松任谷由実のオールナイトニッポンGOLDで、ユーミンが今一番会いたい羽生結弦が登場!
プロ転向前、強化しているのに点数に反映されなくなった葛藤や、ショーでの表現者としての追及を深く掘り下げて話しているわよ。
ユーミンの名言にも納得するものばかり。貴重すぎる対談書き起こしをまとめたので、一緒に振り返っていきましょう。
radikoアプリを入れて、早速聞き直ししたわ笑
何度も何度も聴き直して、大事なところを書き起こしていたら朝になってしまったわよ、、、汗
羽生結弦登場は、開始36:30~01:37:00まで。
43:00~
ープロに転向する前に葛藤はあったか?
ユヅ:「スケートにとっていろんな部分を強化してきたのに、点数に反映されなくなってきた。なんでこんなに頑張ってるのに目に見える成長が見えないんだろうという葛藤があった。
今もまだまだ上手くなってるという実感がある、体力的にも。競技の枠組みを超えて、採点という評価がお客さんに投げられてる。ある意味では評価の最高地点がないので、演技が良いと言ってもらえるのが一番嬉しい。プロの世界に入って自分が目指したいものを目指していけるのは自由であり、プレッシャーもあるがやりがいがある」
ユーミン:「エンタメに限界はないものね」
ユヅ:「一番届けたいと思い始めたのが強い。自分の演技へのこだわりだったり、ジャンプから感じる何かしらの感情があり、柔らかいジャンプをした時の滑らかさだったり。体幹を意識したり体をブレないようにしたり、そういうところをちゃんと感じて頂ける場所にいきたいなという気持ちもあった。
競技のひりついた感覚込みで、僕の演技の本意だったり、伝えたいストーリーを再現しなくちゃいけない」
51:20~
ー「春よ、来い」はどうして選んだのか?
ユヅ:「自分の親がユーミンさんのことをめちゃくちゃ好きというのもあるんですけど、震災・災害に関して運命を感じざるを得ないところがあり、滑りたいと思った」
ユーミン:「24時間テレビで演技を見た時に、言葉にならないけれど特別なものを感じた。災害についても、自分がそこまで思いが及ばなかった事も、ユヅ君のお陰で気付けた」
ユヅ:「自分が失ったものはない。自分が無くさなかったからこそ、無くなってしまったものを持ってる方々に対してどういう風に触れて、どういう感情で接して、寄り添って行けばいいのか、本当にいろいろ考えながら過ごしてきた。自分の演技と『春よ、来い』が密接にくっついている感情です」
01:01:00~
―北京五輪について
ユーミン:「2月10日のフリーで、4位が決定した時に感動した。さっき話してきたことですごく納得したのは、フィギュア競技に収まらないところにユヅ君はいっちゃってて、その中での演技だったからだった」
ユヅ:「完璧な僕じゃなくて良いんだって。4位という順位で評価をいただける、感動していただけるのが、プロになって表現を極めていける原点になっている気がします」
-4Aが世界初認定となったが?
ユヅ:「今まであんなに苦しい思いをして、あれだけいろんなものを犠牲にして何のための日々だったのかなって思ったんですけど、(世界初認定
)の言葉を聞いた瞬間、神様って捨てたもんじゃないなとちょっと思いましたね」
ユーミン:「その時のパフォーマンスに本当に感動してツイートしたんですよ。それがニュースになってひょっとしたら現地のユヅ君に届いてるかな?」
ユヅ:「届いてました、速攻でそのツイート見てめちゃめちゃ嬉しくて」
ユーミン:「うれじい~!うれじい~!笑 キザだけど名文だったでしょ?『強靭」という言葉が日本人の美を一番表してると思ってるのね。強くて、しなるところが日本人の美意識だと思って、なんとか言葉に留めたいと思った」
ユヅ:「自分の演技の中に『しなやかさ・しなり』が必要だったので、『天と地と』で『強靭』というテーマもあるのかもしれないですね」
ユーミン:「可視化できるものじゃないところに美しさがあるんだなと思って」
ユヅ:「実は言葉ひとつひとつを掘り下げていくと、そんなに狭いもんじゃないだなって最近感じる。みんながいろんな背景や価値観があるから、いろんな風景が見えて、そこに表現が生まれるんだなと考えると、楽しいし、僕は一番嬉しい」
ユーミン:「北京五輪のエキシビジョンでひょっとして、は、春よ来いをやってくれる、、、?」
ユヅ:「北京五輪に出るって決めた瞬間から、今回は『春よ、来い』で締めるんだって決めてました」
ユーミン:「ヤッター!笑」
1:11:10~
―アイスショーについて
ユーミン:「基本(アイスショーで)他のスケーターと違うと思う?」
ユヅ:「出し切っちゃい過ぎちゃいます。命がけでやるからこそ僕の良さもあるので、そういう意味では人と違う」
ユーミン:「こういうショーをやってみたいという夢はある?」
ユヅ:「自分が表現したい世界であったり、フィギュアスケートというちょっとわかりづらい表現達を、もっと映像や演出を含めて全部見えるようにしたい。その上で皆さんの中の価値観、背景に合わせて意味が生まれたら嬉しいなと思ってます。
1人で滑っているだけではわからない、映像や演出が含まれてやっと見えてきた世界、手がかりを頂けた世界からいろんなものを感じてほしい」
ユヅ:「プロローグはプロ転向して、会場を押さえてから4ヵ月なかった。VTRはほぼ自分で作りました。自分でいろんな素材を見つけてきて、動画を1~10まで全部作り直して、実際ショーの当日までやってた。ここが伝わらないと自分の演技の意味が変わってしまう。大変でしたけど、楽しかったです」
01:22:00~
―ユヅ君から聞いてみたいことは?
ユヅ:「物語書きたいなあとかプログラムを作る時にどんなテーマが良いか考えるため、今、言葉を書き溜めています。ユーミンさんは言葉が出なくなった時、無理やり絞り出して上手く行ったことはありますか?」
ユーミン:「自分で埋蔵量はすごいなって最近また思いました。50周年展覧会の為の材料を探しに、空き家の実家にがさ入れに行ったら笑、自分でも忘れてたんだけど、すごい読書量だったなと思って」
ユヅ:「僕の場合、全然本とかはほとんど読まなくて、どちらかというゲームや漫画の方が好きなんですけど、自分の中から出てくる言葉って、自分が感銘を受けたものから出てくるんだなって。」
ユーミン:「感銘することが大事だよね。世界中の人が使ってる言葉があるけれど、その音律でその感情でしか表現できないものはオリジナルだと思う。自分に新鮮であることが大事だと思う」
ユヅ:「自分に飽きるときもある。わかった、もうその気持ちとか。プログラムの方向性割と似通ってたりもする。もっと違うものを出そうとしたい。でも違うものを出そうとすると上っ面だけで、自分の魂からの叫びにはならない」
ユーミン:「過去にやっちゃったじゃんてものの中に、新しいものがあったりするのよね」
01:32:00~
ー今までのパフォーマンスで、これぞ自分で印象に残ったというプログラムは?
ユヅ:「一番は9歳の全日本ノービス選手権で、優勝した時の演技は未だに忘れないですし、なんだったら一番上手いんじゃないかなって思ってるぐらい好きな演技ですね。
あとは2020年全日本選手権でのフリー『天と地と』。自分がそこにいて、自分のままで物語を完結するぐらいの気持ちがあって、気持ちよかったですね。そのままでいいっていうか、悟りじゃないですけど『無』でしたね。そこにある自分をそこに置けば演技になる、そんな感覚でした」
ユーミン:「圧倒的だもの、あなたは。もうフォルムから違うんで」
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夢だった五輪2連覇をついに達成した羽生結弦。
さらに理想のスケートを求めて、境地を目指す王者の道のり―
「究竟(くきょう)」とは、「究極に達すること」、仏教用語で「無上」を意味します。
度重なる怪我に苦しみながら、66年ぶりの五輪連覇を果たした羽生選手。
その後もストイックに技術と芸術の融合を追い求める姿を、第3弾では描きます。
※ 限定版と通常版はカバーのみが異なります。
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羽生結弦とユーミンの有意義な対談。本当に興味深くフィールドは違えど、エンターテイナーとして目指す共通点もあったような話だったわよね。
本当にあっという間よ。
ラジオの放送が終わって、そこから7時間繰り返し、巻き戻っては大事な言葉を聞いてそれを書き起こしてきたけど、気付いたらもう朝だわ!みたいな笑
羽生結弦の表現者としての「深さ」というものを改めて知り、最後ユーミンの「圧倒的だもの、あなたは。もうフォルムから違うんで」という言葉に首がもげるほど頷いたわ笑
こんな表現者としても技術を極める者としても、ここまで深く追及するスケーター他にいないわよ!格が違い過ぎる。
そして競技者として、いろいろな部分を強化し自分でも上手くなっているのを実感していたのに、点数に反映されなくなったと。
ISUはフィギュア競技界にとって、本当に大切な逸材を逃したことをこれから後悔しても、もう遅いわよ。
皆様「radiko」のタイムフリーは、再生開始から24時間のあいだに3時間まで無料で聴けるシステムになっていますが、
一度アプリを削除して、再び再インストールをすると(会員登録せずに)リセットされ、再び3時間聴くことができます(内緒よ)。
ユーミンのツイートを知ってもらい「うれじい!うれじい!」ってはしゃいでる声に、ユーミンもただの一ファンじゃない!と思ったわ笑
そしてNHK紅白歌合戦では、特別企画として松任谷由実 with 荒井由実の出場が決定。ユヅとの再演も喜びをツイート。
最後まで聴き心地が良くて、羽生結弦のみやびやかなひと刻でも常に感じていたけれど、ラジオレギュラー化して!
先日足を運んだ報道写真展2022の帰りに食事で寄った、パレスホテルのツリーよ。
それでは皆様、どうか素敵なクリスマスイブをお過ごしくだいね。
わたしは寝ます、、、涙
☆合わせてお読み頂きたい
思わぬミスで大混戦の男子ショート!全日本フィギュアと羽生結弦ラジオ出演 - 羽生結弦好きのオネエが語るフィギュアスケート |
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View Comments
オネエ様、こちらがしあわせな寝落ちしている間にありがとうございます。元気に起きて、ブログ見せていただきました。声を思い出して、さらにしあわせになりました。
おはようございます!
オネエ様私達が寝落ちしてる間に、膨大な量の書き起こしありがとうございました。
本当にゆづ君の声は甘く優しく、話す内容は知的で素直で聡明で、ユーミンが言っていたように、一言一句逃すまいと聴き入ってました。隣で夫は猫のように息を潜めて(音を立てると私に怒られるので)同じく聴き入ってました。笑
一流通しの貴重な対談が聴けて感無量、また、何かの機会に対談して欲しいですね!
年末年始のゆづ祭り、こんなに幸せで良いのかと……プロ転向万歳、ついでに言うと、giftのチケットが当たったら万々歳です。
オネエ様、本当にお疲れ様でした。ゆっくりおやすみくださいね。
オネエさま
早速のラジオの書き起こしありがとうございます♡とても聴き応えありました。
ユーミンの仰る「圧倒的だもの、あなたは。もうフォルムから違うんで」という言葉、もう皆頷いたと思います。本当に心から納得です!大晦日の紅白も誰が出るのかは知らないのだけど羽生くんが審査員として出場すると知ってまたお姿拝見、お声が聞けると思い楽しみにしています。
ではおネエさま、サロンの皆様素敵なクリスマスをお過ごしください☆
オネエさま
おはようございます。昨夜のラジオは九州は無料で聞けなかったのでエリアフリーに登録して聞きました。本当にあっという間でした。羽生さんが感じた葛藤など話せる環境になったことは良かったと思います。それにしても正当な評価が得られない競技って何だろうと改めて思います。いずれにしても羽生さんはこれからフィギュア界の発展にいい意味で影響を与える存在になってほしいと思いました。オネエさま、クジ運が悪い私も東京ドームSS席が当たりました。これから楽しみです。どうか天候不順で飛行機が遅延しませんように
おネエ様
おはようございます。私はラジオは聴けないので、おネエ様が書き起こして下さった文章を有難く読ませて頂きましました。
ユ−ミンは私の世代で、昔から良く聞いたり歌ったりしていて、昔の歌を聞くとその時代の自分を思い出します。
豊かな感性を持つお二人のお話は、心に響くものがありますね。
話しは変わりますが、私ドー厶のSS席が当たりました!
外れた方の気持ちを思うと、手放しで喜べずおネエ様にも報告出来ずにいました。
でも、この奇跡とも思える幸運を心から喜びたいと思えるようになりました。
ユヅ君の大丈夫、大丈夫の声がまたは聞こえた気がしました。
有難う御座いました。
では、おネエさまゆっくりとおやすみなさいませ。
おネエさま、はじめまして。
耳が不自由なゆづ信仰者です。
皆さんがラジオ番組で盛り上がっているところを羨ましく思いました。
しかし、おネエさまの全文起こしのブログを見つけ、食い入るように読みました。
ありがとうございます。
Twitterを見る限り、もっと色々なことを話しされたようで、もっと読みたい‼️と思いました。また機会がありましたら、よろしくお願いします。
オネエさま
Merry Christmas!睡眠不足になっての文字起こしありがとう
ございました。オネエさまが教えてくださったradiko で聴くことが
できました。
羽生君が想いを吐露し質問を含め喋りまくったのは、なんだか懐の
大きい姐御に甘えている様で、愛おしく感じられました。
まだ28歳という若さなんですよね。スケート競技の世界中心に生きて
きて、誰も通ったことの無い道を歩もうとしている今、信頼できる方々
が周りにいるにしても悩みや聞いて欲しい事もあると思います。
さすがユーミンは、きちんと受け止めてくれた上でポイントでは的確に
突っ込み、求められているアドバイスを与えてくださるという、ファン
としては感謝しかないホステス振りでした。素敵な時間でした。
昨夜から情報過多で、舞依ちゃん銀、YouTube 新動画はこれから噛み
締めます。オネエさまもお忙しいと思いますが、休憩&睡眠取ってくだ
さいね。穏やかな暖かいクリスマスをお過ごしください。
たくさんの人の想いを代弁してくれてありがとうございます。わたしはユーミンのファンでもあり、夢の対談でした。年末忙しくてさらりとラジオを聞いただけで、よく理解していませんでした。確かにあなたがまとめてくださった大事な言葉たち、いまのゆづ君の行動に合点がいきました。点数を積み上げる為だけに演技するのは虚しい。フィギュアスケートが他のスポーツとは違いますから。彼は新しい絵を見せてくれようとチャレンジしているのですね。ネイサン・チェンも去り、フィギュアスケート競技は寂しくなったと思います。
いまのゆづ君にとっての9歳のゆづ君は、松任谷由実にとっての荒井由実だとこの頃考えます。ピュアで理想的な存在なのではないか。
ゆづ君を通して自分もいかに生きるか、わたし(人生の後半にいる)も探っていきたいです。
ありがとうございました。またスカッとする発信を期待しています。