ISUがフィギュア採点の演技構成点の項目を、従来5つから3つに減らしたい意向を示していることがなんと明らかに。
ロシア側から「要素の繋ぎ」と「音楽の解釈」を外す案が出ているのよ。さらにオランダは、「技術点」と「演技構成点」の
ジャッジを分ける案も。技術点をAIに委ねるという案はどこからも出てこないのね、、、
ついに衝撃のルール変更案が!ISUは演技構成点3項目に減らしたい意向
ISUは、フィギュアスケートの演技構成点要素の基準を3つに減らすことを意図している
Match TVによると、国際スケート連盟(ISU)は、フィギュアスケートにおける演技構成点の数を減らしたいという意向を示しています。
ロシア人ジャッジのAlla Shekhovtsova氏が代表を務める組織のワーキンググループが、この趣旨の提案を行っています。
グループは2019年から稼働しています。その提案によると、構成要素の基準の総数を5つから3つに減らすべきだとしています。演技構成点の評価では、「スケーティングスキル」、「繋ぎ」、「パフォーマンス」、「構成」、「音楽の解釈」が行われます。ワーキンググループは、「構成」、「パフォーマンス」、「スケーティングスキル」のみを残すことを提案しています。
ルール変更の提案は、ISU理事会で検討・承認されます。次回は2022年6月6日~10日にタイ・プーケットで開催されます。
※参照:Match TV
ロシア人ジャッジのShekhobtsova氏は、ロシア連盟前会長ピセーエフ氏の妻で、
ISUテクニカルスペシャリスト、アイスダンステクニカルコミッティのメンバーでもある方よね。
あくまでロシアの案なのに、すでにISUの意向になっているのね汗
【演技構成点5項目】
スケート技術(SS) | プログラム全体のスケーティングの質やスピード、その変化など。 エッジやステップ、ターンなどを使用し、エッジコントロールができているか |
要素のつなぎ(TR) | 要素と要素の間のステップなどのつなぎに多様性があるか。 要素への出入りの特所など |
演技(PE) | 音楽に合った身のこなし、スピードの変化、演技をしているか。 感情、知性を使って伝えているか |
構成(CO) | 調和のとれたプログラム構成、またハイライトの分布になっているか。 動作とプログラムの部分部分が音楽のフレーズとマッチしているか |
音楽の解釈(IN) | 音楽の解釈音楽を理解し、それに合った動き・表現がされているか。 音楽の性質と感情の表現ができているか。 |
今回ロシア側の提案では、「要素のつなぎ」と「音の解釈」を演技構成点の審査項目から外したいと。
タラソワ氏は、
タラソワ、フィギュアスケートの構成要素数削減の可能性を支持
タラソワ氏「フィギュアスケートの構成基準の総数を5つから3つに減らすべきだ。この3つが土台になっているので、私は賛成です。残りはより二次的で無関係なものです」
※参照:Match TV
「演技」と「音の解釈」は元々連動しているものでは?
「音の解釈」こそがフィギュアスケートの芸術性を象徴するものだと思っていたので、ますますジャンプ偏重なルールに変えようとしていない?
タラソワがまさか、「繋ぎ」と「音の解釈」が二次的で無関係なものと発言するとは思わなかったわ、、、
フィギュアスケートがますますジャンプ偏重なものになってしまうのでは?
もっと言うと、よりロシア有利な採点になるわよね。
ただ、今のジャッジが各項目をきちんと採点しているようにも見えないし、「音の解釈」というのは、選手が使用する楽曲を各ジャッジが、
そのバックグラウンドまで理解しているとは思えない。
それそれに精通している専門家に採点を振り分ける案なら納得だけど、項目をいっそ排除してしまう案とはびっくり。
タラソワの意見はともかく、どういう意図で排除するのかの理由を聞きたいものだわ。
皆様はこの演技構成点の項目を減らす案、どう思われるかしら?
さらにオランダからはテクニカルと演技構成点のジャッジを分ける案も出ているのよ。
☆合わせてお読み頂きたい
フィギュアスケートのジャッジパネルは、テクニカルとコンポーネントに分けられます。
Match TVによると、フィギュアスケート大会の審査員が改革される可能性があるそうです。2022年の国際スケート連盟(ISU)の大会では、オランダスケート連盟からこの趣旨の提案がなされました。
現在、フィギュアスケート競技会のジャッジは統一されています。メジャーな大会では、9人のジャッジが、それぞれ技術要素のパフォーマンスインデックス(GOE)と演技構成点を担当します。技術的要素のエラー(ジャンプの補正不足、トラックのステップやローテーションのレベルなど)は、別のジャッジグループであるテクニカルパネルが評価します。
オランダでは、担当者を技術を評価する人(つまりGOEを与える人)と、演技構成点のみを扱う人に分けることを提案しています。この場合、フィギュアスケートの大会では、一般的なジャッジパネルが1つではなく、2つのパネルが存在することになります。
オランダ側のこの取り組みは、ISU技術委員会からも好意的な反応がありました。さらに、大会ではイタリアやカナダといった他の強力な国の連盟のサポートを受けることができます。
※参照:Match TV
技術を評価するのは人ではなく、AIにする案は出てこないのかしら?
演技構成点のみを審査するジャッジを組むのであれば、それぞれの要素項目に精通している人を割り当てるとか、
専門分野に特化したジャッジチームを作るとかね。
ISUがファン調査アンケートを行っているでしょ。ファンの声もぜひ拾い上げてほしいところだわ。
さらに、ノルウェースケート連盟から、年齢制限の引き上げ案が出ていることに対して、ロシア重鎮らが一斉に糾弾しているのよ。
このお話はまた次回に。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
いつもブログランキングバナーでの応援クリック、心から感謝しております。
日々の励みになっています!
愛のオネエサロン
オネエさま、こんばんは!
えっタラソワ…!?
「音楽を解釈して→表現する」の順なので、INは割と一次的でPEと関係がある気がします。
今年のロシア女子なんて、「選手の動き自体は良いのに、曲の解釈が浅くてうすっぺらダンス」になっている子達もいるような。
こんなこと言うタラソワが、真央ちゃんの白鳥やラフマを振り付けたというのがちょっと信じがたいくらいです。
オネエさまは、実際PCSが3つになったりジャッジがチームで分かれたら実際どうなると思われますか?
わたし、「今も結局八百長みたいなもんだから、結果はあんまり変わらなかったりして」とかいやなこと考えてしまいました。笑
>みゃほ様
タラソワの口から、2次的と言う言葉を聞いてがっかりしました。
彼女の振付けこそ、音の解釈を表現する芸術性に富んだものだと思っていたので。
ルールやジャッジ採点が、ここまで考え方を変えてしまうだなんて。
オネエ様、こんばんは
演技構成点の変更でまず一番気になったのが、ゆづ君の今後。彼の持ち味である音楽の解釈、繋ぎ、その2つの要素を省くなんて、よくもまあって感じですね。これからのフィギュアは坂を転げ落ちるように急速に衰退していくのみ。まさに自殺行為そのもの。ゆづ君が築き上げてきた、人生を賭けて戦い抜いてきた道程を木っ端微塵にぶち壊してしまうようなフィギュア界の呆れた方向性。誰もAIを導入することは微塵も考えていない!?もう、別の組織を打ち立てた方がいいですね。「国際フィギュアスケート連盟」なるものを。
>零様
零さん、こんばんは。
音の解釈と繋ぎを演技構成点から排除するって、ますますジャンプ偏重ルールに
ロシアは持っていきたいのでしょうね。いままで築き上げてきたフィギュアの芸術性を軽視するなら、
もうジャンプ大会でいいと思います。
オネエさまこんばんは。
ISUは正気ですか? いえ、狂気沙汰なのは今に始まったことではありませんでしたけれど。
「音楽の解釈」と「要素の繋ぎ」が無くなったらもうブツ切れでも要素だけレベル上げてジャンプ跳べばいいって方向にまっしぐらじゃないですか、3要素あれば充分って、5要素でも明らかに演技構成点抑え付けられてない? って選手目立つのに3要素なんてことになったら1要素に評価項目が詰まりすぎてプロトコルから読み取りにくくなってこれ幸いとジャッジが悪用する未来しか見えないですよ?
今でさえロビー活動が〜とかコーチの後ろ盾が〜ジャッジの買収が〜とかでスポーツにあるまじき話だらけでファンとして頭抱えてウン十年なのに、AI導入論から頑なに耳をふさいでテクニカルジャッジの信頼性が地の底に落ちかけなところにプログラムコンポーネンツの信頼性にもトドメを刺すつもりなんでしょうか。
オランダの提案は、分けてからAI導入の流れに持っていくという思惑がもしあるのであれば今よりはAI導入のハードルが下がるのかな、とちょっとだけ期待します。
でももう正直、そんなに身体能力推ししたいんだったらジャンプ部門作ったらいかがと思っています。アイスダンスがスケーティング特化で、シングルペアが総合なら、跳ぶだけの部門作ってもいいと思いますよ?
陸上の高跳びみたいに、シングルダブルトリプルクワドとレベル上げする形式で。流石にジャンプだけを判定するならAI無しでもジャッジも私情入れにくいでしょうし。
それで既存のカテゴリーが荒らされなくなるならむしろ応援したいですよ。
既存のカテゴリをこれ以上荒らしたらもうフィギュアスケートの魅力が失われる一方でファンにそっぽ向かれるだけだと思いますから。
>ひなた様
ひなたさん、こんばんは。
そうですね、もうジャンプ大会という競技を新たに作ったらいいと思います。
ロシアこそ芸術性を大事にするものだったのに、今は勝つことばかりでクワドにしか
フォーカスが集まらない。いっそのことジャンプなしの部門も作った方がマシですね。
ひゃあ‼︎
こんな意見が出ても誰もたしなめる人がいないとは… ロシアは芸術大国じゃなくなったのですか? それならジャンプ大会(大リーグのホームラン競争のような。)とスケート大会にわけたら?
悪いけど見たくなくなるかもです(泣)
羽生君のような胸を打つ演技を誰も目指さなくなるかも知れないと思うと悲しい。
>あじさい様
あじさいさん、おはようございます。
フィギュアから芸術性を取ろうとしている動きがロシアから出ていることに
びっくりですよね。
私は個人的には、ジャンプの点数はAIで公平に判断してもらい、バレリーナではなくスケーターなので、柔軟性に重きを置くのではなく、深いエッジワーク、ターンやステップのエッジ捌き、スピンのポジション、同じ場所で回ってるかとか、スケーティング技術に重きを置いて評価して欲しいと思います。それ以外は表現力に関する項目を1つ入れて貰えば良いと思っています。でも、項目を減らしても贔屓したい人は贔屓されるだろうし、変わらないような気もしますが(汗)前から、エテリ組の点数を上げるための忙しい振付はスケーターの評価でなく、振付師部門を設けて、評価されればいいと思っていました。でないと、やったもん勝ちで評価されたんじゃ、スケーターが可哀想な感じです。審査員もあんなにハードルを上げてしまって、ロシアの他のコーチ、エテリ自身もワリエワ以上の選手を育てられるのか疑問です。
>あい様
あいさん、おはようございます。
確かに項目を減らしたところで、採点するのは「人」なので、
何も変わらないですよね。AIで出来ることを増やしてほしいと思います。
オネエ様、こんばんわ。
詳しく紹介して下さってありがとうございます。
ロシアとアメリカ以外の国が反対して今のままの5コンポーネンツを死守して欲しいです。フィギュアはどんどんひどくなってますね。
羽生選手の技術と芸術の融合した高難度のプロをできる選手が他にいないからかもしれませんが、羽生選手の演技が否定されているようで悲しいです。
>みかん様
フィギュアがどんどんおかしな方向性へ向かっていますよね。
特定の国、選手を勝たせたいが為のルール変更ばかりしてきた結果、
芸術性がなくなってしまうだなんて。
私はマッシさんの意見が聞きたいです。
西ヨーロッパ陣営は反対すると思うのですが。
>ゆきっちょ様
来年6月のプーケットでの理事会で、
他の加盟国がまともな意見を言って反対してくれると良いのですが。
今頃 すみません~。
わたしは 減らすの賛成です。PEとINの違いがよくわからないし、繋ぎに関しても構成に含まれると思うので・・・。
>なっこさん様
今の演技構成点、ジャッジがそもそもきちんと要素ごとに理解していないのでは?
と思ってしまいます。