野口氏による、待望の羽生結弦単独インタビュー第2弾。これまでの4Aへのアプローチの変化、理想のジャンプについて。
彼の言葉を忠実に、そして心情を汲み取りながらも、ジャンプ技術の分析力が素晴らしいわ。
かつてクリケットクラブで、羽生結弦と共に練習し、同じ時間を過ごしたコンラッド・オーゼル選手が思いを語っているわよ。
同じ土俵にいる必要はない!羽生結弦単独インタビューで理想の4Aを語る
「最終的には、他のジャンプと同じ、僕のスイートスポット(ここが最も心地よいという理想的な回転軸)。でもそれが答えなのかどうか、僕のアクセルに対しては分からないというのが本音です。僕のスキッドしない(離氷前に回転させない)アクセルの場合は、そこが答えじゃないかもしれないので。そこに近いかたちだけど、僕のアクセルとして一番回転が速く回るところというのを探していって、それを最終的に掴みきれればいいのかと思っています」
一部の選手は、左足のエッジで氷を削るように横滑りさせることで、氷から足が離れる前に90度近く回す「スキッド」という手法を使っている。しかし羽生はそのアプローチは選ばない。飛距離のある美しいアクセルで4回転半を回し切ることこそが、「羽生結弦の4回転アクセル」であり、そして「理想の羽生結弦」なのだ。
プロ転向を経て、なぜ4回転アクセルに挑むのか。改めて分かったのは、羽生は「4回転半の世界初の成功者」を目指していたのではない、ということだ。もちろん最初のうちは「初成功」という、世間からの評価も視野にはあっただろう。彼ほどの習得力があれば、離氷前に回転させるスキッドの技術を取り入れれば、4回転アクセルの成功を早々に掴むことが出来る。しかし羽生はそこをゴールにしなかった。
4年間、孤高の探求を続けていくうちに、アクセルは自己との対話の時間となった。だからこそ、他人と競い合い、他者から採点されるという競技の場ではなく、プロの場を選んだ。そこでこそ、理想の4回転アクセル、理想の羽生結弦を求め続けることができるからだ。
「とにかく難しいのが4回転アクセル。だからこそ面白いです。うん。面白いです」。
最後に二度、「面白いです」と繰り返す。この4年間、4回転アクセルを語る時に背負っていた、焦りや孤独感は消えていた。4回転アクセルと戦うのではなく、4回転アクセルから幸せをもらっている。そんな笑顔をしていた。
※Yahooより一部引用
野口氏による、羽生結弦単独インタビュー第2弾。
これまで挑戦してきた4Aへのアプローチ方法の変化、そして自身が目指す理想の4A、そして4Aから幸せをもらっているという話まで、
彼の言葉を忠実に、そして心情を汲み取りながらも、プロ転向してどのようなスケートを目指していくのかの分析力が素晴らしいと感じたわ。
ぜひお時間ある時に、全文を読んで頂きたいのだけれど、これまで羽生結弦がアプローチしてきた方法をまとめてみたわ。
・2019-20シーズン
まずは3Aをどれだけ高く跳べるかどれだけ高く飛べれば4回転半を回りきれるのか。成功するために必要な高さをまず知り、ハーネスを外して、その高さへ自力で到達していくというアプローチ
・2020-21シーズン
力を使い高く跳ぶ限界を感じ、今度は速く回すという段階へ。どれだけ早く軸に入れるのかということになりました。その理想的な回転軸に入るためには、どういう技術を使うのか
ややスピードを落とした助走から、真上に近い方向に跳び上がり回転軸を作るという跳び方で、一番回転が速く回るスイートスポットを探していって、それを最終的に掴みきれば。
スケーティングの力を使って、踏み切りで空中に浮く時に、もっとフワっと浮く力が働かないといけない。
まずは軸をしっかり作った上で、空中へのアプローチをしていく、北京五輪のジャンプにプラスアルファへ。
彼ほどの習得力があれば、離氷前に回転させるスキッドの技術を取り入れれば、4回転アクセルの成功を早々に掴むことが出来る。しかし羽生はそこをゴールにしなかった。
きっちりと最後にスキッドジャンプは、羽生結弦が追い求める理想のジャンプではないと否定してくれているところに、
何度も頷いてしまったわ。
同じ競技という土俵で、スキッドしたアクセルが、ジャッジに減点されるわけでもない評価の世界で比べられる必要など、もうないのよね。
それに彼はあるとあらゆるタイトルを取ってしまったわけだしね。
とことんこれからは何も縛られるものがない自由な世界で、自身の追い求める理想の4Aを突き詰めてほしいわよ。
これからも彼の4Aへのあくなき挑戦を見れる我々も幸せだわ!
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羽生結弦 最新撮り下ろし&インタビュー
トロント・クリケットクラブ時代、オーゼルは羽生結弦と同じリンクで練習する機会に恵まれた。彼と同じ氷の上で練習したことは、一生忘れることのできない経験だったという。
「彼は史上最高の選手だと思います。このスポーツのために多くのことを成し遂げ、何年もの間、私は彼と一緒に練習することができました。氷の上でも外でも、彼がいかに偉大であるかを知ることができ、とても光栄でした。一つの時代の終わりではありますが、彼がフィギュアスケートにもたらした貢献に対して、私やスケート界全体が彼に感謝していると思います。
新しいトレーニング環境には満足しているが、クリケットクラブのスケーターたちやトロントの他のスケート仲間に会いたい。トロントに帰ったら、必ず遊びに行くことにしているんだ。エドモントンでは新しい友達ができているので、ここでは寂しくはないのですが、トロントの友達がいなくなるのはとても寂しいです」
※参照:ifsmagazine
一緒のリンクで、同じ空間で過ごしたからこその貴重な経験を語ってくれたオーゼル選手。
また素敵な思い出があったら、ぜひ聞かせてほしいわよね。
☆合わせてお読み頂きたい
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愛のオネエサロン
野口の記事見て別人が書いた記事だと一瞬思ってしまいましたが
すごくまともで最後まで退屈せず読めました。
田村にしてもプロ転向した途端、ゆづに対して記事がまともになりました。
皆、伊東にどれだけ忖度してたのよ〜。
でも、ゆづがプロに転向したから問題は全て解決という訳では無いです。
スケ連にはソルトレイク時代のように貧乏になってもらわなきゃ
事情できないでしょう。
なので、ミラノの次の五輪に出そうな選手で真央、羽生に続いて、3人目の
犠牲者が出そうな火種をチョイ感じているので、ミラノ世代は個人的に
スルーでいく方針です。
おねえさま、こんばんは!しゅうくりいむです!僕が北京五輪のをを見たときに抱いた感想を聞いていただけると嬉しいです。(4aメイン)僕はニュースで北京五輪初日の練習での4aを見ました。全日本ではスリーターン→チェンジエッジ→4a。北京ではカーブから4a。スローで見たかったのでその後youtubeに上がってた動画をリピートで見ました。やや回転は足りていなかったけど、まず思ったのが「回転速い、軸細い、美!!」1ヶ月でここまで進化するものなのか、と。ショートの8日は学校だったので、授業中もずっとソワソワしてました。あの悪夢のロンカプ。家に帰って速攻で録画を見ました。もうショックでショックで、友だちと遊ぶ約束をしてたんですがショックすぎて忘れちゃいました・・・未だにフルでは見れなくて、美・4−3タノのところから再生して見返してます。翌日の練習ではめちゃめちゃ気合入れて練習してました。ヘルシンキのときはブライアンがストップをかけてくれましたが北京ではブライアンがいない。案の定、4aを片足で降りに行って転倒。ネットニュースで羽生さんが右足痛めたって出てたのでフリー大丈夫かと思ったけど、最高の天地様を見せてくれました。4aは、9歳のちびユヅと同じ跳び方で、一緒にチャレンジしに行きました。今までにないくらい、速く、高く、長いジャンプ。「羽生結弦のアクセル」を北京のリンクに刻んだ。このアクセルを最近見返して思ったのが、これはもしかしたら内村さんのアドバイスを参考にしたアクセルでもあるんじゃないかって。全日本前のSparkで内村さんが4aに対してアドバイスをしてましたよね?「体操の場合は上半身きっかけ。上半身をもうちょっと早く捻れたら下半身がブンってついてくると思う」。あれに対して、羽生さんは「軸が作れている状態をもっと自信を持って、確実にできるようになったときに更に回転をかけるにはどうしたらいいかって言ったら初期の回転が必要。陸上で本当に調子がいい時はできる、グンってなる感じがしたので使えるんじゃないか」初期の回転、つまり回転軸を早く作るということ。そこで、北京のアクセルを見てみると、遠心力をつけるために後ろに引く腕がちょっとだけ曲がってるんですよね。2019年のトリノファイナルの4aは腕をピーンと伸ばして引いている。トリプルアクセルとかもそうですよね。でも北京は速く胸で手を組むためにあえて曲げているような気がしたんですよ!(あくまで憶測です、おねえさまなりの意見くだされば嬉しいです!)ちびユヅと、内村さんのコラボレーション4a。最高の舞台で最高のアクセルが跳べて本当に良かったし、そのアクセルを見ることができて本当に幸せでした!これからも理想のスケートを追い求める彼の姿を見れることを楽しみにしてます。flyhigh yuzuru!
長文大変失礼しました!最後まで読んでいただけると嬉しいです!
オネエさま、こんばんは。
羽生さんのYou Tubeでの4Aを見たとき、あまり助走をつけずに跳んでいるなと思いました。これ、もっとスピードを出して助走つければ跳べるのでは、と素人考えでいたのですが、野口氏の記事を読んで
腑に落ちました。スピードをつけて跳ぶと、高さより、飛距離が出て、頭から落ちる危険性があると。北京で、これ以上にない4Aを跳べたと羽生さんは語っていましたが、今はさらに、これまでに培ったスケーティングスキルでフワッと浮上すら感覚を取り入れようとしています。どれだけ向上心が高いのでしょう!高さと、早い回転を出すために、軸作りに2年もかけて試行錯誤しながら努力し続ける姿に、感動しつつ、いつまでも応援したいと思いました。これからは、誰かと比べられず、理不尽な点数をつけられる事なく、期限もなく、思いっきり自由にやってほしいです!
羽生さんの生き生きしているお顔を見るのが1番幸せなんですから☺️☺️☺️
いつも最新の情報を有難うございます