ロシア選手権で表彰台を独占した教え子を祝ったエテリ氏が、自身のSNSでまだ正式発表されていない五輪代表に選出と発言。
トゥクタミシェワとシェルバコワのどちらを代表3枠目にするのか、ロシアでは様々な議論がヒートアップし大揉めに。
そしてイタリアでは五輪代表メンバーが発表され、来週から始まる全米選手権に怪我で欠場していたテネルも復帰へ。
コーチがフライング発表?大揉めの五輪代表選考で議論がヒートアップに!
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私たちの女の子、おめでとう。
カミラ・ワリエワ、アレクサンドラ・トゥルソワ、アンナ・シェルバコワはロシア選手権で表彰台を獲得し、
2022年オリンピック代表に選抜されました。
エテリ氏が、自身のインスタでロシア選手権で表彰台を独占した教え子達を祝福しているのだけど、
すでに五輪代表に選出されたと報告しているのよね。
ワリエワはともかく、確か、まだロシアスケート連盟では正式な発表はなく、ヨーロッパ選手権での実績を踏まえて最終的な発表じゃなかった!?
ただ来月のヨーロッパ選手権への派遣もこのメンバー。
すでに決まったも同然よね。
【ヨーロッパ選手権派遣メンバー】
女子シングル:ワリエワ、トゥルソワ、シェルバコワ
補欠:トゥクタミシェワ、フロミフ
男子シングル:コンドラチュク、コリヤダ、セメネンコ 補欠:モザリョフ、グメンニク、サマリン
ペア:ミーシナ&ガリャモフ、ボイコワ&コズロフスキー、タラソワ&モロゾフ
アイスダンス:ステパノワ&ブギン、デイビス&スモーキン、シニツィナ&カツァラポフ
よほどのことがない限り、トゥクタミシェワが代表入りする可能性は限りなく低くなってしまったわね。
ロシアではクワドジャンプを構成に入れないと、代表入りできない現実。
さらにコーチの力(エテリパワー)と連盟の関係性が決定に大きく作用している。
今回の全日本フィギュア女子代表選出にも、若さ重視、3A重視と言った強化部長の後付け理由の他に、
コーチ、木下グループの何か力が作用しているように思えてしまう点は酷似しているわね。
Not sending Elizaveta Tuktamysheva and Andrei Mozalev to Euros is an absolute crime. #FigureSkating
— Jeremy Ten (@j3r3bear) December 27, 2021
カナダ選手権で3度のメダルを獲得したジェレミー・テン氏は、
Twitter上で、
「トゥクタミシェワはミスがあったものの、現時点ではより安定したスケーターで、シーズンを通して向上しているのに対し、シェルバコワは最後まで戦い続けたが)弱くなっていることがわかる。リーザは、代表争いする選手であるべきだし、少なくとも、ユーロで対決させるべきだ」
というファンからの意見に同意した上で、
「トゥクタミシェワとモザリョフをヨーロッパ選手権に出場させないのは本当の犯罪だ」
と疑問を呈しているのよね。
男子シングルでは、ロシア選手権で3位に入ったモザリョフが補欠になり、4位だったセメネンコが欧州代表になっているのだからね。
また、リーザとシェルバコワのどちらが五輪代表になるべきかをメディアに問われたプルシェンコ氏は、
「リーザは3Aを2本やりましたが、これはとても難しいプログラムでした。シェルバコワは4回転フリップをしようとしたのだが、うまくいかなかった。3Lz-3Loのコンボのミスもありました(実際のジャッジはGOEでたったのマイナス0.67)。
みんなで見て、みんなで理解する。今はコメントもインタビューも一切していませんし、8カ月間マスコミとも話していないんです。誰もがすべてを理解し、誰もがすべてを見ている。二人のどちらがが本当に調子がいいのか、私だったらテストスケートします。
シェルバコワのトレーニングを見たが、まったく調子が悪かった。練習では4回転を1回もやらなかった。もしかしたら、連盟が何か考えてテストスケートをするかもしれません。どちらが代表の3番手になるかは、まだ正確な話ではないと思います」
※参照:sports.ru
リーザの安定性か、シェルバコワのクワドが入ったジャンプ構成か、、、
なんだか日本の舞依ちゃんの安定性と、河辺の3A入りの高難度ジャンプ構成と似ている部分があるわね。
あたしだったら四大陸に舞依ちゃんと河辺を派遣させて、競わせてから3枠目を決定させるけどね。来季の枠取りが懸かる世界フィギュア選出だって安易すぎなのよ。
万が一枠取れなかったら、大変よね汗
話を戻して、
ヨーロッパ選手権に出場することさえ叶わないリーザに、プルの提案するテストスケートはあたしも賛成。
今リーザのファンが、五輪代表への署名活動をしているわよね。だったら、誰もが納得する(それは難しいかもしれないけど)ように、
実際にふたりをもう一度競わせて、忖度なしの公正なジャッジで見定めるべき。
テススケ何度やろうが、ジャッジの忖度あったらお話にならないからね。
プル氏の意見に、シェルバコワが所属するサンボ70ディレクター、ライシェフ氏が大反論。
「プルシェンコは何を企んでいるのか、何を気にしているのか?フィギュアスケートに無関心なのでしょうか?彼は自分の時間を過ごした。彼は素晴らしい仕事をしていた。弟子のことだけを心配しているのならいいのですが。教え子のムラビヨワは、明らかに負けてたね、良い子なのに。
シェルバコワとトゥクタミシェワについては、彼には関係ないことだ。彼より優れたスペシャリストがそこにいる。
フィギュアスケートには独自のルールと法則があります。それはゴルシコフ氏(スケ連会長)とチャイコフスカヤ氏が率いるコーチング評議会によって決定されます。私も何かを提供することができます。しかし、彼らが同意するかどうかはまったく別の問題です」
※参照:sports.ru
プル氏の意見の方がよっぽどフラットに思えるけど!?
ライシェフ氏は、フィギュアスケートの独自のルールって言ってるけれど、公正のルールじゃなくて、
冒頭でお話したコーチ、クラブチームとスケ連の関係性のことを指しているわよね。
ロシアでは代表選考について、選手の立場や状況に立って、様々な議論が出てきているけれど、
日本の代表選考の選出について、異論を唱えるものはいない。なんだかそれももどかしく感じてしまうわ。
☆合わせてお読み頂きたい
🇮🇹 Italy’s Olympic Team
Women:
Lara Naki Gutmann (team event)Men:
Daniel Grassl
Matteo RizzoPairs:
Nicole Della Monica / Matteo Guarise
Rebecca Ghilardi / Filippo AmbrosiniIce dance:
Charlène Guignard / Marco FabbriSource: https://t.co/lnUYP0B0Ck
— Anything GOEs (@AnythingGOE) December 27, 2021
イタリアの北京五輪代表メンバーが発表に。
男子は、ダニエル・グラスル、マッテオ・リッツォ。
女子はそもそも出場枠がなかったのね。団体戦だけ1名出場に。
コストナーの出場可能性は消滅してしまったわね、、、涙
Skating on the frozen lake for the simple pleasure of doing it, accompanied by the sound of the blades, the crisp air and the sun's rays of a beautiful day ☀️ pic.twitter.com/NHhp05TA2F
— Carolina Kostner (@msKOSTNER) December 12, 2021
何にもとらわれずに、湖の上を優雅に自由に舞うコス姐が大好き!
これからも彼女の美しいスケーティングが見たいのよ。
アメリカのブレイディ・テネルが、足の怪我からの回復について語りました。
今シーズンの国際大会の出場はすべて辞退したが、全米選手権には出場する予定です。
「今年は定期的にああ、良くなってきたなと思うことがありましたが、氷の上でトレーニングを始めると、ああ、もう歩けないし、振り出しに戻ったと思うのです。私は楽観的に考え、すべてうまくいくと信じるようにしています。
私はファイターだから、そう簡単にはあきらめない。だから、時間とチャンスがある限り、戦い続けるつもりだ」
全米フィギュアスケート選手権は、1月3日から9日までナッシュビルで開催されます。
※参照:sports.ru
今季ずっと競技会を欠場していたテネルが、全米選手権に出場するのね。もう開催まで1週間切っているわ!
男女シングル五輪枠は共に「3枠」。そしてロシア選手権同様に、全米選手権でもどれだけの銀河点が出るのやら、、、
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愛のオネエサロン
『コーチ、木下グループの何か力が作用しているように思えて
しまう。』
年の瀬の諸々、放り出して全日本の羽生選手の余韻に
浸りまくってます。オリンピックシーズンの全日本は
毎回、緊張感満載で、特に女子は凄かった。樋口選手には
貰い泣きし、失敗しない舞依ちゃんのミスに(◎_◎;)
昔、応援してた恩田選手などがいた頃の全日本で、
誰一人ミスしなかった緊張感満載の回が印象に残っています。
(当時の公平とはかけ離れた偏向報道も酷かったけど。)
今回の五輪出場選手発表を聞いて、直ぐ思ったのは、
冒頭のおネエさまの言葉です。
海外の識者が、羽生選手の扱いに対して
『政治、派閥は介在すべきではない』と
言っていた言葉が浮かびました。
この時代に、不透明な選択が通用すると思って
いる人たちが組織の中枢にいることが信じられません。
それに対して何の追求、発信もしない関係者やメディア。
どれだけの圧力があるんでしょうか?
ツイッターはしませんが、選手本人への誹謗中傷があるとか。
選手には何の非もありません。悪いのは連盟です。
「若い」発言も質問に窮したとっさの発言かもと?
毎日、たくさんの情報ありがとうございました。
また、来年も楽しみにしています。
でも、お体だけはご自愛くださいね。
良いお年を(*^-^*)
おねえ様
私も舞依ちゃんが今回外れた事に納得がいきません。表彰台に乗れなかったのは残念でしたがグランプリシリーズでは結果出してるし全日本でも僅差でしたのでせめてワールド選出は舞依ちゃんだと信じてました。ワールドは枠取りもありひとりは安定感の舞依ちゃんでしょう。
かなだいの四大陸、ワールドにも、やはり納得がいきません。小松原組はコロナで激減した試合経験をオリンピックまでに加える為に行くべきだと思うし、そこには日本に入れなかったコーチもこれそうだし、かなだいがワールドで10位以内にはいれるとは到底思えない。スペインですら2枠取れていないという世界の現状を知らない人たちが、アイスショーの広告になるとしか考えずに言ってるようにしか思えません。二人で転けたらフリーにも出られないのが世界だと事実を直視することになるのだろうと思いますけど…。
YouTubeでロシア選手権の記者会見で
とある記者がシェルバコワに
「トゥクタミシェワは2回3Aを着氷したのに、あなたにウルトラCジャンプがなかった。
なのに最終的に15点も上回った。
これに対してどう思うか?
オリンピック選考の需要な大会で。」
みたいなことを質問してた時の
ワリエワとトゥルソワの反応。
シェルバコワは大人の対応でさすが!昔から記者会見上手なんて拍手しそうだったけど、
かつてコストルナヤ がエテリから離れたら点数が減ると思ったという言葉の意味。
エテリンパワーですかね。
オネエ様 おはようございます。
先日のロシア選手権では、リーザもシェルバコワも調子が悪かったですね、お互いプレッシャーだったのでしょうか?リーザが可哀想という感情論ではなくて数字で見ると、ナショナルに限らず3月のワールドとGPS2戦の順位と総得点は全てシェルバコワのほうが上回っているので、五輪枠に選ばれるのはシェルバコワが妥当だと思います。
どちらかと言うと議論するのは、ワールドでリーザより成績が下位でGPSに1戦しか出場しなかったトゥルソワのほうですよ。出来ればワリエワが欧州選手権に出場せずに、リーザ・シェルバコワ・トゥルソワの3人で最終決戦するのが理想なんですけど、ワリエワも欧州→五輪→ワールドとタイトル総取りのチャンスがありますから、そうはいきません。ロシアの女子は選手寿命が短いので、ピークの今、獲れる時に全部獲って欲しいものです。
今回のリーザとシェルバコワの五輪枠問題の原因は、実はエテリの娘の五輪枠当確からのような気がします。オネエ様 、アイスダンスのSPとFPをご覧になりましたか?詳細は省略しますが凄いドラマがありまして、反エテリ組の怒りが女子シングルに飛び火したみたいで、そこにリーザのファンと結びついて大揉めになっていると思います。
あくまで疑惑ですが、エテリ組が娘の五輪枠や男子シングルで自国の選手よりもジョージアのクビテラを優勝させたのが本当なら、露スケート界で相当な権力とパワーを持っていることになりますね。ところでクビテラ、欧州に出場するので世界ランキングが上がり、五輪のSPでは最終グループに入りそうです。別に好き嫌いがある選手ではないですが、なんだかなあって、カンジです。
オネエさま、こんにちは!
舞依ちゃん…、「あと数点PCS出してくれてれば!」みたいな気持ちがあったのですが、
冷静になってみれば、あと1点出てたら、その後の滑走の子達にも追加で1点出しただけだろうなと思えてきました。ぐぎぎ…
河辺ちゃんには頑張ってほしいですが、舞依ちゃんのことはこれまで以上に推したくなりました。
ロシアは八百長隠す気もなさそうですが、日本はもっともらしく若さだとか何だとか後付けしてくるから余計ムッとしますね。
改めて考えると若さってなによ!出てる子全員若かったわよ!と言いたくなりました。