世界ジュニアの女子シングルが終わり、米国のレヴィトがフリーでは2位ながらもショートのリードを守り、世界ジュニア女王に。
2位につけた韓国のシン・ジアはジャンプで高いGOEを積み重ねて、フリーではレヴィトを上回るスコアに。
プルシェンコが自身のショーで、セメネンコ選手が頭部を強打し転倒したことについて、コメントを出したわよ。
妥当なジャッジ採点か?世界ジュニア女王と2位スケーターの差とは?
【女子ジュニア総合順位表】
【女子ジュニアフリー順位表】
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米国のレヴィトがフリーでは2位、ショートの貯金もあり世界ジュニア女王に。
彼女のプロトコルを見ると、
ジャンプ、特にコンボでのGOE加点が低いのに比べて、演技構成点では表現力の部分で高い評価を得ている点で、妥当な採点がされているなと。
全体的にジャンプはやや詰まり気味で流れがない。繊細で美しい表現力と比べるとやや雑にも見えてしまう。
2番目に跳んだ単独のトーループは、今後クワドにするのかしら?
彼女は高難度ジャンプよりも、演技全体の完成度を高めていくタイプのスケーターになっていくでしょうね。
同じ米国で言うと、ひと昔前のミシェル・クワンタイプ。
今後同年代のスケーターが高難度ジャンプを入れてきた時に、彼女は今跳んでいるジャンプの質を高めてGOEを獲得していく必要があるでしょうね。
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フリーだけではトップのスコアになったのが、韓国のシン・ジア。
これぞジュニアと言った(良い意味でよ)軽やかさと質の高いジャンプ。
ルッツではふわっと浮き上がり、着氷の後の流れが途切れない。
レヴィトと比較すると、ジャンプのGOEで「差」を付けているのがよくわかる。対照的に演技構成点ではレヴィトがパフォーマンスや、音の解釈が上回り、表現力に長けている。
技術と表現力が拮抗して、ふたりのスコアも僅差。これこそがフィギュアスケート本来のあり様ではないかしら?
まだクワドが女子に入ってくる前の時代を思い出したのよね。
ここにもしロシア勢が参入していたら、アカチエワなどが圧勝で表彰台を独占していたでしょうね。
日本勢は、3Aや4Tに果敢に挑戦し、惜しくも転倒してしまったけれど、
今大会高難度ジャンプがなくとも表彰台に入れることを踏まえて、演技全体の質を高めてジャッジにアピールしていってほしいわ。
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プルシェンコ、自身のショーでセメネンコ選手の転倒に反応「偶然の問題」
アイスショー、チャンピオンズ・ユニオンを主宰するエフゲニー・プルシェンコは、エフゲニー・セメネンコが4回転ジャンプから転倒し、氷に頭を強く打ち付けた競技について、次のように述べました。
セメネンコは担架でアリーナから運ばれ、最寄りの17番病院に搬送されたが、意識を取り戻した。医師は脳震盪を起こしたと診断し、複数の打撲傷を発見した。
「氷のような照明も最高でした!落下は偶然の問題だった。 サッカー選手はピッチに入ると足をひねったり、骨折したりする。あるいはホッケーではそうなる。フィギュアスケートはバレエだけではありません。そこで足を骨折する人もいるし、スポーツ選手も怪我をする」
転倒の直後、プルシェンコのプロデューサーで妻のヤナ・ルドコフスカヤは、会場のアイスパレスの照明に不満を述べ、セメネンコに続く他のスケーターに4回転ジャンプを控えるように忠告した。しかし、チャンピオンズ・ユニオンの主催者はすぐに公式声明を出し、光の加減や氷の質が悪い(観客が氷のすぐ上に水たまりがあるのを写真に撮った)というコメントを否定したのです。
※参照:TELESPORT
セメネンコの脳震盪が発表されてから、その後は彼の容態についての情報はないけれど、
プルシェンコとヤナの言動を見ていると、なんか自分らのショーに傷をつけたくないことを最優先にしているようにしか感じられないのよね。
確かに偶然起きてしまった事故であるとは思うのだけど、その場凌ぎの対応がするわ。
☆合わせてお読み頂きたい
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愛のオネエサロン
オネエさま☆いつもありがとうございます!
レヴィトはけっこうノスタルジックな顔立ちなのですね!
オネエさまが先に上げて下さったショートの記事のお写真とは大分イメージが違ってびっくりしました!ショートの衣装素敵♪フリーのもなかなかインパクトがありますね、東欧みたいな。歯はこれから矯正なのかしら、、アメリカでしかもフィギュア選手で珍しいですよねぇ…?なんて余計なお世話ですが!
彼女の表現力は、美しいポージングの写真だけでも伝わってきます。あぁ、そこに綺麗なジャンプがついたら素敵なのでしょうね…(><)
>こけもも様
こけももさん、おはようございます。
レヴィト、歯は矯正中のようですね。表現力が豊かな選手なので、
王道のクラシック曲をシニアで滑っていくのではないでしょうか。