4月冒頭に行われたISU理事会。ロシアとベラルーシの出場停止は緊急措置の為に、ISUが新しいルールを作ったとの情報が。
各国の連盟に意見を求めた上で、最終的には投票で出場停止を決定する案が出ているけれども?
また来季のグランプリシリーズ大会開催権をロシアから剥奪することを検討し、カレンダーから外す予備決定がなされたと。
ISU理事会が各国連盟に4月18日までにロシアに対する立場を表明するよう要請
国際スケート連盟(ISU)の理事会が、4月18日までに、ロシアに対する立場を表明するよう各国連盟に求めたと、事情に詳しい関係者がマッチTVに語った。
ISU理事会は4月12日にかけて開催された。この会議では、ウクライナ情勢と、それがISUの機能にどの程度影響を及ぼすかを評価した。ウクライナ情勢を理由にロシア人選手を追って通知するまで出場停止とする、以前発表された決定を確認した。また、特にロシア側がスポーツ仲裁裁判所に提訴していることから、さらなる明確化が必要であることも確認した。
緊急事態におけるISU会員および、個人の権利の停止を認める規則104の新しい17項について、4月18日までに意見を表明するよう各連盟に求めている。ISUカレンダーの国際大会におけるロシアとベラルーシの出場停止について投票することが提案されています。これはチームと役員の両方に関係しています。現在の状況は緊急事態として認識され、既存のISUのルールでは規定されていないことが指摘されています。
また、ISUメンバーへの手紙の中で、2022年の議会でロシアとベラルーシからの候補者を許可しないようにという呼びかけがあります。
次回のISU理事会は4月24日にオンラインで開催され、これらの問題に関して各連盟から寄せられたコメントを評価する予定です。
※参照:Match TV
4月冒頭に行われたISU理事会での議論内容について、公式(ISUコミュニケーション)からはまだ何もお知らせがないのだけど、
さすがマッチTV、もうすでに事情に詳しい関係者から情報を得ているのね笑
少しややこしいので簡潔に整理すると、
今現在のロシアとベラルーシの出場停止は緊急事態なので、既存のルール規定にはない。だから新しいのを作ったから、各国の連盟への意見を求め、最終的に投票で決めますよ!
ということよね。
これロシア寄りで、ラケ爺のご機嫌取ってるバルト三国(爺の役員年齢上限引き上げを提案)は出場停止に反対するかもね。
もし仮に、フィギュア界だけがロシアを特別に出場させますってなったとしても、世間が認めるのかしら?汗
規則の新しい条項の文面についても、マッチTVは情報をゲットしているそうよ、スパイか!笑
少し長いので、こちらも簡潔にまとめると、
ISUは各国連盟の加盟を停止し、その代表からISU主催の大会に参加する権利を一方的に剥奪することができる。
※参照:Match TV
どうせなら、他国のスケーターやISU国際大会についてメディアを通じて、
ボロカスに非難するロシア重鎮らの口を塞ぐルールも加えてくれないかしら!?
さらに、
ISU評議会、来季のグランプリシリーズの開催権をロシアから剥奪を検討
ISU評議会で、ロシアから2022/23シーズンのフィギュアスケート・グランプリの開催権をはく奪する問題を検討したと、マッチTVが事情に詳しい関係者の話として伝えている。
この問題は、4月1~2日に開催された理事会で採決にかけられた。予備的な決定として、2022/23シーズンのカレンダーにロステレコム杯を記載しないことが決まった。
ロシアステージをカレンダーから外すという決定は、緊急時にISUメンバーや個人の権利を停止することを可能にする、規則104の新しい17項によるものだ。
※参照:Match TV
ウクライナ情勢が主な理由になっているけれど、ドーピング問題一体どこいった!?(RUSADAの調査完了は8月、、、)
ドーピング使用している国ではグランプリ開催権剥奪しますよ!ってだけでも、十分な理由になると思うけど。
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ロシアに対してのISU新ルールの話はこれぐらいにして、
競技内容の「ルール改正案」について。
・ショートプログラムの名称を「技術プログラム」に変更。
・「技術プログラム」では技術点が全体の60%、演技構成点は40%。フリープログラムでは逆に演技構成点が60%。
・両プログラムの演技時間を3分30秒とする(現在のシングル・ペアのショート演技時間は2分40秒、フリーは女子は3分50秒~4分10分)。
※SPUTNIKより一部引用
ツイッターでショートフリー演技が3分30秒になるなどの改正案が話題になっていたけれど、
このソースは2020年時点での改正案で古いものなので、注意が必要よ!
ISUから来季以降のルール変更などの提案がまとめられた議事録を、(ブログでも取り上げているわよ)
ロシアマッチTVが今年2月に報道していた内容のものでは、
・シニア年齢制限の段階的引き上げ案(ISU)
・世界フィギュアスケート選手権に予選導入案(ISU)
・ヨーロッパと四大陸選手権に「ジュニア」カテゴリー大会を追加案(ハンガリー)
・国際スケート連盟(ISU)組織役員への立候補資格の上限年齢を75→80歳に引き上げ案(エストニア、ラトビア、リトアニア)
・スケーターの海外移籍に際して、ルール厳格化案(ロシア)
・フィギュア採点の演技構成点に新コンポーネント導入を提案(ISU)
※()は改正案の発案国
6月のタイプーケットでのバカンスISU評議会で、話し合われる改正案については以上のものになりそうよ。
情報が錯綜しているので、いつの時のソースなのかをしっかりと見極めることが必要よ。
それでなくともISUはルールをコロコロ変える組織だからね。
そしてISUは、4ルッツ、4フリップ、4ループの基礎点を同じにする決定を、「新型コロナウイルス感染拡大の影響でアイスリンクと練習の再開が遅れていることに配慮する」理由で保留にしていたけど、
これは来季適用されるのよね!?
AI導入も本当に検討されるのかしら、、、
それでは皆様、本日もどうか良い一日をお過ごしくださいね。
☆合わせてお読み頂きたい
ついに出た!ルール改正案と羽生結弦の演技を海外メディアはどう伝える? - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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View Comments
オネエさま、
ISUに関する早い情報提供をありがとうございます。
ISUについての政治的な動きを的確に追っていらっしゃるところが、オネエさまのブログ記事の視点が他のフィギュアブログとは違うユニークなところでは?、、といつも大変感心&強く感謝しております。
バルト三国(エ&ラ&リ)はNATO加盟国なので、ウクライナのバックについていると思われます。
なので、現実の政治の力がフィギュア界に及ぶのであれば、ISU内におけるバルト三国のラケルニク氏に対するゴマすりも終了するのでは?
「スポーツは政治とは無縁であるべき」←これは理想論であって現実はそうはいかないことは明白なので(W杯2022も人権問題抱えるカタールで行なわれますし。)
御年70代後半でいらっしゃるAlexander Lakernik氏。Vladimir Putin氏も今年70代という年齢におなりになります。確か2016年世銀のデータによれば、ロシア人男性の平均寿命は63、4才くらいで先進国の中ではかなり
追:すみません、途中で送信してしまいました。
確か2016年世銀のデータによればロシア人男性の平均寿命は63、4才くらいで先進国の中ではかなり低かったんです(ロシア人女性はさほど低くありませんでした。ロシア人男性の寿命が短い理由はアルコール摂取&喫煙にあると推定されていました)
勿論、他人の不幸なんて願いませんが、でもふと考えてしまうんですよね、、ラケルニク氏にしろプーチン氏にしろ実際のところ健康問題はどうなのかな??って。なにしろバイデン氏の高齢ゆえの健康問題もネット上では色々囁かれていますから。。
>チェリー様
チェリーさん、こんにちは!
たしかに、バルト3国のラケ爺存続案は、ウクライナ情勢の前のものですからね。この状況では、却下せざるを得ないでしょうね。高齢だからどうとかではなくて、とにかく凝り固まった上に利権絡みの役員は除外してほしいです。