羽生結弦展2022に出品するスポーツフォトグラファーの田中宣明さんと、写真家の能登直さんとの対談2回目が公開に。
今回スペースの都合で、どうしても会場展示ができなかった田中氏の作品2点が、解説付きで紹介に。
ファンもまだ見たことのない写真や、非の打ちどころのないスタイルが活かされた写真が!
田中「みんなの愛を抱きしめている」
田中「まず最初は、2018年のファンタジー・オン・アイスの写真です。フィナーレ終わりで、僕はバックヤードにいました。
ゆづの登場が最後で、さらに続けてやるから。フィナーレも人一倍一生懸命でしょう。だからヘロヘロ。その状態で帰ってきているところで、こっちから『あれして、これして』って頼めないんですよ。ほかの選手なら続いて登場してないから、ちょっと止まってもらって、笑顔をもらったりするんだけど、ゆづに関しては、そこでは止められないんですよ。
彼の意思で止まるか、通り過ぎるか任せているんだけれど、この時は、自分からこうやってくれたんですよ。自分は初めて見たシーンで、何をしてるのか、ちょっと分からないけれど、こんなシーンあったかなと思って。みんなファンの方、見たことないから、これちょっと使いたいと思ってたんですよ。これ大判だったら本人より大きく見られるじゃないですか。だから、いいかと思ったんだけどなー」
ー(汗)
田中「みんなの愛を抱きしめているとか、そんな感じかと思ってました。公演終わりで、みんなに見てもらって、拍手もらって、ありがとうって、やっているのかなと。みんなの愛をもらって、というポーズなのかなと、ちょっと思いました。それをゆづが表現しているなら、ゆづが『ありがとう』って、みんなに言ってるよと披露してあげたいなと思ったのです。残念ながら選ばれませんでしたが(笑)」
田中「非の打ちどころなのないスタイル」
田中「次は2019年のトリノのグランプリ(GP)ファイナルのOriginですね」
能登「田中さんの横で撮ってます。私は縦位置です」
田中「これトリミングしてないんですけど。ビタビタにはまったんですよ」
能登「これがすごいんですよ!」
田中「たまたまです。(ギリギリで)危ないんですよ、本当に」
能登「田中さん多いんですよ、ノートリミングでビタビタ」
田中「イナバウアーなので、そこそこ撮れると思うんですよ。カメラ振っていけば。(ギリギリで)危ない、危ないって、撮ってすぐに確認したぐらいですよ。今のカメラ偉いんで、顔にきちんとピントが来てるので、使えると思って。これは単純に、ゆづのスタイル、形。これは非の打ちどころがないですよ。ラインから指先から、これは大判で見せたら相当だったなー」
能登「ファンは、これ大きく見られないんですか、ってねー(笑)」
田中「ファンは釘付けになりますよ。『あーっ!』て言って。これがいいのは、筋肉の力が入っているところが見えるからね。イーグルだとそこまでは、筋肉が盛り上がらないと思うけど。イナバウアーは踏ん張りもあるし、反っているから筋肉が出て見ごたえがある。ただ、(今回展示される)「クリスタルメモリーズ」の角度も普通じゃないんで、ゆづのスケートのスキルがさらに進化しているというのは、あちらの方が分かりやすいんで《正解》だと思います」
―ですよねー!
田中「だけど、絵としては、大きいので見たかったなぁーと(笑)」
※美術展ナビより一部引用・出典
会場展示されない貴重な作品を、今回の対談で見ることができて嬉しい!
「みんなの愛を抱きしめている」これは初見よね。
そして「非の打ちどころのないスタイル」。まさにこれぞユヅ!という美しさが詰まっている。
今回展示される「クリスタルメモリーズ」の角度も普通じゃないというので、今から楽しみだわ。
世に送り出されない作品の方が、カメラマンは圧倒的に多いはずだけど、
そのような中からこだわりの作品を集めて、いつかウェブ展覧会でもやってくれたらなあと。
☆合わせてお読み頂きたい
想像を超えるスケーター!羽生結弦の魅力を語るカメラマン対談が興味深い - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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おねえさま このお二人は、羽生さんの希有な才能と早くから出会い その進化と覚醒をずっと見守って来られたわけですよね。 お二人のピュアで暖かいお人柄も素晴らしいです。 羽生さんも このようなかたたちと出会えて本当に良かった。 たとえアンチが束になってかかってこようと 本物の真心には、かないませんよね。アンチも誹謗中傷も 無知な迷いの心の産物だと私はおもいます。 とにかく羽生さんの凄いところは、カリスマ的な魅力や類い希な才能だけではなく プラスアルファ-、つまり、無限の向上心があるところです。 百年に一度の天才が誰よりもスケオタで、誰よりも人間として成長することに貪欲なんですものね。どなたかが、そうおっしゃっていました。
私は、かつて彼のノービスの能登さん?のワンショットに 天才ならではの狂気を感じて 戦慄を覚えました。きっと凄いことになる! 日本にこんな子が!なんて。 が、あくまでも 日本スケート全体スケオタの立ち位置でしたよ。
個人的に本当に墜ちたのは少しずつで 多分彼の生き様の過程を見ながらです。 壮絶なスケート人生を乗り越えながらもぶれない向上心に 気付いたらもう どっぷりでした。
だからこそ、才能如何に関わらず そういう熱意というかフィギュアスケート愛という熱量を後輩さんたちには受け継いで欲しいと思っています。 へぼ採点や 三文芝居の姑息な筋書きなんて 本当に不要なんですよね。 そこに愛があれば 自然に盛り上がるし、人気も自然発生するものではないでしょうか?
オネエさま、ごぜんさまです。
なんだか目が覚めて鈴カステラお供にお茶をすすってるわよ!
それにしても素敵なお写真にあたし萌え萌えキュン!(古っ)
なんだかハッとなって目がさらに冴えてきたわ。砂漠でそろそろ行き倒れそうだから、こういうので生き延びなきゃ。
早く結弦展行きたいわ。そういやあたし、パリ散の衣装の生地手に入れたからシュシュとマスク作ったの。会場でそんなのつけたおかしなふたり組いたら、あたしとカムチャッカひでをだからオネエさま声をかけてくださいな!