氷上にたくさんのおみ足が。
これって何だと思うかしら!?
あんた氷上でゲートボールよ!
そんなわけないでしょ笑
ちょっと異様とも見えるこの光景。
実はれっきとした
フィギュアスケートの競技、
規定演技=コンパルソリー
なのよ。
課題の図形を描きながら、
滑走の姿勢と
滑り跡の図形の正確さを競うのよ。
あら、ジャネット・リン!
笑顔もなければ、曲もなし、
衣装も地味の
見ていて退屈な競技と思われていたのよね。
でもね、
これこそが、
フィギュアスケートの原点だと思うのよね。
特に滑走の姿勢は
今でもとても大事だし、
エッジワークを正確に使えるように
なるというのも、
今に繋がっているはずなのよ。
インスタ映えならぬ、TV映えしない中で、
次第にコンパルソリーの比率も下がり、
1990年に廃止されてしまったのよ。
ツッコミどころ満載の
みどりの前髪の逆立ち具合と、
満知子のどデカ眼鏡だわ笑
このコンパルソリーがなければ、
カルガリーオリンピックでメダル確実と
言われていたのが、
伊藤みどりだったのよね~
そして1972年の札幌オリンピック。
この大会でもコンパルソリーがなければ、
優勝していたのは、
ベアトリックス・シューバでもなく、
(彼女フリーはなんと7位だったのに、
コンパルソリーで1位だった為にそのまま優勝したのよ。)
札幌の恋人、ジャネット・リンでもなく、
カナダのカレン・マグヌッセン
だったのよね。
この時の解説の方が
外国被れで喋りが優雅なのよ笑
この時はコンポウォスリィ(コンパルソリー)が6で、フォリースケイティン(フリースケーティング)が4だったんですね。
彼女の持ち味は
見ていて気持ちいいぐらいの
リンクを駆ける、
圧倒的なスピード感。
当時難易度の高いジャンプと言われていた、
ダブルアクセルを
軽やかに跳んでしまう
ダイナミックさ。
そしてこの跳躍力!
これは1970年の
ワールドの演技なんだけど、
その演技最後まで衰えぬスピード感に
彼女の持ち味であるアグレッシブさを
強く感じたのよね。
キスクラもまだなかった頃だから、
こうしてリンクで得点を待つのも
今では新鮮よね!
ピース!とか
お茶目なカレン。
この愛らしさで、
日本で絶大な人気を誇った、
ジャネットリンと共に、
テレビで皆が
フィギュアスケートを見るという
今では当たり前のことなんだけど、
その大きな流れを作っていったのよね。
余談だけど、
札幌オリンピックの聖火ランナー。
氷上を滑りながらの
当時高校生の辻村いずみさんよ~。
優雅な登場よね!
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View Comments
Tomoさん、チケット争奪戦のお疲れは取れましたか。
コメント内容が前のブログのものになっててスミマセン。
私は最初からお茶の間組なので、皆さんのチケット購入に賭ける意気込みを臨場感たっぷりに読ませていただいてました。
当たった方はおめでとうございます。
生の演技を見れるなんて羨ましいです。
今回、購入出来なかった方々も、気持ちは1つにして、応援しましょう!
それにしても、ジャネット・リンはショートカットがキュートですが、優勝した選手とコーチは『奥様は魔女』みたいですね。
衣装も今と違って首が詰まって、生地は厚みがあって少し重そう。スカート部分が長ければ、普段着になりそうなデザインだし。
この頃の選手とかは未知ですが、Tomoさんが色々紹介して下さるので、フィギュアへの興味が益々広がって嬉しいです。ありがとうございます❤
>マルタ様
そうですね、いろいろな応援の形は
あれど、気持ちはひとつですものね。
一緒に応援しましょうね!
カレン、確かに「奥様は魔女」って言葉がぴったり!
確かこの時代はスケート靴も重かったと聞きますから、
今の軽量化があればジャンプももっと違っていたかもしれないですね。
非常に興味深いですね!
フィギュアの歴史、興味深いです♪
spがコンパルソリーだったですね。
あんなにジャッジが近くであんなに大勢?相撲の審議より物々しい。緊張~。
コンパルソリーが重要とはいえ、もしフィギュアが全員黒タイツでコンパルソリーのみだったら見ないかも…^^;
お衣装、音楽振付楽しみなので…
>きんせいか様
コンパルソリーがあったからこそ、
フリーがとても華やかでその名の通り自由な
のびのびとした演技が伝わってきますね。
あの物々しい雰囲気、わたしは緊張してしまい
絶対無理笑
でも最初ゲートボールしてるかと思いましたのよ笑
オネエさま、カレンの記事をありがとうございます。
札幌オリンピックでは規定とフリーでしたが、それからショートプログラムができて、しばらく規定、ショート、フリーの三本立てでしたね。
フィギュアスケートの名前の由来にもなっているコンパルソリは、技術を判定する究極のエレメントだと思うので、パーセンテージは低めでも、あってもいいかなと思います。
それにしてもカレンって映画スターみたいにゴージャスなスケーターでしたよね。
>じゅりあん様
こんばんは、じゅりあんさん。
規定、SP、FPとスケーターは大変でしたよね。
規定はフィギュアの基礎となる部分ですから、何かしら
あってもいいですね。
カレンのパワフルかつゴージャスな演技、
とても引き込まれました。そしてピースなど
とてもチャーミングなところも持ち合わせていましたね。
彼女のダブルアクセル、手の置き方が大好きなんです。
カレン・マグヌセンの記事、ありがとうごさいました。
当時のスケーター、滑りがとても美しい。姿勢が良いなあと改めて思いました。早くスピード出して滑ろうとして足に力を入れると前屈みになるじゃないですか、だけど、この頃のスケーターは早くはなかったかもしれないけどスピード感がある。氷の上でくるくる無理なく回転してるなあと感じました。バレエジャンプもとても美しい。
これはコンパルソリーをずっと続けていたことの表れなんだろうなと思います。基礎って本当に大切なことですね。
競技の面では退屈ですが、練習する意味ではとても重要だなと今も思います。スケート靴を履いてエッジに乗る、それを完璧にする技術ですもんね。
私が趣味でスケートしてることはちょっと伝えたことありますが、レッスンコースでコンパルソリーがあればいいなと思うことがよくあるんです。危険ではないし、スケートする醍醐味は充分味わえるし、それこそ何歳になってもやれることなんじゃないかなと。←選手レベルのような難しいターンの組み合わせじゃなければ。
>くりかのこ様
仰る通り、スケーティングが美しいですよね。
コンパルソリーという試合としては華のないものかも
しれませんが、基本に忠実であるからこそ、
より演技に美しさを増すのだと、当時の演技から
学ぶことはたくさんあります。
くりかのこさんが実際にリンクで滑られているお話は以前されて
おりましたよね。
わたしも年に数回ですが、神宮スケート場に
滑りに行くこともあるんです。
小さい頃、千葉の稲毛にマリンピアという商業施設の中に
スケートリンクがありまして、よく滑っていたのが
懐かしいです。基礎を大事にはどの物事にもあてはまりますものね!