ドーピング疑惑の渦中だった、北京五輪女子フィギュア金メダル最有力候補のワリエワ。
アンチ・ドーピングを担う国際検査機関ITAが公式声明を発表し、ワリエワからドーピング陽性反応が出たと報告が。
12月のロシア選手権の時に採取されたもので、今後IOCやISUが資格停止処分の解除の決定を不服として訴える権利を有しているが?
ショックすぎる公式声明が!ワリエワは陽性反応とドーピング検査機関
ITAがフィギュアスケートのカミラ・ワリエワ選手について報告
2022年北京冬季オリンピックのアンチ・ドーピングを担う国際検査機関(ITA)は、カミラ・ワリエワ選手の事例についてお知らせします。
まずITAは、北京のロシア・オリンピック委員会(ROC)代表団のメンバーであるカミラ・ワリエワが未成年であるため、世界アンチ・ドーピング規程に基づく「保護されるべき者」(この地位は16歳未満の者に適用)であると強調する。そのため、当事者は彼女の名前や彼女が関与している可能性のある事件の公開を義務付けられることはなく、公開は事件の事実と状況に応じたものでなければならない。
北京五輪フィギュアスケート団体競技のメダル授与式が延期された後、一部のメディアが彼女に同様の保護を与えず、非公式な情報に基づいて大きく報道したことを見て、ITAは、公共の関心の高まりによる公式情報の必要性を認めています。
時系列的に事実を述べると、昨年12月ロシア・サンクトペテルブルクで開催されたロシア選手権において、ロシアアンチ・ドーピング機構(RUSADA)の検査権限及び結果管理権限の下、当該競技者の検体が採取された。スウェーデンのストックホルムにあるWADA公認の検査機関から、このサンプルから非特定禁止物質※(注)トリメタジジン(分類はS4.)に関する有害分析所見(AAF)が報告されました。世界ドーピング防止規程の禁止リストに基づくホルモンおよび代謝調節物質)に対する有害分析所見(AAF)が2022年2月8日に報告されました。これを受けて、同選手はRUSADAにより即時の暫定的資格停止処分を受けました。
※(注)「トリメタジジン」は、血管拡張や血流促進作用のある禁止薬物で、一般的には狭心症など心臓の病気の治療に使用
2022年北京五輪に適用される IOC アンチ・ドーピング規則第 15 条に基づき、RUSADA が暫定的資格停止を科した決定により、当該選手は暫定的資格停止期間中、2022 年北京冬季オリンピックを含む全てのスポーツへの参加を自動的に禁止されました。
本件は、北京五輪に先立ちRUSADAが検体を採取したため、IOCの管轄外であり、ITAが直接管理するものではありません。IOCドーピング防止規則に従い、ITAは直ちに、RUSADAが同選手に課した暫定的な資格停止処分がIOCを拘束し、同選手は冬季オリンピック大会期間中の競技、トレーニング、コーチング、いかなる活動への参加もできない旨を同選手に通知しました。
本件はIOCの管轄外であること、また、上記の被保護者としての地位を考慮し、ITAは、未成年者である当該選手の身元を保護し、当該選手の身体的及び精神的保護のために必要な全ての措置を確実に実施するために、通知後本件を公に開示することを控えた。その間、すべての正当な法的手続が開始された。
競技者は、2022年2月9日に RUSADAに対して暫定的資格停止処分の賦課に異議を申し立て、同日に審問が行われた。2022年2月9日夜、RUSADA規律ドーピング防止委員会は、当該競技者の暫定的資格停止処分の解除を決定し、2022年冬季オリンピック北京大会への参加を継続させることとしました。暫定的資格停止が解除された根拠を含む理由ある決定は、近日中に関係者に向けて発出される予定です。
世界アンチ・ドーピング規程に基づき、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)、国際スケート連盟(ISU)、RUSADAおよびIOCは、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に暫定的資格停止処分の解除の決定を不服として訴える権利を有します。IOCは、選手が参加する予定の次の大会(女子シングルスケート、2022年2月15日)までに決定が必要なため、RUSADAによる理由ある決定を待たず、上訴権を行使する予定です。
オリンピックに関するIOCのアンチ・ドーピング・プログラムがITAに委ねられたことを受け、ITAはIOCに代わってCASへの訴えを主導することになりました。
B検体の分析を要求する競技者の権利を含む、明白なドーピング防止規則違反の是非に関する手続は、RUSADAにより順次追求されることになる。
フィギュアスケートのチーム競技におけるROCチームの結果に関する決定は、本件の完全なメリットに関する最終決定がなされた後にのみ、ISUが行うことができる。現在開始されている手続きでは、暫定的な出場停止処分にしか対処できない。
この件に関する法的手続きが最終的に終了していないことを考慮し、ITAは追加的なコメントを出すことはない。この件に関する更なる情報は、公式声明の形で発表されます。
※参照:ITA
ワリエワのドーピング疑惑で、様々な憶測の報道が飛び交っていたけれど、
ようやく選手のドーピング検査を担う国際テスト機関ITAが、公式声明を発表したので、まずは全文を紹介させて頂いたわ。
事の経緯から書かれているけれど、要約すると、
【ITAの公式声明要約】
昨年12月のロシア選手権でのドーピング検査でWADA(世界アンチドーピング機構)が禁止薬物としている、「トリメタジジン」について陽性反応が出た結果が今月8日に検査機関から届き、
RUSUDA(ロシアアンチドーピング機構)が一時的な資格停止処分としたけれど、ワリエワ選手側からの抗議が認められ、処分は解除された。
IOCはこの決定に対して不服申し立てをCAS(スポーツ仲裁裁判所)に行う方針で、ITAがその手続きを代行すると。
なぜロシア選手権での検査結果陽性が今頃と思うのだけど、ヨーロッパ選手権は?
まず一番問題なのは、ワリエワがドーピングを使用していたという事実。
これ15歳だからとか年齢じゃなくて、本人が同意の元だったのか、もしくは本人が知らず周りの大人達が彼女に与えていたのかについてを
きちんと調査しないとダメなのでは?
専門家の見解としては「15歳が常用するような薬ではない」との声も出ているし、
もしワリエワが何も知らずのうちに常用していたとしたら、まず彼女の健康はどうなるの?そして彼女の競技人生はどうなるの?
人の健康や人生までもダメにして、そこまで金メダルが欲しい!?
ドーピング陽性が確定しているスケーターを、五輪に出場させること自体恥ずべきことなのでは?
当時13歳のロシアスケーターの少女が、
「安定して演技をするにはどうすればいいですって?たくさん薬物を飲むことよ。安定した演技ができるわ。ただそれだけ。ただ『正しい』薬物を飲まなければいけないけど」
こんな発言をすること自体に驚いたものだわ。
ロシア女子スケーターが、多種クワドジャンプを跳ぶようになり、他の国は追随さえできなくなった。
でも、今回ドーピング疑惑から、陽性確定の事例が出たという事実はもう拭うことは決してできない。
ワリエワサイドが抗議して、処分は解除されたまま個人戦に出場し、結果を残したとしても誰が心から祝福できる!?
そしてフィギュアスケートを日々懸命に努力を重ねて、この大舞台に辿り着いた他の選手達はどう思う!?
もちろんワリエワだって努力を重ねてきたでしょう。
でもそこにドーピングの力があるのだとすれば、彼女の演技を純粋に称賛できなくなってしまうわよ。
そもそもドーピング問題で「ロシア」として出場できないことを考えたら、
あたしはワリエワが個人戦に出るべきではないと思うし、チーム団体戦の優勝も取消にするべき。
ただ何度も言うように、もし彼女が何も知らずに周りの大人達に操られていたとしたら、そこを徹底的に洗いざらいにしないと、
また繰り返すことになるわよ。
近年の女子フィギュアの活躍には目を見張るものがあり、
特にワリエワは技術と表現力のバランスも兼ね備えたフィギュア界をリードしていく存在だと思っていただけにショックだわ。
IOC、そしてISUの正しい判断を待ちたいわね。
☆合わせてお読み頂きたい
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オネエさまー涙涙
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もうもうワリエワのことがショックすぎて。。
何があったかわかりませんが、
共産国家の国民への圧力を想像すると、何かを飲めと言われれば大人だって断れない状態に追い込まれるんじゃないか…なんて考えてしまいます。
そして、組織の中で1人だけやらされるってことある…?とも…。
この期に及んで試合に出したがるロシアにも愕然とします。IOCの一存で欠場判断ができず仲裁所にいくのって不思議だなーと思いますが、出すはありえないと信じたい。。
陽性出たのに万が一これで出て勝ってしまったら、彼女に残るのはメダルじゃなく一生ものの地獄ですよ。彼女がしてきた努力はぜんぶ台無しになったんだと思うと、言葉もないです。。
オネエ様、はじめまして。いつもブログ楽しんで拝見しております。^^
さてワリエワのドーピング陽性反応……
12月の検査結果をなぜこのタイミングで、という疑惑も残りますがオネエ様に全面同意です。
陽性反応が出たのは事実で、ワリエワ選手は出るべきではない。そういうルールですし真面目に練習して勝ち取った他スポーツ選手に対しても競技に対しても失礼です。
ですがTwitterを見たら擁護が多くて驚きました。15歳だからと温情をかけてたら何でもアリになって崩壊してしまう……。
ロシアはそこまでして金メダルが欲しいのでしょうか。ROCとして出てる立場をまだ理解できていないのでしょうか……。
何にせよ大人に利用された形のワリエワ選手が可哀想でなりません。
見世物となって飼い殺しのような状態の今もメンタルが心配です。練習風景の写真を見ましたが顔も青ざめて……周りの大人が惨すぎます。本人もこのような事になって今も出場したい意向なのでしょうか。周りの方が金メダルが欲しいように見えます。悪い事は悪いと答えを出してあげた方が優しい気がします。。
出るべきではないですが、もし万が一出場になったとしてあの美しい演技を純粋な気持ちで見れない事も残念でなりません。
思い返せばシニアに上がり急激に本数が増え演技が安定したことや息が上がらない事に違和感抱きますもの。
何にせよ今回のオリンピック、高梨沙羅選手の件といい釈然としないですね……もっとスッキリとした気持ちで選手を応援したかった。スポーツを楽しみたかった。
何か裏で別の思惑が動いてるように感じてしまいます。。
これからどうなるか予想がつきませんが、ドーピング陽性反応という事実は残りますよね。フィギュアスケート界に大きな疑惑の影が....。
私も出場禁止を支持します。ドーピング罰則ルールが適用されるのは15才(16才?)以上でしたか、でも例外作ると子供へのドーピングがこっそり行われそうで怖いです。
ドーピング陽性反応といえば、ドイツのスピードスケート・レジェンドで北京にも参加してるクラウディア・ペヒシュタイン49才も2010年陽性で2年間資格停止処分。彼女は旧東ドイツ出身で当時ドイツでは「やっぱりね」という反応でしたが、クラウディアは「私は違反してない。」と戦い、後にドーピングではなく遺伝によるものであるという診断を得てます。2年間のブランク後も蘇ったのですが、ワリエワにもひょっとしたら何か複雑な背景があるかも。ただ、それを証明するには、検査やら法廷やら、長い時間に大変なお金もかかることでしょう。
オネエ様
私も出場停止が妥当だと思います。一般的な市販の風邪薬に処方されている事の多いエフェドリンだって禁止薬物で、陽性反応が出れば処分は免れません(うっかりドーピングってヤツですか?)それくらい厳しいはずです。2ヶ月前の検査だから、15歳だからと許されて良い事ではないです。
仮に出場して結果を出したとしても、誰が純粋に称賛できますか?
もちろん、15の子供が自分の考えだけでそのような薬物に手を出すとも思えません。きちんとこれを主導した大人を突き詰めて処分すべきです。
ワリエワ嬢にはあまりに酷いですが、それが筋のはずです。
私も全くの同意見です。彼女がこのまま金メダルを取ってしまったら、全世界からバッシングの嵐が来るでしょう。将来のキャリアも潰されてしまいます。ワリエワが個人的に薬を飲んだとは思えないので、薬を飲まされたせいで努力が水の泡になってしまうのはあまりにも酷です。元々薬などなくても十分素質のある選手なのに、こんなことになってしまって気の毒です。きちんと操作をしないと、このような悲劇がまた繰り返され、スケーターの未来が奪われてしまうでしょう。
操作→捜査です。失礼しました。
今偶然見つけたんですけど、ISOのTwitterでエテリとグレイヘンガウスが婚約を発表した、というのですが・・。結婚するというのは本当にストレスフルなことなので
今回のワリエラのドーピングの罰金を免れることにする。新郎新婦を邪魔するのはフェアでない、と言っています。真偽のほどはわかりませんが。
https://twitter.com/KOSTONlON/status/1491882349403021327
第三者機関があるから明るみになるドーピング。
第三者機関がないと不正採点を訴えても一部のジャッジしか処分しない?
プロトコルも修正しない?
ほんとこの数年モヤモヤしっぱなし。
オネエさま、
ドーピングの件、決着に時間がかかりすぎですよね。該当者が未成年であることで、慎重に事をすすめるのは分かりますが、連日、スケート以外のことでネットや誌面を一面を飾ることになっている現実を15才の子供が対処できるわけがありません。
メンタルが本当に心配。
団体戦がおわった後にワリエワを抱き締めて、勝利を共に祝った「大人たち」はどこに消えたのでしょうか?こういう時こそ、出番なのでは。
個人戦SP練習のあと、1人で顔を隠しながらメディアの前を通過する彼女を見ると、本当に心配になります。
当時13歳の選手が言っていた、“正しい薬物“って何なのでしょうね。正しい薬物ならドーピングではないってこと??
いずれにしても陽性が確定してしまったことで、残念ながら拭いきれないネガティブな印象がついてしまった。
今大会は諦めてクリーンに次を目指すべきかと思います。それだってものすごく過酷だと思いますが、このまま今大会に出続けるよりは遥かにワリエワの名誉が守られます。出るならアスリートとしてではなく、政治利用された犠牲者としてしか後世に残りません。