドジャンプ有利採点を守り、他国から提案された年齢制限引き上げ案には、一斉にメディアを通じて
反対意見を出しているのよね。一方、ロシア国内でもまずはジャッジ採点の正当性を訴えるものも出てきているのよ。
本当の黒幕は一体誰か?ロシアのルール改正案とISUの密な関係性とは?
ようやく日本のメディアも、北京五輪後のフィギュアルール改正案としてロシアが演技構成点を5→3項目に減らしたいという記事が出てきているけれど、
黒幕はタラソワではなく、今回提案をしたのは、ロシア人ジャッジのShekhobtsova氏。
ロシア連盟前会長ピセーエフ氏の妻で、ISUテクニカルスペシャリスト、アイスダンステクニカルコミッティのメンバーでもあるのよ。
むしろISUと密に繋がっている前会長夫人こそが、黒幕と言えるでしょうね。
確かにタラソワはこの案に賛同しているけれど、ロシアは自分達の国が勝つためには、大切にしてきた「フィギュアスケートの芸術性」さえも
排除してしまう考え方。いかに勝利に固執しているかがわかる。他国から年齢制限引き上げ案が出たら、メディア総出で重鎮らが声を上げて批判の嵐。
間違いなく、現在のロシア女子のクワドジャンプ有利採点を守り、より強固なものにしていこうとする、ロシア全体の動きと言えるでしょう。
タラソワ氏「フィギュアスケートの構成基準の総数を5つから3つに減らすべきだ。この3つが土台になっているので、私は賛成です。残りはより二次的で無関係なものです」
※参照:Match TV
タラソワは確かに賛同しているわね。
渡部絵美氏「フィギュアスケートという競技は、ただジャンプを跳べばいい、難しいスピンをすればいいというわけではなく、一つひとつの要素の間をどうつなぐか、曲に合った演技になっているかも重視されてきました。しかし、『つなぎ』と『音楽の解釈』の2要素を排除してしまったら、フィギュアスケートがただの“ジャンプ大会”になってしまいます」
※NEWポストセブンより一部引用
珍しくまともな発言をしているわよね。確かにただのジャンプ大会になってしまう。
ISUは以前から、北京五輪後にショートとフリーを分けて、それぞれ表彰したいという意向を示していたけれど、
今回の演技構成点の要素を減らす案は、いずれこの動きに繋がっていくんじゃないかしら。
一方ロシア国内でも、ルール改正の前に、ジャッジの正しい採点を優先して!という声も出てきているのよ。
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ジャッジはエテリ門下生らの重大なミスを常に無視している
最も不明瞭なジャンプは、モリス・クヴィテラシヴィリの4回転ジャンプです。今のところ、彼が持っているのはトーループとサルコウだけですが、それを様々な程度に成功させています。しかし、彼のクワドはあまりにも似ているので、ある大会ではジャッジも混乱して、クワッドの1つを3回目の繰り返しとして無効にしてしまった。見直してみると、もちろんポイントは戻ってきましたが、違いに気づくのは確かに大変です。
ロシアでの様々な議論にも関わらず、選手の技術には確かに問題がある。ISUは、2022年の総会で議論する予定のジャッジングルールの変更ではなく、現在のパフォーマンスをより正当に評価することに目を向けるべきです。
※参照:SPORT24
ロシア国内でも、やはりエテリグループのジャンプに対するジャッジの見逃しが取り上げられているわよね。
確かに、演技構成点の要素を減らすだの、年齢制限を引き上げる前に、正しい技術を正当に評価する方法を議論した方が良いわよ。
結局ルールが変わったところで、あたしはジャッジは何も変わらないと思うし、AI導入をしなければ、いつまでもこの「見逃し」は続いていくでしょうね。
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愛のオネエサロン
オネエさまこんばんは。
採点方法をあの手この手で改正?改悪?しても、影でうごく「政治力」や特定のチームのブランド力が影響を及ぼすかぎり、結果は変わらないような気もします、、、嫌なトレンドですよね。
誰が勝とうが負けようが、私は記憶に残る演技を見たいし、正しいテクニックと美しい舞いの融合を見せてくれる選手に勝って欲しいです (涙)
私は今度のロシアンナショナルではアイスダンスに注目したいです。
エテリの愛娘ダイアナデイビスのアイスダンスカップル(男性の名前は失念)の得点がこのところ急上昇してます。ジュニア上がりのカップルに対して、これは大事件です。本気でオリンピック団体戦にねじ込むような気がするのです。対抗馬だったニコライモロゾフコーチの愛娘、アナベルモロゾフのカップル(男性の名前は失念)はダイアナ組に負けております。→CSワルシャワ杯。
そして、なんと最近、モロゾフコーチはステパノバブーキン組のテコ入れとしてコーチ参戦してます。https://www.tellerreport.com/amp/2021-12-01-strengthening-for-the-olympics--why-morozov-entered-the-coaching-staff-of-dancers-stepanova-and-bukin.SkVMsd7rKF.html
モロゾフは愛娘が勝てないなら、ダイアナ組の対抗馬になるステパノバブーキン組の肩を持つことを決めたのでしょうか。もう今からハラハラします。果たしてエテリブランドが勝つのか、純粋にスケートの上手さが評価されるのか、見守りたいと思ってます。
少し話が逸れてしまいました 汗
何はともあれ、フィギュアスケートの中心にロシアがいることは間違いないですよね。日本が少しでもこの動きに抗ってくれることを願ってますー
>パフェ食べたい様
パフェ食べたいさん、こんばんは。
そうですね、結果も大事ですけれど、ジャッジの正当性が揺らぐ今、
いつまでも心に残る演技が一番良いですね。
モロゾフ氏はステブキ側になったのですね、ロシアのアイスダンスからも目が離せないです。
オネエさま 夜分に失礼します☆
この採点問題はちょっと謎に思います、つなぎと音楽の解釈をカットするとしたら‥助走の多い、スケート技術(足元)の単調な演技の場合は、演技構成が単調で高得点が出にくい、スキルも下がる、音楽に合った知的な演技構成していない と、大幅にPCSが下がりやすくなる解釈も出来るのではと感じます。
逆に羽生くんのような総合力技術力の飛び抜けて高い演技はジャンプの抜けが少い限り10が並ぶという事になるハズ!
ジャンプ前助走長い演技も、高難度を実施したからPEが高いのか?助走多用でPEと構成が下がるのか?そこの基準が示されていないのが議論を呼ぶとこでもあるのかな。
スピード、エッジ使い、つなぎやジャンプの入りの工夫でスケーティングスキルの高さも評価するのか?
諸要素を曖昧にするとモリモリ上底採点あり、跳びゃいいのか?ISUの基準が不明瞭だと何の為の改正案か分かんないです。
先ずはエッジエラーをある程度厳密にとり、GOEの不明瞭(不透明)な採点を正して頂きたいもんですね。
例えばまだジュニアですが、4はなくても充分な演技力とスケーティング良きのムラビョワや、スピードとジャンプの高さに欠けるけどエッジの推進力で滑るシニツィナの採点とかどう付けるのかなんて気になりますよね。
五輪とN杯位しか観ない友人とかと話すと、普通に羽生くんだけ上手いよね?と言われるとホッとしますよ。
>おばちゃん様
おばちゃんさん、こんばんは。
演技構成点の要素を減らすのであれば、これまで以上に各要素を
どのような基準で判定するのかを明確にしていかないと、
それこそ総合力ではなく、たとえばジャンプ大会のような単体のものになってしまいますよね汗
ひろみ
初めましてオネエさん いつも楽しく拝見しています。
「羽生が不利となるルール変更をロシアが提案」
を読んで驚きました。なので私の中ではタラソワさん=悪人の図ができあがっていました。
でも他に黒幕がいらっしゃるとか。
ロシアが提案して浅田、荒川の恩師も後押しするとか。どうしてそういうふうにいろんな人達が
羽生君を辞めさせようと企んでるんでしょうか?
羽生君が引退したら、フィギュアスケートはもう見ないとか、言う話し良く聞きますし。私もそうです。
集客力が1番なのは羽生君ではないでしょうか?
なぜそんなフィギュア界の宝にいろんな人達が嫌がらせするんでしょうか?
羽生君の現役生活もあと残り少ないと思いますが。
>サトウヒロミ様
ひろみさん、はじめまして。
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
今回の演技構成点を減らすことを発案したのは、ロシア前スケ連会長の夫人で、
現在ISUテクニカルジャッジをしている方ですね。ロシアは自国が勝つ為でしたら、
どんなルールでも自分達に有利に進めるでしょうし、結局それが羽生結弦が大切に築き上げてきた
フィギュアの芸術性から逸脱したものと言えるでしょうね。
オネエさま、こんにちは!
最も不明瞭なジャンプに笑ってしまいました。やっぱりロシア国内でも変だよとはなるんですね笑
あれが評価されるのはあんまりだと思ってはいますが、わだかまりを一旦置いて考えてみると、
ああいう珍ジャンプは厳密にいうと何にあたるんだろ?と純粋に興味が湧くところもあります。
まずSかTか4か3.5かいまいちはっきりしないから、どこの基礎点から減点したら良いかさえ私にはわからないのですが、シビアに判定したらどんな点が妥当なのか、機械がジャッジしたらどうなるのか興味があります。
>みゃほ様
みゃほさん、こんばんは。
おかしなジャンプ採点が行われていることをロシアも黙認していますが、
エテリ組だからという理由で見逃されていると今回のロシア記事のライターは訴えています。
正しくジャンプ判定できるのはAI以外いないでしょうね汗
おねえさま、こんにちは。
今回の改正案を提案したのは、ISUテクニカルスペシャリスト、アイスダンステクニカルコミッティのメンバーの方で、
タラソワさんでは、ないのですね。教えて下さって、ありがとうございます。
タラソワさんは、駆け引きというか、演技構成から2項目を減らす案とジュニアの年齢制限、引き上げ案を提示され、年齢制限、引き上げ案は、断固として反対だが、演技構成点の方なら、2項目減っても、問題ない、これまでと変わらないから大丈夫だとの見解なのでは?
つまり、ジュニアの年齢制限、引き上げ案は、飲めないが、演技構成ならば、これまでとそんなに影響ないでしょう、しようがないわねって、いうような?
ロシアは芸術至上主義な国じゃないかなと思ってます。シンクロナイズドスイミングでは、圧倒的な技術の高さと、美しさ、芸術性を魅せる国、一文の隙も無い、盤石な演技を魅せる、指導体制も然りですよね。
バレエだって、芸術の頂点を極めているのはロシア。
何が、至上なものか、良く分かっているハズ。
至上なもの、極上なもの(羽生結弦選手)を見てますから、何が美しいのか観衆の目も節穴ではないですよね。
>満月の夜に様
満月の夜にさん、こんばんは。
そうなんです。タラソワが黒幕との日本メディアの記事があったので、
彼女は賛同はしていますが、発案はロシアスケ連前会長夫人ですね。
ただロシアが勝つために!という意味では国家ぐるみなんでしょうけど。
逆に演技構成点の要素を削るものが二次的で無関係というのなら(タラソワ曰く)今までの採点は一体なんだったんでしょうね汗